元タカラジェンヌが歌や演技を指導する「“銀河の森”きのくに子ども舞台芸術劇団」の創作ミュージカルで、昨年11月の公演で好評だった演目が23日、和歌山県和歌山市の県民文化会館で再演される。本番を間近に控え、出演者らは熱心に稽古に励んでいる。
演目は「空海~ちいさな神様と真魚のお話~」で、人の本当の救いについて悩む青年期の空海の姿を描いている。
出演者は一般公募で選び、再演に際して多くの子どもに舞台経験の機会をと、ことし3月、改めてオーディションを行った。
出演する小学4年から高校3年までの48人は4月から、週末ごとに同事業の制作を担当する「ステージカンパニーワンネス」の天翔りいら代表の指導を受け、熱心に表現力を磨いてきた。
天翔さんは「和歌山の子どもたちが、故郷のテーマを心を込めて演じている姿を届けられたら」、同劇団を立ち上げた、学校法人りら創造芸術学園(紀美野町)の山上範子学園長は「県や高野山、企業、奉仕団体など多くの支援を頂きとてもうれしいです」と話していた。
午後3時半から。チケット2500円、当日3000円。小中高生1000円。同館などで取り扱っている。