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窃盗犯逮捕に貢献 西署が小原さんに感謝状

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 窃盗の現行犯逮捕に協力したとして、和歌山西署は27日、㈱きんでんの小原周一さん(59)に感謝状を贈った。

 同署によると4月24日午後10時30分ごろ、和歌山県和歌山市紀三井寺の同社和歌山営業所で、駐車中の小原さんの車を物色している64歳の男を発見。

 小原さんは「何しとんや」とさけぶと、男は逃走。数百㍍追い掛け、疲れて立ち止まった男を小原さんが確保した。

 男は「仕事もなく、所持金もないことから金目のものを探していた」と話したという。

 鉛口恵吾署長から感謝状を受け取った小原さんは「できる限り接近し過ぎないように注意しながら追い掛けた。感謝状をもらえて光栄な気持ちです」と喜んだ。

 同署は「同種窃盗事件がさらに発生していた可能性は高く、被害拡大防止につながった」としている。

感謝状を受け取る小原さん㊨

感謝状を受け取る小原さん㊨


昔遊びやクラフト 志賀野フェスタにぎわう

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 子どもが昔遊びに親しめるイベント「志賀野フェスタ」が26日、和歌山県紀美野町西野の旧志賀野小学校で開かれた。汗ばむほどの晴天の下、親子連れらは、竹馬や紙飛行機、クラフトなどで遊んだり、買い物やグルメを楽しみ、自然の中で一日を過ごした。

 現在は廃校となっている同校の卒業生らが結成した「未来de志賀野」が、児童の声が年に数回でも校庭に響くことを願って始め、13回目。

 芝生のグラウンドでは、一輪車や輪回し、スラックライン、シャボン玉などが存分に楽しめ、児童らは汗だくになって遊んでいた。

 飲食ブースは「志賀野さみどり会」による志賀野米のポン菓子の実演販売、「きみの山の恵み研究会」によるイタドリジャムなどが並び、ステージパフォーマンスでは、卒業生らが校歌を歌う場面もあり、郷土色豊かににぎわった。

 一輪車で遊んだ東大稀君(9)と河本侑樹君(9)は「芝生は、でこぼこしているので楽しいです」「次は輪投げをやりたいです」と笑顔だった。

昔遊びに夢中になる子どもたち

昔遊びに夢中になる子どもたち

7年ぶり天皇杯勝利 アルテリーヴォ2回戦へ

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 天皇杯JFA第99回全日本サッカー選手権大会(日本サッカー協会など主催)が25日、開幕。和歌山県代表のアルテリーヴォ和歌山(関西リーグ1部)は和歌山市の紀三井寺公園陸上競技場で佐賀県代表の佐賀リクシルFC(九州リーグ)と対戦し、3―0の快勝で7年ぶり2回目の1回戦突破を果たした。2回戦は前々回の王者、J1のセレッソ大阪と対戦する。

 天皇杯はプロ、アマ全ての第1種加盟チーム(プロ、実業団、クラブ、大学チームなど)が参加でき、J1、J2の40チームと各都道府県代表、全日本大学選手権大会優勝者の計88チームがトーナメントで争う。

 試合は前半、両チームとも攻め切れない時間帯が続いたが、アルテリーヴォは20分、FW久保裕一からパスを受けたMF安川常聖がペナルティーエリア内で左足を振り抜き、ボールは相手GKの左手の先を抜けてネットを揺らした。

 1―0のリードで折り返した後半は、DF陣が佐賀リクシルに目立った攻撃のチャンスを許さず、アルテリーヴォが攻め込む展開に。先制ゴールの安川に代わって投入されたMF宮下周歩は37分、MF林祥太のアシストでヘディングシュートを決めると、43分には久保からのパスを左足で流し込み、勝利を決定づける3点目を奪った。

 この日の和歌山市は最高気温30・5度の厳しい暑さだったが、アルテリーヴォの選手たちは、スタンドをチームカラーのグリーンに染めたサポーターの応援を受け、躍動した。

 試合後、スタンド前に並んだ選手たちは肩を組み、三浦修主将を中心に勝利のラインダンスを披露。2ゴールの宮下はサポーターに「次の相手はJ1ですが、僕たちは絶対負けません。みんなで力を合わせて頑張りましょう」と呼び掛け、スタンドからは「ナイスシュート!」の声や拍手が湧き起こった。

 坂元要介監督は、昨年まで6年連続で延長戦の末に敗れていた天皇杯初戦の勝利を喜びながらも、「3点以上取れる確率はあったし、そこに関しては良しとはできない」と気を引き締めた。相手の戦術への対応ができていなかったとして前半を課題に挙げ、修正できた後半については「あまりピンチらしいピンチもつくらなかったので成果だと思う」と評価。格上のJ1チーム相手の次戦に向け、「勝つつもりでやりたい」と語った。

 2回戦、セレッソ大阪との試合は7月10日午後7時から、ヤンマースタジアム長居(大阪市東住吉区)で行われる。

勝利のラインダンスを披露する選手ら

勝利のラインダンスを披露する選手ら

受動喫煙なくすには たばこ問題考える講演

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 31日の「世界禁煙デー」を前、たばこによる健康への問題を考えるフォーラムが26日、和歌山県和歌山市西浜の県立和歌山工業高校多目的ホールで開かれた。産業医科大学産業生態科学研究所の大和浩教授が「もっと知ろう!タバコ」の演題で講演し、受動喫煙や加熱式たばこについて知識を深めた。たばこ問題を考える会・和歌山(中川利彦事務局長)が主催。

 大和教授は昨年7月に成立した改正健康増進法について、「なくそう!望まない受動喫煙」を掲げ子どもや患者の受動喫煙対策や施設ごとの禁煙措置など基本的考え方を紹介。改正法では事務所やホテル、飲食店や鉄道といった施設内の原則禁煙、屋内での喫煙には喫煙専用室の設置が必要になるなど取り組みがルール化されたと説明した。

 実際に全面禁煙になった神戸市役所を取り上げ、近所のコンビニの灰皿に喫煙者が集まっている状況を説明し、敷地や施設内の禁煙だけでなく、周辺道路も一緒に禁煙することで効果があるとした。そして今後の再改正では、飲食店や国会議事堂などでも全面禁煙を目指したいと述べた。

 また、利用者が増加している加熱式たばこの問題も取り上げた。国内で大きなシェアを占める3種類の加熱式たばこの臭いの強さや、ニコチンを吸うためのエアロゾルの濃度を比較。紙巻たばこと比べてニコチンの量は変わらないことや特に有害な化学物質が減少しても他の化学物質が増えていること、水分量が多く腐りやすいことを紹介し、「加熱式たばこの正しい知識を教えていかなくてはならない」と訴えた。

「全面禁煙の推進を」と大和教授

「全面禁煙の推進を」と大和教授

5月29日付

郷土の偉人にふれる 加太中で陸奥の学習会

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 和歌山市出身の外務大臣・陸奥宗光の学習会が28日、和歌山市立加太中学校(神﨑信彦校長)で行われた。陸奥宗光外務大臣の功績を教育に活かす実行委員会が主催し、3年生7人が先人が取り組んだ条約改正や和歌山との関わりについて学んだ。

 同校では修学旅行で外務省を見学に訪れており、今回は事前学習として実施。同会副会長で元小学校校長の福田光男さんが講師となり陸奥の生涯を紹介した。

 陸奥は紀州藩勘定奉行・伊達千広のもとに生まれた。政争で父が失脚した後は九度山に移り、その後江戸で勉強する。明治維新の頃は政府から莫大な軍資金を迫られた紀州藩を、津田出らと共に交代兵制度や工場などの藩政改革により助け、外務大臣になってからは世界情勢を踏まえた交渉で治外法権、関税自主権といった不平等条約を改正し、日本の外交を取り戻した。

 授業を聞いた白川拓夢君(14)は「これまで名前や条約改正したことしか知らなかったが、和歌山が誇れる人だと思った」、森本啓伍君(14)は「和歌山には偉大な人がいたと分かった。外務省ではしっかり銅像を見てきたい」と話していた。

和歌山生まれの外務大臣について学ぶ生徒たち

和歌山生まれの外務大臣について学ぶ生徒たち

腕が光る風景写真 31日までフォトクラブ21展

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 自然の風景を写真で自由に表現する「第31回フォトクラブ21写真展」が31日まで、和歌山市宇須のギャラリー花畑で開かれている。

 写真を通して地域とのふれあいを楽しもうと毎年開催しており、和歌山市や海南市、紀の川市、大阪府などのアマチュアカメラマン10人が42点を出品している。

 和歌山県内の他、奈良や静岡、長野などで写した風景がずらり。ニュージーランドの星空を写した新田俊光さんの「ニュージーランドの星」、山形市宝珠山での雪景色を収めた前田昌彦さんの「胎内堂」、山梨の富士河口湖での花火の写真を撮った山本澄晴さんの「湖畔」など、それぞれの視点と個性を生かした作品が並ぶ。

 同市の70代女性は「どの作品も見ていて美しい。いろいろな技術が詰まっていて、すごいなと感心しました」と笑顔だった。

 同クラブの高瀬捷一代表は「フィルムとデジタルがあるので、それを見比べて楽しんでほしい。個性豊かな作品が並ぶのでぜひ来てください」と話している。

 午前10時から午後5時(最終日は午後4時)まで。問い合わせは同ギャラリー(℡073・435・3615)。

自然豊かな作品が並ぶ会場

自然豊かな作品が並ぶ会場

特殊詐欺の防止へ 県警など関係機関が協議会

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 特殊詐欺被害の防止のため和歌山県内の関係機関との連携を強めようと、県警と県は27日、和歌山市西汀丁の県書道資料館で「県特殊詐欺被害防止対策協議会」を開いた。県警と金融機関、郵便、宅配、コンビニエンスストア事業者、弁護士会など8業種30機関31人が出席し、防止に向けた意見交換などを行った。

 県警の檜垣重臣本部長は「特殊詐欺被害のない安全で安心な和歌山を実現するには関係機関などが一体となり、より強固なセーフティネットを構築する必要がある」とあいさつ。

 生活安全企画課が特殊詐欺被害の現状と県警察の取り組み、捜査第二課が警察による検挙事例などを説明した。また、㈱ローソン近畿エリアサポート部防犯担当者が事業者による被害防止に向けた取り組みを実施した。

 特殊詐欺の県内の認知件数は昨年が50件で被害額は2億4846万円。ことしは4月末時点で10件(前年比12件減)、被害総額は1807万2460円(同5953万6292円減)となっている。金銭交付方法は、キャッシュカードをすり替える手交型が5件、電子マネー型が3件、送付型が1件、振り込み型が1件。和歌山市が7件、橋本市で2件、那智勝浦町で1件となっている。

あいさつする檜垣本部長

あいさつする檜垣本部長


働き方改革実現を 支援センターに無料相談所

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 4月1日に施行された「働き方改革関連法」により、働き方改革や最低賃金の引き上げによって影響のある中小企業事業主を支援しようと、和歌山働き方改革推進支援センター(和歌山県社会保険労務士協同組合運営、和歌山市北出島)では来年3月31日まで、働き方改革や労務管理などをサポートする無料相談所を開設している。

 同センターでは経験豊富な社会保険労務士28人が相談員として対応。センターにおける相談支援や定期的に行われるセミナー開催の他、関係機関と連携を図り、ヒアリングや改善の提案、フォローなどを行う企業訪問や出張相談も実施する。

 年次有給休暇への対応や同一労働同一賃金、36協定、助成金の利用方法、賃金既定の見直しなどをサポートする。

 前年度はセンターにおける相談支援が80件、セミナー開催が47件、企業訪問が222回、出張相談が28回寄せられた。 同協同組合の寺西豊代表理事は「注目度の高い事業。少しでも活動を通じて、県内の人に働き方改革を知ってほしい」と話している。

 相談は無料。相談時間は1時間程度で来所と電話、メール相談が可能。センター開設時間は月・水・金曜日は午前9時から午後5時まで、火・木曜は午前9時から午後6時まで、毎月第2土曜日は午前9時から午後5時までとなっている。

 申し込み、問い合わせは同協同組合(フリーダイヤル0120・731・715、メールhatarakikatasoudan@gmail.com)。

働き方改革などの相談に応じる社会保険労務士㊧

働き方改革などの相談に応じる社会保険労務士㊧

最優秀賞に平石さん SI和歌山フォーラム

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 女子高生がテーマを決めて論文を発表する「クラブ ユース・フォーラム」(国際ソロプチミスト和歌山主催)が25日、和歌山県和歌山市西高松の県立図書館で開かれた。11人が論文発表やディスカッションで交流を深め、最優秀賞に県立桐蔭高校1年の平石梨佐子さん(15)が選ばれた。平石さんは、7月24、25日に神戸ポートピアホテルで開かれる国際ソロプチミストアメリカ日本中央リジョン「ユース・フォーラム2019in神戸」に出場する。

 次代を担い、リーダーシップを発揮できる女性の育成を目指して2年に1度開催。今回の論文のテーマは「20年後のあなたと対話する」。参加した生徒らは急速に変化する環境の中、自身は将来をどう生きるのか、客観的な視点で1200字にまとめて発表した。

 ディスカッションでは和歌山大学観光学部の加藤久美教授をコーディネーターに、それぞれの論文の感想を聞き合い、活発に意見交換していた。

 最優秀者に選ばれた平石さんは「二十年後の世界」と題し「周囲に希望を与えられる、アスファルトに咲くバラの花のようになりたい」と発表。オーストラリアでの短期留学中に出会ったブラジルの女子生徒との交流を通して、諸外国の混迷した社会情勢に思いを馳せ、高度な情報社会にあっても、自身が見聞きし考えたことを、自分の言葉で表現したいと願うようになった、との思いを話した。

 優秀賞には智弁学園和歌山高等学校2年の清水愛萌(めるも)さん、開智高等学校2年の太田百香さんが選ばれた。

 講演では、海南市出身で、和歌浦中央病院の医師、西口春香さん(42)が、高校時代からこれまでの歩みや、現在2人の子どもを育てながら仕事に従事する上で女性活躍に関して抱く思いなどについて話した。

 西口医師は、「女性の仕事は家庭を守ること」との、日本の慣習は転換期にあると指摘。女性が働き続ける上で直面する出産や子育てなどの課題について「周囲に理解してもらえるよう闘っています」と話す一方、「子どもはとてもかわいいので、職場をはじめどこへでも連れて行き、仕事は少しセーブしています」と柔軟な取り組み姿勢を示した。また、「男性も、競争社会という慣習と闘っているのです」と医師である夫への理解を話し、「後輩の女性たちの働きやすい環境づくりのため、社会を変えたいです」と熱をこめた。参加した生徒は次の皆さん。

 【最優秀賞】平石梨佐子(桐蔭1年)【優秀賞】清水愛萌(智弁2年)太田百香(開智2年)▽松本未来音(慶風2年)▽宮井桃子(海南2年)▽宮田万輝(智弁2年)▽西川千結(桐蔭1年)▽尾崎文乃(海南2年)▽菅原ちひろ(慶風2年)▽築地新彩乃(市立和歌山3年)▽山本胡桃(同3年)

最優秀賞の平石さん㊨に嶋会長が表彰状を贈った

最優秀賞の平石さん㊨に嶋会長が表彰状を贈った

語り部の目線で紹介 加太・友ヶ島ガイド発刊

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 和歌山県和歌山市加太の加太地域活性化協議会がガイドブック『語り部的加太・友ヶ島ガイド』を発刊した。地域の加太語り部くらぶが中心となり制作。語り部くらぶの松原功さん(58)は「現地で語り部が説明しているような一冊。ぜひガイド片手に歩いてもらいたい」と話している。

 協議会では5年ほど前に語り部ツアーの参加者にパンフレット「加太浦・友ヶ島八景」を配布していた。その後観光客の案内を重ねているうちに写真などの資料が集まり、パンフレットよりも小さなサイズのガイドブックを作ろうと制作することとなった。

 淡嶋神社や報恩講寺、友ケ島灯台など加太と友ヶ島の観光地を1ページにつき1カ所紹介している。加太に複数残る砲台跡については江戸末期の海防策から第1次世界大戦までの歴史を取り上げ、鯛祭りや加太春日神社のえび祭りなど地域の行事もまとめている。

 実際に語り部がガイドしているスポットを取り上げており、初版から何度も改訂を重ねた。表紙は地域ラボの青木佳子・東京大学特任助教がデザインするなど、加太のみんなで作ったガイドだという。

 また、ガイドには和歌山大学観光学部生の記事も掲載。当時同学部の教授で現在は立命館大学文学部の神田孝治教授がフィールドワーク時に語り部を依頼したことから、参加した学生が地域貢献と調査記録も兼ねて執筆した。学生はことしも立命館大の学生と共にフィールドワーク調査に参加しており、今後ガイドのページも制作予定で、書けなかった情報を学生がパンフレットにまとめ、2冊で加太を楽しむ補完計画も検討している。

 ガイドは今後年に1回のペースで改訂予定。定価300円で、現在は友ヶ島汽船周辺の土産店6店で販売中。問い合わせは松原さん(℡090・4277・7578)。

「ガイド片手に加太のまちを」と語り部くらぶのメンバーら(後列右は神田教授)

「ガイド片手に加太のまちを」と語り部くらぶのメンバーら(後列右は神田教授)

Article 6

50店舗が参加 日高エリアで「つれもてバル」

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 本社のグループ・日高新報社(本社=和歌山県御坊市)で「つれもてバル」が、6月1日から30日まで開催される。

 昨年から始まった催しで、1カ月の期間限定で、バルチケットを利用して、参加店で、ちょっとお得なオリジナルの飲食やおしゃれが楽しめる。

 バル参加店は、日高地方だけでなく今回は田辺市も加わり前回より10店舗増え50店舗となった。

 バルチケットは4枚つづりで3000円で、1枚単位での利用もOK。※1枚でサーロインのローストビーフ+ガーリックトースト(BAMBU・御坊市)▽カレー玉お好み焼き+ギョーザ5個(お好み焼き大川・由良町)▽ひとりじめスムージーパフェ(CONPEITO・日高町)、※2枚なら特製黒酢の酢豚とグラスワイン(食堂プチ・御坊市)▽DXお造りと天ぷら定食+ミニ和歌山ラーメン(食事処花風・印南町)▽ドレストリートメント(美容室hairmode airish・日高川町)など。

 バルチケットの裏面に必要事項を記入し、参加店で利用すればWチャンスとしてUSJペアチケットが当たるお楽しみもある。同チケットは、本社でも発売中。詳細は、わかやま新報本社(℡073・443・6112)また㈱日高新報社「つれもてバル実行委員会」(℡0738・24・0077)へ。

50店舗で利用OK、4枚つづりのバルチケット

50店舗で利用OK、4枚つづりのバルチケット

鍛錬の成果を披露 県警逮捕術大会に150人

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 和歌山県内の若手警察官の逮捕術向上を図ろうと、県警は28日、和歌山市中之島の県立体育館で「県警察逮捕術大会」を開き、約150人が日ごろの訓練の成果を発揮した。

 同大会は1978年に第1回大会を開催し、本年度で39回目。逮捕術は犯人などの相手から攻撃・抵抗された場合に安全で効果的に取り押さえることを想定した術技。

 試合はA組8チームを2ブロックに分けて予選リーグを行い、各1位で決勝戦、各2位で3位決定戦を実施。B組は9チームを3ブロックに分けて予選リーグを行い、各1位の3チームによるリーグ戦で1位から3位を決定した。

 県警本部長の檜垣重臣大会会長は「一人ひとりが警察術科の鍛錬に努めるとともに、実践的訓練を重ねて実力の涵養を図ることが不可欠。訓練と職務執行において模範を示し、県民の期待と信頼に応える強さと優しさを兼ね備えた県警察の構築に尽力してほしい」とあいさつした。

 1チーム男性5人、女性1人(補欠3人)で3分間の時間内で警棒や徒手、短刀、警杖を使って大きな声を出しながら訓練の成果を見せつけた。

 和歌山北署交通課の林義人巡査部長(34)は「チームが優勝できるように一丸となって戦いたい。凶悪な被疑者と対峙(たいじ)したときのことを意識しながら戦いたい」と話した。

 結果は次の通り。

 【優勝】A組=機動隊▽B組橋本署
 【準優勝】A組=岩出署▽B組=湯浅署
 【3位】A組=新宮署▽B組=白浜署
 【敢闘賞】6人

逮捕術を競う若手警察官ら

逮捕術を競う若手警察官ら

両手で弾ける喜び 大人のピアノ講座が発表会

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 全日本ピアノ指導者協会(ピティナ)和歌山支部(森淳子支部長)が和歌山市とタイアップして実施している生涯学習事業「大人のためのピアノ講座」の発表会が28日、市小路の河北コミュニティセンターで開かれ、50~80代の受講者12人が、両手での演奏を披露した。

 2002年に始まり18年目を迎えた講座で、毎年定員を超えて抽選になるほどの人気。50歳以上の初心者を対象に、4月は河南、5月は河北のコミュニティセンターで、計26人が全3回のレッスンを受講した。

 河北会場では男性3人を含む12人が学び、同支部理事の細田佳洋子さんをはじめピティナの講師がマンツーマンで指導。楽譜の読み方や指の動かし方などの基礎を丁寧に教わった受講者は、「魔法にかかったように弾けるようになりますよ」との細田さんの言葉通り、どんどん上達していった。

 第3回講座の最後には、練習してきた「ほたる」「大好きなパン」「河は呼んでいる」の中から好きな曲を選び、一人ずつグランドピアノで両手演奏を披露。緊張した様子ながらも、弾く喜びに笑みを浮かべた。

 記憶力や集中力を高めようと受講したという直川の上野美智子さん(80)は「難しくてなかなかついていけませんが、弾くのは楽しいです。年をとると家に閉じこもりがちになりますが、家でも楽しめるように上達したいですね」と話していた。

両手でピアノ演奏に取り組む受講者

両手でピアノ演奏に取り組む受講者


イランの織物200枚 アートギャッベ展覧会

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 イランの遊牧民の女性が手織りで仕上げたじゅうたんの展示会「アートギャッベ展」が6月2日まで、本家貴志タンス(和歌山県和歌山市下町)で開かれている。色合いや、模様の美しい作品が約200種類入荷しており、芸術性の高さが楽しめる。 

 アートギャッベは、南ペルシア地方に住む人が羊毛を紡ぎ、草木で染めた糸を織った伝統的な織物。ユネスコの無形文化遺産に登録されて注目されるようになり、同店の展示会は18回目。

 店内には、イランの工房「ゾランヴァリ社」に年に3度は訪れるという選定人が、日本の住居にもなじみやすい柄や品質を確認したものがずらり。

 女性が家族の幸せを願い、家庭円満の象徴とされるシカや、幸せを呼び込む窓などを織り込んだ模様が共感を呼び、幅広い年代の人に人気が広がっている。

 スタッフの大石知映さん(31)は「わが家ではネコがよくのっていますが丈夫です。ペットを飼っている方にもお勧めで、梅雨時もひんやりと気持ちよいです」と多くの来場を呼び掛けている。

 展示期間中は無休。営業時間は午前9時半から午後7時まで。

 問い合わせは同店(℡073・422・0303)

ギャッベを手に大石さん

ギャッベを手に大石さん

中前元和歌山市議を書類送検 公選法違反容疑

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 統一地方選の和歌山市議選(4月21日投開票)で選挙活動支援の見返りに金銭を支払う約束をしたとして、和歌山県警は28日、元市議の中前和則氏(61)を公職選挙法違反(利害誘導)の疑いで和歌山地検に書類送検した。

 中前氏は自身が所属する県理学療法士連盟幹部らに対して、選挙活動支援の見返りに金銭を支払う内容のメールを送った疑いがあるとして県警から捜査を受けていた。

 中前氏は市議選に無所属新人で立候補し、2474票を獲得して初当選したが7日の議員懇談会を体調不良として欠席。23日に市議会事務局に郵送で辞職願を提出し、事務局が本人の意思確認を行い24日に許可されていた。

 県警は28日に統一地方選の「取締本部」を解散し、中前氏の書類送検の他、文書掲示と文書頒布に関する警告が29件あったとしている。

『紀州つづら折り』出版 元和歌山県教育長の小関さん

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 本紙で、2007年からことし3月まで11年4カ月にわたりコラムを担当していた元県教育長、小関洋治さん(76)が、連載を再編集した著書『紀州つづら折り』を和歌山新報社から出版した。和歌山の近代史がさまざまな分野にわたり詳しく知れる重厚な内容に、教育現場から活用を望む声もあり、郷土の誇りを喚起される書となりそうだ。「人生の集大成」とも表現する同書の刊行に至った小関さんの素顔や、現役の頃の活躍に迫った。

 同書で小関さんは、県内の文化遺産や民俗・風習、近代における産業をはじめ、政治家、教育者、スポーツの名選手など、顕著な足跡を残した人物にも着目。人との出会いを演出する橋や駅もテーマに選ぶなど、何事にも憧憬(しょうけい)を抱くみずみずしい感覚で丹念な取材を続け、図書館にも足を運び、資料をひも解きながら詳細に記した。

 自然豊かな和歌山を象徴する緑色の表紙に、白文字の表題と、岩出市の根来寺の写真が配置された美しい装丁には「紀州には、勾配が厳しく曲がった道も多いが、その先に息をのむような美しい景色や、粋な人との出会いがある」との思いが表れている。

 根来寺については第一章「多彩で豊かな文化遺産」の中で解説。室町時代、高い学問水準や漆器の製造などで隆盛を極め、ヨーロッパにもその名が知れ渡っていたことや、国宝の大塔は67年がかりで建築されたこと、同時代の末期、豊臣秀吉により壊滅させられたことなど、読者が同寺の悲劇的な歴史を理解しやすいよう、分かりやすく記している。

 小関さんは山形県鶴岡市出身。東京教育大学(現筑波大学)を卒業後、県立桐蔭高等学校に社会科の教諭として赴任した。赴任当初の1カ月半、宿直室で生活を送っており、年齢差がわずか5歳の生徒らと「教室での関わりだけでなく、人間対人間として付き合った」。

 担当した日本史の授業については「勉強は人生を豊かにするためのもので、受験対策はしない」と公言。5、6人のグループごとにテーマを決め、図書室でさまざまな資料にあたって論文をまとめ発表するという“大学ゼミのような”形態で授業をした。

 生徒から、友人関係や将来について気楽に語り合える兄的な存在として慕われ、55年の長きにわたって親交のある山路正雅さん(71)は「背が高くて格好が良く、女子生徒にも人気がありましたね」と当時を懐かしむ。

 桐蔭高で7年、県立海南高校で7年にわたり教壇に立つ中で、大切にしていたのは「教師自身も勉強し、その姿勢を生徒に見せること」。36歳で県教育委員会で勤務するようになった小関さんは、学校図書館に勤務する司書の研修制度や蔵書の充実に力を注いだ。

 また、同じ東北地方出身の先輩教諭で、知的障害のある子どもを育てている人を通じて保護者の困り事を知り、さらに多くの家庭の聞き取り調査に奔走。障害のある子どもを支援する学校を増やそうと、県内で新たに3カ所の養護学校を創設した。56歳からは8年間にわたり県教育委員会の教育長を務めた。

 「共感することに高い価値を感じる」
と小関さん。同書を通じて「歴史や文化は風景と一体にある。その環境で暮らした人の喜びや悲しみは長い間ずっと変わらずあり、そこに共感を覚える人が増えたらうれしい」とほほ笑む。 

 山路さんも「和歌山を知る一級の資料。学校の先生方にも読んでもらい、子どもたちに和歌山の素晴らしさを伝えてほしい」と熱を込めている。

 同書は1800円(税別)で、宇治書店(和歌山市雑賀屋町)や県立博物館(同市吹上)内ミュージアムショップで販売している。6月中旬から市内の主要書店で販売予定。

著書を手に小関さん

著書を手に小関さん

5月31日付

薬物乱用は絶対ダメ 中学生ら和駅で呼び掛け

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和歌山県警による薬物乱用防止キャンペーンが29日、和歌山市のJR和歌山駅西口で行われた。警察官や県警少年補導員、市内の中学生らが駅の利用者に啓発グッズを配布し、薬物に手を出さないよう呼び掛けた。

同市の高積、明和、西脇の各中学校から生徒23人が参加。黄色の帽子をかぶりたすきを掛け、「薬物乱用は『ダメ。ゼッタイ!』ストップ大麻」と書かれた啓発用ポケットティッシュを約1時間にわたり手渡した。

中学生らは「薬物乱用NO!断る勇気」「広げようNOと言える勇気の輪」などと書かれたプラカードを手に、「薬物乱用ダメ・ゼッタイ、よろしくお願いします」と啓発した。

参加した高積中3年の女子生徒(14)は「授業で薬物の怖さを知り、『一度使うとやめられなくなる』と思いました。有名な芸能人が薬物に手を出して逮捕されたニュースを見ると悲しい気持ちになります」と話し、「薬物の怖さを伝える啓発をもっとやってみたいと思いました」と話していた。

 

啓発ティッシュを配布する中学生ら

啓発ティッシュを配布する中学生ら

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