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被爆者の姿を知って 写真展「原爆と人間」

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 元県原爆被災者の会、非核の政府を求める和歌山県民の会、核戦争防止和歌山県医師の会、原水爆禁止和歌山県協議会(県原水協)の県内の非核4団体による「原爆と人間」写真展が27日まで、和歌山市吹上のNHK和歌山放送局内「ギャラリーわかまる」で開かれている。

 広島と長崎に原子爆弾が落とされてからことしで74年。幼子の遺体を背負って火葬の順番を待つ少年を写した「焼き場の少年」や、原爆投下直後の広島の街を撮影した「涙に曇るファインダー」など原爆を体験した人々の生々しい姿や、国連の特別総会で訴える被爆者の姿などの写真パネル30点を展示している。

 広島市立基町高校の生徒と被爆体験証言者による共同制作作品「原爆の絵」も展示。10年以上にわたる取り組みで、高校生が証言をもとに描いた投下直後の人々や街の様子が描かれており、今回は63点の複製が並ぶ。

 県原水協の茂野和廣理事長(68)は「展示で被爆の実相を見てもらいたい。被爆者の平均年齢も高くなり、若い人々にキノコ雲の下で何が起こっていたか伝えていかなくてはならない」と話し来場を呼び掛けている。

 展示は午前10時から午後5時まで。問い合わせは県原水協(℡073・424・6533)。

広島と長崎の様子を写した写真が並ぶ

広島と長崎の様子を写した写真が並ぶ


運行をスマホで確認 和歌山バス新システム

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 路線バスの運行情報をスマートフォンなどでリアルタイムに確認できる「バスロケーションシステム」が今月1日から和歌山バス㈱(和歌山市和歌浦西)で導入され、利用が広がっている。

 同システムは、乗りたいバスの現在位置や到着予定時刻などを確認することができる。バス停に掲示のQRコードにスマホや携帯電話をかざすと、現在の走行地点や遅れの状況、到着予定時間などが表示されるため、利用者が、いつバス停に到着するか分からず不安になるなどの状況が改善されると期待されている。

 JR和歌山駅構内、和歌山マリーナシティ、和歌山県立医科大学付属病院内に設置の大型ディスプレーでも見ることができ、今後、日赤和歌山医療センター内にも設置予定。専用ウェブサイト(https://loc.bus-vision.jp/wakayama/view/searchStop.html)からアクセスすれば、自宅や外出先でも確認ができる。

 システムの導入を知ってもらい、利用を拡大しようと、24日には実演説明会が開かれた。和歌山バス社員と県職員らが県庁近くのバス停「県庁正門前」に集まり、社員がシステムの効果や使い方を説明。河合潤二常務は路線バスについて「交通渋滞や天候などに影響され、時刻表通りの運行が難しい」とし、システムの導入による効果として「乗りたいバスがいつ来るか把握できるので、イライラやストレスの軽減につながるのでは」と期待を寄せた。

 参加した県職員がバス停のQRコードにスマホをかざしたところ、目当てのバスは2分遅れと判明。それを見ていた別の県職員からは「予定時刻を過ぎてもバスが来ないと、『先に行ってしまったのか』と不安になることがあるので、このシステムがあれば安心」などと声が上がった。

 岩出市から電車とバスで通勤しているという、県総合交通政策課地域交通班の竹原克也班長は「残業があり、バスの時刻が気になる際は特にありがたいですね。これを機にマイカーからバスや電車に通勤方法を変える職員が出てくれたらと思います」と話していた。

バス停のQRコードにスマホをかざすと到着予定時間が表示される

バス停のQRコードにスマホをかざすと到着予定時間が表示される

向陽の研究が総長賞 京大サイエンスフェス

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 京都大学と高校・大学の連携協定を結んでいる13都府県と市の高校生による科学研究発表大会「京都大学サイエンスフェスティバル2018―科学の頭脳戦―」が先月、京都市の同大で開かれ、和歌山県代表として初参加した県立向陽高校の研究が総長賞を受賞した。

 同校の研究テーマは「南海トラフ巨大地震を想定した通信インフラの迅速な復旧に向けて」。環境科学科の課題研究授業の一環で、3年生の井上実柚さんと松村晃汰君ら4人の班が取り組んだ。

 災害によって携帯電話の基地局の機能が停止した際、上空から小型の中継機を投下することで通信インフラを復旧させるという研究。テーマを考え始めた頃、最大震度6弱を観測した大阪北部地震が発生し、被災地の通信障害を知ったのがきっかけとなった。

 実験では電波法の制限を受けない周波数帯の電波を使用。スマートフォンとパソコンに無線装置を取り付け、中継機の「缶サット」(空き缶サイズの模擬人工衛星)を通して、スマートフォン同士、パソコンとスマートフォン間で通信ができるかどうかを実験した。
 実験に至るまでには、搭載するマイコンのプログラミングや装置の製作、精密機器の扱いなど苦労も多かった。

 中継機は、和歌山市で開かれた「缶サット甲子園全国大会」でモデルロケットを使って打ち上げた他、校舎の屋上から落下させるなどしてデータを収集。中継機を通しての通信は成功し、GPSを使い投下した中継機の回収も行った。

 発表会が行われた3月16日、北野正雄副学長から「日本のスマートフォンキャリアの災害時の通信研究のために、取り組みを発信してみてはどうか」と講評を受けた。

 発表に臨んだ井上さんは「他の大会にも出たが、優勝できていなかったのでうれしかった。自分の身に災害が起きたときのためにも、研究の実用化ができたら」、松村君は「結果を聞いたときは言葉にならない気持ちだった。良い4人で良い成果が出せた」と喜びを語った。

京大で発表し、総長賞を受賞した井上さん㊧と松村君

京大で発表し、総長賞を受賞した井上さん㊧と松村君

4月27日付

GWイベントたっぷり イオンモール和歌山

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 和歌山県和歌山市中のイオンモール和歌山は、10連休の期間中に「イオンモール ゴー!ゴー!ゴールデンウィーク!!FESTIVAL」と銘打ち、さまざまなイベントを開催する。

 27・28日は、千葉県の仕事体験テーマパーク「カンドゥー」が1階サークルコートで出張イベントを実施。魔法使いと宅配スタッフの仕事が体験できる。午前9時と午後1時半からの2回、整理券を配布する。体験は全12回実施し、参加費200円。

 30日午前10時からは、ジオラマ展示やプラレールで遊べるプラレールパークを開催。5月1日午後1時からは県立桐蔭中学校書道部による書道体験とパフォーマンス(3時~)。参加、観覧無料。会場はいずれもサークルコート。

 4日は1階ヒルズコートでハイハイコンテスト。赤ちゃんが4㍍のコースをハイハイで進む。午前11時半、午後1時半、3時半からの3回、定員は各回25人で、トイザらス店頭での予約が必要。

 5・6日はサークルコートで、紀の川市の「メゾンフルリール」や和歌山市の「庭のパン屋さん」など県内の人気パン店が集まる「パンdaマルシェ」を開催。午前10時から午後5時までで、なくなり次第終了。

 4月27日から6月16日までは、2・3階の吹き抜けガラス面に、和歌山市内の幼稚園、保育所・園8カ所の園児約600人による家族の似顔絵を展示する。

 また、5月12日までは、1階H&M前の通路で、組み木作家の吉田富彰さんが和歌祭の行列を木工で再現した「組み木人形展」を開催中。和歌祭フォトコンテスト作品展も同時に行っている。

 各イベントの詳細はホームページ(http://wakayama-aeonmall.com/)。

シャンソンゆったりと 市民会館ロビー演奏

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 和歌山市民会館(伝法橋南ノ丁)で24日、「春のシャンソンロビーコンサート~すみれの花咲く頃~」が開かれた。

 毎年春に行う恒例コンサートで、同館とサロンドゥシャンソン清水が主催。大ホール前のロビーで65人がシャンソンを楽しんだ。

 2部構成のプログラムで、1部は「こんにちは、赤ちゃん」、男女の出会いから悲しい終幕までを描いた「まるでお芝居のようね」や「真夜中のギター」など、2部は人や物の名前が思い出せない苦悩をコミカルに歌う「Ale Ale Ale」、昨年亡くなった作曲家・前田憲夫さんが作曲し、母親を亡くした少年が流す涙を歌った「約束」など13曲を披露。最後は主宰の清水香予子さんが「令和にまた会いましょう」と呼び掛け、コンサートのタイトルにもなっている「すみれの花咲く頃」を来場者と共に歌った。

 西浜から訪れた泉藤子さん(88)は「知人が出演しているので初めて来ました。シャンソンはめったに聞く機会がないので、すてきでした。ロビーというホールとはまた違った空間も良いなと思いました」と話していた。

ロビーはシャンソンのステージに

ロビーはシャンソンのステージに

日々是「前進」 米寿の北谷さん書と絵画展

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 紀美野町野中の北谷弘(ひろ)さん(88)の米寿を記念した絵画と書の初の個展「宗純(そうじゅん)展」が29日まで、ギャラリー白石(和歌山県和歌山市湊通丁南)で開かれている。

 北谷さんは書や茶道、華道に親しみ、生け花の未生流師範、茶道の表千家師範。50歳の頃には水墨画の絵画教室にも通い、趣味で絵を楽しんできた。

 これまでに描きためた作品も多く、娘たちの勧めで個展開催を決意。会場には書や日本画約30点の他、生け花作品も並び、華やいだ雰囲気。

 次女の加藤万有美さん、三女の平岡昌子さんも会場に駆け付け「多くの方の作品を見ていただき、母が喜んでいるのが何よりうれしい」と笑顔だった。

 作品は、新緑の京都や下津港、長保寺の風景画など。大阪の中央公会堂を描いた「若葉の頃」は、生け花の勉強会のために10年通った会場の向かいに見えた光景で、特に懐かしいという。

 他にも、新構造社和歌山支部のメンバーだった頃、本部の審査で入選した、長谷寺に広がる牡丹を抽象的に描いた作品も並ぶ。

 英語や中国語を習う北谷さんのエネルギーの源は、尽きない好奇心。「新時代に向かう今の思いを書にするなら、『日日是〝前進〟』でしょうか」とにっこり。「まだまだ人生これから。100歳を目指して、いろんな挑戦を続けたいです」と話している。

 午前10時から午後5時(最終日は3時)まで。

懐かしい作品を前に娘たちと語らう北谷さん㊥

懐かしい作品を前に娘たちと語らう北谷さん㊥

令和の門出に婚姻届 和歌山市が記念品贈呈

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 令和への改元を迎える5月1日、和歌山市は、時代の節目に婚姻・出生の届けを提出する市民を祝福する「令和婚」イベントを行い、記念品を贈るなどする。

 午前8時半から午後5時15分まで、市役所1階に市民課戸籍窓口を開設し、記念スタンプを押したオリジナル婚姻届と出生届を配布。メモリアルフォトブースでは「令和元年5月1日」の日付入りで記念撮影ができる。

 また、午前8時半から11時までは尾花正啓市長が窓口で婚姻届を受け取り、すみれ色と生成り色の令和記念オリジナルペアコースター(㈱島精機製作所協賛)をプレゼントする。

 尾花市長は25日の定例記者会見で「和歌山市で育った人、来てくれた人が婚姻届を出してくれるのは市にとってありがたいこと。特別な日の一生の思い出にしてほしい」と利用を呼び掛けた。

令和記念ペアコースターを手にする尾花市長

令和記念ペアコースターを手にする尾花市長


仏像と神像へのまなざし 県立博物館特別展

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 県立博物館(和歌山県和歌山市吹上)は27日から6月2日まで、特別展「仏像と神像へのまなざし―守り伝える人々のいとなみ―」を開く。県を代表する仏像や座像を一堂に展示。過疎化や高齢化が進み、仏像の盗難被害も増加する中、地域住民の心のよりどころとして人々の信仰を集め、守り伝えられてきた貴重な文化財を、さらなる未来へと継承していくためのこれからのまなざしについて考える。

 「熊野速玉大神坐像」や「十一面観音立像」など国宝4体、重要文化財10体を含む計76体の仏像や神像を展示。

 約半数の40体が指定文化財。普段は拝観や鑑賞できないものも多数あり、初公開も16体。今回のような規模で、一度にこれほどの指定文化財を展示するのは同館では初めて。

 また、文化財をいかに未来に伝えるかを問う今展では、文化財保護啓発の観点から、特別に写真撮影OK(フラッシュ使用は禁止、一部不可もあり)。非営利な個人利用に限り、SNSなどでの発信も許可され、同館では初の試みという。

 展示室にはメッセージボードを設け、仏像や神像を守っていくため、私たちができることは何か、来場者からもアイデアを募る。

 同館の大河内智之主査学芸員は「文化財は『みんなで守る』という意識がなければ、もはや維持できない状況。貴重な文化財を今後どのような方法で守り、継承していけばよいのか、皆さんと一緒に考える機会にしたい」と話している。

 学芸員による展示解説は28日、5月19日、6月2日の午後1時半から。

 開館は午前9時半から午後5時まで。月曜休み(4月29日、5月6日は開館し、7日休み)。問い合わせは同館(℡073・436・8670)。

熊野速玉大神坐像

熊野速玉大神坐像

北向き地蔵はどこ 紀の川市職員観光マップ

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和歌山県紀の川市の2018年度新規採用職員19人が、市内を訪れる観光客にまち歩きを楽しんでもらおうと、「粉河のお地蔵さん探索」「フルーツ」「歴史観光」をテーマとした3種類の観光マップと、貴志川地区のPR動画を作成した。

市は、職員の施策を提案する力や仕事への能動的な姿勢を育成しようと、新規採用者を対象に17年度から提案型研修を実施。今回は職員が4~5人の4班に分かれ、昼休みや終業後などに集まり、どんなマップを作るか話し合ってきた。

粉河の地蔵を取り上げた班は、JR粉河駅から粉河寺にかけての地域に、全国的に少ないといわれる北向きの地蔵が多く並んでいることを紹介。マップには14体のうち子安地蔵や延命地蔵など5体のみ写真や解説を掲載し、他の地蔵は地図に位置だけ示して探してもらう構成にした。地蔵が赤いよだれかけや頭巾を着けている理由や、地蔵によって姿勢が異なる理由なども「お地蔵様のひみつ」として紹介している。

「歴史観光マップ」は、旧南丘家住宅や旧名手宿本陣などの文化財の魅力を写真を交えて伝え、「フルーツマップ」は市特産のフルーツが味わえるカフェや土産施設など約20店を掲載。PR動画「貴志川へ出かけよう旅電車」は、レンタサイクルで周遊できる貴志川沿いの観光名所を紹介した内容となっている。

年度末の先月に完成し、「粉河お地蔵さん探索マップ」を作成した班の森緑さん(28)、松野春花さん(19)、貴志美里さん(19)の3人は、粉河駅前で利用者にマップを配布する活動もした。

商工労働課副主査の森さんは「マップ作りを通じて、身近な地域に知らないものがたくさんあることを痛感しました。北向きの地蔵は珍しいので、マップを使って親子連れなどで気軽に地域を巡っていただけたら」と話していた。

「粉河お地蔵さん探索マップ」はJR粉河駅構内に、「歴史観光マップ」と「フルーツマップ」は貴志駅前の観光交流拠点「紀楽里」に設置し、PR動画は市役所本庁舎1階の案内板モニターで上映している。

マップを作成した(左から)松野さん、貴志さん、森さん

マップを作成した(左から)松野さん、貴志さん、森さん

4月28日付

新天皇即位を祝賀 各自治体が記帳所を設置

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 5月1日の新天皇即位に合わせ、県内各自治体は1日から7日にかけて祝賀の記帳所を設置する。本紙エリアの会場と日時は次の通り。

【県】4、5日午前9時~午後5時45分=県庁本館正面入り口サービスステーション、那賀総合庁舎1階県民ロビー
【和歌山市】1、4、5日午前9時~午後5時=市役所本庁舎1階ロビー、東部・河西・河南・河北・中央・北・南各コミュニティセンター
【岩出市】1~7日午前9時~午後5時半=市役所1階正面玄関ロビー
【紀の川市】4~7日午前8時45分~午後5時半=市役所本庁舎1階
【海南市】4、5日午前8時半~午後5時15分=市役所本庁1階受付ロビー
【紀美野町】4、5日午前8時半~午後5時15分=町役場本庁正面入口

働く人に優しい社会を 連合和歌山メーデー

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 連合和歌山主催の「第90回メーデー和歌山県中央集会」が27日、和歌山市の和歌山城砂の丸広場で開かれ、組合員らが労働規制の緩和阻止や7月の参院選の勝利に全力で取り組むことを確認した。

 池田祐輔会長は式典のあいさつで、平成元年(1989)に連合が発足してからことしで30年となることにふれ、「一つの区切りになる。労働運動はより良い社会の構築に向けた変革の原動力とならなければいけない。働く者のための働き方改革を目指す」と強調。7月の参院選について「衆参同時選挙の可能性も頭に入れている。これまでより厳しい選挙になると思うが、野党が団結して政権交代が可能な政治体制を実現し、安倍政権の暴走から民主主義と国民主権を守るため、力強いご支援をお願いしたい」と呼び掛けた。

 恒例のデモ行進では、池田会長や7月の参院選で連合和歌山の推薦を受ける藤井幹雄氏らを先頭に、横断幕やのぼりを手にした組合員約500人が、三年坂通りやけやき大通りを行進。「労働時間の規制緩和を許さない」「安心できる社会保障制度をつくれ」「全ての働く者のために頑張るぞ」などとシュプレヒコールを繰り返した。

 式典の最後には参加者らが頑張ろうコールを行い、働く人に優しい社会の実現や参院選の勝利を誓っていた。

デモ行進する組合員ら

デモ行進する組合員ら

食品総合センター起工式 中央市場再整備へ

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 和歌山市は26日、本年度から着手する中央卸売市場(西浜)の再整備工事の一環として、総合食品センター棟の起工式を行った。

 同センターは、青果と水産以外の食料品や雑貨を扱う現在の関連棟の機能を移し、乾物や製菓などの食品や雑貨の販売、飲食店やサービス事業を営む市場関連事業者による施設となる。市場の魚が味わえるすし店や早朝から営業する大衆食堂など、事業者以外にも多くの人が利用できる開放的な施設を目指す。

 鉄骨造り、平屋建てで建築面積は2527平方㍍。設計は松田平田・長尾特定設計業務共同体(代表=上村晋所長)、施工は三友工業㈱(同市湊、矢部昌俊代表)、㈱小向商会(小松原通、小向俊和代表)、近畿電設工業㈱(松江北、吉川幸夫代表)が行う。

 起工式には約50人が出席。尾花正啓市長は「総合食品センターは、道の駅計画と合わせて、新しい中央市場で市と県の産品を海外に発信できる場所とし、発展を期待したい」とあいさつ。中央卸売市場協会の岸泰弘会長は「市場が建設されてから45年、雨漏りや屋根が崩れたり苦労もあった。起工式ができたことをうれしく思う。工事には全面的に協力していきたい」と建て替えを心待ちにしてきた思いを話した。

 岸会長と尾花市長、松井紀博市議会議長、施工業者を代表して三友工業の矢部代表が、盛り砂にくわを入れた。

 同センターは同日着工し、本年度中の完成、来春の供用開始を予定。市場全体の再整備完了は2022年度中を目指している。

くわ入れをする尾花市長(左から2人目)ら

くわ入れをする尾花市長(左から2人目)ら

おしゃれに刷新 グランヴィアのビアガーデン

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 にぎやかにコミュニケーションを楽しめる120席の「テントエリア」と、緑に囲まれたリゾート空間を演出した48席の「ガーデンエリア」があり、すてきな思い出を形にする「フォトスポットエリア」も設けた。

 フードコーナーは、フルーツやスイーツはもちろん、肉や魚料理も豊富に用意。ドリンクは、ビールマイスターが注ぐビールをはじめ、カクテル、ワイン、スパークリングワイン、ノンアルコールカクテルと充実している。

 ノンアルコールの「バタフライピーティー(青い紅茶)」はSNSなどへの投稿にぴったりの「映える(ばえる)ドリンク」で色鮮やか。お酒が苦手な人や女性、子どもも楽しむことができる。

 26日のプレオープンでは、来場者はリニューアルした会場で充実のドリンクとフードを楽しみ、「Marche(マルシェ)」のイルミネーションとともに記念撮影をするなど、それぞれのスタイルで夜のひとときを過ごした。

 東真妃さん(32)は「おしゃれで楽しく、SNS映えする飲み物があって楽しい。料理やドリンクも豊富でいいですね」と笑顔だった。

 同社営業企画課の池下千恵課長代理は「今回のリニューアルで雰囲気がガラリと変わりました。ゆったりと落ち着いており、ドリンクや料理も充実しています。ぜひ楽しんでいただきたい」と話している。

 営業時間は午後5時~9時半。食べ放題&飲み放題は月~土曜90分、日曜・祝日120分。料金は税込みで男性3600円、女性3300円、小学生1500円、幼児500円、3歳以下無料。

 「グレードアッププラン120分」(当日午後3時までの予約制)は1人5000円。食べ放題&飲み放題に、オプションメニューのシーフード盛り合わせ、国産牛リブロースステーキが付く。

 オプションメニューは、3人前各3800円で注文もできる(ラストオーダーは9時)。
 予約は電話(℡073・423・0910)で。午後2時~9時半。

おしゃれな雰囲気で豊富なフードとドリンクが楽しめる

おしゃれな雰囲気で豊富なフードとドリンクが楽しめる


記念符配布や型抜き体験 各地で令和イベント

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 和歌山市は、令和に改元される5月1日、和歌山城天守閣で「改元記念符」を限定配布するのをはじめ、各施設でさまざまな記念イベントを行う。(写真は市提供)

 和歌山城では、天守閣の楠門で「改元記念 和歌山城 令和元年五月一日」と記された改元記念符を配布。午前9時から午後5時まで。限定2000枚がなくなり次第終了。

 天守閣前広場では、和歌山城公園動物園の人気者、紀州犬の皐月(さつき)、絢芽(あやめ)とふれあう「和歌山城ワンワンワンデー」を企画。令和元年(1年)、令和初日(1日)、皐月と絢芽が5月で1歳になるという三つの「ワン(1)」にちなみ、皐月と絢芽と一緒に記念撮影ができる。午前9時半、午後1時半からの2回、各30分。

 湊本町の市立博物館では、令和の出典となった「万葉集」の梅の歌の序文にちなみ、所蔵の梅模様の菓子木型を使った型抜き体験を開催。同館は、紀州徳川家お抱えの菓子職人である御菓子司を務めた駿河屋の菓子木型を多数所蔵。その中から、梅模様の木型を使い、粘土で「令和」の文字が入った菓子の型抜きをし、記念に持ち帰ることができる。午前9時から午後4時半まで、定員先着50人。1人1個まで。

 同館では1日から6月9日まで、万葉集の注釈書『万葉集略解(まんようしゅうりゃくげ)』も公開する。江戸時代に刊行され、万葉集に簡単な注釈を加えた入門書として広く読まれた。市出身の歌人・多紀治子さんが所蔵していた写本を展示する。

 型抜き体験と展示はいずれもエントランスホールで行い、参加、観覧は無料。

天守閣で配布する「改元記念符」

天守閣で配布する「改元記念符」

大御所歌手が一堂に 8日演歌・歌謡曲の祭典

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 プロの歌手が一堂に集う「第1回演歌・歌謡曲の祭典in和歌山~ふるさと創生プロ・アマ音楽祭~」が5月8日午後4時から、和歌山県和歌山市手平の和歌山ビッグホエールで開かれる。カラオケ愛好者との交流を活発にし、音楽の力で地域創生を目指す祭典の記念すべき1回目。出演する地元メンバーは「演歌・歌謡曲の素晴らしさを和歌山から全国へ広げたい」と意気込んでいる。

 歌の持つ力で地域の発展や活性化につなげようと、杉良太郎さんが実行委員長を務める「演歌・歌謡曲の力実行委員会」が主催。超党派の「演歌・歌謡曲を応援する国会議員の会」(二階俊博会長)が後援する。

 出演は杉さんの他、千昌夫さん、美川憲一さん、山川豊さん、山本譲二さん、瀬川瑛子さん、伍代夏子さん、市川由紀乃さん、「和歌山ブルース」誕生50周年を記念して、古都清乃さんという豪華な顔ぶれ。

 今回の音楽祭の大きな特徴は、プロの歌手と公募で選ばれたアマチュア歌手が同じステージに立ち、一緒にプロの曲を歌うこと。参加者全員で「和歌山ブルース」の大合唱もある。

 一部のステージでは地元歌手がご当地ソングで盛り上げる。有田てる美さん、宮本静さん、富士わか子さん、羅布陽介さんの4人が出演。

 宮本さんは「大先輩のお力添えで、演歌・歌謡曲では和歌山でかつてない規模の祭典が実現します。和歌山の魅力がまるごと詰まったようなステージで、県外の皆さんにもアピールできれば」、羅布さんは「趣旨に賛同していただける方も多く、皆さんからの大きな期待を感じます。和歌山を元気づけるため、楽しいステージを届けたい」と話している。

 全席指定で、S席アリーナ前売り9000円(当日1万円)、A席スタンド同7000円(同8000円)。チケットは県民文化会館や和歌山市民会館で取り扱っている。

「歌の力で和歌山を元気に」と地元歌手の皆さん

「歌の力で和歌山を元気に」と地元歌手の皆さん

5月1日付

高松小に物品を寄贈 山東鐵工所が私募債で

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南都銀行と㈱山東鐵工所(和歌山県和歌山市宇須、河井恒治代表取締役社長)は、地域貢献の一環として4Kテレビ(49型)1台と、理科の実験道具(ビーカー・コンロ・温度計)を和歌山市立高松小学校(島本和昌校長)に寄贈し、4月25日に同校で贈呈式が行われた。

同社は、引き受け額の一部で「児童・学童などの成長や勉学を応援する物品」を同行が購入し、事業者が指定する公立保育園・幼稚園・小中学校などに寄贈する「CSR私募債」を利用。同社の近くにある同校を寄贈先に決め、同校の希望で4Kテレビと理科の実験道具が贈られることとなった。

贈呈式には南都銀行和歌山支店の河野仁エリア統括長兼支店長、木村真支店長代理、山東鐵工所の山東幸司代表取締役常務らが出席。

河野支店長は「子どもたちのために有意義に使っていただけたら」とあいさつ。山東常務は「母校に貢献できてうれしい。地域と共に歩み、弊社も来年で100周年を迎える。これからも地域に貢献できれば」と話した。

4Kテレビは理科室で電子顕微鏡のモニターとして活用される予定。「机上の学習だけではなく、体験や実験を通してより理解を深めることができる。本当にありがたいです」と島本校長が感謝を述べ、同行と同所に感謝状を手渡した。

目録を手渡す河野支店長(左奥)と山東常務(手前)と島本校長㊨

目録を手渡す河野支店長(左奥)と山東常務(手前)と島本校長㊨

藤戸台が春季初優勝 和市軟式学童野球A級

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第50回和歌山市軟式野球連盟学童部春季大会・第26回㈱紀陽銀行杯争奪大会(田谷節朗大会会長)のA級決勝が4月28日、市民球場で行われ、藤戸台ゴールデンズが、四箇郷との激戦を制し初優勝を飾った。初回に3点を先制した藤戸台は、優位に試合を進めたが、試合時間の1時間40分を過ぎた6回、2点を追う四箇郷は2死1、2塁から木本選手の3塁打で追い付き、特別延長に突入した。2点ずつを加え、2イニング目となった8回、無失点で切り抜けた藤戸台は、無死満塁から今村颯選手が、中前適時打を放ち、鮮やかなサヨナラVを決めた。藤戸台と四箇郷は、18、19の両日、伊都地方で開かれる県大会に市代表として出場する。

◇A級決勝

四箇郷 0 0 1 0 0 2 2 0 5
藤戸台 3 0 0 0 0 0 2 1x 6

(7、8回は特別延長)

学童部50周年(春季)と平成最後のチャンピオンを目指すA級決勝は、いずれも支部新人大会を制した北支部の藤戸台と、東支部の四箇郷が対戦した。

後攻の藤戸台は初回、連続四球と相手の失策で、無死満塁とした。この好機に主砲竹下が右前へ弾き返し、2点を先制。さらに2盗を狙った1塁走者竹下と、3塁走者瀧谷との連携プレーが決まり、3点目を挙げた。

試合の主導権を握った藤戸台は、積極的な攻撃で5回には、1死3塁から、スクイズを試みたが、相手バッテリーの好判断で追加点はならなかった。

守っては3回に1点を失ったものの、5回には先発の辻川から石田、瀧谷と3投手を投入、1死2、3塁のピンチを切り抜ける塙監督の采配もさえた。

制限時間を超え最終回となった6回、四箇郷は中西の内野安打、清水の中前打で2死1、2塁とした。ゲームセットまであと1死という緊迫した中、打席に入った木本は、力強いスイングで左中間を越える3塁打を放ち、3―3の同点とし試合を振り出しに戻した。

7回からは特別延長に入り、無死1、2塁からの攻防は、両チームとも一歩も譲らず2点を追加、決着の場面は8回に移った。

6回から再びマウンドに立った藤戸台の石田は、先頭打者に四球を与え満塁としたが、続く3打者を攻めの投球で打ち取り零封で、味方の攻撃につないだ。

ルールにより特別延長は2回までのため最終回に臨んだ藤戸台は、重盗で2、3塁と攻め、申告敬遠で満塁と好機を広げると、今村颯のサヨナラ打で、終盤の厳しい展開を勝利で締めくくった。

藤戸台の塙監督は「いい試合だった。みんな最後まで諦めず、よく頑張った。県大会では一戦一戦を大事に戦いたい」とした。山下主将は「最後まで粘りを発揮できた。颯亜(今村)が打てて良かった。県大会はまず初戦を突破、そこから一試合一試合を積み重ねていきたい」と意欲を示した。チームメートの祝福に今村颯選手は「走者をかえすという気持ちで打席に入った。打った瞬間はやったと思った」と笑みがこぼれた。

《藤戸台ゴールデンズ》代表=宮田晋作▽監督=塙佳樹▽コーチ=亀川浩之、通阪厚司▽主将=山下廉▽選手=森桐亜、辻川隼大、石田琴羽、瀧谷斗麻、平井捷磨、西上依吹、竹下謙人、後藤里紗、今村颯亜、今村晴南、上崎翔晴
《四箇郷少年》代表=中村正司▽監督=吉田照紀▽コーチ=井本吉彦、白谷陽一▽主将=中西叶季▽選手=木本瞳矢、清水大夢、児島陸人、有本悠眞、白谷虎太、川下鉄勝、井本大樹、池端一真、山﨑琳太

初優勝を飾った藤戸台ゴールデンズ

初優勝を飾った藤戸台ゴールデンズ

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