和歌山市民の台所だった納屋河岸(なやがし)を再現したイベント「まちなか河岸にぎわい横丁」が10月1日まで、同市福町の市堀川沿いで行われている。納屋河岸とは、米や野菜、鮮魚などの生活物資を船から荷揚げしていた地域のこと。江戸時代には同所が荷揚げ場になっていた。
今回は、納屋河岸を江戸時代風にアレンジ。京橋駐車場に瓦屋根をプリントしたテントが並ぶとともに、ゆったりと腰を掛けられる椅子が用意されている。来場者らは、心地よい風に当たりながら、食事や歓談を楽しむことができる。
チラシを見て来場したという同市三の坂口啓二さん(74)は「風情ある昔の良い雰囲気で楽しめました。今後もイベントを発展させ、継続させてほしいですね」と話していた。
飲食ブースでは、魚介類の焼き物やたこ焼き、和歌山ラーメン、から揚げなどの販売があり、各種土産も販売。ちょうちんの絵付け体験なども行われている。
時間は26、27日が午前11時~午後3時、同5時~9時の2部制。平日は午後5時~9時。
周辺では、約5万球のイルミネーションや城下町バル(26、27日)、空き家を活用したクラフトや野菜販売、カフェなどのショップ出店イベント「マチドリ」(26、27日午前11時~午後7時)が同時開催されている。
問い合わせは市商工振興課(℡073・435・1233)。