県内での就職を希望する来春卒業予定の学生らを対象にした合同企業説明会「第41回きのくに人材Uターンフェア」(実行委員会主催)が13日、和歌山市のホテルグランヴィア和歌山で開かれ、就職活動中の大学生ら271人が企業担当者から業務内容や待遇などを聞いた。
参加企業は前年より21社増の74社、求人数は約100人の大幅増の389人。業種別では、製造業(19社)や建設業(13社)での募集が多かった。実行委によると、少子化により若い労働力が減少する中、優秀で若い人材を確保したいという企業側の声が聞かれるという。
会場には各企業のブースが設けられ、学生らは担当者の説明を熱心に聞いていた。短大生の東野琴音さん(19)は「人と接する仕事に就きたい。いくつか気になる企業があるので話を聞こうと考えています」。企業担当者は「社会人として成長する意欲のある人を募集している」「いい人がいれば採用したい」などと話していた。