来年秋にシーズン初年度を予定しているバスケットボール男子の統合リーグへの参入を目指している和歌山トライアンズは27日、和歌山市梅原のノーリツアリーナ和歌山で記者会見を開き、新リーグの運営側から「参入は難しい」と伝えられていることを明かしたが、今後もプロ、アマチュアを問わずにチームを存続させる意思を示した。新リーグの参入チームは6月上旬に発表される予定。
記者会見は一般公開され、報道16社、ブースター37人が参加した。チームを運営する一般社団法人プロバスケットボール運営委員会の永廣敏之代表理事は「どんな状態になってもチームを残し、和歌山に夢を与えられる存在になりたい」と存続に意欲を示し、「新リーグには、初年度以外の参入でもいいと考えている。当初は下部リーグに入り、最終的には、1部リーグ参加を目指したい」と目標を述べた。
現在チーム所属選手がいない状態については、今夏にも、高校生や大学生などを含めたトライアウトを実施して選手を獲得する方針を示した。
会見ではその他、現在のチーム名とロゴの使用継続やブースター1万人プロジェクトの始動なども発表された。
会見に参加したブースターからは、「運営を成功させて、いつも後ろ向きな和歌山の県民性を払拭してほしい」「運営側の熱意が伝わったので、まずは1万人プロジェクトに参加して応援したい」など後押しする発言が相次いだ。