近鉄百貨店和歌山店(和歌山県和歌山市友田町)で22~28日に開催される物産展「第9回大京都展」の盛況を祈願するため、京都の食品や工芸業者による京都名店会の関係者と京都五花街の一つ宮川町の舞妓・ふく珠さん(20)が21日、紀の川市貴志川町の和歌山電鐵貴志駅を訪れ、「たま神社」で手を合わせた。
同神社で大入りを祈願した2017年は1割増、18年は2割増と売り上げが毎回前年を上回っていることから、お礼参りも兼ねての参拝となった。
ふく珠さんはニタマ、よんたま両駅長と共に「たま大明神」に祈り、静かに願いを込めた。よんたまが鳴き声を上げると、駅に居合わせた観光客らはその様子を写真に収めるなどし、会場は「はんなり」とした雰囲気に包まれた。
ふく珠さんは「『大京都展で福をいただけますように』とお願いしました。京都をぜひ楽しんでほしいので、みなさん来ておくれやす」と呼び掛けた。和歌山電鐵広報担当者によると、ニタマ駅長は「みなさん、大京都展に来てニャン」とPRしていたという。
大京都展は京都市、京都商工会議所、京都市観光協会、京都名店会(京都物産出品協会)が主催。近鉄百貨店和歌山店5階催事場に食品や工芸品合わせて61店舗が出展し、実演販売や観光コーナー、豪華賞品が当たる抽選会などが行われる。22、23、25日には舞妓さんによる舞も披露される。