国際的ながん患者支援のチャリティーイベント「リレー・フォー・ライフ」(RFL)が県内で初めて、5月24日正午から25日午後1時まで夜通しで開催される。和歌山市の和歌山公園砂の丸広場を会場に、がん体験者や家族、遺族、友人らと24時間たすきをつないで歩き続ける「リレーウォーク」、キャンドルにメッセージを込めてともす「ルミナリエ」など多彩なイベントがある。集まった寄付は、若い医師の育成や新薬の開発などに使われる。
RFLジャパン2014和歌山実行委員会(南出尚美実行委員長)が主催。世界20カ国で開かれている米国発祥のイベントで、日本では平成18年に茨城県から始まり、現在は40カ所以上で開催されている。
リレーウォークは、夜通し歩くことで24時間闘い続けているがん患者を励まし、絆を深め合うもので、24日午後0時半スタート。ルミナリエは同日午後7時から。その他、よさこい、ダンスなどのステージや、ハンドマッサージなどのブースが並ぶ。
18年前に左胸の乳がんを患い、現在も治療を続けている橋本市在住の主婦・田村貴久恵さん(51)は、実行委員会のメンバーとして活動している。昨年9月、大阪府貝塚市でのRFLに初めて参加した。「がん患者同士が交流でき、互いに励まし合える場でもある。人ごとと思わず、1分でも1秒でもいいので会場に足を運び、参加してほしい」と呼び掛けている。
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実行委員会では、リレーウォークへのチーム参加者を大募集している。1チーム2人以上で、協力金500円が必要。
参加申し込みは、RFL和歌山のブログ(http://ameblo.jp/rfl-wakayama/)から募集要項をダウンロードし、申込書を郵送、メール、ファクスのいずれかで、わかやま苑内「リレー・フォー・ライフ・ジャパン2014和歌山実行委員会」事務局の出原さん(〒640―8151、和歌山市屋形町1丁目39の2、メールinfo@rfl-wakayama.org、FAX073・436・4165)へ。パフォーマー、ブース出展、ボランティアの参加も募集している。
イベントは雨天決行。問い合わせも出原さん(℡080・3867・5757)。