産直市場よってって貴志川店(紀の川市貴志川町、岩原美儀店長)は、NTT西日本和歌山支店と㈱和歌山新報社の協働で店内にデジタル・サイネージ(電子看板)を試験的に設置、動画で生産者が作る野菜や果物の特徴を紹介しています。生産者の顔が見えることで「身近に感じる」「安心して買える」など、消費者から好評を得ています。
NTTがサイネージと動画を配信できるシステムを整備、よってって貴志川店が生産者を集い、和歌山新報社がその生産者を取材し、動画を制作しています。
よってって店内に特設された「PRコーナー」には、サイネージの周りに動画で紹介されている作物が並べられており、動画の内容は、よってってのイメージキャラクターの「よっちゃん」が生産者とその作物についての特徴やこだわりを15秒間で紹介していくもの。どのように作られているのか、また、どんな人が作っているのかなどが分かるので「生産者の方のこだわりや安全性が分かったのでよかった」などの意見が寄せられています。
またNTTが5月3日に実施したアンケート調査によると、サイネージの動画を見てPRコーナーの商品を購入した人は全体の約6割。岩原店長によると対前月比で売り上げが3倍になった生産者もいたと言います。
試験期間は15日までで、今回のアンケートなどを踏まえて、今後は本格的な事業化に向けて3者で協議を進めていく予定です。