中心市街地の空洞化問題の解決策として全国的に注目されている遊休不動産の活用法「リノベーション」が和歌山市内でも盛り上がりを見せている。市は来月7日まで、その手法を学ぶ第2回のスクール受講生を募集している。定員は32人程度。10月31日から11月2日の3日間、Wajima本町ビルで予定している。前回は30人の定員に全国から72人の応募があるなど、注目されている。
スクールは、まちなかの遊休不動産4物件に対し、受講生が班別に活用法を考え事業計画を作成。最終的には、各オーナーに計画を提案し、事業化を目指す。受講生は3日間、同じテーマで語り合うことで絆が深まり、情報共有することにより、新しいアイデアなども続々と生まれるという。前回の参加者アンケートでは、「非常に良かった」と答えた人が9割に上り、「自分が暮らすまちについてこれほど真剣に考えたことはなかった」などの意見があった。
スクール受講料は2万円(テキスト代5000円込み)の他、パーティー代や宿泊費などは別途必要。申し込みは、事務局のNPO法人市民の力わかやまのホームページ内(http://shimin.or.jp/)にある申し込みフォームから行う。