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「令和」出典部分解説も 紀伊万葉ネット講座

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新しい時代の始まりに、元号「令和」の由来となった『万葉集』に心を寄せてみませんか?

「令和」の文字が採られた「梅花の歌三十二首」序文の解説を含む講座「第14回万葉玉手箱」が26日午後1時半から、和歌山県和歌山市和歌浦中の県公館で開かれる。

万葉集を気軽に楽しんでもらおうと、紀伊万葉ネットワーク(村瀬憲夫会)が主催。村瀬会長が梅花の宴三十二首題詞「序」を解説。続いて「万葉の人々の生きた時代 言霊と人々」をテーマに、同会幹事の宮田紀美子さんが話す。

参加費300円(資料代)。定員25人。希望者は24日までに同会事務局の木綿さん(℡&FAX073・455・1203、メールHQG02133@nifty.com)へ申し込む。

紀伊万葉ネットワークの皆さん

紀伊万葉ネットワークの皆さん


遺児の進学支援を あしなが学生募金呼び掛け

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親を亡くした子どもたちの進学を支援する「あしなが学生募金」が、11日から全国で行われている。毎年春と秋に実施され、全国200カ所で学生やボランティアが募金を呼び掛けた。和歌山県内では和歌山市のJR和歌山駅前で行われ、18、19日にも実施する。

集まった募金の半分は国内の遺児学生や、親に障害があり働けない家庭の学生に、もう半分は最貧国とされるアフリカ・サブサハラ以南の優秀な遺児学生の進学を支援する高等教育奨学金として使われる。

あしなが奨学金は昨年から貸与型に加えて給付型も導入され、奨学金の利用者は1000人ほど増加したため、さらなる支援が必要とされている。

和歌山駅前では自身も奨学金で進学している同募金事務局の学生と、ボランティアで集まった県立和歌山北高校の生徒ら13人が募金箱を手に駅利用者に協力を呼び掛けた。

事務局の阪和ブロックリーダーで、桃山学院大学2年生の中島大樹さん(19)は「募金への協力を呼び掛けるだけでなく、活動を通して、進学を諦めている学生たちにこのような団体があることを知ってもらいたい」と話した。

同駅前での募金活動は午前10時から午後5時まで。

募金を呼び掛ける学生たち

募金を呼び掛ける学生たち

体罰と不祥事根絶 県高体連が独自ルール制定

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運動部活動中の体罰をなくそうと、和歌山県高校体育連盟による「体罰・不祥事根絶宣言」が県教育委員会の宮﨑泉教育長に手渡され、10日に和歌山市茶屋ノ丁の県自治会館で手交式が行われた。

全国高校体育連盟では2012年に大阪市立桜宮高校で運動部の体罰により男子生徒が自殺した事件を受け、体罰を行った指導者は1年間大会に出場不可、高体連の役職に充てないとする全国共通の体罰根絶ルールを施行。しかし全国では体罰件数が増加しており、県内でもルールが適用される事案が昨年で2件発生した。

県連盟では昨年県立星林高校ラグビー部で顧問が飲酒し生徒を暴行した問題を機に、指導者が体罰を行った場合、体罰を現認し止めに入らなかった当該部の顧問や関係者に半年間、他の部活や他校の関係者を3カ月間の県高体連主催大会出場不可、連盟で旅費を支給する会合などの出張期間に不祥事を起こすと1年間、県連盟の役職に充てない独自ルールを制定した。

ルールを周知するため、県連盟は3月末に公立・私立の加盟校43校9分校にルールをまとめた根絶宣言書を配布。各部の顧問と校長が署名した。

宣言は連盟の雜賀敏浩会長から宮﨑教育長に手渡された。雜賀会長は「宣言提出で運動に関わる全ての指導者が指導法を見直し、運営が適正に行われることを目指したい。校内で体罰を起こさせない機運を高めていきたい」、宮﨑教育長は「体罰や不祥事は積み重ねてきたものを無にする。手を上げようかと思う前に、一度胸に手を当てて考えてもらいたい」と話した。

県連盟では2020年2月に指導法の見直しや、情報交換をする研究大会を実施予定。

宮﨑教育長㊧に宣言を手渡す雜賀会長

宮﨑教育長㊧に宣言を手渡す雜賀会長

事故ゼロ目指して 春の交通安全運動スタート

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春の全国交通安全運動が11日にスタートした。和歌山県和歌山市小松原通の県庁正面玄関前広場では街頭啓発出発式が行われ、県職員やボランティアら約250人が出席。市民に交通安全の重要性を訴えていくことを誓った。

式では下宏副知事が、県内で交通事故により死亡する人の数が2002年から17年連続で減少し、昨年は36人で過去最少となった一方、交通死亡事故に占める飲酒運転の割合が17年は全国ワーストだったことにふれ、「交通事故のない安全で住みやすい地域にするため、家庭や職場などで交通安全意識の向上を呼び掛けて」と訴えた。檜垣重臣県警本部長は県内の交通事故情勢について「亡くなる方の大半が高齢者で道路の横断中に事故に遭うケースが目立つ」と報告した。

続いて市立砂山小学校の1年生8人が「交通ルールをみんなで守ります」「交通事故に遭わないように注意します」と宣言。下副知事から児童らに交通安全教材が贈呈され、出席者の拍手の中、白バイや広報車が市内へ出発した。

運動は20日までの10日間。期間中は県内各地で、街頭啓発活動や参加・体験型の交通安全教室などが行われる。

パトロールに出発する白バイ

パトロールに出発する白バイ

鈴木姓のルーツ救え 海南市が屋敷の復元PJ

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藤白神社(和歌山県海南市藤白)内にある、鈴木姓のルーツとされる「鈴木屋敷」の再生・復元に向けた取り組みが進む中、海南市は「『甦(よみがえ)れ 鈴木の本家 今、ここに』~鈴木屋敷再生・復元プロジェクト」を立ち上げた。7月30日まで、ふるさと納税型クラウドファンディングによる支援を募っている。

鈴木姓は日本で多い名字の一つで直系の先祖をさかのぼれば、屋敷に住んでいた鈴木一族にたどり着くとされる。

平安時代末期に同地に移り住んだ鈴木家は同神社の神職を代々務め、全国に熊野信仰を広めた。122代当主が1942年に亡くなってからは、屋敷が空き家となり老朽化していた。

地域の観光資源にと、屋敷の所有者である同神社と海南商工会議所を中心に組織する「鈴木屋敷復元の会」が主体となって復元に向けた取り組みを実施。関東地方を中心に、鈴木姓に誇りを持つ人が集まり、後裔の繁栄を願う同族会である「関東藤白鈴木会」も積極的に活動を続ける。

再生・復元想定は江戸期に書かれた地誌『紀伊国名所図会』を調査し間取りなどを解明し、図会を参考に2022年3月末を目標に当時の面影をよみがえらせる。

必要な総工事費は約1億5000万円。屋敷を含む境内などが国史跡の指定を受けたことで、国や県・市の文化財関係の補助金約9000万円が活用できるようになったが、約6000万円の所有者負担が残る。

そこで、同市が県内初となる自治体が募集する大手クラウドファンディング「マクアケ」を使い、2017年度・2018年度合わせて44件の事業者向けクラウドファンディング支援を行う㈱紀陽銀行と連携して、企画や構想段階などの取り組みを開始。企業版ふるさと納税制度を活用し、寄付を募ることで補助を行い、2018年度は建物の解体調査などの費用500万円を達成した。

今回のふるさと納税型クラウドファンディングは、通常のふるさと納税と同様に寄付金控除の対象となる。5000円以上を寄付すると「鈴木証明書」、鈴木姓以外の人には「鈴木サポーター証」を発行する。1万円以上の寄付は同市の酒造メーカー3社がコラボした最高級清酒飲み比べセットや、文豪志賀直哉が愛用した高級入浴剤、同市のお菓子グループが提供する菓子セットなどを返礼品として贈る。

コースは他にも、2万円、3万円、4万円のコースがある。同市に住民票のある人は、返礼品は受け取ることができないので注意。

同市総務部企画財政課の藤田倫成課長補佐は「海南には鈴木屋敷のような素晴らしいところがたくさんある。地域の活性化を図るためにも多くの方にご支援いただけるとうれしい」、紀陽銀行の七良浴(しちりょうさこ)浩海南駅前支店連合店統括支店長兼海南法人営業部長は「鈴木屋敷は歴史があり、再生・復元で活性化につながる。全力で協力したい」と話している。

寄付はマクアケのサイトから鈴木屋敷で検索する。問い合わせは同市役所総務部企画財政課(℡073・483・8405、メールkikakuzaisei@city.kainan.lg.jp)。

再生・復元が進められる鈴木屋敷(海南市提供)

再生・復元が進められる鈴木屋敷(海南市提供)

確かな技術力で5周年 ヘアーサロン和

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西和佐小学校近くの「ヘアーサロン和(なごみ)」は、15日で5周年を迎えます。店名からも分かるように、日本の伝統を意識したインテリアが特徴的で、モノトーンを基調としたシックな色合いがスタイリッシュな雰囲気を醸し出しています。

訪れた人は、〝きれいに〟〝かっこよく〟変身。要望に応える技術力には定評があります。客層は、地域の人たちを中心に、性別や年齢を問わず幅広く、料金もカット3000円、中学生カット2500円、ジュニア(小学生以下)1500円、パーマやカラーは6000円~(カット込み)とリーズナブルさも人気です。この料金体系について、オーナーは「一年を通して、皆さまにきれいでいていただきたいので」との思いから、「少しでも無理のない価格を設定しているので、気軽に通ってもらいたい」と話しています。

オーナー夫妻が営むサロンは、アットホームで親しみやすく、予約優先なので一人ひとりの時間もゆったりと取り、くつろぎの時間も提供しています。髪の悩みにはじまり、何気ない普段の会話で盛り上がることもあるそうです。

また、アップや着付けにも対応しているので、冠婚葬祭などにも覚えておきたいサロンです。

※文中の表記は税抜き。

【ヘアーサロン和(なごみ)】和歌山県和歌山市栗栖2の8メルティトリイ1のB(西和佐小学校近く)▽℡073・463・4697▽午前9時~午後6時▽定休日=毎週火曜・第1月曜

通常でもリーズナブルな上に、さらに5周年を記念して、6月末まで「新報見たよ」と伝えれば500円オフ、カットのみであれば10%オフとうれしいサービスを実施中。この期間、新規に限らず全員が対象となるので、この期間にぜひご利用を。

料金など詳細は店頭、または電話で問い合わせを。

笑顔でお迎えします。この機会にぜひ!

笑顔でお迎えします。この機会にぜひ!

ブランシェット南紀白浜 7月25日オープン

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とれとれ市場南紀白浜㈱(和歌山県白浜町堅田)は7月25日、感動・癒やし・驚きを、食と心でもてなす新宿泊施設「ブランシェット南紀白浜」をオープンさせます。

和歌山の山の幸・海の幸を中心とした食材にこだわり、フランス発祥とされる泊まれるレストラン「オーベルジュ」ならぬ「魚ベルジュ(ウォーベルジュ)」がコンセプト。

ライブダイニングスタイルの新感覚ブッフェ形式のレストランとなっており、客室は全邸テラス付きのヴィラタイプでプライベートスパが完備されている“大人の隠れ家”ホテルです。

オープンに先駆け、同ホテルのホームページ(http://blanchette-ns.com)では「先行オープン記念プラン」の予約がスタート。また、その他の旅行予約サイトでは、8月1日宿泊分以降の予約が可能です。

【ブランシェット南紀白浜】和歌山県白浜町堅田2498の46▽℡0739・43・2100

白い三角屋根と白いタイルでリゾート感溢れる独立客室棟のホテル

白い三角屋根と白いタイルでリゾート感溢れる独立客室棟のホテル

紀州街道に架かる「欄干橋」

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岸和田市の歴史や文化を現代に伝える、紀州街道について取り上げている。
今週は前回取り上げた「紀州街道本町一里塚跡(一里塚弁財天)」から大阪市方面へ約500㍍の所にある、欄干橋(らんかんばし)を紹介したい。
欄干橋は、紀州街道と府道39号岸和田港塔原線の交差点のほど近くに位置する。古城川を渡る石橋で、当時はこの地域における「道路元標」とされ、他の地域からの距離を表す目印となった。
橋の名の由来は定かでないが、元禄・享保年間の紀行文には「ぎぼし(橋の欄干に施されるネギの形をした装飾)のある橋」と紹介され、天保年間の地図には「欄干橋」、文化・文政年間の文書には地名に倣い「魚屋町橋」と記録されているという。
地域に残る俗謡(大衆で親しまれた音楽)で「石の欄干橋ドンと踏めば、憎や雪駄(せった)の一緒が切れた」と歌われ、当時としては珍しかったであろう、装飾が施された欄干付きの石橋として、地域の人々の誇りや愛着を感じさせるもの。欄干橋の周囲には商店が建ち並び、明治期にはガス灯が設けられたとされ、紀州街道を中心とした街の発展を想像できる。
大正9年(1920)に定められた岸和田市の市章(当時は岸和田町章として)は朱色で「干」の字に似た形。一般公募で選ばれたもので、「岸」の字を模したもの、あるいは、頭文字の「キ」、欄干橋の「干」を用いたなど諸説あるが、この地域の歴史のうえでこの橋が愛され親しまれてきた証しであることに違いない。
(次田尚弘/岸和田市)


5月14日付

電子マネー50万円被害 アプリ料金名目詐欺

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和歌山北署は12日、アプリの未納料金を名目とする架空請求詐欺で、和歌山県和歌山市に住む40代女性が50万円分の電子マネーをだまし取られる被害が発生したと発表した。

同署によると、11日午後3時45分ごろ、女性の携帯電話に「ご利用料金の支払い確認がとれておりません」などとするメールが届き、記載されていた連絡先に電話したところ、日本通信のフルカワを名乗る男から、アプリの未納料金の支払いのため、コンビニエンスストアで電子マネー「ウェブマネー」のギフトカードを購入してプリペイド番号を連絡するよう言われ、30万円分を買って番号を教えた。

さらに同日、NPO法人のツバキを名乗る男から電話があり、別のアプリの滞納料金も発生していて、きょう払えば2日後に返金すると言われ、別のコンビニでウェブマネー20万円分を購入し、自宅から電話でツバキにプリペイド番号を教えてしまった。

電話が終わった後、夫から内容を聞かれ説明すると、詐欺だと言われ、同署に届け出た。

カヌーで交流 海南東RCとたんぽぽの会

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海南東ロータリークラブ(RC、山畑弥生会長)は12日、障害のある人がカヌーを楽しむイベントを、和歌山県和歌山市毛見の浜宮ビーチで開いた。障害者と家族が交流するグループ「海南たんぽぽの会」(小坂葉子会長)の会員8人が参加し、青空の下、大海原にこぎ出して楽しんだ。

同RCと同会は20年以上にわたり交流しており、障害者カヌー協会和歌山支部(阪口吉史支部長)の協力を得て、10年前からカヌー体験イベントを行うようになった。

14歳から25歳までの会員8人は、カヌー協会のスタッフと2人一組でカヌーに乗り込むと沖へ向かい、気持ちの良い波に揺られて歓声を上げた。

出発前、会員の上南友哉さん(25)は「好きな物語の主人公になり、船の旅に出るような気持ちです」と話し、赤松大士君(14)は「早く乗りたいです」と笑顔だった。

小坂会長は「親のサポートだけでは難しい体験も、諸団体の皆さんのおかげで可能になり、とてもうれしいです」、阪口支部長(58)は「支援学校のプールを使った活動もしています。カヌーを楽しむことが、他のスポーツも楽しむきっかけになれば」と話していた。

会員らがカヌーを楽しんでいる間、RCメンバーは、浜辺のごみを拾い汗を流した。

カヌーを楽しむ参加者

カヌーを楽しむ参加者

工芸品や祭り題材に パパチカ塗り絵第5弾

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「パパの力で地域と子育てを盛り上げていきたい」という思いから、2013年に誕生した父親のボランティアサークル「パパチカ」(中嶋繁樹代表)がこのほど、第5弾となる「わかやまのぬりえ」(B5判、全15㌻)を発行した。

今回は全14種類で、イラストは会員で漫画家の藤田征宏さん(38)が担当。和歌山県の伝統工芸品「きしゅうたんす」や、日高地方の「わらいまつり」など、伝統文化や祭りが題材に。また大人も本気で楽しめるよう「大人の塗り絵」も1㌻用意されている。

この取り組みは、同サークルが、塗り絵を通じて父親と子どもがふれあい、ふるさとの魅力を知ってもらおうと、和歌山の名産名所を塗り絵にすることを発案し、14年に同市の「わかやまの底力・市民提案実施事業」交付対象事業として第1弾を作成。市内の幼稚園や保育園の子どもたちに無料配布し、大きな反響があった。

第2弾からは、取り組みに賛同してくれた地元企業などの協賛を得て製本費用を集め作成しており、今回も1万5000部を発行した。

中嶋さん(44)は「『毎年楽しみにしてます』という声を励みに、メンバーで意見を出し合い楽しく活動しています」と笑顔。

同サークルには、会社員や公務員、自営などさまざまな職業、年代も25歳から50歳と、新米からベテランの父親たち26人が所属。仕事や趣味のスキルを生かし、地域のために活動している。

「活動はゆるーく自然体で。今後は若いパパに引き継いでいってもらいたいと思っています。少しでも興味のある方は、気軽に連絡ください」と中嶋さん。

「パパチカ」のホームページ(https://papachika.jimdo.com/)では、活動の様子などの他、第1弾から5弾までの塗り絵をダウンロードすることもできる。

塗り絵や活動の問い合わせは同サークル事務所(℡090・6551・1287、メールpapachikawakayama@yahoo.co.jp)。

親子で地元の魅力にふれるきっかけに

親子で地元の魅力にふれるきっかけに

アルテリーヴォ11連覇 県サッカー選手権

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第24回和歌山県サッカー選手権大会の決勝が12日、和歌山市毛見の紀三井寺公園陸上競技場で行われ、アルテリーヴォ和歌山が5―0で海南FCを下し、11年連続11回目の優勝を達成。県代表として天皇杯第99回全日本サッカー選手権大会に出場する。

県選手権の決勝は昨年と同じ顔合わせ。アルテリーヴォは立ち上がりの前半8分にFW林が先制のゴールを決めると、34、36分にMF宮下が林のアシストで連続ゴール。3―0で折り返すと、後半も優勢に試合を進め、40分にはMF篠田、45分にはFW辻村と後半に投入された2人が追加点で試合を決めた。

先制ゴールの林は「練習試合も含めて、アルテリーヴォに移籍して来てからゴールを決められていなかったので、この試合で決められて良かった。天皇杯本大会でもチームの勝利につながるゴールを決められるように頑張っていきたい」と話した。

アルテリーヴォは25日午後1時から、同競技場で行われる天皇杯1回戦で、佐賀代表の佐賀リクシルFCと対戦する。

智弁がサヨナラV 市高あと一死で逆転許す

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2019年度春季近畿地区高校野球大会県予選の決勝が12日、和歌山県和歌山市の紀三井寺公園野球場であり、智弁和歌山が8―7で市和歌山に競り勝ち、6年連続13回目の優勝を決めた。2点を追う9回裏2死無走者から4番・徳丸、5番・東妻の2者連続本塁打で追い付き、延長10回裏に細川が中前にサヨナラ打を放ち激闘に終止符を打った。市和歌山は中盤に4点差をひっくり返すなど意地を見せたが、あと一歩及ばなかった。

◇決勝

市和歌山 1 0 0 1 1 4 0 0 0 0 7
智弁和歌山 1 0 4 0 0 0 0 0 2 1x 8

(延長10回)

〔市〕柏山、近藤、小園、岩本―米田〔智〕小林樹、池田陽―東妻▽本塁打=徳丸、東妻(智)▽2塁打=山野、上原、片上、米田(市)黒川、小林樹(智)

智弁は1―1の同点で迎えた3回裏、東妻の左前適時打で1点を勝ち越すと、2死満塁から8番の小林樹が走者一掃の適時2塁打を放ち、5―1とした。中盤は市和歌山の猛反撃に遭い6点を失い、2点差で9回へ。2死を奪われた後、それまで無安打だった4番の1年生・徳丸が中堅フェンス直撃の当たりを放ち、フェンスに激突した市和歌山の中堅手がその場にうずくまる間に一気に生還。続く東妻が中越えに起死回生の同点弾を放り込み、土壇場で試合を振り出しに戻した。延長10回裏は市和歌山の守備の乱れと安打で無死満塁とし、2番の細川が二遊間を破るサヨナラ打を放った。

投手陣は選抜大会の明石商業戦で好投した小林樹斗が先発。速球と打者の手元で鋭く落ちるフォークで大量得点は許さず、5回3失点で試合をつくった。2番手の池田陽は代わった6回に一挙4点を奪われるも、粘り強い投球で7回以降は零封した。

中谷仁監督は「9回は主将の黒川をはじめ選手が『まだや、まだや』と声を出し(逆転の)空気をつくってくれた。徳丸の1本が東妻に火を付けたと思う。市和歌山の畳み掛ける攻撃は手ごわかったが、よく粘ってくれた」と選手をたたえ、同点弾を放った東妻は「後ろにつなごうと思っていた。2球連続で変化球がボールになったので真っすぐ一本に絞った。打った瞬間、スタンドに入ったと思いました」と振り返った。

市和歌山は2点を追い掛ける6回表、2安打と四球で1死満塁とし、6番の片上が走者一掃の適時2塁打を放ち逆転。米田も適時2塁打で続き2点差をつけたが、7回以降立ち直った池田陽を攻めあぐねた。投手陣は、3番手で登板した1年生右腕の小園が速球を武器に2回無失点の好投を見せるなど中盤は智弁打線を苦しめたが、7回から登板した主戦の岩本が打ち込まれた。

半田真一監督は9回裏の守りについて「本塁打だけは避けないといけなかった。あそこで打つ東妻君はすごい」と話し、「終盤に追加点を取れないうちの課題がきょうも出た。テンポの良さは岩本の武器だが、もう少し一球一球慎重に投げても良いのではと感じる投球だった」と振り返っていた。

閉会式では愛須貴志県高野連会長から智弁の黒川史陽主将に優勝旗が手渡され、市高の米田航輝主将に表彰状が贈られた。優勝した智弁は、25日に奈良県で開幕する近畿大会に出場する。

◇準決勝(11日)

海南 0 0 0 1 0 0 0 0 0 1
市和歌山 0 0 0 0 0 2 0 0 x 2

〔海〕森―井口〔市〕柏山、岩本、小園―米田、松川▽本塁打=下井田(市)

智弁和歌山 0 0 0 0 0 0 4 0 0 4
チーム名 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

〔智〕矢田、中西、山本―東妻〔桐〕坂口―花田▽2塁打=黒川(智)

延長10回裏、智弁・細川が中前にサヨナラ打を放つ

延長10回裏、智弁・細川が中前にサヨナラ打を放つ

壮麗な時代絵巻広がる 2年ぶりの和歌祭

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紀州東照宮(和歌山県和歌山市和歌浦西)の大祭「和歌祭」が12日、和歌浦一帯で盛大に行われた。祭の始まりを飾る神輿(みこし)おろしでは、140人の男衆が神輿を担いで本殿から続く階段を勇ましく下り、渡御行列では和歌浦一帯が時代絵巻に彩られた。

江戸時代初期の1622年、初代紀州藩主の徳川頼宣が父・家康の霊を慰めるために始めた藩の祭り。明治時代には「日本三大祭」の一つにも数えられた。昨年は雨で中止になったため、快晴の下、2年ぶりの開催となった。

神輿おろしでは、白装束の男たちは「チョーサー! チョーサー!」と独特の掛け声に合わせて108段の石段を下り、参道を抜けて東照宮会館前に着くとみこしを激しく揺らしながら歩いた。

渡御行列の出発式では、和歌祭保存会の和中美喜夫会長が「令和初の和歌祭。行列で披露する技は口伝で伝えてきたもの。(2020年の同祭開始)400年に向けて頑張ってほしい。時代絵巻に入り込んで楽しんでもらいたい」とあいさつ。実行委員会の中山豊若委員長の「エイエイオー!」の掛け声で行列は東照宮を出発した。

高く響く打鉦の音に先導されるように、雅楽を演奏しながら歩く怜人(れいじん)や反物の入った櫃(ひつ)を背負い傘を回す連尺など約40の演目が和歌浦漁港や片男波海水浴場など和歌浦一帯を練り歩いた。喜怒哀楽を表現するお面を着け、泣かされた子どもは健康に育つといわれる面被(めんかぶり)は、沿道の子どもたちに鳴り物を鳴らして驚かせていた。

三葛から訪れた矢動丸要子さん(51)は「和歌山に移り住んで初めて来ましたが、想像よりもスケールが大きくて驚きました。見に来て良かったです」、娘の真ゆきちゃん(7)は「お面(面被)に驚かされて怖かった。お相撲さんが歩いてるのが見られた」と話していた。

勇ましく石段を下りる神輿

勇ましく石段を下りる神輿


5月15日付

子どもを守る黄旗を寄贈 あいおいニッセイ

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 春の全国交通安全運動(11~20日)に合わせ、登下校の子どもたちの安全を守ろうと、あいおいニッセイ同和損害保険㈱和歌山支店(和歌山県和歌山市三木町、藤本昭人支店長)は14日、県交通安全協会和歌山東支部に道路横断用の黄旗200本を贈った。

 同社と関連事業会社は2001年、広く社会に貢献することを目的に、役職員一人ひとりが気軽に参加できる任意の募金制度「MS&ADゆにぞんスマイルクラブ」を設立。賛同する有志による寄付を積み立て、医療や福祉、環境保護などに役立てている。同支部への寄贈は12年秋から行い、今回で14回目となった。

 寄贈式は同市栗栖の同支部で行われ、同支店から藤本支店長と立石英一顧問、同支部から内畑瑛造支部長と岩井敏充事務局長、和歌山東署員や和歌山東地区交通安全母の会メンバーが出席。藤本支店長が内畑支部長に黄旗を手渡した。

 藤本支店長は「長く続けている取り組み。小さな子こどもの事故がまだ多く起こっているので、防止に役立てていただければうれしい。少しでも子どもが関係する事故を減らしたい」と話し、内畑支部長は「全国各地で痛ましい事故が発生している。大切に使わせていただき、交通事故がないように努力していきたい」と力を込めた。

黄旗を贈呈した藤本支店長(前列中央)と出席した皆さん

黄旗を贈呈した藤本支店長(前列中央)と出席した皆さん

正副議長に伊都氏、七良浴氏 紀美野町議会

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 紀美野町議会は14日、4月21日の町議選後初めての臨時議会を開いた。正副議長の選出を指名推薦で行い、議長に伊都堅仁氏(70)、副議長に七良浴光氏(69)が就任した。

 伊都氏は小畑在住、1999年に初当選し、現在6期目。副議長、監査委員、総務文教常任委員長などを歴任している。就任に当たり「議会改革や人口減少の中での地域振興など、町の政治は大切な局面を迎える。議長として皆さんの意見を聞き、円滑で公正な議会運営に努めたい」とあいさつした。

 七良浴氏は東野在住、2011年に初当選し、現在3期目。産業建設常任委員会委員長などを歴任している。

新会長に北村氏 県商議所青年部連合会総会

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 和歌山県商工会議所青年部連合会は11日、2019年度通常総会を和歌山市西汀丁の和歌山商工会議所大ホールで行い、令和最初の年度の役員を選任し、新会長に㈱和幸保険事務所の北村英博さんが就任した。

 同連合会は1993年度に発足。26年目を迎え、加盟6単会、メンバー数は520人を超える。

 総会は、開会宣言の後、出席者が商工会議所青年部(YEG)の歌「伸びゆく大地」を斉唱。YEG綱領を朗読し、指針を唱和した。

 18年度の事業報告と収支決算を承認し、新役員を選任。北村新会長は「YEGの価値向上が次世代の地域経済の発展の原動力となる。未来をけん引する集団になると思う。研さんと多くの人との交流を行い、少しでも地域や自企業のためになるよう、気付きや知恵を持ち、互いに伝えながら実行してほしい」とあいさつした。

 19年度スローガンは「『阿者スピリッツ』~絆を繋ぎ次世代へ~」。「阿」には入り組んだ山などの意味があり、力を合わせて乗り越えていく意味を込めた。北村会長は「地域社会の発展のために自由闊達(かったつ)な議論を重ね、和をもって貴しとなす一年にしたい」と意気込みを語り、連合会の事業の再構築、県内青年経済団体との交流などに積極的に取り組むとした。

 総会ではこの他、若手後継者育成のための講演会の開催などの19年度事業計画案や収支予算案などを審議、承認し、18年度役員が活動報告を行った。新役員は次の皆さん。かっこ内は所属青年部会。

 【会長】北村英博(和歌山)

 【副会長】田中弘志(田辺)▽瀬古伸一郎(新宮)

 【理事】榎本将明(田辺)▽堀将和(同)▽横田圭亮(同)▽寺前砂和(新宮)▽福本友樹(同)▽湊二郎(同)▽永江誠(御坊)▽塩路正人(同)▽阪本琢磨(同)▽川口鉄平(海南)▽西村典綱(同)▽上野山徹(紀州有田)▽黒崎大祐(同)▽阪本幸男(同)▽青木幸治(和歌山)▽下西陽一(同)▽津村周(同)▽西田聡(同)▽松野充浩(同)

 【監事】小池延昌(御坊)▽池原弘貴(海南)

 【直前会長】川端昌徳(紀州有田)

 【顧問】中西哲也(御坊)

あいさつする北村新会長

あいさつする北村新会長

こども体力開発あそび開講 大新地区で毎月

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 遊びを交えて子どもたちの運動能力の向上を目指す「こども体力開発あそび教室」の第1回が10日、和歌山県和歌山市新大工町の市立大新小学校体育館で開かれた。小学1~4年生約30人が集まり、ボールやマットを使ってさまざまな遊びを楽しんだ。

 和歌山市中心市街地総合型スポーツクラブ設立準備委員会(阪上哲哉代表)が本年度から始めた事業。準備委は同地区で接骨院を営む阪上代表ら大新地区や伏虎地区出身の10人からなり、昨年10月に発足。子どもが減った中心市街地を活性化しようと、地域のニーズに合わせて地域で運営する総合型スポーツクラブの設立を目指している。

 3・4年生のクラスでは、パイプの上でバランスを取ったり、三角コーンの間をジグザグに走り抜けたり、体幹の鍛え方や動かし方を学んだ。グーにした手を上に、パーにした手を胸に当てる動作を交互に繰り返す頭と体の体操なども行った。最後はチームに分かれて陣地のボールを守る、缶けりとおにごっこを合わせた遊びを楽しみ、子どもたちは「早くボール取りに来てよ!」と言いながらコートを走っていた。

 四箇郷北小学校3年生の粉川美優さん(8)は「ジグザグに走るのが一番楽しかった。いつも遊んでいるのよりも面白かった」と話していた。

 阪上代表(29)は「子どもたちが楽しそうに運動してくれたので、またその子たちに友達を誘って来てもらい、楽しく体を動かせる場をつくっていきたい」と語った。

 教室は毎月第2金曜日に開催予定。参加申し込みは、名前、性別、生年月日、住所、保護者の連絡先とメールアドレスを同準備委(wakayama.sc.d@gmail.com)に連絡する。

パイプに乗ってバランスを取る小学生

パイプに乗ってバランスを取る小学生

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