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好評のミュージカル空海 23日県文で再演へ

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元タカラジェンヌが歌や演技を指導する「“銀河の森”きのくに子ども舞台芸術劇団」の創作ミュージカルで、昨年11月の公演で好評だった演目が23日、和歌山県和歌山市の県民文化会館で再演される。本番を間近に控え、出演者らは熱心に稽古に励んでいる。

演目は「空海~ちいさな神様と真魚のお話~」で、人の本当の救いについて悩む青年期の空海の姿を描いている。

出演者は一般公募で選び、再演に際して多くの子どもに舞台経験の機会をと、ことし3月、改めてオーディションを行った。

出演する小学4年から高校3年までの48人は4月から、週末ごとに同事業の制作を担当する「ステージカンパニーワンネス」の天翔りいら代表の指導を受け、熱心に表現力を磨いてきた。

天翔さんは「和歌山の子どもたちが、故郷のテーマを心を込めて演じている姿を届けられたら」、同劇団を立ち上げた、学校法人りら創造芸術学園(紀美野町)の山上範子学園長は「県や高野山、企業、奉仕団体など多くの支援を頂きとてもうれしいです」と話していた。

午後3時半から。チケット2500円、当日3000円。小中高生1000円。同館などで取り扱っている。

元タカラジェンヌの指導を受ける出演者ら

元タカラジェンヌの指導を受ける出演者ら


増加する詐欺に注意 北署がスーパーで啓発

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特殊詐欺被害防止強化の日である10日、和歌山北署の署員らが和歌山市中のスーパーセンターオークワパームシティ和歌山店で買い物客らに注意するよう呼び掛けた。

毎月10日に西、東署と共に市内各地で実施。地域安全推進員会北支部の推進員と署員の11人がポケットティッシュ400セットを配った。

北署管内の特殊詐欺被害は昨年5件、ことしはすでに6件(5月末現在)となっており、生活安全刑事課の作部孝夫課長代理(47)によるとサイトの利用料金などを請求する電話がかかってくることが多いという。

店舗の入り口では買い物客に推進員らがポケットティッシュを手渡し、詐欺の手口などを説明して注意を呼び掛けた。

作部課長代理は「還付金や料金未納など、電話でお金の話が出てきたら、詐欺の可能性を考えてほしい。怪しいと思ったら、まず警察に相談してもらいたい」と話した。

注意を呼び掛ける署員ら

注意を呼び掛ける署員ら

さらなる振興へ団結 観光連盟が総会で指針

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和歌山県観光連盟の本年度定時総会が10日、和歌山市のホテルグランヴィア和歌山であり、ことし10月に大阪で開かれる世界最大級の旅の総合イベント「ツーリズムEXPOジャパン2019」に出展することや、映画、テレビ番組のロケ誘致などに一層取り組むことなどを決めた。

同連盟の名誉会長を務める仁坂吉伸知事はあいさつで、和歌山の観光について「このところ割と良い数字が出ており、外国人観光客も多いが、和歌山のポテンシャリティー(潜在能力)からすればこんなもんじゃない。みんなで団結し力を合わせて頑張ろう」とさらなる観光振興への努力を呼び掛けた。

総会では、本年度の事業計画案や予算を承認。事業計画では、外国人観光客(インバウンド)のさらなる誘致に向け、ツーリズムEXPOの中で開かれる日本最大級のインバウンド商談会に出展することや、サイクリング王国わかやまのPRなどを決めた。

長年にわたり県内の観光振興に尽力した個人や団体をたたえる表彰も行われ、12人と1団体が受賞。仁坂名誉会長から受賞者に表彰状が手渡された。

役員改選では、稲本英介会長、坂口邦嗣副会長、中島寛和専務理事が留任し、藤田正夫白浜町観光協会会長が新たに副会長となった。

表彰を受けたのは次の皆さん。

【観光功労者表彰個人の部】林泰行(和歌山市)▽野村慎(白浜町)【団体の部】熊野古道紀伊路語り部の会(海南市)【優良従業員表彰の部】林弘幸樹(和歌山ターミナルビル㈱)▽寒川俊身(ホテルアバローム紀の国)▽北原直己(南海電気鉄道㈱)▽黒田直文(㈱テレビ和歌山)▽藪中麻里(㈱トヨタレンタリース和歌山)▽松本史代(和歌山観光土産品センター)▽楠原規利(熊野交通㈱)▽山本享伸(三重交通㈱)▽坂本大(㈱ユーアイホテル)▽関戸寿子(㈲串本儀平)

あいさつする仁坂知事

あいさつする仁坂知事

大島紬の美を伝える 黒田街子さんキルト展

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全国で活動し、和歌山県紀美野町の蒲公英(たんぽぽ)工房を主宰するキルト作家・黒田街子さんの「パッチワークキルト展in和歌山」が、県民文化会館(和歌山市小松原通)で開かれている。大島紬(つむぎ)を活用した貴重な作品の他、丹精込めた美しいキルト作品が並ぶ。17日まで。

キルトは、大作が50枚以上あり、都市部をはじめ、金沢、福岡、岡山、鹿児島などの地方都市で活動する黒田さんの門下生らの新作がずらり。

大島紬は鹿児島県奄美大島の伝統工芸品。黒田さんは和服を着る機会の少なくなった現代にもその美しさを伝えようと、会期中は活用したバッグや小物、カットクロスなどを販売する。

キルト展の入場料は500円(工房の獣害対策費に充てる)。15日は午前11時から黒田さんのギャラリートーク、16日は午後2時から同館小ホールで日本書紀レクチャーコンサートが開かれる(入場料3500円)。

展示は午前10時から午後5時(最終日は3時)まで。問い合わせは黒田さん(℡090・1078・9473)。

「恩返し」㊨に見入る来場者

「恩返し」㊨に見入る来場者

豪州から紀伊路の旅 語り部と熊野古道巡礼

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「熊野古道紀伊路語り部の会」(和歌山県海南市、柴田雄蔵会長)のメンバーで、国家通訳案内士の出石(いずいし)美佐さん(50)は5月下旬、オーストラリア人女性2人を海南市藤白地区から街道や山道をたどり下津町へ続く「熊野参詣道紀伊路」に案内。熊野古道ガイドが外国人を同ルートに案内する初事例となった。女性らは商業化されていない巡礼の道に平和な空気を感じたといい、旅の満足感を話した。同会は本年度の県観光連盟の観光功労者表彰を受けている。

紀伊路を訪れたのは、精神的な充実を目指すスピリチュアル旅行の企画会社を運営するシャロンさん(57)と庭の設計士ロージーさん(72)。2週間にわたる日本旅行のうち、和歌山には1週間滞在し高野山や南部、白浜に宿泊。紀伊路を訪れたのは同国在住の出石さんの友人の紹介がきっかけだった。

一行は藤白神社を出発し勾配の険しい山道を上がる途中、木々が途切れた場所で振り返り、眼下に広がる市街地の美しさに目を見張った。
また、境内が紀伊路として、県指定文化財になっている同市下津町橘本の福勝寺で、浦弘晴住職と交流を深めた。

シャロンさんは「とても特別な体験ができました。昔ながらの道が残され商業化されていない環境が印象的でした」
とにっこり。ロージーさんは「一歩一歩が素晴らしく感じられました。地元の人の生活に使われている道を歩いたことがとても楽しかったです」と話していた。

出石さんは2人について「感受性が豊かで、景観の美しさに感動するだけでなく熊野古道の巡礼の意味を知ろうとする姿勢で歩かれていました」と予想以上の満足感が得られたことの手応えを話し、「ガイドの務めは解説だけでなく、観光客が求めている場所に案内するという意義もあると思います。紀伊路の魅力をより多くの人に伝えたいです」と意欲を話していた。

左から出石さん、ロージーさん、シャロンさん、浦住職

左から出石さん、ロージーさん、シャロンさん、浦住職

6月14日付

補正予算案など25件 海南市6月議会が開会

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 海南市議会6月定例会が13日、開会し、市当局は総額4億122万円を増額する2019年度一般会計補正予算案など議案15件、報告関係10件を提出した。

 補正予算案の主な内容は、津波避難場所等整備事業(1150万円)▽幼児教育無償化に伴うシステム改修(1219万2000円)▽プレミアム商品券事業(2億9588万1000円)▽海南駅東土地区画整理事業(7233万9000円)▽市民会館撤去事業(191万4000円)――などとなっている。

 6月定例会は7月4日までの22日間で、一般質問は18~20日、常任委員会は25日に予定している。

 開会にあたり神出政巳市長は「東京五輪聖火リレーが本市では20年4月10日に実施される。7月には和歌山県内初の住民協議会を開く予定もあり、市民が国民的イベントや行政を『自分ごと』として捉えられる機会に向け十分な協議の上準備を進めたい」などとあいさつ。

 行政報告については4月12日から5月27日にかけ市内16会場で開いた市政懇談会には合計1328人の参加があったと話した。

あいさつする神出市長㊧

あいさつする神出市長㊧

福祉団体へ商品 県等セブンイレブンと協定

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 和歌山県と県社会福祉協議会は12日、㈱セブン―イレブン・ジャパン(東京都)と「商品寄贈による社会福祉貢献活動 寄贈品に関する協定書」を締結した。同社の県内店舗が改装する際に生じる在庫商品の一部を県社協を通じて福祉団体に届ける。

 同社は昨年4月の横浜市を皮切りに各地の自治体と同様の協定を締結しており、和歌山は15自治体目。寄贈する商品はレトルト食品や缶詰、せんべいなどの食べ物やシャンプー、アルミホイルなどの生活用品。地域で高齢者や障害のある人、子どもなどを支援している団体に届ける。

 この日は、同社の嵐陽一関西ゾーンマネジャー、県社会福祉協議会の中西淳常務理事、県の宮本浩之福祉保健部長が県庁で協定書にサインした。

 嵐ゾーンマネジャーは「買い物弱者の方が非常に増えている印象がある。企業の社会的責任として地域に寄り添い、連携を強化することが大切と考えている」と話し、中西常務理事は「困っている人たちを助けるには法律に基づき制度化された福祉制度だけでは足りない。このネットワークを発揮し、生活に困っている人を支援していく」と強調した。宮本部長は「大変ありがたい。高齢化が進む和歌山で支え合いの力を広げたい」と話した。

協定書を手にする中西常務理事㊧、嵐マネジャー㊥、宮本部長㊨

協定書を手にする中西常務理事㊧、嵐マネジャー㊥、宮本部長㊨


アジサイと動物のオブジェ 森林公園で競演

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 和歌山県和歌山市加太地区に広がる市森林公園でアジサイが見頃を迎えており、さまざまな動物や恐竜のオブジェが設置された園内の「ちびっこ広場」は、花との競演で不思議な空間となっている。

 森林公園では、加太観光協会が2007年から、自治体や企業、市民らの協力でアジサイを植える活動を続けている。ことし2月に行われた植樹祭で6000株を超え、いまやアジサイの名所。

 ちびっこ広場にはパンダ、ライオン、キリン、トラなどの動物と、ディプロドクス、トリケラトプスなどの恐竜の巨大なオブジェが並ぶ。周囲のアジサイは満開を迎え、砂漠をイメージさせるラクダやサバンナのシマウマのすぐ近くで咲くという異色の取り合わせが見られる。

 近畿地方は今週も晴れの日が多く、梅雨入りは平年(7日ごろ)より遅れており、天気が下り坂となる週末に梅雨入りが宣言されるかどうかというところ。
 散歩に訪れた市内の80代男性は「きれいなアジサイがいっぱいで、気持ちのいい公園です」と話していた。

砂漠のラクダ像とアジサイがコラボ

砂漠のラクダ像とアジサイがコラボ

アジサイを見つめるように立つシマウマ像

アジサイを見つめるように立つシマウマ像

スピノサウルス一堂に 自然博物館で企画展

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 緊急企画展「特集!!魚食性恐竜スピノサウルス」が18日から、和歌山県海南市船尾の県立自然博物館で開かれる。湯浅町内の地層で発見された大型恐竜、スピノサウルス類の歯の化石をはじめ、国立科学博物館などが所蔵する海外産の同類の化石や生体復元模型などが並び、恐竜ファンに人気の高い同類に関する資料が一堂に見られる貴重な機会となる。
         
 同館は3月14日、国内3例目、西日本では初めてのスピノサウルス類の化石が湯浅町で発見されたと発表した。発見者は東大阪市の会社員で、化石採集を趣味に著書も出版している宇都宮聡さん。年代は中生代白亜紀前期(約1億3000万年前)で、アジアで見つかった同類の化石では最古級。発見時は破損した状態だったが、企画展では修復した全容を見ることができる。

 同類は、獣脚類スピノサウルス科に属する恐竜の総称で、恐竜では珍しく泳ぎを得意とし、主に魚を食べていたと考えられている。大きい個体で体長15㍍にも達し、背中に帆があるなどユニークな特徴から人気が高く、恐竜ファンの間では、ティラノサウルスとどちらが最強の恐竜かといった議論を呼ぶほど。

 今回の企画展で展示されるスピノサウルス類は、湯浅町で発見された歯1点と、モロッコ、ラオス、イギリスで発見された3種の下顎の一部や歯、帆の部分を形成する椎骨などの化石19点(レプリカ含む)。比較用標本として米国産のティラノサウルスの歯の化石2点(中生代白亜紀後期、約7000万年前)、海洋堂の古田悟郎氏が製作した同類の生体復元模型も並ぶ。

 同館の小原正顕主査学芸員は「西日本初発見の化石の現物に加え、特徴的な帆の部分を形成する化石も見どころ。復元模型も迫力があります」と話し、来館を呼び掛けている。

 展示場所は同館第2展示室。10月中旬まで。開館時間は午前9時半から午後5時(最終入館は4時半)まで。入館料470円(高校生以下、65歳以上は無料)。月曜休館(祝日の場合は次の平日に振り替え)。

 問い合わせは同館(℡073・483・1777)。

湯浅町で発見されたスピノサウルス類の歯の化石

湯浅町で発見されたスピノサウルス類の歯の化石

スピノサウルス類の生体復元模型

スピノサウルス類の生体復元模型

72年前の恩返し 花田さんが日高高校へ寄付

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 72年前の1947年(昭和22)、日高高校(御坊市)の前身、旧制日高中学校で教師をしていた父が突然死した際、教え子の生徒たちがお金を集めて支援してくれた恩を返したいと、和歌山県和歌山市に住む花田瑞江さん(89)が11日、日高高校を訪問。「いまの生徒たちに役立ててほしい」と100万円を寄付した。

 東京で生活していた花田さんは1937年(昭和12)の7歳のころ、矢田村入野(現日高川町)出身の父実さんの故郷、和歌山に帰郷し、美浜町の田井畑で生活を始めた。日本画の画家だった実さんは美術教師の仕事に就いた。

 瑞江さんは有田高等女学校へ3年間、日高高等女学校へ1年間通ったが、戦時中のため勉強がほとんどできず「勉学の時間を取り戻したい」と和歌山師範学校(現在の和歌山大学)へ進学した。

 大学2年の1947年秋、当時、日高中学校に勤務していた実さんが46歳という若さで病死。瑞江さんら家族は突然一家の大黒柱を失い、路頭に迷った。そんな時、父の教え子の生徒たちが「残された先生の子どもさんへ」とお金を集め始めた。活動はどんどん広がり、全校生徒が参加するまでになった。花田さんは集まった寄付と奨学金などで学業を続けることができ、6歳下の弟と共に教師になり、以降32年間、有田郡の小中学校で教壇に立った。

 89歳という高齢になり、財産を整理する中、長年考えていた日高中学校の生徒たちへの恩返しを実現しようと、弁護士の海堀崇さん(和歌山市)に相談し、寄付することになった。

 11日は海堀さんと共に来校。当時を振り返り「日中(日高中学校)の全校の生徒さんたちはお金を集めてくれただけでなく、美浜町のお寺で学校葬も挙げてくれ、全校生徒がお参りもしてくれました」と感謝を述べ、「当時の生徒さんの気持ちに応えるため、いまの生徒さんのためになれば」と寄付金を手渡した。

 池田尚弘校長は「ありがとうございます。花田さんの話を生徒に伝えるとともに、有効に活用させていただきます」と受け取った。

日高高校を訪問した花田さん(前列左)と池田校長(同右)

日高高校を訪問した花田さん(前列左)と池田校長(同右)

紀州まちづくり舎に大臣賞 水辺活用等評価

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 地域の価値を維持、向上するまちづくり法人の取り組みを奨励する「まちづくり国土交通大臣表彰」で、㈱紀州まちづくり舎(和歌山県和歌山市橋丁、吉川誠人代表取締役)が本年度の国土交通大臣賞に選ばれた。遊休不動産や水辺空間の活用により、産業振興やエリア価値向上につながったと評価された。表彰式は14日に東京で開かれる「まちづくりと景観を考える全国大会」で行われる。

 同社は和歌山市の第1回リノベーションスクールをきっかけに、毎月第2日曜日にぶらくり丁で開催中の「ポポロハスマーケット」の実験的な運営から始まり、農園レストラン「石窯ポポロ」のオープンに向けて2014年に設立された。現在はポポロハスマーケットのプロデュースや空き店舗、空き家に2日間限定で店をオープンする「マチドリ」などさまざまな事業に取り組んでいる。市堀川周辺の利活用を考える「わかやま水辺プロジェクト」ではワークショップやライトアップ、屋形船の運航など県や市、企業や団体と垣根を越えた活動を行ってきた。

 同市でのまちづくりについては、関心を持つ協力的な人が多く、その結果官民連携でできることが多いという。市堀川のライトアップでは、自治会長が実際に川の夜景を見て積極的になってくれたり、水辺プロジェクトでは行政ができないことを民間で実現したり、多くの人の協力で事業を運営してきた。

 今後について、吉川代表と山本賢治取締役は、河川空間でオープンカフェを開くための仕組みづくりや、本町公園と本町地下駐車場の管理運営を行い同社を自立させ、地域のマネジメントができる仕組みをつくりたいとしている。

 受賞の報告を受けて吉川代表は「まちづくりに関わっているたくさんの人にくれた賞だと思う。いつでもみんなで楽しく取り組んでくれているのが何より」と語った。

手掛けたイベントのチラシを手に吉川代表㊧と山本取締役

手掛けたイベントのチラシを手に吉川代表㊧と山本取締役

6月15日付

根来塗師の松江那津子さん 近鉄で作品常設販売

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根来寺根来塗宗家池ノ上曙山さんの弟子で、本年度の優良県産品「プレミア和歌山」に認定された松江那津子さんの作品「根来寺根来塗豆子カップ」が、18日から和歌山県和歌山市友田町の近鉄百貨店和歌山店漆器売り場5階で常設販売されることになった。

販売開始当日は松江さんが売り場で作品を紹介する。

また、19日から25日(19日は特別招待会日)まで、同店5階画廊で松江さんをメインに、池上和慶さんの作品を含めた「根来寺根来塗松江那津子展―曙山の直弟子たち―」が開かれる。

松江さんは自動車メーカーのトヨタなどが主催する「レクサス・ニュー匠プロジェクト」の一人に選ばれ、今展では受賞作品「眉間寺三ツ椀、角切折敷」(プレミア和歌山)、椀、カップ、盃、皿などが並ぶ。

午前10時から午後7時(最終日は5時)まで。問い合わせは同店(℡073・433・1122)。

「根来寺根来塗豆子カップ」

「根来寺根来塗豆子カップ」

立ち回りの体験も 近大付属中高で歌舞伎の教室

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近畿大学付属和歌山中学・高校による芸術鑑賞会「はじめての歌舞伎教室」が13日、和歌山県和歌山市小松原通の県民文化会館で開かれ、生徒1654人がワークショップで歌舞伎の基本を学び、演目「五条橋」を鑑賞した。

舞台芸術をテーマにした鑑賞会で、毎年6月ごろに実施。日本舞踊宗家立花流師範の立花志十郎さんと日本舞踊家で演出・振付家の花柳琴臣さんが講師を務めた。

ワークショップでは生徒が木刀を持って歌舞伎の立ち回りを体験。刀を左右に振り下ろす「山形」や立ち位置を交代する「唐臼」などの動きを立花さんと花柳さんから教わり、最後は首をぐるりと回して見えを切ると、見ていた生徒から拍手が沸いた。

白い顔に赤や青で模様を入れる歌舞伎の化粧「隈(くま)取り」も花柳さんが舞台上で実演。力強さを示す筋隈(すじくま)や青色で描き悪役を示す公家荒れなど種類を紹介した。

最後は弁慶と牛若丸が京都の五条大橋で出会う様子を描いた「五条橋」を公演。ワークショップで実演した立ち回りで橋の上で戦う弁慶と牛若丸が演じられた。

歌舞伎を見た2年生の前田知希君(16)は「立ち回りなど歌舞伎の所作に迫力があった。化粧で強さを示すというのが分かりやすいなと思った」、土山夏未さん(16)は「歌舞伎を見たのは初めて。化粧の工夫とか話を聞いて、難しいかと思っていたけど楽しめた」と話していた。

木刀を手に立ち回りを体験

木刀を手に立ち回りを体験


杉谷さん「お別れの会」 30日緑風舎音楽ホール

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5月8日に死去した和歌山県和歌山市出身の世界的ピアニスト、杉谷昭子さんをしのぶ「お別れの会」が30日午後1時から、同市野崎の音楽ホール「緑風舎」で開かれる。

発起人は岸本周平衆議院議員と大橋建一前和歌山市長。お別れの会では、杉谷さんの業績の紹介や弔辞、門下生による追悼演奏を行い、2時ごろから献花を予定している。

緑風舎は、2010年3月に杉谷さんがピアノ開きのコンサートを開いた音楽ホール。杉谷さんはヨーロッパでの40年に及ぶ活動の後、ふるさとでの演奏の拠点としていた。

問い合わせは杉谷昭子後援会の林さん(℡073・426・3228)。

緑風舎のピアノの前で杉谷さん(2010年)

緑風舎のピアノの前で杉谷さん(2010年)

お願いごとかなえて 岡山幼園児が七夕ササ飾り

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和歌山市立岡山幼稚園(松本幸子園長)の園児約70人が14日、同市吹上の和歌山県立博物館エントランスホールで七夕のササ飾りを行った。

「けいさつかんになりたい」「ぴあのをじょうずにひきたい」「かいしゃにいくぱぱになれますように」など、願いはさまざま。

お兄ちゃんとサッカーを楽しんでいる石川道梧(どうご)君は、「将来はサッカー選手になりたい」と笑顔。尾﨑椋(りょう)君(5)は「家を作る人になりたい」と未来の自分を夢見た。

ササ飾りは7月7日まで同所に設置されている。主催した同館友の会(向井睦会長)は「短冊を用意しているので、一般の方もぜひ願い事を書いてください」と話している。

かわいい願い事をササ飾りに託す園児

かわいい願い事をササ飾りに託す園児

中小企業の税務支援 マッチング社が和市に進出

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中小企業と会計・税理士事務所のマッチング事業を展開している㈱ビズプラットフォーム(さいたま市)は、和歌山県和歌山市吉田の和歌山プラザビル4階にコールセンターを開設することになり、13日に県庁知事室で県、同市と進出協定を締結した。

同社は全国約1500以上の会計・税理士事務所とパートナー契約を締結しており、これまでのマッチング実績は1万2000件を超える。会計、税理士事務所に対するコピー機や複合機、会計ソフトなどの販売も行っている。

コールセンターの開設は、さいたま市、広島市に続き3カ所目。7月4日の操業開始を目指して社員の採用を進めており、3年間で地元からの正社員20人の雇用を予定し、今秋までにアルバイト約200人の採用を計画している。

この日は同社の渡邉洋之社長と青木一浩副社長が県庁を訪問。渡邉社長、仁坂吉伸知事、尾花正啓市長が協定書にサインした。

渡邉社長は「事業を始める際に税務も自分でやろうとし、負担を抱える経営者の方が多い。税務は難しいもの。マッチングにより税務は専門家の方に任せ、企業は事業の成長やサービスの向上に専念していただきたい」とし、コールセンターが入居するビルの立地について「JR和歌山駅から近く最適のオフィスを確保することができた。しっかり頑張りたい」と意気込みを示した。

仁坂知事は「新しい時代の先駆けとなる企業が和歌山に来ていただきうれしい。大いにご発展いただきたい」と歓迎。尾花市長は「大変うれしい。中心市街地のど真ん中に来ていただき、にぎわいの創出にもつながると思う。最適な税理士さんを求める中小企業のニーズは高いのではないか」と期待を寄せた。

協定書を手にする(左から)仁坂知事、渡邉社長、尾花市長

協定書を手にする(左から)仁坂知事、渡邉社長、尾花市長

ホームに最多2000人を アルテリーヴォ選手PR

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関西サッカーリーグ1部のアルテリーヴォ和歌山は、今季唯一、紀三井寺公園陸上競技場(和歌山県和歌山市)で行われる23日の第6節を重要な試合と位置付け、ホームの観客動員2000人の最多記録を目指している。PRのため選手は13日、国体道路沿いの企業や店舗などをユニホーム姿で訪問し、観戦を呼び掛けた。

第6節は23日午後2時から、関大FC2008と対戦。関西リーグで初めての有料試合とし、入場料は500円(小学生以下は無料)。会場では試合と併せて楽しめるイベントも企画している。

試合前の正午から中学生3チームによるエキシビションマッチがあり、ハーフタイムには紀州よさこいショー、ユニホームなどチームのグッズが当たる大抽選会を行う。エッグワッフル、スノーアイスなどのスタジアムグルメも楽しめる。

13日のPR活動には選手とスタッフ約30人が参加し、3~4人ずつの8グループで、JR和歌山駅から紀三井寺公園に至る約8㌔の道路の左右両側を分担。ひと目で選手と分かるよう、ユニホーム姿にチームののぼりを持って歩き、沿道の飲食店や企業の事務所などを訪ねた。

チラシやポスターを手渡し、和歌山のチームとして勝利と2000人プロジェクト達成への熱意を語る選手の姿に、訪問を受けた人も「すごいな。良いチームを目指して頑張って」「サッカー選手はカッコいいね」などと好意的に応対。

SNSで発信する選手との記念写真に応じる人も多く、MF山本廉選手(20)は「受け入れてもらえないかもしれないと思っていたが、皆さん優しくて反応はいい」と話した。

チームは現在、リーグ戦2連敗と苦しい状況だが、MF篠田朋宏選手(25)は「チーム全体が変わろうという意識になり、雰囲気も良くなっている。勝利にこだわっていく」、MF白方淳也選手(29)は「選手がPRすることに意味がある。多くの人に試合に来てもらい、勝利を見てほしい。選手一丸となって頑張る」と意気込む。

訪問を受けた㈱信濃路の冷水康浩副社長は「和歌山を代表するチームなので、しっかり応援して、和歌山の名を高めてもらいたい。いろんな面でバックアップしていきたい」と話していた。

選手たちは18日にも訪問PRを行う。チームや試合についての問い合わせは事務局(℡073・488・3288)。

ポスターを手渡して試合をPRする選手ら

ポスターを手渡して試合をPRする選手ら

6月16日付

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