大阪府立体育会館で開かれる大相撲三月場所(大阪場所、3月8~22日)を前に23日、春日野部屋の春日野清隆親方(元栃乃和歌)=海南市出身=と、同部屋付きの岩友守親方(元木村山)=御坊市出身=が県庁の仁坂吉伸知事を訪問した。
元関脇の春日野親方(52)は現役時代、殊勲賞2回、敢闘賞3回などを受賞。現役引退後、平成15年に春日野部屋を継承した。岩友親方(33)は、前頭7枚目を最高位に、昨年の一月場所後、現役を引退し、岩友を襲名した。
毎年、大阪場所を前に仁坂知事を訪問しており、この日は同部屋和歌山後援会の尾崎要二会長、同会事務局の岩橋一博さんも同席した。春日野部屋の取り組みなどを聞いた仁坂知事は、指導する立場となった岩友親方をねぎらうなど、和歌山の角界の発展を願った。
春日野親方は「和歌山の方に大阪場所を見に来てもらい、何かしらの影響を与えることができたら」と話していた。