第22回ふるさと海南まつり(実行委員会主催)が13日、JR海南駅前で開催され、市民や帰省客らでにぎわった。ステージではご当地ヒーロー「カイナンマン」が「熊野來神『エーワッショー』」に進化し、歓声。総踊りでは出演者や来場者が「恋チュン」に参加して熱気に包まれた他、みこしコンテストや特産市で盛況だった。
駅前広場と国道370号の2会場でそれぞれパフォーマンスやイベントが繰り広げられ、駅前広場会場に「カイナンマン」が登場。1年前と同じように悪役にやられたが、「ふるさとを愛する心を大切にし、誇らしい海南の素晴らしさを伝えるんだ」と決意した瞬間、仙人が現れて「鈴木の家紋」を授けた。すると「カイナンマン」は「エーワッショー」に格好良く進化し、悪役を退治。決めポーズを連発し、観客からは拍手が送られた。
国道370号会場では海南、第三、東海南中学校生が合同吹奏楽演奏で花。フィナーレを飾る総踊りでは、子どもから大人まで多くの参加者が会場を埋め尽くし、よさこいや南中ソーランとともにアイドルグループ「AKB48」の「恋するフォーチュンクッキー」を心一つに踊った。
この他、手作りみこしコンテストには9チームが出場。それぞれ威勢よく声を張り上げて練り、子どもの部で日方小学校、大人の部でJAながみねがグランプリに輝いた。
日用家庭用品や漆器の特産市、企業・各種団体の出店コーナーにも人だかり。PRスタッフ「イケ女」の5人は浴衣姿で張り切り、笑顔で祭りを盛り上げていた。