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原点見つめ、その先へ 海南で親族4人作展

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和歌山県和歌山市出身の水彩画家の故・田中佳美さんと弟の大久保雅功さん(陶芸)、田中さんの長男の淳貴さん(陶芸)、大久保さんの長男の陽平さん(陶芸)の親族4人の作品展「始まりと続きと終わりと」が10月31日、海南市船尾の旧田島うるし工場で始まった。8日まで。

4人の展示は初めてで昨春からそれぞれ制作を始めた。テーマには始まり(血縁)とそれぞれの続き、終わりの意味合いを込める。田中佳美さんはことし6月にがんのため73歳で死去したが、4人の思いや考えを作品を通じて形として残した。

それぞれの「始まりと、続きと、終わり」を赤レンガの柔らかくも強く凛とした空間に展示。親族という原点を見つめ、それぞれの先を見つめていく。

田中さんの作品は墨とアクリル絵の具を使い、県内のハスの花や住んでいた岡山県の植物、制作途中のものなどを並べる。大久保さんは骨をテーマに「ストゥーパ」など有機的で生命感のある作品、淳貴さんは「たたき技法」で900~1000度で焼き、石やスプーンで研磨し光沢を出した「研磨土器」を置く。陽平さんはスコップやマスクなど泥漿(でいしょう)を使った作品に仕上げている。

大久保さんは「それぞれ方向性が全く違うことをやっている。姉(田中さん)が頑張って描いた作品とそれぞれの個性を見てもらえれば」と話している。

4日休み。午前10時から午後5時まで。問い合わせは同工場(℡090・4296・0166)。

「それぞれの個性を見て」と大久保さん

「それぞれの個性を見て」と大久保さん


和市の20代男性感染 コロナ県内累計274人

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和歌山県は10月30日、和歌山市の20代自営業の男性が新型コロナウイルスに感染したことが確認されたと発表した。県内の累計感染者数は計274人となった。9人が入院中。

県によると、男性は27日に発熱、咽頭痛、全身倦怠感があり、その後も続いた。29日には39・5度の熱が出て、近くの医療機関を受診。抗原検査で陽性となったため検体を採取し検査を行ったところ陽性だった。現在は医療機関に入院しており、病状は安定している。

県福祉保健部の野㞍孝子技監は県庁で記者会見し、「発熱が数日続く場合は医療機関を受診してほしい」と呼び掛けた。

記者会見する野㞍技監㊧

記者会見する野㞍技監㊧

健康局長ら5人処分 和市動物愛護CF問題

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和歌山県和歌山市の動物愛護クラウドファンディング(CF)の寄付金の使途を巡り、市健康局が事実と異なる資料に基づき市議会で誤った答弁を行い、後に全面訂正した問題で、市は10月30日、職員5人の処分を発表。健康局長(59)と生活保健課長(58)、動物愛護管理センター長(54)の3人を訓告、健康推進部長(58)と同課副課長(59)の2人を厳重注意とした。

CFは犬猫の不妊去勢手術の費用として2018年に実施し、2790万2545円が集まった。

20年6月市議会の厚生委員会答弁では、課長が寄付金の残金はあるとしていたが、7月にセンター長が目的外の使途を含め全額使ったとする事実と異なる資料を作成。この資料に基づき、局長が9月24日の同委員会で寄付金は使い切ったと答弁し、市議から6月の答弁との食い違いを指摘され、28日には一転して残金はあると訂正、陳謝する事態となった。

市の調査結果によると、同局は認識不足により会計処理上は寄付金を全額使用していると思い込み、局長が独断で誤った答弁を行った。

処分の理由は、局長と課長は資料を精査せず事実と異なる答弁を行ったため、センター長は事実と異なる資料を作成したため、部長と副課長は資料内容にもっと関与すべきだったとしている。

市高は準決勝で敗退 秋の近畿地区高校野球

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秋季近畿地区高校野球大会は10月31日、京都市右京区のわかさスタジアム京都で準決勝があり、県勢で唯一4強入りした市和歌山は智弁学園(奈良2位)に1―4で敗れ、決勝進出はならなかった。

市和歌山 0 0 0 0 0 1 0 0 0 1
智弁学園 3 1 0 0 0 0 0 0 X 4

〔市〕米田、伊藤、小園―松川〔智〕小畠―安藤▽2塁打=三垣、安藤(智)

市高は序盤の失点が響き、準決勝で姿を消した。

打線は3、9回を除き毎回走者を出したが本塁が遠い。6回は2死から連打と四球で満塁とし、7番・吉見が四球を選んで1点をもぎとったが後続が倒れた。8、9回は立ち直った相手投手の前にいずれも3人で攻撃を封じられた。半田真一監督は相手の先発・小畠について「真っすぐにキレがありピンチで粘られた」と話した。

投手陣は準決勝、決勝が連戦になることや控え投手に経験を積ませることを考慮し、米田を先発に起用。4点を奪われると2回途中から伊藤につなぎ、無失点でエースの小園につないだ。5回から登板した小園は相手の強力打線を被安打1に抑える好投。6三振を奪い実力の高さを示した。

半田真一監督は7安打を放つも1点どまりとなった打線について「うちは長打を打てる打者がそんなにいないのでつなぐ野球がスタイル。安打は出たがつながりを欠いた。先頭打者がなかなか出塁できなかった」と渋い表情で振り返り、今後に向けて「もう少し得点力をつけたい」と話した。大会前に課題としていた1番打者の出塁率については「大会中に打順を変えるのは好きじゃないが、(1番起用を考えていた)選手の調子が上がらず固定できなかった」と話した。

決勝進出を逃した市高

決勝進出を逃した市高

今年一番の思い出を フェスタ・ルーチェ開幕

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〝本当のクリスマスに出逢える〟イルミネーションイベント「フェスタ・ルーチェ」が10月31日、和歌山県和歌山市毛見の和歌山マリーナシティで始まった。新型コロナウイルスの世界的流行により、我慢の絶えない一年となってしまった子どもたちのために、今回は中学生以下は入場料無料、高校生以上の学生は半額で招待する大きなプレゼントを用意した。会期は来年2月14日までの79日間。

和歌山の冬の風物詩として年々人気が高まっているイベントで、4年目を迎えた。1回目は約8万人、2・3回目はそれぞれ約10万人が訪れ、過去3年間で約28万人を動員した。

今回は「Happy Holiday(ハッピーホリデー)」をテーマに、クリスマスの楽しい気分を会場で表現しようと、イルミネーション・ライティングはさらにグレードアップした。

新しいコンテンツの一つは、ヨーロッパの街並みを再現した吹き抜けのストリートの外壁を使った「3面プロジェクションマッピング」。工房でおもちゃ作りに励むエルフたち、プレゼント配りをシミュレーションするトナカイたち、そしてクリスマス当日に屋根の上を飛び回るサンタクロースなど、カラフルな光が描くクリスマスの物語が展開される。

1回約3分の物語が繰り返し映し出されるため、来場者が「密」になることを防ぎながら、心ゆくまで楽しめる。

会場中央の水路に架かる橋の上には、大きなリボンで飾られた光のクリスマスツリーが、訪れる人たちへのプレゼントとしてそびえる。

ソーシャルディスタンスを保てるフォトスポットも数多く設置。LEDを回転させ、残像で絵柄や文字を映し出す、新登場の「バーサライト」も楽しめる。

「密」を避けるため、今回は日時や時間帯を限定したイベント、クリスマスマーケットなどは行わないが、インスタグラムの公式アカウント「@festaluce」をフォローした全員にオリジナルマスクをプレゼントするなどの企画を実施。

白浜町のテーマパーク「アドベンチャーワールド」とコラボし、同所で開催中のイベント「ハッピーパンダシーズン」とフェスタ・ルーチェの「ハッピーホリデー」をPR、応援し合いながら、南北から和歌山の元気を発信する。

実行委員会の古澤良祐会長は「ことしは子どもたちの思い出も写真の枚数も少なくなっているのではないか。ことし一番の楽しい思い出をフェスタ・ルーチェでつくってもらい、マスクの下が最高の笑顔になってほしい」と話している。

入場券は前売りで大人1300円(当日1500円)、高校生以上の学生650円(同750円)。午後5時~9時(最終入場は8時半)。1月4日~2月14日は土日・祝日のみ営業する。

会場ではGoToトラベル地域共通クーポン、和歌山市地域ささえ愛商品券が使用できる。

詳しくはホームページ(https://www.festaluce.jp/)。

会場中央にそびえるプレゼントツリー

会場中央にそびえるプレゼントツリー

紀の川河口大橋と青岸橋

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前号では、人と物流の玄関口として国際拠点港湾に指定された和歌山下津港を取り上げた。進路を北に進め、間もなく見えてくる青岸と地域を結ぶ橋を紹介したい。
青岸は紀の川の河口部に位置し、市のごみ処理施設などが存在する。市は二つの焼却施設を設置。青岸エネルギーセンターは昭和61年に竣工。一日あたり400トンの焼却能力を持つ。
隣接する形で青岸クリーンセンターがあり、平成10年に竣工。一日あたり320トンの焼却能力を持つ。いずれも、蒸気タービン式の発電機を備え、発電した電力を施設で使用し余剰電力は電力会社へ売電。熱は暖房や給湯に使用するなど有効利用が行われている。
これらの施設の竣工と時を近くして開通したのが紀の川河口大橋。青岸から見て紀の川の北側を結ぶ橋で、紀の川の南側と青岸を結ぶ青岸橋と連結し、紀の川で南北に分かれた湊地域を結んでいる。空から見ると、青岸から真っすぐに延びる紀の川河口大橋と、ループ橋と赤色のトラス橋が特徴的な青岸橋の存在がよく分かる。
紀の川河口大橋は平成4年に開通。通称・みなと大橋。延長700㍍、うち橋長は521㍍で、交通量が多い紀ノ川大橋や北島橋のバイパスとして市街地の交通緩和を目的とする。有料道路事業として実施したため、通行は有料(普通車100円)であったが、平成22年8月から無料開放されている。
橋からは雄大な紀の川と瀬戸内海、和歌山城を含む市街地が一望できる風光明媚なスポット。ドライブして和歌山の良さを感じてほしい。
(次田尚弘/和歌山市上空)

11月3日付

高級感あるアイス 藤桃庵と和大が共同開発

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和歌山県紀の川市のジェラート店「藤桃庵(とうとうあん)」と和歌山大学観光学部の学生11人が、県産イチゴを使ったアイスクリーム「キルシュ香るホワイトチョコとバニラ苺」を共同開発。学生目線で若い世代から好まれる味に仕上がった。同大などで販売している。

地域が抱える課題を市民と一緒に発見し解決方法を考える「地域インターンシップ(LIP)」の一環。2018年6月から、同市をより元気なまちにするための事業「紀の川市KIP企画」をスタートしている。

8月ごろから開発に着手し、オンライン会議でメンバー間で意見交換を重ねてきた。学生は同市特産のイチゴとグルメサイトなどに掲載されている人気店舗の商品の特徴を調べるため、学生200人に質問紙調査を実施。若者の嗜好(しこう)や人気の種類などを尋ねた。集めたサンプルを基に統計的手法を用いて分析し、県産イチゴ「まりひめ」と、高級感のあるバニラとサクランボ酒の「キルシュ」の採用を決めた。

10月28日には大学内で無料配布され、試食した学生は「イチゴの味とサクランボの香りが上品。素材が生かされていて、とてもおいしい」とにっこり。

藤桃庵の藪本梓取締役は「とても手間がかかっている。学生のアイデアや分析はすごいと思った」、紀の川市LIP代表の藤谷夏帆さん(20)は「キルシュのこだわりと藤桃庵のアイスがマッチし、おいしく仕上がっている。クオリティーが高くぜいたくな商品となっているのでぜひ食べてみてください」と話している。

アイスは同大生協と県立医科大学の生協など県内3カ所で購入できる。価格は270円(税込み)。

県産イチゴ「まりひめ」を使ったアイス

県産イチゴ「まりひめ」を使ったアイス


有症時の外出控えて 1人陽性で累計275人

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和歌山県は10月31日、和歌山市の20代会社員女性が新たに新型コロナウイルスに感染したことが確認されたと発表した。県内の感染者は累計275人で、入院中の患者は10人となった。

県福祉保健部の野㞍孝子技監らが記者会見した。

女性は30日に感染が発表された20代男性の友人。29日から鼻水や咽頭痛などの症状があり、濃厚接触者としての検査で陽性が判明した。

2人は27日に京都府内へ車で出掛けており、男性はこの日すでに発熱などの症状があった。

野㞍技監は「症状があるときに外出するのは控えてほしい」と呼び掛けた。

智弁男女そろってV 高校駅伝大会県予選会

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男子第71回・女子第36回全国高校駅伝競走大会県予選会が10月31日、和歌山県日高川町長子橋・小釜本橋周辺コースで開かれ、男女そろって智弁和歌山が優勝した。男子は2連覇、女子は初V。

男子は7区間42・195㌔に16チーム(オープン2)、女子は5区間21・0975㌔に9チームが参加。午後0時半、男子がスタート。序盤は田辺工、和歌山北、智弁のトップ争いとなったが、2区の終盤からは和歌山北、智弁のマッチレースとなり、5区で一気に智弁が23秒差をつけスパート。終盤では着実にリードを広げ、2年連続のフィニッシュテープを切った。

男子より10分遅れでスタートした女子は、1区から智弁がトップに立ち、1度も譲ることなく、5人全員が区間賞の快走で、初の栄冠に花を添えた。

智弁は、12月20日に京都市で開催される全国大会の切符を手にした他、男女の上位6位までが今月22日に兵庫県あわじ市が会場となる近畿大会に出場する。上位成績は次の通り。

《男子》①智弁和歌山2時間12分14秒②和歌山北2時間13分11秒③田辺工2時間17分30秒④日高2時間24分5秒⑤和歌山工2時間24分31秒⑥南部2時間25分32秒

《女子》①智弁和歌山1時間12分39秒②和歌山北1時間14分37秒③海南1時間22分54秒④向陽1時間25分26秒⑤日高1時間25分37秒⑥和歌山商1時間26分20秒

(左から)2連覇達成、智弁男子・川手友希選手と独走で初優勝、智弁女子・楠本凪選手

(左から)2連覇達成、智弁男子・川手友希選手と独走で初優勝、智弁女子・楠本凪選手

ボーナス10年ぶり減へ 和市職員の給与勧告

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和歌山市人事委員会(水野八朗委員長)は2日、市職員と民間の給与較差を解消するため、10年ぶりに市職員の期末・勤勉手当(ボーナス)を0・05カ月分引き下げるよう、尾花正啓市長と井上直樹市議会議長に勧告した。月例給は7年ぶりに据え置いた。

人事委の報告によると、民間(事業所規模50人以上)との給与比較で、ボーナスは市職員の年間支給月数4・50カ月分に対し、民間は4・44カ月分であり、市職員を4・45カ月分に引き下げるよう求めている。月例給は平均で市職員が民間を112円上回っているが、較差がわずかだとして改定の勧告はなかった。

勧告通りに改定をした場合、一般行政職の平均年間給与額は約1万8000円減となり、市の歳出は約5000万円の削減が見込まれる。

尾花市長㊧に報告書を手渡す水野委員長

尾花市長㊧に報告書を手渡す水野委員長

各界の功労たたえて 秋の褒章に県内11人

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2020年秋の褒章受章者が3日に発令される。和歌山県関係の受章者は59~75歳の11人(男性9人、女性2人)。内訳は、各分野の業務に精励して模範となる人に贈られる黄綬が7人、公衆の利益や公共の事務に尽力した人に贈られる藍綬が4人。新型コロナウイルスの感染状況を考慮し、拝謁は行われず、県庁や各省庁での伝達は検討中となっている。

今回を含めた県内の受章者総数は、男性974人、女性122人、3団体の計1099(黄綬496、藍綬592、緑綬5、紫綬6)となる。

晴れの受章者は次の皆さん。

【黄綬】

上村誠(71)茶業、白浜町市鹿野▽浦木睦雄(63)新宮信用金庫理事長、新宮市三輪崎▽田谷節朗(65)きのくに信用金庫理事長、和歌山市塩ノ谷▽築野富美(65)築野食品工業㈱社長、かつらぎ町新田▽名手孝和(62)㈱名手酒造店代表取締役、海南市黒江▽福江敦志(64)日本製鉄㈱関西製鉄所エネルギー部エネルギー工場エネルギー整備課勤務、和歌山市木ノ本▽藤田貴司(68)㈱フジ設計代表取締役、田辺市文里

【藍綬】

榎本光明(74)保護司、白浜町椿▽奥シゲコ(75)人権擁護委員、岩出市南大池▽萩野利赴(59)一般社団法人県鍼灸師会会長、田辺市むつみ▽堀正(74)保護司、串本町串本

顧客目線で地域と共に

1978年に紀州信用金庫へ入庫。93年に同庫と和歌山信用金庫、南海信用金庫が合併し、きのくに信用金庫職員として職務にまい進。2013年の常務理事を経て2015年から現在の理事長に就任した。

約15年にわたり人事部長として採用に携わった。若い人には必ず「一人でも多くの人に出会うことは自分を成長させてくれる」と助言してきた。その根幹には「お客さまと同じ目線に立つ」という信用金庫の理念があるからという。小まめに顧客を訪問し、困り事の相談を聞き提案することで、町の金融機関として地域を元気にする役割を果たしていきたいと願う。日々の活動を通して地域が元気になれば、信用金庫も元気になるという共存共栄の考え方で、全職員が一丸になって取り組んでいる。

褒章は「個人として受けることになるが、お客さまに育てられ、人として成長させてもらった。地域のお客さまからの支援と職員全員の活動のおかげ。その積み重ねが私の財産であり、金庫の財産にもなった。私が金庫を代表して受け取る気持ちでいる」と笑顔で話した。

一貫した経営姿勢でまい進

2001年2月に、「築野食品工業㈱」社長に就任。「こめ油」メーカーとしては全国トップクラスの有力企業に育て上げ、積極的な設備投資や研究、開発にまい進している。

「環境にやさしい製品が人々の健康と美につながる」との信念の下、食品メーカーや医薬品メーカーなどを対象とした営業基盤を確立させ、高い技術やノウハウ、工場内の安全衛生は、得意先から高い評価を受けている。

米を「日本の宝」とし、ブレのない一貫した経営姿勢で社員一丸で「ものづくり」に尽力。こめ油の製造過程で生じる有効成分を抽出し、海外部を設置して輸出実績を伸ばしているが、本社のあるかつらぎ町にも研究開発拠点を開設して地元の活性化にも寄与している。

米と疾病予防などに関する国際シンポジウムを3度成功に導くなど、リーダーシップにも長けており「これまでは社員と共に苦労をし、それを乗り越えてきた喜びの連続だった」と振り返り、褒章については「自分たちがやってきたことが認められてうれしい。励みになる」と優しい笑顔をみせた。

地元の銘酒を世界へ

地元の人に「和歌山には素晴らしいお酒がある」と誇りを持ってもらえるように――。海南市黒江で生まれ育った。18歳から東京や京都で会社員として働いた。30歳で家業の酒屋を継ぐため地元へ。「良いものを造りたい」。その思いを胸に、とにかく生き残ろうと30年以上、懸命にやってきた。

地酒「黒牛」はうまみと幅のある味わいにこだわる。時流は追わず、米のうまみを引き出しボディのあるしっかりとした味に仕上げる。「良いものは高くても売れる。価格志向の和歌山で高いお酒を売れるようにしたのは名手さんや」。市場に衝撃と変革を起こした。目標は日々の暮らしの中で、親しまれる銘(名)酒を造り続けること。地元への思いとともにさらに販路を広げ、米国や中国、韓国など海外にも目を向ける。

歴史書が好き。座右の銘は孔子の論語の一説、「人知らずしてうらみず、また君子ならずや」。他人に理解されずとも恨まず、へこたれずにやり続けることを信条にする。受章については「ありがたい気持ち。これからもしっかりと頑張っていきたい」と喜んだ。

より安全、省エネ実現

富山県出身。地元の工業高校を経て住友金属工業㈱(現日本製鉄㈱)和歌山製鉄所に入社した。

入社後は副生ガス設備の運転、整備を長く経験。副生ガスは有効な燃料である一方、爆発やガス中毒が発生する危険性が高く、かつては幅広い知識と豊富な経験のある人が現場で運転作業を担当していたという。福江さんは自身の経験と実績に基づき、副生ガス発生工場の操業データを活用することで、製鉄所のガスバランスの予測に役立て、設備の運転と監視を安全に、かつ遠隔自動制御できるシステムを確立した。これにより、経験の浅い人でも設備の運転、監視ができるようになった。また、製鉄所の排熱回収ボイラーの改善にも携わり、省エネや地球環境の保全に貢献してきた。

趣味は、読書や旅行など。小説をはじめジャンルを問わず読み、クラシック音楽を聴きながら読むことで「リラックスできて本の内容が頭に入る」という。旅行は今後「ハワイに行ってみたい」と話す。

「取り組んできたことを高く評価していただきうれしい。上司、同僚などに感謝したい」。そう話す目は輝いていた。

各分野で顕著な功績 秋の叙勲に県内40人

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各界の功労者に贈られる秋の叙勲の受章者が3日に発令され、和歌山県関係では40人(うち女性3人)が受章する。内訳は旭日小綬章が2人、旭日双光章が8人、旭日単光章が1人、瑞宝中綬章が1人、瑞宝小綬章が4人、瑞宝双光章が10人、瑞宝単光章が14人。県からの上申者の一部は5日県庁で伝達式が行われる。晴れの受章者は次の皆さん。

【旭日小綬章】

片山博臣(73)元㈱紀陽銀行頭取、和歌山市毛見▽溝端莊悟(77)元県公安委員会委員長、かつらぎ町妙寺

【旭日双光章】

池田卓司(71)県行政書士会副会長、海南市九品寺▽岩本研(70)元県薬剤師会会長、和歌山市小松原通▽左海凱隆(78)県食品衛生協会副会長、田辺市福路町▽辻本意典(85)元有田市議会議員、同市初島町里▽中谷保(70)元県警備業協会会長、かつらぎ町妙寺▽堀昌弘(76)元全日本鍼灸マッサージ師会副会長、和歌山市鳴神▽万賀幸雄(73)元有田市議会議員、同市箕島▽山本尚夫(74)元海南医師会会長、海南市名高

【旭日単光章】

堀本京子(75)㈲串本儀平取締役、串本町串本

【瑞宝中綬章】

森川隆之(80)和歌山大学名誉教授、和歌山市善明寺

【瑞宝小綬章】

田中幹男(70)元和歌山市消防正監、同市藤田▽野添勝(75)元県知事公室長、海南市溝ノ口▽藪添泰弘(75)元公立高等学校長▽吉田喜三郎(77)元県警察本部刑事部長、有田市港町

【瑞宝双光章】

植田範矢(72)保護司、紀の川市名手市場▽大谷熈雄(75)学校薬剤師、橋本市古佐田▽木村圀夫(85)元公立小学校長、上富田町生馬▽久保守(70)元日本郵政公社職員(特定郵便局長)、和歌山市吉礼▽嶋田博次(74)元公立小学校長、和歌山市平尾▽鈴木常二(75)元公立小学校長、紀の川市貴志川町井ノ口▽中山皖市(75)元公立中学校長、紀の川市北涌▽鮒田起昇(71)元日本郵政公社職員、新宮市橋本▽山﨑博司(79)元有田川町副町長、同町下六川▽寄住敏和(82)元美浜町選挙管理委員会委員長、元日本郵政公社職員、美浜町濱ノ瀬

【瑞宝単光章】

浦河秀行(67)元御坊市消防団分団長、同市塩屋町南塩屋▽大江冨夫(75)元白浜町消防団副団長、白浜町▽岡睦美(68)元高野町消防団副団長、同町花坂▽亀井清(73)元田辺市消防団副団長、同市龍神村龍神▽菊地一富(61)元大阪瓦斯㈱南部導管部保全チーム維持供給グループチーフ、橋本市紀見ケ丘▽楠木一明(72)元有田川町消防団副団長、同町金屋▽小西守美子(59)元医療型障害児入所施設「和歌山つくし医療・福祉センター」保育士、岩出市水栖▽下前光紀(80)元海南市消防団副団長、同市溝ノ口▽竹野晃子(60)じろうまるこども園主幹保育教諭(60)和歌山市中之島▽寺井賀文(64)元広川町消防団長、同町上津木▽松下浩道(73)元和歌山市消防団副団長、市直川▽山上寛恭(68)竹工品製造業従事者、橋本市東家▽山口俊夫(72)元新宮市消防団分団長、市あけぼの▽吉村暢洋(67)元新宮市消防団分団長、同市佐野

院外処方箋発行に尽力

1976年に第一薬科大学卒業後、流通業の勤務を経て84年に㈲岩本薬局で薬局業務に従事。調剤はもとより一般用医薬品の供給その他、薬事衛生に誠心誠意尽力し、地域住民の健康管理や環境衛生の向上に寄与している。

2006年から12年の3期6年間にわたり、社団法人県薬剤師会会長を務めた。

当時は県の医薬分業は進展しておらず、県における院外処方箋の発行状況率は00年では20%に満たなかった。2002年、県立医科大学付属病院が院外処方箋を全面発行。また、岩本さんが医師会や薬業界への協力を働き掛けたこともあり、現在では院外処方箋発行率が60%近くまで上昇している。

岩本さんは「薬を取り巻く制度は日進月歩で進んでいる。在宅で医療を受ける患者を医師や看護師、ヘルパーとチームで患者を見守る地域連携薬局が必要とされる。一方で、がんなどの専門の医療機関で処方箋を受ける高度な知識が求められる薬剤師と二分する」と、今後の業界への課題にも勉強が必要と考える。

鳥獣被害の軽減へ集中捕獲 鯨文化復活へ食卓への普及を

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徐々に日の入りが早くなり、涼しい季節がやってまいりました。みなさんいかがお過ごしでしょうか。
さて、今回は2点ご報告させていただきたいことがあります。
一つ目は、鳥獣被害について。
これまでは農作物の鳥獣被害が年々増加しているにもかかわらず、捕獲目標を明確に設定していなかったため、捕獲頭数が横ばいになっている傾向にありました。実際に今回も、現場の方々を含めさまざまな意見が飛び交い、やはり鳥獣がもたらす被害は甚大なものであると再認識させられました。そのために、この度、自民党鳥獣捕獲緊急対策議員連盟の二階俊博会長からのご指導の下、政府や各都道府県、関係団体等が連携し、本年の狩猟期にシカ、イノシシを集中的に捕獲する「集中捕獲キャンペーン」を実施することとしております。しかし、キャンペーンといってもただ「捕獲頭数を増やしましょう」と言葉だけでは今までと何も変わらない。目標を達成するためには全体で140万頭の捕獲が必要であるため、きちんと捕獲強化エリアを各都道府県で設定してもらい、抜本的な見直しをしました。和歌山県では11月1日~3月15日を中心に、ニホンジカは和歌山市・岩出市を除く県全域、イノシシは県全域でより集中的な捕獲をします。加えて、本キャンペーンの推進のため、12月6日に和歌山県田辺市で決起集会を開催する方向で、和歌山県猟友会を中心に調整が進められておりますので、お知らせいたします。また、これに先立ち、11月12日には、東京都内で全国決起集会が予定されておりますので、合わせてお知らせいたします。今年で被害を終わらせる、という決意のもとで、これらの会を開催し、本キャンペーンを強力に推進してまいります。ぜひ皆さま方からもご支援、ご協力をいただけますようお願い申し上げます。
そして実は、私が2年に渡って委員長を務めてきた自民党鳥獣被害対策特別委員会も、後述する捕鯨委員長に〝コンバート〟することで、後ほど宮腰元農林大臣にお願いすることになりました。ただし、党組織とは別の鳥獣対策議連の幹事長は引き続きですので今後も携わっていきますが、これが私の委員長としての最後の仕事となります。この集中捕獲キャンペーンをしっかりとやり遂げ、引き継いでいきたいと思います。
二つ目は、以前から記事に挙げていた、鯨について。先述しましたが、二の度の自民党役員人事におきまして、私、鶴保庸介は捕鯨調査会委員長に任命されました。今の捕鯨状況を考え、どうにかして鯨文化を復活させねばいけないと、自ら手を挙げました。
現在、日本はIWC(国際捕鯨委員会)を脱退し、商業捕鯨が可能となってから1年が過ぎましたが、約30年のブランクはなかなか取り戻せていません。まだまだ課題が山積みであるというのが現状です。
では、私は何をすべきなのかといいますと、やはり家庭の食卓に普通に鯨肉が並ぶようにすることが一番だと思っています。今の状況は、多くの人々がどこにいけば鯨肉が手に入るのかがわかっていない、つまりそれだけ世の中に流通していないのです。この原因は何かというと、鯨自体の捕獲頭数だと考えています。和歌山県の太地町は鯨漁で有名ですが、日本全体では定められた捕獲枠上限ほど鯨を獲っているのかというと、そういうわけでもありません。獲れる個体数が少なければ、流通する量も減る、価格も高くなるという流れになり、ますます皆さまの家庭へと届きにくくなっているのです。加えて、今の状況では鯨肉がどこで手に入るのかを知らない人々が大多数であることも事実です。つまり食べたくても鯨肉がない、どこで買うのかもわからないのが現状なのです。私としましては、この現状を変え、家庭の食卓に鯨肉が並んでいることが日常になることを目指しています。もっと皆さんに鯨のおいしさを知ってもらい、日本の鯨文化をどうにかして復活させたいと、いろいろな策を模索しているところです。
これを読んで下さった皆さんにも、鯨肉とはどういう肉なのか、どんな料理がおいしいのかと興味を持っていただけるとうれしいです。少しでも気になって調べてみることが鯨文化復活への第一歩となります。よろしくお願いします。

11月5日付


命を守る教訓刻む 11月5日世界津波の日 特集

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ことしで生誕200周年 濱口梧陵に学ぶ

 

村人の命を守った広村堤防

 

 

百世の安堵を図れ

梧陵は1820年、分家濱口七右衛門の長男として広村(現・広川町)に生まれた。12歳の時に本家の養子となり、銚子(千葉県)での家業であるヤマサ醤油の事業を継いだ。54年(安政元年)に梧陵が広村に帰郷した時に安政の大地震が発生した。
稲むら火の館(同町広)によると、発生は午後4時ごろ。家が倒れ瓦が吹き飛んだ。「ドーッ」という大砲がとどろくような音が何度も聞こえ、黒いすじ雲が広がり、大きな津波が押し寄せた。「逃げろ、丘に上がれ。津波が来たぞ」と梧陵は叫び広八幡神社(同町上中野)へ避難を呼び掛けたという。
梧陵は、暗闇でどこへ逃げればいいのか分からないでさまよっている村人がいるかもしれないと考えた。「もったいないが、稲むらに火をつけよう」。積み上げられたすすきの稲の束に火をつけて回った。「庄屋さんの家が火事だ」。と村人が急いで火を目指して丘へ上がる。村人が避難を終えた時に大きな津波が押し寄せ、稲むらの火も消えた。
津波で家族や家、仕事を失った村人。「このままでは村が滅びてしまう、広村で生きていける方法はないか」。梧陵は浜に堤防を造ることを考える。村人に働いてもらい、賃金を払い生活に役立ててもらえれば、生きる希望が湧いてくる。村人は畑や漁の仕事をしながら3年10カ月をかけて長さ600㍍、高さ5㍍、幅20㍍の防波堤を築造し、海側には松の木、土手にははぜの木を植えた。
1964年(昭和21)12月21日に昭和南海地震が発生し、4㍍の津波が襲った。だが堤防に守られた地域は無事で見事にその役割を果たし同町の住民を守り抜いた。
広村堤防や避難場所となった広八幡神社、避難経路となった「大道」は、2018年に「『百世の安堵』~津波と復興の記憶が生きる広川の防災遺産~」として日本遺産に登録された。

村人が避難した広八幡神社

 

 

引き継がれる防災意識

広川町では小さい頃から梧陵について学ぶ機会が多く、村人の防災意識も高い。1年間に5、6回避難訓練を行う小学校もある。避難経路を家族と話し合い、いざというときのために備える。同町で生まれた85歳と76歳の男性2人は「昔から八幡に逃げろ、と言われて育った。学校には梧陵さんの写真が各クラスにあるのが当たり前だったよ」と話す。小学校で梧陵を題材に劇をした男性もいた。
結婚を機に岩出市から同町へ移り住んだ40代の女性は「防災意識がすごく高い地域。避難の重要性が身に付いている」と驚く。
稲むらの火の館の﨑山光一館長は「防災教育は命を守る教育。津波、災害はいつ来るか分からない。世界津波の日を機に忘れない気持ちを改めて持ちたい」と話す。
同館内には濱口梧陵記念館とともに津波防災教育センターがある。津波の恐ろしさを体感できる3D映像、津波防災の知恵をゲームや映像で学べる。昨年は全国から2万8000人、小中学生7~8000人が同館を訪れた。﨑山館長は「一年中災害が起こる時代。日頃の防災意識はどんなときにも応用できる」と力を込める。

津波の怖さを学ぶ子どもたち

 

 

各所で避難訓練

世界津波の日を伝え、津波防災の意識を高めて適切な避難行動の定着を図ろうと5日、県内全市町村で地震、避難訓練が実施される。
同町では津浪祭を行い、犠牲者の追悼と梧陵の偉業を語り継ぐ。海南市では安政の大地震の際に、大津波から逃げ場を失った人々の命を救ったとされる呼び上げ地蔵の伝承を活用した夜間避難訓練を実施する。

梧陵の偉業を紹介する稲むらの火の館

男性2人の感染判明 コロナ累計県内277人

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和歌山県は2日、湯浅保健所管内の50代会社員男性と大阪府の70代男性が新型コロナウイルスに感染したことが確認されたと発表した。
県内の累計感染者数は計277人となった。

50代男性は10月29日に37・7度の発熱、寒気、全身倦怠感があり、その後も腰痛、下痢が加わった。1日に検体を採取し検査を行ったところ陽性が判明。現在は医療機関に入院しており、症状は安定している。勤務先は海南保健所管内で先月31日まで勤務していた。

70代男性は30日に37度の発熱、せきが出た。1日に解熱したが2日に検査で陽性が判明。現在は医療機関に入院しており、症状は安定している。

異文化や人の営み記録 川口さんが写真展

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和歌山県和歌山市の川口理一郎さん(89)の写真展「『モロッコ・チュニジア』幻想紀行」が6日まで、同市宇須のギャラリー花畑で開かれている。

ワカヤマフォトクラブで講師を務める川口さんは、独特な北アフリカの雰囲気に魅せられ、2000年から15年までの間にモロッコとチュニジアを2回ずつ旅行。今展では旅先で出合った人や風景などをモノクロで表現した約90点を展示している。

会場に並ぶのは、厳しい自然に向き合いながら遊牧生活を送る先住民、青空マーケット、伝統のなめし皮工房の職人、水くみの少女など。広大な砂漠を行くラクダの一行を捉えた「昇陽」は、夜明け前から稜線が美しく見える場所でカメラを構え、日が昇る時間や人が来るのをひたすら待って写した一枚。光の状態が変化する瞬間を逃さず、シャッターを切ったという。

「造形的な写真も好きですが、その国の何気ない日常、文化や風習を撮りたかった。自分が感じたことを記録する、日記のような感覚です」と川口さん。モロッコの世界遺産フェズの旧市街で狭い路地を行き交う人や物売り、荷物を運ぶロバの他、チュニジアの穴居住宅、まちなかで水たばこを楽しむ人の姿など、市民の生活の場を生き生きと写し取っている。

川口さんは「一見不便に思われるような暮らしの中でも、たくましく生きる人の姿があり、まちには活気があった。そんな雰囲気が伝わればうれしいですね」と話している。

午前10時から午後5時(最終日は4時)まで。問い合わせは同ギャラリー(℡073・435・3615)。

モロッコの古都フェズで撮影した作品と川口さん

モロッコの古都フェズで撮影した作品と川口さん

市役所出入り口一部閉鎖 城前広場整備で

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和歌山県和歌山市は、和歌山城と向かい合う市役所本庁舎正面玄関前と、旧紀陽銀行和歌山中央支店ビル跡地を合わせた敷地で、新たな市民交流の都市空間「(仮称)城前広場」の整備工事を進めているのに伴い、庁舎出入り口の一部閉鎖などを行っている。

工事期間は2021年3月末までを予定し、天候や周辺工事との調整により前後する場合がある。

本庁舎南側の正面玄関は予定では21年2月まで閉鎖し、本庁舎、東庁舎間通路の駐輪場も閉鎖中。来庁者には西・東・北出入り口、本庁舎西・北、東庁舎東側駐輪場を利用するよう呼び掛けている。

正面玄関前のタクシー乗り場は、けやき大通りを挟んだ向かい側、わかやま歴史館の隣に変更されている。

詳しくは市ホームページ(ページ番号1031300、1031338)に掲載。問い合わせは管財課(℡073・435・1032)。

工事に伴う市役所出入り口の状況

工事に伴う市役所出入り口の状況

甘露寺パンケーキ 紀の川市のカフェに登場

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和歌山県紀の川市が同市貴志川町を「恋の聖地」とすることを目指し展開しているプロジェクト「かんろじまえのひ・み・つ」の企画の一環で、浄土宗の寺「甘露寺」からほど近いカフェ「ちゃあちゃんかふぇ」(江原桂子店主)に7日から新メニュー「甘露寺パンケーキ」が登場する。

「いつかは自分のお店を持ちたかった」という江原さん(57)は、学校給食や飲食店の仕事を経て約4年半前に同店をオープン。店名は孫から呼ばれていた愛称が「ちゃあちゃん」だったから。開店当初はオムライスの専門店だったが、現在はランチとスイーツが楽しめるカフェとなっている。

「甘露寺パンケーキ」は2段の自家製パンケーキの上にバターと巣蜜を乗せ、周りには紀の川市産の果物(季節により内容が変わる)がたっぷりと盛られている。さらに同店名物の手作りプリン、ホイップクリームとフルーツソースがワンプレートに盛り付けられており、ドリンク付きで900円(税込み)とリーズナブル。数量限定で、来年3月までの限定商品。

江原さんは「恋の聖地ということで、かわいい女の子をイメージして、いろんな方のアドバイスを得て試行錯誤して作りました。このプロジェクトで市が活性化すれば」と笑顔で話している。

午前11時~午後5時(甘露寺パンケーキはカフェタイムの午後2時半~5時)、OS4時半、定休日=月曜、第1・3日曜。問い合わせは同店(℡0736・60・2952)。

同店を訪れる前に甘露寺に参拝したことを証明できるものを提示(携帯の画像を見せる、御朱印を見せるなど)すると、同商品が通常価格から100円引きの800円(税込み)で提供してもらえる。

巣蜜とバターがのった2段のパンケーキの周りには紀の川市産のスイーツが山盛りに

巣蜜とバターがのった2段のパンケーキの周りには紀の川市産のスイーツが山盛りに

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