「紀の国わかやま国体」の競技別リハーサル大会「第19回ジャパンオープンハンドボールトーナメント」が9~12日の4日間、和歌山市内などで開かれ、女子のHC和歌山が準優勝。12月に開かれる全日本総合選手権大会への切符を手にした。
女子の決勝は11日、紀の川市の貴志川体育館であり、8連覇を狙う香川銀行T・H(香川県)と対戦。一進一退の攻防が続く前半半ば、スピードがさえる香川に速攻などからシュートを決められ、6点のリードを許した。和歌山はディフェンスを堅め、ロングシュートで果敢に食らいつくが、香川の勢いを崩せず、21―33で幕を閉じた。
香川とは昨年大会の準決勝でも戦い、16―34で敗れていた。和歌山の東サヤカ主将(32)は「昨年より点差が縮まり、チームの力が付いてきているのを実感した。来年こそは連覇を止める」と意気込んだ。三谷俊二監督(59)は「いろいろ課題はあるが選手たちの成長が見られ、素晴らしい試合をしてくれた。今後も気を抜かずに戦っていきたい」と話していた。
男子のHC和歌山は2回戦、関東ブロック1位通過のFOG(千葉県)と戦い、22―24の僅差で惜敗。開催地枠として出場した男子のFALCOMと、女子のRUNRUNSはともに1回戦で姿を消した。女子のHC和歌山のメンバーは次の皆さん。
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【HC和歌山】監督=三谷俊二▽選手=木澤尚子、東サヤカ、江島真紀、吉田薫、小川和、中村麻希、小崎賀絵、竹中梨沙、村坂瞳子、長尾奈律希、東浦つかさ、坂田知英美、渡辺裕奈