1人超過の選挙戦が繰り広げられている紀美野町議選は、26日の投開票へ向けて23日が中日。定数削減で票が読みにくい状況の中、有権者の関心も高まり、日増しにヒートアップする13候補の戦いは、安全圏とみられる400票の突破へ折り返しを迎える。
前回は定数14に対して現職13人、元職1人、新人2人の計16人が立候補し、トップが700票台を獲得。以下600票台が1人、500票台が4人、400票台が4人と続いて、300票台4人のうち最下位が337票で滑り込み、200票台の2人が涙をのんだ。
前回と比べて今回は定数が14から12に2議席減、候補者が16人から13人に3人少なくなっているが、有権者数が前回当日の9313人から、今回は14日現在で8573人に740人減少。投票率を同じ78・52%で計算しても、一人当たりの平均獲得票数は微増にとどまり、上位・下位への偏りを考慮すると、安全圏は変わらず400票との見方が大勢。200~300票台で当落が分かれるとみられている。
前半戦は各陣営とも街宣活動を中心に運動を展開。候補者自らがマイクを握っての演説、選挙カーを降りての有権者とのふれあいで一層の支持拡大へ躍起になっており、ほとんどの現職陣営は「前回票のキープ、上乗せ」、一般選挙が初めての現職や元職、新人の各候補は「1票でも多く」と、400票以上の得票を一定の目標に熱い戦いを演じている。
期日前始まる 町議選の期日前投票は22日から動木の役場本庁で始まり、初日は正午までに91人が済ませた。25日までの午前8時半から午後8時まで受け付けている。