和歌山児童合唱団と国内外の合唱団が集い、平和や絆をテーマに歌う「第3回和歌山国際児童合唱祭」が16日、和歌山市民会館で開かれ、出演した約200人が美しいハーモニーを奏でた。
ことしは、ポーランドの「ドン・ディリ・ドン」と、島根県の「松江プラバ少年少女合唱隊」を招き、全23曲を披露。和歌山児童合唱団(小学生)の「ビリーブ」、「世界がひとつになるまで」で始まり、それぞれの合唱団が澄んだ歌声を響かせた。最後の合同ステージでは、作曲家の鈴木輝昭さんに委嘱した作品「AGNUS DEI」などを歌い、会場からは大きな拍手が送られた。
和歌山児童合唱団育成会の岩橋延直会長(79)は「言葉の壁を越えて、合同で練習し、合唱することは子どもたちにとっての宝物となる。多くの人の後押しがあってこそ長く続けてこられた。これからも子どもたちのためにご支援をお願いしたい」と話していた。