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各分野の功績に 令和初の知事表彰44人3団体

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 産業の振興や保健福祉の増進などさまざま分野で功績のあった人や団体をたたえる「令和元年県知事表彰」の表彰式が4日、和歌山県和歌山市湊通丁北のホテルアバローム紀の国で行われ、受賞者に仁坂吉伸知事から表彰状と記念品が手渡された。

 同表彰は1953年に始まり、今回が67回目。「地方自治の振興」や「暮らしの安全及び向上」など7分野から個人44人と3団体が選ばれた。受賞者の中で最高齢は和歌山市の内畑榮三さん(86)、最年少は同市の鳥居幸司さん(59)。

 表彰式では受賞者一人ひとりの名前と功績が紹介された後、それぞれの分野の代表7人に仁坂知事が表彰状と記念品を贈った。

 仁坂知事は「強い責任感や信念を持ち、新しい道を切り開いてこられた功績は県政の歴史にさんぜんと輝いている。豊富なご経験を生かし、本県のさらなる躍進のために一層のお力添えを賜りたい」と式辞。受賞者を代表し、県酒造組合連合会理事の長谷川香代さんが「身に余る光栄で感激もひとしおです。世界から日本を訪れる人に和歌山の日本酒を飲んでいただきたい。心を新たに、より一層努力していきます」とあいさつした。

 本紙エリアの受賞者・団体は次の皆さん。

 【地方自治の振興】伊藤隆通(和歌山市)
 【保健福祉の増進】田中利平(岩出市)▽恵美(海南市)▽橋爪穰(和歌山市)▽平石英三(同)▽宮本典亮(同)【環境衛生の向上】駒井良章(和歌山市)
 【暮らしの安全及び向上】川村昌彦(和歌山市)▽平野嘉孝(同)▽小浦慶子(同)▽津多嘉子(海南市)▽福島幹治(和歌山市)▽藤谷文明(紀の川市)▽松井道夫(和歌山市)
 【教育、文化等の振興】和歌山県かるた協会(和歌山市)▽和歌山日米協会(同)
 【産業の振興】内畑榮三(和歌山市)▽鳥居幸司(同)▽梶本毅樹(同)▽高井一治(紀の川市)▽山安德(同)▽長谷川香代(同)▽??田保美(紀の川市)▽井内優(海南市)

仁坂知事から表彰状を受け取る受賞者

仁坂知事から表彰状を受け取る受賞者


天皇陛下とボーイスカウトで交流 山本連盟長

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 天皇陛下が即位され、令和の時代が始まって1カ月――。日本ボーイスカウト和歌山連盟長の山本一郎さん(83)=和歌山県和歌山市=は、1982年(昭和57)に初めてボーイスカウトの活動を陛下にご案内して以来、30年以上にわたり出会いを重ねており、即位後もボーイスカウト運動に関わり続けたいと希望される陛下に、深い敬意を抱いている。山本さんに皇室とボーイスカウトの関わり、陛下との思い出を聞いた。

昭和天皇から称賛 パウエル卿の感激
 ボーイスカウトと皇室の関係は古く、昭和天皇が皇太子時代の1921年(大正10)、イギリス訪問の際にスカウト運動の創始者ベーデン・パウエル卿と会見し、エジンバラ市でスカウトの集会に出席した。昭和天皇はスカウト運動への称賛と日本での発展に協力したいとの希望を示し、感激したパウエル卿からボーイスカウトの最高功労章「シルバー・ウルフ章」が東洋で初めて贈られている。

 山本さんは49年(昭和24)、戦後の1期生として海草第一少年隊に入隊して以来70年間、ボーイスカウト運動に取り組み続け、県内の中心者としてだけでなく、日本連盟でも副連盟長などの要職を歴任。現在も日本連盟顧問などを務め、後進の育成に尽力している。

キャンプ案内役に 南蔵王での出会い
 天皇陛下との初めての出会いは82年8月、4年に1回のボーイスカウトの国内最大行事、宮城県の南蔵王で開かれた「第8回日本ジャンボリー」でのこと。56年の第1回から78年の第7回まで上皇さま(当時は皇太子)が出席され、第8回からは天皇陛下(当時は浩宮さま)が引き継がれ、昨年の第17回まで連続して出席されている。

 山本さんが務めたのはキャンプの案内役。当時46歳で、前年に和歌山連盟理事長に全国最年少で就任したばかり。地区キャンプの責任者13人の中で陛下と最も年齢が近いことから白羽の矢が立った。

 相手の地位や立場に関係なく、初対面から誰とでもオープンに話をすることで知られていた山本さんだが、陛下には何を話したらいいのか「初めて頭の中が真っ白になった」。直前に雨が降り、陛下が履かれていた長靴の話題から何とか会話が始まり、案内は約1時間に及んだ。

 陛下はテントでの宿泊を希望され、共にキャンプをするスカウトの代表を各地区から選考。近畿ブロックの面接は山本さんが担当し、その時選んだ青年は後に、陛下と皇后雅子さまの結婚式にも招待されたという。

 10年後、山本さんが再び陛下にお会いした際、「あの時は楽しい話を長い時間聞かせていただきました」と言葉を掛けられた。「数え切れないほど多くの方に会われているのに、10年前のことをはっきり覚えておられ、すごい方だと改めて思いました」と山本さんは振り返る。

一人ひとりに声を 富士スカウト表敬
 日本のボーイスカウトの最高位「富士スカウト章」を受章したスカウトが東宮御所を表敬訪問する際にも、引率者として何度も参加。日本連盟を代表してあいさつし、皇太子時代の陛下と接した。

 陛下は毎回、スカウト一人ひとりに声を掛け、全員と話をされた。「本当に子どもが好きで、ボーイスカウトを大切に思ってくださっていることが伝わってきました」。

 2015年(平成27)11月には赤坂御苑での秋の園遊会に招かれた。上皇ご夫妻が前をお通りになり、紀の国わかやま国体ご出席への感謝を伝えたところ、同年夏に山口県で開かれた世界ジャンボリーについて「良かったですね」「たくさん外国の方が見えられたそうですね」などのお言葉があり、さらには、世界ジャンボリーに出席された天皇陛下、皇嗣秋篠宮さまからも声を掛けられ、感激の一日となった。

 昨年、陛下が即位後も継続を検討されている公務の中に、日本ジャンボリーと富士スカウト章表敬が含まれていることが報じられた。

 山本さんは「多くのご公務がある中、ありがたいこと。大変お忙しく、全ては難しいと思いますが、今後もボーイスカウトに関わっていただけたらうれしい」と話している。

第8回日本ジャンボリーで浩宮さま時代の天皇陛下(手前左)を 案内する山本さん(「スカウティング」誌提供)

第8回日本ジャンボリーで浩宮さま時代の天皇陛下(手前左)を 案内する山本さん(「スカウティング」誌提供)

6月7日付

味わいの大阪・新世界 川口さん初の写真展

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 和歌山県和歌山市の川口理一郎さん(87)の初写真展「大阪ぶらり」が9日まで、同市十一番丁のギャラリーTENで開かれている。

 川口さんは住友金属和歌山製鉄所(現・日本製鉄和歌山製鉄所)に勤め、定年退職前からカメラを趣味にしてきた。現在はワカヤマフォトクラブに所属し、昨年まで会長を務めた。県展招待作家、東京写真研究会同人(審査員)。

 今展では、コンパクトカメラで大阪の繁華街・新世界や中崎町を歩いて写したモノクロのスナップ17点を展示している。

 この3年ほどの間に何度か足を運んで撮影。作品は古くからの芝居小屋、個性的な店の看板や洋品店の陳列、将棋クラブに集う人々、そびえる高層ビルと古い建物など、少しずつ移ろいゆくまちの姿を写し撮っている。

 中でも一番のお気に入りは、新世界で出会った新郎新婦のユニークなショット。紋付袴、色打掛姿で串カツ店の行列に笑顔で加わるほほ笑ましい姿を写した一枚で「声を掛けて記念撮影風に撮らせてもらった後、ふと見ると行列に並んでいたのでびっくりでした」と振り返る。「こんなことは滅多にない」とシャッターを切ったという。

 「このかいわいは生活感があり、人間的な味わいのある所。『これぞ大阪』という雰囲気が皆さんに伝わればうれしいですね」と笑顔で話している。

 午前11時から午後6時(最終日は3時)まで。問い合わせは同所(℡073・432・5600)。

下町の雰囲気が伝わる作品が並ぶ会場で川口さん㊨

下町の雰囲気が伝わる作品が並ぶ会場で川口さん㊨

新理事長に髙垣氏 わかやま市民生協総代会

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 わかやま市民生活協同組合の第39回通常総代会が4日、和歌山県和歌山市友田町のホテルグランヴィア和歌山であり、役員改選では、上田欣士郎理事長(代表理事)が退任し、髙垣幸代全体区理事が同日付で理事長に就任することが決まった。副理事長には常任理事の津田美法さん、専務理事には中井勝也さんが就任した。

 総代会には県内各地の組合員を代表する総代約250人と来賓らおよそ400人が出席。昨年度に運用を開始し、大学1~4年生計40人に毎月1万円を給付する大学生生活支援金については、本年度の募集から大学生のみだった給付対象者を短大、専修学校、高等専門学校の学生までに拡大が決まったことを報告。高齢者の居場所づくりや見守り活動に本年度も引き続き取り組むことが決まり、健康や子育てをテーマとした商品の開発、イベントを通じたコープの活用のPRなどに取り組むことも決まった。各地の総代からは同生協に対して望むことも発表された。

報告に耳を傾ける出席者たち

報告に耳を傾ける出席者たち

お店の看板鮮やかに チョークアート作品展

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 和歌山県和歌山市のチョークアート教室「mash art(マッシュアート)」の教室生の作品展が9日まで、同市のぶらくり丁内アルモギャラリーで開かれている。

 はやしまきさんを講師に、5年目を迎えた教室。展覧会は4回目で、生徒9人が1点ずつカフェや飲食店の看板をテーマに描いた作品を展示している。

 チョークアートは、カフェやレストランのメニューボードなどに使われる看板アート。特殊な黒い塗料を施した木の板にオイルパステルで、筆の代わりに指を使って絵や文字を描き、鮮やかな発色が大きな魅力。

 作品は、ベーグルやサラダをおいしそうに表現したもの、中華料理を提供するパンダ、大勢の人がお酒や料理を楽しむ姿を緻密に描いたものなど。中には展覧会後、店に納品される作品もあるという。

 はやしさんは「今回は『これぞチョークアート』といった看板風の作品が集まりました。デザインもさまざまで、個性的な作品を楽しんでもらえれば」と話している。

 午前11時から午後7時まで。9日のポポロハスマーケットではワークショップも開催。問い合わせは同所(℡073・499・4588)。

色鮮やかな作品と講師のはやしさん

色鮮やかな作品と講師のはやしさん

住みよいまちへ 地域安全推進員会が総会

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 和歌山市地域安全推進員会の2019年度総会が5日、西汀丁の勤労者総合センターで開かれ、各地域の推進員や警察官ら約80人が出席し、犯罪や事故のない地域づくりの活動について協議した。

 総会では18年度の事業報告と会計報告の他、夏に向けて始まる水難事故防止運動や夏の子どもを守る運動、特殊詐欺の啓発活動など19年度の事業計画案が審議された。

 また、地域の安全活動に尽力し、地区会長と署長の推薦を受けた推進員と警察官35人が表彰され、尾花正啓市長から感謝状が贈られた。尾花市長は「年々犯罪件数が減っているのも皆さんのおかげ。今後も力添えをいただいて、住みやすい和歌山市をつくっていきたい」とあいさつした。表彰されたのは次の皆さん。

 【西支部】佐野益生(本町)▽大畑忠夫(雄湊)▽竹内常世(吹上)▽樫原雅忠(砂山)▽堀之内平八郎(今福)▽新宅孝敏(高松)▽平岡幸男(芦原)▽中野清(和歌浦)▽岩尾千代子(名草)▽森本正之(同)

 【北支部】和田安弘(湊)▽津田敏明(松江)▽川口敏夫(同)▽吉田正行(木本)▽池田耕平(同)▽西山時夫(貴志)▽杉本久仁(楠見)▽金川文昭(西脇)▽脇坂元信(加太)

 【東支部】久保惠嗣(大新)▽廣瀨悦子(新南)▽原田好章(宮北)▽西村正己(同)▽井上勇(四箇郷)▽中谷昌司(三田)▽大谷昌之(岡崎)▽江川弘章(和佐)▽中尾茂樹(有功)▽熊谷和惠(同)▽蓬臺奈々(直川)▽黒瀬博子(川永)▽辻健(紀伊)

 【警察署】杉若雅夫(西署)▽髙出博史(北署)▽福井博行(東署)

尾花市長㊧から賞状を受け取る受賞者

尾花市長㊧から賞状を受け取る受賞者

濃厚な仕上がり期待 中野BCで梅酒仕込み

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 「梅の日」の6日、和歌山県海南市藤白の中野BC㈱(中野幸治社長)で令和初の梅酒の仕込みが始まり、この日は南高梅8500㌔、約20万粒を漬け込んだ。

 職人9人が朝摘みされた南高梅を水洗いして水切りした後、醸造アルコールと砂糖の入ったタンクに次々と投入した。今シーズンは約1カ月かけて、南高梅約500㌧をタンク42基に漬け込む。

 ことしは、気温が低く降雨が少ないという気象条件から、果実は小粒の傾向。
そのため、例年と同じ重量でも使われる果実の粒数は多く、梅味の濃い〝パンチの効いた〟梅酒に仕上がるとみられている。

 採れたての梅の甘酸っぱい香りと味わいを閉じ込めた梅酒は、ことし12月に新酒「梅酒ヌーボー」として提供され、来年の秋ごろには国内各地をはじめ、中国や香港、オーストラリア、欧州など約20カ国に出荷する。

 梅酒杜氏の山本佳昭さん(49)は「令和の新時代を祝い、より一層多くの人に梅酒を楽しんでいただけたら」と話していた。

職人が豪快に梅をタンクに投入した

職人が豪快に梅をタンクに投入した


クルーズで地域振興 成長市場学ぶシンポ

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 クルーズ船誘致による地域活性化について考える和歌山放送(中村榮三社長)の開局60周年記念シンポジウム「クルーズ新時代~和歌山県の地域振興を目指して~」が4日、和歌山市民会館小ホールで開かれ、約600人が講演などを通じて、拡大するクルーズ市場の現状や寄港地での経済効果などを学んだ。

 同社が主催する情報懇談会の第120回で、初めて県、市との共催となった。

 県内では、和歌山下津港、日高港、新宮港へのクルーズ船誘致が進められ、2018年度は過去最高の17隻が寄港。ことし8月には、和歌山下津港に11万㌧以上の客船として初めて、世界三大クルーズ会社の一つ、プリンセス・クルーズ所属の「ダイヤモンド・プリンセス」が入港を予定している。

 シンポジウムでクルーズ船の施策を担当する国土交通省技監の菊地身智雄氏は、クルーズ振興の現状について講演。世界のクルーズ人口は、2008年からの10年間で1620万人から2852万人と約1・8倍に増加し、特にアジアでは131万人から3・2倍の424万人に大きく伸びており、今後も発展が期待される市場であることを話した。

 日本では、クルーズ船での旅行は高級で費用がかかるイメージが根強いが、実際は同規模の旅行を他の手段で行うよりも低価格だという。

 クルーズ船では、飛行機のファーストクラスよりも広いキャビンで旅ができ、一流ホテルレベルの食事が毎日味わえ、船内で多彩なエンターテインメントを満喫でき、移動のたびに荷造りや運搬をする必要がないなどのメリットがある。

 横浜から長崎、韓国・釜山を巡る6日間の旅の場合、通常の旅行なら30万円以上の費用が見込まれるが、クルーズ船なら、上質な客室を使用するジュニアスイートで17万円程度、船の内側の客室では9万円程度との例が紹介された。

 日本でのクルーズ船の寄港回数や、クルーズ船で日本を訪れる外国人は近年急増。寄港地では市街地や観光地に乗客を誘導する観光ツアーなども企画され、乗客1人当たり数万円、トータルで数千万円から億単位の経済効果が生まれ、地域振興に寄与しているという。

 菊地氏は「ゲスト(乗客)の満足で地域も満足」が合言葉だとし、寄港地がその地ならではのおもてなしを実践し、地域の「稼ぐ力」を育てることが重要と指摘。「和歌山でも新しいクルーズの時代が来る。ゲストをしっかり満足させて、地域が果実を得ることを期待している」と述べた。

 この他、クルーズライターの上田寿美子さんの講演、仁坂吉伸知事や尾花正啓和歌山市長、プリンセス・クルーズの日本法人、㈱カーニバル・ジャパンの堀川悟社長らによるパネルディスカッションも行われた。

クルーズによる地域振興の事例や展望が紹介された

クルーズによる地域振興の事例や展望が紹介された

6月8日付

光の乱舞楽しもう 紀の川市ホタルスポット

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紀北地域有数のホタルの名所、和歌山県紀の川市内各地で幻想的な光の舞いが始まっている。観賞スポット5カ所の飛散時期やイベント日程などを紹介する。アクセス情報は市ホームページ(http://www.city.kinokawa.lg.jp/kanko/accessmap.html)に掲載。問い合わせは観光振興課(℡0736・77・2511)。

【細野渓流キャンプ場付近(桃山町垣内)】予想飛散時期=6月初旬~中旬▽イベント=8日午後4時から「ほたる祭」を開催。宮本静さん、横山恭治さんの歌謡ショーや餅つきがあり、飲食などの屋台が並ぶ。小雨決行▽問い合わせ=同キャンプ場(℡0736・67・0070)

【鞆渕地区付近(中鞆渕)】予想飛散時期=初旬~下旬

【きしべの里ほたる観賞会(貴志川町井ノ口)】観賞期間=10日まで(平日・日曜=午後8時~9時半、土曜=8時~10時)▽河川敷に臨時駐車場あり▽期間中は「ほたるの館」でホタルの資料展示を見ることができる

【重谷川付近(江川中)】観賞期間=12日まで

【野田原地区付近(桃山町野田原)】予想飛散時期=初旬~中旬▽イベント=8日午後6時から「蛍の里薄木神社夜宮祭」を同神社境内で開催

闇夜に光るホタルの舞い

闇夜に光るホタルの舞い

高校相撲で2連覇 県商の花田君が県庁訪問

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第103回高校相撲金沢大会(5月19日、石川県卯辰山相撲場)で優勝した和歌山県立和歌山商業高校3年の花田秀虎君が4日、県庁南別館を訪れ宮﨑泉教育長に大会結果を報告した。

同大会は全国72校が出場。個人戦は団体戦で3勝することが出場条件となっており、花田君は団体戦に中堅で出場。個人戦では史上3人目となる大会2連覇を飾った。

花田君は同校の愛須貴志校長と相撲部の門林三千生監督と出席。一日で終わる大会のため、朝から夜まで取組が続いたことや、決勝ではモンゴル出身で身長2㍍のダワーニンジ君(鳥取城北)と対戦したことを報告した。

花田君はダワーニンジ君との対戦は3回目で、毎回作戦を考えながら試合に臨んでいるという。金沢大会では、3月の全国高校相撲選抜大会での経験から、相手に押し込まれても耐えられるよう、特に足腰を強く鍛えた。

今後控えているインターハイについて「プレッシャーもある。高校最後の戦いに向けて自分に打ち勝って、団体、個人で優勝を目指して頑張りたい」と話し、宮﨑教育長も「良い流れでインターハイに臨めると思うので、みんなで行って頑張ってほしい」とエールを送った。

(左から)門林監督、宮﨑教育長、花田君、愛須校長

(左から)門林監督、宮﨑教育長、花田君、愛須校長

死亡災害は過去最少 台風21号関連で3人

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和歌山労働局がまとめた2018年の和歌山県内労働災害発生状況は、休業4日以上の死傷者数が1153人で前年より37人増えたが、死者は過去最少の6人(前年比3人減)だった。

業種別の死傷者数の内訳は、製造業が265人(同11人減)と最も多く、商業151人(同41人増)、運輸交通業143人(同14人増)、建設業140人(同10人増)、保健衛生業139人(同4人減)、農林業93人(同14人減)と続き、これら6業種で8割を占めた。

事故の型別では、転倒災害238人、墜落・転落災害207人、動作の反動等152人、はさまれ・巻き込まれ災害147人の順だった。

死者6人のうち3人が台風21号関連の作業によるもので、破損した屋根の補修中に地面に転落するなどした。他に、クレーンでつり荷を移動中、バランスが崩れて落下した荷の下敷きになるなどの事故があった。

同労働局は、第13次労働災害防止計画(18~22年度)に基づき、死亡災害の15%以上減少、死傷災害の10%以上減少などの目標を掲げて対策を進めており、各事業者や労働者にも安全衛生の意識向上や重点事項の取り組みなどに協力を呼び掛けている。

2018年県内労働災害の発生状況(事故の型別)

2018年県内労働災害の発生状況(事故の型別)

3人目の候補が浮上 参院選の候補者説明会

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和歌山県選挙管理委員会は6日、今夏の参院選和歌山選挙区(改選数1)の立候補予定者説明会を県庁で開いた。5選を目指す自民現職の経済産業大臣、世耕弘成氏(56)=公明推薦=と、野党4党が統一候補として支援する無所属新人の元和歌山弁護士会会長、藤井幹雄氏(58)=立憲民主、国民民主推薦=の2陣営に加え、有田市の男性(41)が無所属で出席し、一騎打ちの構図と見られてきた戦いは三つどもえとなる可能性が出てきた。

男性は、政治団体の候補者募集にエントリーし、支援を受けての立候補を検討中という。同団体の公認や推薦を得られない場合でも、出馬する可能性はあるとしている。

説明会では、県選管や県警、郵便局、放送各社などが、選挙運動の規定や手続き、政見放送、公費負担制度、はがきの取り扱いなどについて説明。小濱孝夫県選管委員長は「ルールを順守し、明るくきれいな選挙の実践をお願いしたい」と呼び掛けた。

参院選の日程は7月4日公示、21日投開票が有力視されているが、26日に会期末を迎える通常国会の延長論や、安倍晋三首相が衆参同日選に打って出るとの観測もくすぶり、流動的となっている。

公正な選挙を呼び掛ける小濱委員長

公正な選挙を呼び掛ける小濱委員長

紀北中心に激しい雨 交通の乱れや停電発生

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前線を伴う低気圧の影響で7日、西日本から東日本の各地で大雨となり、和歌山県内は北部を中心に激しく降り、低い土地の浸水や河川の増水への警戒が続いた。けが人などの被害は確認されていないが、交通機関の乱れや停電などが発生した(午後2時現在)。

気象庁によると、午前9時57分に和歌山、海南、紀の川各市、かつらぎ町などに大雨警報が発令され、海南市では洪水警報も出された。

1時間の最大雨量は、和歌山市の和歌浦中で69㍉、橋本市の須河で53㍉など非常に激しく降り、午前11時10分までの累積雨量では、和歌浦中が113㍉、海南市の東畑が102㍉となっている。

和歌山市内は、市道本町和歌浦線の新堀橋西詰めからトマト&オニオン塩屋店前までの区間が冠水のため一部通行止めとなり、河西橋も通行止めとなった。

吹屋町の国体道路では、一部冠水した箇所を自動車が水しぶきを上げながら走行。平尾の県道岩出海南線では、道路の低い部分に隣接する水田からあふれた水が流れ込み、警察官がドライバーに迂回(うかい)を呼び掛けていた。

交通機関では、JR和歌山線で雨量計が規制値に達したため、午前10時30分ごろから五条―橋本駅間で運転を休止。和歌山電鐵は、線路が冠水し、10時48分から全線で運転を見合わせている。

停電も発生し、関西電力によると、紀美野町で約20軒、有田川町で約1820軒となっている。

登校後の警報発令に学校も対応に追われた。和歌山市教育委員会によると、市立小中学校(義務教育学校含む)58校では、小学校が早めの給食を済ませた上で学校での待機や下校を判断。中学校は大半が授業を取りやめて下校となったが、県外への校外学習や校外での学校行事と重なった学校もあり、続行や切り上げの対応となった。

水しぶきを上げて国体道路を走る車(7日午前10時54分、和歌山市吹屋町)

水しぶきを上げて国体道路を走る車(7日午前10時54分、和歌山市吹屋町)

冠水した道路を通行するトラック(7日午前11時27分、和歌山市平尾)

冠水した道路を通行するトラック(7日午前11時27分、和歌山市平尾)


大賞は花王の施設 わかやま環境賞に5団体

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 和歌山県民の模範となる環境保全活動を実践している個人や団体をたたえる「わかやま環境賞」の本年度表彰式が7日、和歌山市の県庁正庁で行われ、5団体の代表者に仁坂吉伸知事から表彰状が贈られた。

 わかやま環境賞は2002年度に創設。県民の環境保全に対する意識の向上につなげようと毎年行っており、今回が18回目。「わかやま環境大賞」「わかやま環境賞」「特別賞」がある。

 表彰式では、仁坂知事が受賞団体の代表者一人ひとりに表彰状を手渡し「環境保全は待ったなしで実践すべきもの。皆さまの活動は地道な努力の積み重ねや創意工夫に富んだものばかり。心からお慶び申し上げる」と式辞。来賓として出席した岸本健県議会議長は「ふるさと和歌山の美しい環境を保全するために引き続きご尽力をお願いしたい」と祝辞を述べた。

 わかやま環境大賞に輝いたのは、花王㈱が同社和歌山工場(和歌山市湊)内に開設している花王エコラボミュージアム。家庭でのエネルギーの使用状況などを分かりやすく展示している点などが評価された。細川泰徳館長は受賞者を代表し「大変光栄なことで喜んでいる。来館してくださる皆さまとのコミュニケーションを大切に、持続可能な開発に貢献できるよう精いっぱい取り組んでいきたい」とあいさつした。

 児童らが校区内の公園や遊歩道を清掃していることが評価され、わかやま環境賞を受賞した和歌山市立大新小学校の村上和彌校長は「子どもたちが地道な活動を一生懸命にやってくれたことが受賞につながったと思います。うれしいです」と話していた。

 その他、環境賞にNPO法人ワンニャン会(田辺市)、和高専メタンハイドレートワーキンググループ(御坊市)、特別賞に有田市立初島中学校生徒会が選ばれた。

仁坂知事と表彰を受けた皆さん

仁坂知事と表彰を受けた皆さん

6月9日付

歯と口の健康大切に 優良児や標語など表彰

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歯と口の健康週間(4~10日)に合わせ、和歌山市と市教育委員会、市歯科医師会による本年度のよい歯の児童と学校の表彰式が8日、鷺ノ森の市立伏虎義務教育学校で開かれた。

小学6年生を対象に、歯並びのきれいさや虫歯の有無などから選ばれる「よい歯の児童」には103人、歯磨きや歯の治療に積極的に取り組んでいる「よい歯の学校」には市内の小学校5校が選ばれ、ポスター、標語、詩ではそれぞれ9人が優秀作品に選ばれた。

歯科医師会の和中美喜夫会長は「ポスターや詩の作品には子どもたちのいろいろな視点があり、考えがよく分かる。歯と口の健康にこれからも気を付けて、よく噛んでよい体をつくってほしい」とあいさつ。

市立浜宮小学校6年生の橋本佳易君(11)は「賞状がもらえてうれしい。これからも歯磨きを忘れず、お菓子を食べた後にも磨きたい」と話していた。

ポスター、標語、詩の優秀賞は次の皆さん。

【ポスター】大谷悠梨(木本小1年)▽水船裕斗(同)▽前野結衣(野崎西小2年)▽小坂穂乃(吹上小3年)▽池田つむぎ(中之島小3年)▽東夏帆(楠見東小3年)▽手島美理(三田小4年)▽伊賀良衣華(加太小6年)▽福永祐佳(西脇中3年)

【詩】石井葵(木本小3年)▽丸野愛菜(同)▽島田桃花(福島小3年)▽日野翔太(大新小4年)▽河野誠(松江小4年)▽岩尾蒼珂(雑賀小5年)▽古宮美波(高松小6年)▽飯島花成(雑賀小6年)▽尾崎倫太郎(西和佐小6年)

【標語】大町彩日(宮北小1年)▽村上柚菜(雑賀小2年)▽森野唯奈(宮前小2年)▽本田陽大(太田小3年)▽吉橋優(川永小4年)▽長谷川直葉(藤戸台小4年)▽朝間紘斗(紀伊小5年)▽橋本悠月(岡崎小6年)▽木村悠乃(明和中2年)

よい歯の表彰を受ける児童

よい歯の表彰を受ける児童

日中友好の輪広がる 山東省の書道家が来県

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中国・山東省の書道家による交流団が5日、和歌山県和歌山市西汀丁の県書道資料館を訪れ、日本の書道家と交流を深めた。

県と山東省の友好提携35周年を記念した交流会で、山東省
文学芸術連合会と同省書法家協会が主催し、県日中友好協会と書道資料館が後援。書道家10人が来県した。

交流会では文学芸術連合会党組・書記副主席の王世農さんが「中国も改革開放から40年で大きく変わった。和歌山と山東省の民間で続く芸術交流は大切なこと。日本人も書道が好きだと聞いているので、また山東省にも来てくれるとうれしい」とあいさつし、県日中友好協会の中拓哉会長は「この建物は日本の書道教育に尽力した天石東村(あまいし・とうそん)の記念館」と和歌山の書道史を紹介し、「山東省にも近々行けると思う。きょうは和歌山を堪能してほしい」と交流団を歓迎した。

県内外で書道パフォーマンスを行う木本小学校6年の新宅彩耶香さんによるパフォーマンスも披露された。赤と黒で書いた文字を塗りつぶし、紙を裏返すと「山東省和歌山県友好提携祝35周年」と白い文字が浮き上がり、交流団からは拍手が沸き起こった。

その後、交流団のメンバーは作品を制作し、日本の書道家らが熱心に見守る中、流れるような筆運びで作品を書き上げた。天石の没後30年を記念した作品展にも足を運び、鑑賞した。

流麗に筆を走らせる書道家たち

流麗に筆を走らせる書道家たち

改元10連休で入込増 和歌山市GW観光客数

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和歌山市は、ことしのゴールデンウイーク(4月27日~5月6日)の主要観光施設入込客数と宿泊客数が昨年より増加したと発表した。

主要観光施設入込客数は30万907人で昨年より6万977人増加。宿泊客数は1万8982人で昨年より6327人増加した。一日平均では主要観光施設入込客数は3万91人(対前年比12・9%増)、宿泊者数は1898人(同35・0%増)となった。

観光施設の中でも令和元年になった5月1日に記念行事を実施した和歌山城の客数が特に増加し、10日間で1万9444人と昨年より5345人増加し、一日平均入込客数は1944人(同24・1%増)となった。

観光課では、今回のゴールデンウイークが10連休と過去最長であったことが旅行やレジャーを促進し、連休後半の気候が良く、行楽日和であったことが増加の要因と見ている。

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