東京で開かれた「第11回地鶏・銘柄鶏食味コンテスト・グランドチャンピオン大会」で、県特産の「紀州うめどり」が準優勝に輝いた。
大会は15~17日に東京ビッグサイトで開かれた第40回食肉産業展(実行委員会主催)の一環。過去10回のコンテストで最優秀賞に選ばれた全国8銘柄が出品され、それぞれ同じ調理法で来場者362人が試食し、食感、食味、総合評価の3項目で競った。
第1位の最優秀賞は長野県の「信州黄金シャモ」、第3位の優良賞は「地養赤鳥」。仁坂吉伸知事は「特別な希少品種ではなく、梅と(普通の)鶏のコラボが表彰されたのがうれしい」と喜んだ。
紀州うめどりは梅酢を混ぜた餌で育てる肉用鶏で、保存時の水分流出や臭みが少ないのが特徴。有田川町、日高川町などで年間約120万羽生産されている。