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一般会計過去最大の154億円 岩出

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 岩出市は23日、平成27年度当初予算案を発表した。一般会計は前年度比1億8138万円(1・2%)増となる2年連続で過去最高額の154億6123万円。特別会計と水道事業会計を含めた会計総額は前年度比14億6212万円(5・0%)増の308億3215万円。市制10年目の節目の年を迎え、市の将来像の実現に向けた積極型予算となった。3月2日開会の市議会定例会に提出する。

 重点事業として、これまで取り組んできた防災・災害対策、浸水対策、下水道整備、紀の国わかやま国体・大会の開催に加え、新たに観光振興と学力向上を掲げた。中芝市長は「健全な財政運営を軸に、各重点事業を計画した。『活力あふれるまち ふれあいのまち』の実現に向け、年々多様化する市民ニーズに対応しなければいけない」と述べた。

 新規事業として、都市化に伴う治安を懸念し、市内東部に約80坪の交番用地を購入(750万円)、県立那賀高校での中高一貫校の調査・研究事業(19万円)、民俗資料館展示室の改良事業(323万円)などを行う。

 【一般会計歳入】
 自主財源の市税は26年末の地積調査完了に伴う固定資産税の増加などで前年度比7200万円(1・3%)増の54億3400万円。依存財源の県支出金は国体会場地市町村運営交付金の増加により、同1億3800万円(11・5%)増の12億200万円。国庫支出金は重点事業として進めてきた渋滞対策事業(市道根来安上線)の完了に伴う社会資本整備総合交付金の減により、同4900万円(2・0%)減の24億9800万円。市債は同6300万円(9・1%)減の6億9200万円、27年度末の市債残高見込額は79億5629万円。

 【一般会計歳出】
 重点事業推進のため、性質別歳出では繰出金(下水道整備)が、目的別歳出では商工費(観光振興)が大幅に増加した。扶助費は障害者総合支援給付費や生活保護費の増加で、前年度比1億4400万円(4・0%)増の37億7800万円。繰出金は下水道事業特別会計繰出金などの増加に伴い、同2億700万円(13・1%)増の17億8400万円となった。一方で、投資的経費は、根来寺観光の拠点となる根来歴史資料館(仮称)や飲食、物販などの便益施設の整備を行い活性化などを図る「根来寺周辺観光促進事業」により増加したが、渋滞対策事業が完了したため、同6200万円(3・7%)減の16億2100万円となっている。

 


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