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選管協力で本格的に生徒会役員選 伏虎中

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 来年6月から選挙権年齢を18歳以上に引き下げる改正公職選挙法が施行されるのを前に、和歌山市の伏虎中学校(藤本禎男校長)で25日、実際の選挙で用いる投票箱などを使った生徒会役員選挙が行われた。

 有権者になる前から少しずつ意識を高めようと、生徒会が市選挙管理委員会に協力を依頼して実現。全校生徒約180人が1票の重みを感じながら投票した。

 この日のために全学年各クラスから選挙管理委員を選び、名簿のチェックをしたり、投票が公正に行われるよう監視したりする役なども生徒が分担した。

 全校生徒は、体育館で候補者の演説や応援演説を聞いた後に投票。委員から投票用紙を受け取り、少し緊張した面持ちで記載台へ。会長の信任投票、副会長と書記は、候補者の中からふさわしいと思うそれぞれ2人に丸をつけ、色分けされた投票用紙を間違えないよう、各投票箱に2つ折りで投票した。

 3年生の宮坂萌々香さん(14)は「演説の内容に共感した人を選びました。投票は少し緊張して、大人になった気分。学校内だとどんな人なのか顔が分かるけど、自分が投票できる年齢になったら、演説などを参考に決めたい」、森本陽香さん(15)は「18歳になったら、和歌山や自分たちのことをしっかりと考えてくれる人を選びたい。そのために、ニュースなどから情報をきちんと得ることが大事だと思いました」と話していた。

実際の投票箱に1票を投じる生徒たち

実際の投票箱に1票を投じる生徒たち


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