今週は、デモンストレーション競技のスポーツチャンバラ、リレーション3(3人制ゲートボール)、ティーボールが行われる有田川町を紹介したい。
有田川町は平成18年に旧の吉備町・金屋町・清水町が合併してできた人口約2万7000人の町。町の西部(旧吉備町)には住宅街が広がり、東部(旧金屋町・旧清水町)は緑豊かなエリア。有田みかんの他、生産量日本一を誇るぶどう山椒、この地方を代表するなれずし、有田川の清流で育まれたワサビの葉を巻いたわさびずしやアユが特産品。
お薦めしたい観光名所は、旧清水町にある棚田あらぎ島だ。農林水産省の「日本の棚田百選」に選定される風光明媚(めいび)な土地で、大小54枚の水田が階段状でかつ扇形に広がる。面積は約7000坪と広大で、有田川がΩの形に曲がりくねり、その円の中央部に棚田が形成されている。「道の駅あらぎの里」を目標に、国道480号と並走する旧道上に棚田を見下ろせる展望所が整備されており、春夏秋冬、さまざまな風景を楽しめる。毎年9月には同町に縁がある秋篠宮悠仁親王殿下の生誕を祝し、棚田を照らすキャンドルイルミネーションが行われる。
同町は有田川を中心に自然との調和が美しい町。高速道路の有田IC、有田南ICを利用すれば京阪神からも遠くない場所。ぜひ、有田川が育む自然とふれ合ってほしい。 (次田尚弘/有田川町)