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天皇陛下即位記念 天長島村酒造が限定大吟醸

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天皇陛下の即位と改元を祝し、天長島村酒造(和歌山県和歌山市本町、島村安昭社長)は記念酒「天長 大吟醸 奉祝」を発売した。200本限定で、同市の近鉄百貨店和歌山店地下1階で取り扱っている。

同社は半世紀以上にわたり、毎年春、天皇家に清酒「天長」を献上。皇室に特別許可を得ているのは全国でも数社で、記念酒も近く陛下に献上する予定という。

社名、主銘柄にもなっている「天長」は大正時代初期、朝香宮鳩彦(あさかのみややすひこ)殿下が和歌山の第61連隊に赴任され、島村家の別荘にお住まいの時に殿下から命名されたことを由来とするなど、同社は天皇家と縁が深い。

これまでにも天皇陛下のご成婚、愛子さまや秋篠宮家の悠仁さまが誕生された際に記念酒を製造。陛下ご成婚の晩餐会でも愛飲されるなど皇室御用達の酒蔵。

記念酒は山田錦100%使用の辛口大吟醸酒で、馥郁とした香りとすっきとした口当たりが特徴。島村社長は「祝賀の中で迎えた新しい時代の始まり。華やいだ気分を皆さまにも味わっていただければ」と話している。

720㍉㍑入りで5400円(税込み)。問い合わせは近鉄百貨店和歌山店(℡073・433・1122)。

「天長 大吟醸 奉祝」を手に島村社長

「天長 大吟醸 奉祝」を手に島村社長


経営は素直な心で 幸之助の孫・正幸氏が講演

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和歌山経済同友会の2019年度通常総会が29日、和歌山県和歌山市七番丁のモンティグレ(ダイワロイネットホテル和歌山)で開かれた。パナソニックの創業者・松下幸之助氏の孫で、同社副社長の松下正幸氏が講演。経営の神様と呼ばれる幸之助について「祖父から『素直な心』を持つことが、物事の本質を見通す上で大切だと学んだ」と話した。

松下氏は幸之助の経営思想を紹介。「企業は社会の公器。事業を通して人々の暮らしを豊かにし、社会の発展に貢献することが大切だと経営理念に掲げた」とし、「繁栄による平和と幸福を」と掲げるPHP研究所や松下政経塾での幸之助の思いなどにもふれた。

松下氏は幸之助から学んだ「人の話をよく聞く」「自ら学ぶ」「素直な心を持つ」を紹介し、「幸之助氏はいつでも、あらゆる人の話を聞いて素直な心を持とうと努力していた。簡単そうで難しい一番大切なことを学んだ」と話した。

また、通常総会は136人が出席し、18年度事業報告と収支決算、19年度事業計画案と収支予算案などの全議案を承認した。

2人体制の代表幹事は大桑?嗣氏(㈱オークワ会長)に代わり、溝端莊悟氏(溝端紙工印刷㈱会長)が選任され、田谷節朗氏(きのくに信用金庫理事長)が再任した。

大桑氏は特別幹事に就任した。副代表幹事には細江美則氏(太洋工業㈱社長)が選任された。

祖父・幸之助との思い出を話す松下氏

祖父・幸之助との思い出を話す松下氏

かもめ~る発売 中央郵便局で開始セレモニー

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書中見舞いはがき「かもめ~る」の販売が30日、全国での郵便局で一斉に始まった。和歌山県和歌山市一番丁の和歌山中央郵便局(石橋守局長)でもセレモニーが行われ、通勤客や市民が足を止め、早速買い求める姿もみられた。

はがきは1枚62円。絵入りは海とヒマワリの2種類の他無地もあり、発行枚数は2億518万4000枚。くじ付きで賞品は現金1万円、2000円、切手シートなどとなっている。

セレモニーで石橋局長は、くじ付きはがきを送られた人が当選発表日まで手元に保管するのを利用し、ビジネスでの活用が増えていることを紹介し「令和を記念して一層多くの人に利用してもらえたら」と呼び掛けた。

県PRキャラクターのきいちゃんも「暑い夏も全力でがんばるワン!」とあいさつ。ハワイアンフラグループ「ハーラウ フラ オ カメレアロハ」の舞いが花を添え、発売を記念して先着50人に花の苗などが配られた。

「かもめ~る」はがきの販売は8月23日まで。

くす玉を割って販売開始を祝った

くす玉を割って販売開始を祝った

HYDEが南海情報誌に インタビュー掲載

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和歌山市ふるさと観光大使で人気ロックミュージシャンのHYDEさんが、南海電鉄の沿線情報誌「Natts(ナッツ)」6月号(1日発行)の巻頭特集に登場する。

大使の活動の一環としてインタビューが実現。和歌山市エリアの特集の中で、おすすめスポットについてHYDEさんが思い出や南海電車でのエピソードなどを語っている。

同市出身のHYDEさんは、ことし1月の和歌山ビッグホエールでのライブで、ふるさと観光大使の委嘱を受けた。自身の公式SNSアカウントで「#なんて素敵な和歌山なんでしょう」とのハッシュタグで和歌山の魅力を投稿するなど、抜群の発信力でふるさとのPRに貢献している。

今回のインタビュー掲載も、市役所の公式ツイッターアカウントでの紹介をHYDEさんの公式アカウントがリツイートすると、ファンの間に一気に拡散。「読みたい~!」「和歌市民になって、hydeさんに 愛されたい…」「なんて素敵なHYDEさんなんでしょう 欲しいです」などのリプライ(返信)が寄せられ、発行前から盛り上がっている。

「ナッツ」6月号はタブロイド判オールカラー。22万部を南海電鉄の各駅や商業施設など約200カ所で無料配布する。郵送希望の場合は南海電鉄営業部の同誌事務局(℡06・6644・7245、平日午前9時~午後5時)へ。問い合わせも同じ。

HYDEさんが表紙を飾る「Natts」6月号

HYDEさんが表紙を飾る「Natts」6月号

架空請求はがきトップ 18年度の県消費者相談

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和歌山県消費生活センターは2018年度の消費者相談の状況をまとめ、相談件数は5842件(前年度比485件増)で3年ぶりに増加した。法的手続きをにおわせる文面で不安をあおる、はがきなどによる架空請求に関する苦情が最多となり、相次いだ台風による被害を受け、家屋の修理などに関する苦情が急増した。

架空請求はがきに関する苦情は824件(前年度比124件増)で、前年度の2位から18年度はトップとなった。17年9月から増え始め、18年3月をピークに同年7月まで高水準で推移し、宛先の95%以上が50歳以上の女性となっている。

手口は、「民事訴訟最終通達書」などと訴訟をにおわせる文面で不安をあおり、はがきや封書に書かれた電話番号に連絡させ、金をだまし取るもの。相談事例の中には、はがきに情報保護シールが貼っていたり、背景に桐花紋のような絵が印刷されていたり、本当らしく思わせる手の込んだ細工がなされているものも見られた。

裁判所が訴訟に関する内容をはがきで送ることはなく、同センターは、連絡はせずに無視するよう呼び掛けている。

2番目に多かったのは「ウェブサイト関連」の苦情の752件(前年度比49件増)で、高止まりが続いている。

相談では、大手通販サイトからスマートフォンのショートメッセージに動画サイトの料金未納の通知が届いたというものや、インターネット上で知り合った人から出会い系サイトに誘われ、ポイントの購入を繰り返し要求されたなどの事例があった。

台風関連の家屋修理などに関する苦情は、前年度の13件から148件に急増。台風で傷んだ屋根を保険で修理しようとしたが、見積額より保険金が安かったためキャンセルを申し出ると、高額な違約金を請求されたなどの相談があった。

同センターは、まず自分自身で保険や損害の内容を確認してから保険会社に相談することや、書面に安易にサインをせず、十分な説明を求めることなどを注意点に挙げている。

この他、情報商材(儲け話)に関する相談が76件(前年度比41件増)、電気の供給契約に関する相談が96件(同47件増)に倍増した。

問い合わせは同センター(℡073・433・1551)や全国共通の消費者ホットライン「188(局番なし)」。

6月1日付

バレエで「竹取物語」 アーツクラシック公演

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アーツクラシックバレエ(和歌山県和歌山市小野町、井上育子代表)のスタジオ設立5周年記念公演が8日午後4時半から、伝法橋南ノ丁の市民会館小ホールで開かれる。バレエとジャポニズム的世界観が融合した「バレエで綴る『竹取物語』」などを披露する。市、わかやま新報など後援。

第1部はバレエコンサート。コンクール入賞者を含む同スタジオの研究生約50人が出演し、「くるみ割り人形」「眠れる森の美女」「ジゼル」など古典バレエの名曲を中心に、ソロや群舞で踊る。

第2部は和の創作バレエ「竹取物語」。かぐや姫の誕生から輝かしく成長していく姿、地上との別れの物語を通し、美しい月の都よりも、幸福と悲劇を繰り返し、悩みある地上の世界にいたいと思う姫の憂い、育ての親である翁(おきな)夫妻への愛情や感謝、恩返しできず地上を去る無念など、数奇で美しい世界を描き出す。

井上代表が演出、振り付けを手掛け、研究生と共に出演する。和の作品は、恩師の故中沼洋子さんの影響を受け、手掛けたいと思ってきたという。幻想的できらびやかなバレエの世界観に加え、音楽、舞台装置、衣装、和の雰囲気が伝わるジャポニズム的振り付けなどにこだわり、芸術性に富んだ舞台が絵巻のように展開される。

入場無料で整理券が必要。観覧希望者は井上代表(℡090・4073・2808)かアーツクラシックバレエホームページ(https://arts.crayonsite.net/)から申し込む。

同スタジオは、国登録有形文化財の旧西本組本社ビル3階にあり、生徒も募集している。問い合わせは井上代表。

5周年記念公演のポスター

5周年記念公演のポスター

和歌山市向でコンビニ強盗 男が刃物持ち逃走

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5月31日午前2時55分ごろ、和歌山市向のコンビニエンスストア「ファミリーマート和歌山貴志店」で強盗事件が発生した。押し入った男は現在も逃走中(31日午後現在)。事件当時店内に客はおらず、店員にもけがはない。

和歌山北署によると、現場は市立貴志小学校南側で、勤務中の男性店員が1人でカウンター内にいたところ、50~60歳くらいの男が店内に入り、男性店員に刃渡り約10㌢の果物ナイフのようなものを突き付け「金を出せ」などと脅迫。レジ内の現金約6万5000円を奪い逃走した。

男は身長約180㌢、細身で紺色ヤッケ様上衣、黒っぽいズボン、頭部に白色のタオル、白色のマスク・ゴム様手袋を着用していた。

同署は逃げた男の行方を追っている。


県職員を停職6カ月 飲酒運転で倉庫に接触

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和歌山県は酒気帯び運転をし、民家の倉庫を傷付けたとして、人事課主事の男性職員(26)を5月30日付で停職6カ月の懲戒処分にしたと発表した。

県監察査察課によると、職員は県教育委員会に出向していたことし3月1日午後7時ごろから翌日午前1時ごろまでの間、和歌山市内の2軒の飲食店で飲酒し、車で自宅に向かう途中、午前1時55分ごろに市内の民家の倉庫に接触した。その場から立ち去り赤信号で停車していたところ倉庫の所有者に呼び止められた。

警察による呼気検査の結果、基準値以上のアルコール濃度が検出され、2日に現行犯逮捕された。

職員は所有者と示談が成立しており、所有者から県に対し2度にわたり寛大な処分を求める嘆願書が出されていた。同課の聞き取りに対し「県職員として本当に恥ずかしい行いをし申し訳ない。二度と運転免許を取得するようなことはしない。もし県庁でもう一度働けるチャンスをいただけるなら全身全霊県民のために働きたい」と話しているという。

30日に県庁で記者会見した野口幸男監察査察監は「このような違反行為は言語道断」と話し、山本佳之人事課長は「県政の信頼を損ねる行為で県民の皆さまに対しお詫び申し上げる」と陳謝していた。

事案について説明する野口監察査察監(中央)ら

事案について説明する野口監察査察監(中央)ら

釣り人の声受け異例対応 古座川の濁り改善へ

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1日にアユ釣りが解禁となった古座川では、先月21日の大雨で水に濁りが発生している。解禁を心待ちにしていた県内外の釣り愛好者らは県に対し、比較的水が澄んでいるダム湖上部の水を高さ102・4㍍のクレストゲート(非常用放流設備)から流し、下流の濁りを改善するよう要望した。県は28日、上流にある七川ダムの同設備から放流を開始。釣り人や住民の声が行政を動かすかたちとなった。

古座川でのアユ釣りは「清流なので魚自体がきれい」などの理由から人気が高く、県外からも釣り人が大勢訪れる。

和歌山県河川課や七川ダム管理事務所によると、同ダムは県と関西電力㈱が共同で管理しており、30日午後1時現在の水位は110・80㍍。21日の大雨でダム湖の底に泥水がたまり、高さ95㍍の発電用取水口から川へ濁った水を流したという。

県は濁りの対策として、23日午後7時から、通常は1秒当たり6㌧の発電用放流を最小限の3㌧に減らした。釣り愛好者や地元住民から水の状態の改善に向けクレストゲートからの放流を求める声が上がり、27日に古座川町と古座川漁業協同組合が県に同設備からの放流を要望。県は関西電力と協議し、発電放流をやめ、28日正午に同設備からの放流を開始した。

ダム管理事務所によると、同設備からの放流は過去数年間は例がなく、今回の対応は異例。濁りの程度が大きいことや、下流域住民からの要望もあり判断したという。「大雨の後はダム湖の水が一様に濁ることが多いが、今回は表面が濁っておらず、町からの要望もあり放流を決めた。川の状態を見ながら放流再開の時期については関電や地元と協議して決めたい」と話している。

古座川町でおとりアユの販売を営む田上智士さん(55)はクレストゲートからの放流を評価しつつも、「川の水の濁りが長期化すると、アユにストレスがかかり、病気にかかりやすくなる。県にはダムの濁り対策を強化してほしい」と話している。

濁りが見られる古座川(田上さんのフェイスブックから)

濁りが見られる古座川(田上さんのフェイスブックから)

血圧低下に「うめ効果」 中野BCが発売

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和歌山県海南市藤白の大手酒造メーカー中野BC(中野幸治社長)は1日、機能性表示食品「うめ効果」を発売する。表示は、梅果汁を煮詰めた「梅エキス」が肥満気味の人の血圧を下げるとの効果が、臨床試験で世界で初めて確認されたことによるもの。同商品の開発は、現代の健康志向の高まりに合わせ、梅の一大産地である県資源の活用拡大にも寄与することが期待される。

「うめ効果」は県産の南高梅のみを使用し、果汁を水分20%まで煮詰めた液体で、一日の摂取目安量3㌘当たり1・1㌘のクエン酸を含むのが特長。湯や水で薄めるなどして摂取する。

梅果汁の全国シェア80%を誇る同社は1999年に梅の研究を始め、各種の「梅エキス」関連商品を手掛けてきた。今回開発された商品は、血圧を下げる効果があるとされるクエン酸の一定量の規格化に成功。科学的根拠を基に、商品パッケージに健康効果を表示できる食品として、届け出が消費者庁に受理された。

臨床試験は高血圧予備軍の「正常高値血圧」の人と、血圧の高い「1度高血圧」30~70歳未満の男女80人を対象に実施。うちBMI(肥満度)の数値で肥満気味とされる人に着目したところ、「うめ効果」を12週間飲み続けた人は、飲んでいない人に比べて下の血圧が5mmHg下がるとの研究結果が得られた。

約20年、梅エキス関連商品に携る同社通販部の前田佳嗣部長(54)は「健康に役立つ食品作りの取り組みの中で、今回の開発は梅を深掘りした成果であり完成形の一つ」と話す。

今後は、より健康効果の得られる継続摂取のしやすい粒状タイプや、ドレッシングやドリンクなどへの活用レシピの開発などに注力し、3年後に3億円の売り上げを目指すとしている。

同商品は90㌘入り1瓶が3600円(税別)。

同社オンラインショップ(https://www.genkinokuni.jp/)、社内売店「長久庵」、楽天市場などで販売する。

クエン酸一定量が規格化された梅エキス

クエン酸一定量が規格化された梅エキス

キャッシュレス普及へ 統一QRコード説明会

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スマートフォンなどのモバイル端末を使用し、現金を使わないキャッシュレス決済の利用促進に向け、総務省は、1回の申し込みで複数のQR決済サービスと同時に契約することができ、手数料も安い統一QR「『JPQR』普及事業」を8月から和歌山をはじめ国内4県で開始する。和歌山県内はキャッシュレス決済の普及が進んでおらず、県は導入店向けの説明会を3日から県内各地で35回にわたり開催する。

財布からお金を出したり、お釣りをもらったりするやりとりが省けて便利なキャッシュレス決済。県商工振興課はサービスの導入が事業者にもたらすメリットとして、訪日外国人観光客(インバウンド)による消費の拡大や、レジ締めの時間短縮による人手不足の改善などを挙げる。

「日本にキャッシュレス決済を使える場所が多くあったら、滞在中にもっとお金を使っていたという声が特に中国人から多く上がっている。県内は中国人の宿泊客が多く、導入による効果は大きいはず」とみる。また「レジ1台の現金残高を確認するのに平均で20分かかる。レジ締め作業が不要となるため、人件費削減や生産性の向上につながるのでは」と期待を寄せる。

総務省や経済産業省がまとめた2014年度の商業統計によると、県内はキャッシュレス決済に対応している店舗の割合や決済に占めるキャッシュレスの比率で全都道府県中最下位。こうした現状について同課は「居酒屋やラーメン店、スーパーなど対応可能な店舗は増えているが、都市部に比べるとまだまだ動きは鈍い」。一方で、昨年11月に県が開いたキャッシュレス決済のセミナーに3日間で約500人が来場し、「予想よりかなり多く、関心は高いと感じた」と話す。

昨年の夏からキャッシュレス決済を利用しているという同課商工支援班の遠藤このみ副主査(32)は「決済は基本スマホです。ATM(現金自動預払機)を使う機会が激減し、それまで持っていた長財布が小銭入れになったのでカバンも小さくなりました。ポイントもたまるのでとても便利ですね」と話している。

JPQR普及事業は8月1日から来年1月末まで、和歌山、岩手、長野、福岡の計4県で行われる。「ラインペイ」や「オリガミペイ」など6社のQRサービスが1度の申し込みで契約することができ、通常3%程度の決済手数料が最大1・8%となっている。

県による事業の説明会は3日に海南、田辺の両市でスタートし、7月11日まで県内各地の商工会議所や商工会で行われる。説明会では県や商議所、決済事業者などの担当者が事業の概要を詳しく説明する。

参加無料。同課のホームページ(https://www.pref.wakayama.lg.jp/prefg/060300/d00201626.html)から申込用紙をダウンロードし、必要事項を記入して近くの商工会か商工会議所にファクスで申し込む。

本紙エリアで開かれる説明会は次の通り。

【3日・10日】海南商工会議所(午後2時)【13日】紀の川市商工会(午後1時半)【14日】岩出市商工会(午後1時半)▽紀美野町役場美里支所(午後7時)【18日】和歌山商工会議所(午後1時、午後6時)【25日】和歌山商工会議所(午後1時)【7月4日】和歌山商工会議所(午後1時)【5日】同(午後6時)【9日・11日】同(午後1時)

「キャッシュレスはとても便利」と遠藤副主査

「キャッシュレスはとても便利」と遠藤副主査

水災害リスクの低減を しゅんせつ費を特定財源に

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新しい令和の時代が幕を開けました。新天皇のご即位を心よりお祝いするとともに、これまで常にわれわれ国民に寄り添ったご活動を続けてこられた上皇上皇后両陛下に、感謝と敬意を新たにしているところです。
「平成」という時代がどのような時代だったか―それぞれの方がそれぞれの思いをお持ちのことと思いますが、残念ながら数多くの自然災害に見舞われたことは事実です。2度の大震災はもとより、最近は局地的な豪雨やそれに伴う水害、土砂災害など、「水」に関連する災害がいつ身近で起こってもおかしくない、こんな不安を感じられている方も多いと思います。広島県をはじめ西日本を中心に甚大な被害を出した平成30年7月豪雨のことは皆さまのご記憶にも新しいかと思います。
これは何も日本に限ったことではありません。2017年、世界で発生した自然災害の47%は水関連で、1980年~2017年の平均で見ても実に40%を占めているのです。水防災に対する意識の向上、投資の必要性は今や世界の共通認識となっているといえます。
わが国もこれまで決して手をこまねいてきたわけではありません。「日本は自然災害に見舞われやすい地理的条件ではあるが、ハード・ソフト対策によってそのリスクを低減できている数少ない国の一つである」―2016年に発表された国連大学の調査結果です。ただ、それでも自然災害が発生するたびに人的・物的被害が出て、悲しい思いをされる方がいらっしゃることも事実です。先に述べた平成30年豪雨の後には、これまでの枠組みにとらわれない新たな補助事業も創設されましたし、昨年度からは「防災・減災、国土強靱化のための3か年緊急対策」も始まっています。
周辺の住宅地などよりも河床の方が高い標高にある、いわゆる「天井川」や、これに類するような河川は日本全国、至る所に存在しています。昨今、気候変動の影響からゲリラ豪雨の発生も珍しくなくなってきていますが、豪雨によって水位が上昇してひとたび氾濫してしまうと、このような河川では広範囲に、高速度で、長期的に被害が及んでしまうのです。もちろん、洪水被害のすべてがこれに起因するわけではなく、河川ごとに有効な手段は異なりますが、定期的に河床のしゅんせつ(たまった土砂を取り除くこと)を行うことが河川由来の水災害リスクを低減できるという点について大きな異論はないと思います。
私はかねてより、河川のしゅんせつをもっと積極的に実施できるような枠組みをつくることはできないか、常々考えてきました。現在、先に述べた3か年緊急対策において、河道掘削(河の水が流れる道を掘って面積を広くし、水位を低下させる)も実施されていますが、しゅんせつ工事は期間限定の集中投資を行えば良いというものではなく、定期的に行わねばならない性質のものです。もちろん国民的な議論は必要ですが、新たな特定財源を創設するしかないのではないか、と私は考えています。皆さま方からの積極的なご教示、ご支援を頂ければ幸いです。

6月2日付

最優秀は寺本さん SI和歌山紀ノ川フォーラム

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女子高生が小論文とディスカッションを行う国際ソロプチミスト和歌山紀ノ川(細田佳洋子会長)主催の「クラブ・ユース・フォーラム2019」が5月26日、和歌山県和歌山市の県民文化会館特別会議室で行われ、最優秀賞に和歌山信愛高校3年の寺本梨桜さん、優秀賞に同校2年の隠岐香乃沙さん、県立貴志川高校3年の小池咲嵐さんが選ばれた。

コミュニケーションや体験を通して視野を広げ、将来の夢の実現に向け考えてもらおうと実施。同クラブでは14年ぶりの開催となった。ことしは「20年後のあなたと対話する」をテーマに、審査を通過した信愛高校と貴志川高校の女子生徒14人が参加。小論文の発表と大阪体育大学の岸田正幸教授と共にディスカッションを行った。

最優秀賞に選ばれた寺本さんは、20年後、特別支援学校高等部の教員になり、笑顔の卒業生を送り出す姿を掲げた。現在の特別支援学校には生徒の就職活動に関与しないことが多いことから、卒業後の居場所を共に見つけることで障害者自身が自発的にいろいろなことができるようになる教育をしていかなくてはならないと訴えた。

優秀賞の隠岐さんはスマートフォンから大量の情報が得られる時代になり、情報に惑わされずに物事を見られるようになりたいと発表。20年後は、画面ばかりを見て目の前の人の顔を見ないような社会にならないようにしたいと訴えた。

小池さんは人と接することが好きで、将来は通訳になっていると夢を語った。言語の通訳だけでなく、手話や点字を使い国も性別も障害の有無も越えて、人と人の間に入ることのできる通訳になりたいと述べた。

最優秀賞の寺本さんは7月に神戸市で開かれる「ソロプチミスト・ユースフォーラム2019in神戸」に出場予定で「みんなの代表として、自分の思いを伝えてこられるように頑張りたい」と意気込みを語った。

最優秀賞に輝いた寺本さん㊨

最優秀賞に輝いた寺本さん㊨


強盗犯の画像を公開 和市コンビニから逃走の男

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和歌山北署は、5月31日午前2時55分ごろ、和歌山県和歌山市向の「ファミリーマート和歌山貴志店」で発生した強盗事件に関して、発生場所の防犯カメラ内に記録された容疑者の画像を公開した。

容疑者は50~60歳くらいの男で身長約180㌢の細身、紺色ヤッケ様上衣、黒っぽいズボン、頭部に白色のタオル、白色のマスク、ゴム製のような手袋を着用していた。

男は店員に刃渡り約10㌢の果物ナイフのようなものを突き付け、レジ内の現金6万5000円を奪い逃走した。

男は現在も逃走している(1日午前現在)。

防犯カメラに記録された男の画像(県警提供)

防犯カメラに記録された男の画像(県警提供)

手仕事伝わる家具並ぶ 海南で梅田さん木漆工展

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木工家具の作品展「物造りの町黒江―梅田俊一郎木漆工展―」が3日まで、和歌山県海南市の黒江ぬりもの館2階ギャラリーで開かれている。奈良県内で木工家具の作家として活動し、昨年秋から同地区で暮らす梅田さんの温かみのある作品が楽しめる。

作品は椅子10点、テーブル2点。いずれも奈良で制作したもので、家具の表面は刃物で削った跡の少しでこぼこした感触があり、手仕事の風合いが楽しめる。

椅子は、18世紀後半にアメリカで発祥した直線的なデザイン「シェーカー家具」のスタイルで、座面に石川県の伝統工芸品、真田紐(ひも)などを使用。古民家の日本的な雰囲気に映え、美しさが際立っている。

梅田さんは昨年10月から地域おこし協力隊員として黒江に居住。伝統産業の漆工芸を学んでおり「地域の人に私の活動を知ってもらい、作品1点1点に込めた思いを感じてもらえたら」と多くの来場を呼び掛けている。布作家の宮本佳緒里さんの作品も楽しめる。

午前11時から午後5時まで。問い合わせは同施設(℡073・482・5321)。

来場者と話す梅田さん㊧

来場者と話す梅田さん㊧

和歌山の勢い示す 参院選へ世耕氏が事務所開き

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今夏の参院選和歌山選挙区(改選数1)に立候補を予定している自民党現職の経済産業大臣、世耕弘成氏(56)は1日、和歌山県和歌山市久右衛門丁に後援会事務所を開設した。

事務所開きには党本部の二階俊博幹事長はじめ党所属の国会・地方議員や県内の首長、支援者、世耕氏を推薦する連立与党の公明党から山本香苗参院議員らが出席し、神事や乾杯などで参院選の必勝へ士気を高めた。

二階氏は「圧勝して、全国トップの成績で当選できるように、日頃の世耕さんの活躍、実績に負けないように、みんなで多くの得票を得られる努力をお願いしたい」とあいさつ。

世耕氏は「立派な成績で勝って、和歌山の勢いを全国に示さなければいけない」と決意。大臣の公務などで「なかなか思い通りに和歌山に帰ってくることがかなわない。皆さまに助けていただきながらの選挙になる」と述べ、元民主党参院議員の久美子夫人を紹介し、自身に代わって地元で活動する夫人への協力も呼び掛けた。

和歌山選挙区では、立憲民主、国民民主、共産、社民の野党4党が候補を一本化することで合意し、共産が予定していた候補を取り下げ、無所属新人で元和歌山弁護士会会長の藤井幹雄氏(58)を支援する。他に立候補の動きは見られず、世耕氏と藤井氏の一騎打ちとなる公算が大きい。

支援者と握手を交わす世耕氏(中央)と久美子夫人(左隣)

支援者と握手を交わす世耕氏(中央)と久美子夫人(左隣)

新市民会館3度目入札へ 工事費増額の予算案可決

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和歌山市議会の5月臨時議会は5月31日、新設市民会館の整備工事費86億318万6000円の2019年度一般会計補正予算案を可決して閉会した。

予算案は建設工事の入札が2回にわたり不調に終わっていることから、3回目の入札に向けて資材や人件費の高騰を踏まえて増額。総事業費は115億9026万円となった。

予算特別委員会で当局は工期が27カ月に延長し、開館が2021年秋になる見込みを発表。新築移転が最も早く開館でき、休館期間も短く済むことを説明したが、議員からは事業費の増額に対する説明が不十分なことや、積算の的確性、ランニングコストに関して意見が寄せられた。

また、直川・有功地区の大規模太陽光発電設置に対する反対決議案も可決。直川、有功、紀伊、川永、山口の5地区からなる第三ブロックの連合自治会は、メガソーラー建設に伴う山林伐採が地域の環境破壊につながるとして請願書を提出していた。この日、住民ら100人以上が傍聴に訪れ、反対決議が可決されるのを見届けた。

予算案が可決された

予算案が可決された

東京オリンピック聖火リレー 県内経路概要決まる

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47都道府県全てを巡る来年の「東京2020オリンピック聖火リレー」のルート概要が1日、発表され、和歌山県内は4月10、11日の2日間、14市町を舞台に行われる。今月下旬から8月にかけてランナーを募集し、約160人が聖火を手に紀州路を走る。

聖火リレーは3月26日に福島県のナショナルトレーニングセンター「Jヴィレッジ」をスタートし、121日間かけて7月24日に東京都でゴールを迎える。

県スポーツ課プロジェクト推進室によると、和歌山県は8番目の巡回で、三重県から聖火を引き継ぎ、奈良県へと受け渡す。リレーを行う市町は順に新宮市、那智勝浦町、串本町、白浜町、田辺市、御坊市、有田市、海南市、和歌山市、岩出市、紀の川市、かつらぎ町、高野町、橋本市。

1964年東京大会の聖火リレーは、大阪府から和歌山市へと入り、紀北地域を通って奈良県へと向かったため、県南部を聖火ランナーが走るのは今回が初めてとなる。

落差133㍍の名瀑・那智の滝、大小約40の岩が約850㍍にわたって並ぶ橋杭岩、テーマパークやマグロの解体ショーなどで人気の和歌山マリーナシティ、真言密教の聖地・高野山など、和歌山の優れた景観や観光地を通るようにルートを選んだ。

ランナーは一日当たり80人程度、走行距離と時間は1人当たり約200㍍、2分ほど。実際に走る道路や区間などの詳細なコースは、県が市町村と協議して今秋にも案をまとめ、大会組織委員会が12月ごろに公表する。

各日のリレーの最終となる市町では、聖火到着を祝うイベント「セレブレーション」があり、1日目は和歌山マリーナシティ第1駐車場、2日目は橋本市運動公園多目的グラウンドで開催する。

聖火ランナーの応募資格は、08年4月1日以前生まれの県にゆかりがある人。在住者や過去に居住していた人、所属の職場や学校がある人、家族や親類が住んでいる人、過去に活動したことがある人など、幅広い縁が対象となる。国籍や性別は問わない。

募集は、県実行委員会が7月1日~8月31日に受け付ける他、聖火リレープレゼンティングパートナーの日本コカ・コーラ㈱(6月17日~8月31日)、トヨタ自動車㈱、日本生命保険相互会社、日本電信電話㈱(いずれも6月24日~8月31日)がそれぞれ行い、1人最大5回の応募が可能(当選は1回のみ)。

募集要項は各機関が今後発表し、聖火ランナーの決定は12月以降の予定。

同推進室は「五輪は東京・東北で行われるが、和歌山でもその一端にふれ、より多くの人に見て、感じてもらえるようにしたい」と話している。

聖火リレーのコースとなる那智の滝

聖火リレーのコースとなる那智の滝

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