Quantcast
Channel: わかやま新報
Viewing all 24090 articles
Browse latest View live

声楽アンサンブル全国銀賞 桐蔭中高音楽部

$
0
0

 和歌山蔭中学校・高校(和歌山市吹上)の音楽部が「第12回声楽アンサンブルコンテスト全国大会」(3月21~24日、福島市音楽堂大ホール)で銀賞を受賞した。創部以来初めての全国大会出場という緊張の中、部員たちは全国の合唱強豪校に負けない歌声を披露した。

 同コンテストは合唱の基礎となる少人数で歌う「アンサンブル」をテーマに、小学校・ジュニア、中学、高校、一般の4部門で行われる。同校音楽部は高校1・2年生と中学3年生の16人で高校部門に出場。2月に行われた県大会では全部門の中からグランプリを受賞し、県代表となった。

 演奏したのは、横山潤子さん作曲の女声合唱曲集「笑いのコーラス」から「人生が1時間だとしたら」「贈り物」の2曲。詩人・高階杞一さんの詩に曲をつけた作品で、「生徒が歌ったらどんなふうになるのか聴いてみたい」と顧問の有本利香教諭が選んだ。

 3月は定期演奏会の準備もあり、練習時間の確保も難しかった。曲はいずれも無伴奏で、朗読などもして日本語の詩がしっかり届くように練習を重ねた。

 全国大会では、昨年度のNHK全国学校音楽コンクールで金賞を受賞した福島県立郡山高校合唱団をはじめ、全国大会常連の強豪校の歌声を生で聴いた。

 桐蔭は本選に出場できる5位以内への入賞を目指してきたが、3年生の東亜紗花さん(17)は、他校の歌声を聴くと、その力量に「こんなふうに歌いたい」との思いが強まり、自信はなくなっていったと、当日の気持ちを振り返る。それでも、空気が波打つのが分かるほど素晴らしい音響のホールで堂々と伸びやかな歌声を響かせ、「歌えて幸せだった」。

 結果は、5位以内にはあと一歩届かなかったが、40校中の6位。東さんは「結果には驚いたし、悔しさもあった。年度が替わって新入部員も入ったので、8月のコンクールでまたみんなで全国出場できるように頑張りたい」と話していた。

初の全国大会でハーモニーを響かせた桐蔭音楽部

初の全国大会でハーモニーを響かせた桐蔭音楽部


4月20日付

巨大グリーンソフト 玉林園の写真スポット

$
0
0

えっ、特大のグリーンソフト(!?)――。和歌山県和歌山市のある場所が、遠近法を利用したトリックアートのような写真を撮影できると話題になっている。

場所は出島のフードコート「グリーンコーナー」前。向かいの工場の壁面に描かれたグリーンソフトの絵柄に合わせて、ユニークな撮影をする人が続出している。

きっかけは、運営する玉林園の林和宏社長(71)が、孫や従業員をモデルにグリーンソフトをつかんだ写真を撮影し、店内に飾ったこと。同じようにまねて撮影する人が相次ぎ、インスタグラムなどでも紹介されるようになった。黄色い壁にグリーンソフトの緑色が映え、写真映えするスポットになっている。

県民のソウルフードともいえる抹茶入りソフトクリーム「グリーンソフト」は先日、同市のふるさと観光大使に任命されたミュージシャンのHYDEさんが「一日2個は食べる」と公言したことでも話題に。

林社長は「皆さんに愛着を感じてもらい、『こんなふうにも撮れる』と自由に楽しんでもらえればうれしい」と話している。

工夫次第で楽しい写真が撮れるスポット

工夫次第で楽しい写真が撮れるスポット

高校選抜で上位の活躍 県6選手が知事訪問

$
0
0

スポーツの2018年度全国高校選抜大会で3位以上の成績を挙げた県内の高校生らが17日、和歌山県庁の仁坂吉伸知事を訪問し、活躍を報告した。

知事室を訪れたのは、相撲、なぎなた、ウエイトリフティング、少林寺拳法の4競技の選手6人と、校長、所属する部活動の顧問ら。選手一人ひとりについて、顧問が競技歴や選抜大会での勝ち上がりの様子などを紹介した。

高知県で開かれた相撲選抜大会の個人無差別級で3位になった花田秀虎選手(和歌山商3年)について、同校相撲部の門林三千生顧問は「前回優勝に続く連覇のプレッシャーや相手の研究などがあり、本来の相撲は取り切れなかったが、インターハイや国体での優勝に向けて良い経験になったと思う」と評価。兵庫県で開かれたなぎなた選抜大会の男子個人試合3位の寒川慎也選手(桐蔭2年)について、同校の宇野健二教頭は「男子なぎなたの競技人口は少なく、日頃は主に女子選手と練習している。爆発力と研ぎ澄まされた技術が発揮された堂々の3位入賞だ」とたたえた。

仁坂知事は花田選手に「引き締まった感じの体格ですが、体重は何㌔あるの」と尋ね、花田選手は「130㌔です。(元横綱の)千代の富士さんのような体になりたくて体づくりに力を入れています」と答えた。

学校になぎなた部がなく、和歌山ビッグウエーブや県内各地の高校で練習しているという寒川選手には「男子なぎなたの県内競技人口は?」と質問。8人と答えた寒川選手に「リーダーのような存在だ。ぜひみんなを引っ張って」と激励した。

選手を代表し、少林寺拳法の女子規定組演武で1位になったうちの1人、村上冬音選手(神島2年)が「インターハイや国体に出て、もう一度良い報告をしたい」とあいさつし、仁坂知事から記念品のスポーツタオルを受け取った。

寒川選手は本紙の取材に「優勝できると思っていたが準決勝で人生初の反則負けを喫し、悔しい気持ちが大きいです。生活にめりはりをつけて勉強や休みとなぎなたを両立し、年2回の全国大会でどちらも優勝を目指します」と抱負を語っていた。

訪問したその他の選手は次の皆さん。

【ウエイトリフティング】男子81㌔級③駒坂勇気(紀北工3年)

【少林寺拳法】女子規定組演武①岡彩月(神島2年)▽弁論の部①小田愛里(同)▽女子自由単独演武③小田愛里

仁坂知事(前列中央)に活躍を報告した選手ら(前列)

仁坂知事(前列中央)に活躍を報告した選手ら(前列)

指紋の検出法を改良 県警2人に文科相表彰

$
0
0

2019年度科学技術分野の文部科学大臣表彰創意工夫功労者賞に、和歌山県警から和歌山東署の宮脇史成警部補(42)と交通部運転免許課職員の食野(めしの)真規さん(49)の2人が選ばれ、18日、和歌山市の県警本部で表彰状の伝達式が行われた。

同賞は、装備資機材や事務機器などを創意工夫によって改良、改善、考案し、警察業務能力の向上や技術の改善などに貢献した実績が顕著な人が選ばれる。県警ではこれまでに8業績で12人が受賞し、ことしは全国で京都、大阪、愛知、和歌山の各府県警から4業績・8人が選出された。

宮脇警部補と食野さんは2年前から「文字の書かれた紙類等からの指紋検出方法の改良」に取り組み、昨年6月に県警本部で行われた「県警察装備資機材開発改善コンクール」で金賞を受賞。全国でも高く評価され、今回の大臣表彰となった。

従来の指紋検出方法では、検出まで半日から2日間の時間を要していた。2人が新たに改良した検出方法は、特殊な試薬とレーザーを組み合わせることにより、1~2時間の短時間で指紋を検出できるとともに、書かれている文字がにじむことなく、高感度で採取することが可能となった。昨年から県内で実用化が始まり、全国にも広まりつつある。

表彰伝達式は県警本部長室で行われ、檜垣重臣本部長が2人にそれぞれ賞状を手渡した。

宮脇警部補は「非常にうれしく思う。鑑識係の人がより簡単に指紋を検出できる方法がないかと一生懸命に研究した結果が今回の表彰に結び付いたと思う」、食野さんは「今まで採取できなかった指紋も取れるようにして、犯人を突き詰めていくという強い気持ちで取り組んできた。表彰はうれしい」と話していた。

檜垣本部長㊨から賞状を受け取る宮脇警部補と食野さん㊧

檜垣本部長㊨から賞状を受け取る宮脇警部補と食野さん㊧

虹コン清水理子さんを委嘱 和市観光発信人

$
0
0

和歌山市の観光情報を和歌山県内外に発信する「和歌山市観光発信人」に、12人組アイドルグループ「虹のコンキスタドール(虹コン)」メンバーで市出身の清水理子さん(22)が決まり、18日に市役所で委嘱式が行われた。

虹コンは2014年結成。17年に「ノーライフベイビー・オブ・ジ・エンド」でメジャーデビューし、オリコンウィークリーチャート3位に。結成5周年を控えた7月10日にシングル「愛をこころにサマーと数えよ」を発売する。

清水さんは県立桐蔭高校卒業。昨年、オール和歌山ロケの映画「ボクはボク、クジラはクジラで、泳いでいる。」に出演し、主題歌「Colorful~あなたといた時間~」でソロデビュー。舞台あいさつなどで和歌山を訪れ、ライブでも和歌山出身をアピールしていたことから市観光協会が発信人を依頼した。

委嘱式は市長室で行われ、尾花正啓市長から委嘱状とオリジナル名刺を受け取った清水さんは「映画の舞台あいさつで和歌山に来てくれたファンの方が『良いところ』『また来たい』と言ってくれたのがすごくうれしかった。これからそんな活動をたくさんしていきたいです」と意気込みを話した。

現在は東京在住だが、休みが取れれば和歌山に帰り、和歌山ラーメンを食べたり、紀伊風土記の丘で勾玉(まがたま)作りをしたりして楽しんでいる清水さんは「和歌山は空気が和やかで優しくなれる場所。自然もおいしいものもたくさんあるので、来たら好きになってもらえると思います。舞台あいさつはソロでしたが、メンバーみんなを連れて和歌山でライブをやりたいです」と語った。

「和歌山を好きになってもらえるよう頑張ります」と清水さん

「和歌山を好きになってもらえるよう頑張ります」と清水さん

終盤も情勢は不透明 紀美野町議選あと1日

$
0
0

定数12を13人が争っている紀美野町議選の舌戦も20日限りとなった。ベテランは危機感を強め、新人は知名度を上げようと懸命。多くの陣営が「今回ばかりは分からない」と話す不透明な情勢の中、有権者からも「誰に投票したらいいのか分からない」との声が聞こえる。落選するのは1人だけの少数激戦は最後までもつれそうだ(文中敬称略、かっこ内の数字は前回得票数)。

旧町別の選挙人名簿登録者数(15日現在)と立候補者数は、野上が5542人に現職5人・新人2人、美里が2514人に現職5人・新人1人。

有権者数が約500人の美里・長谷毛原地区(毛原下、小西、毛原中、毛原宮、毛原上、長谷宮)には、美野勝男(374票)=毛原下=、向井中洋二(426票)=毛原宮=、上柏睆亮(613票)=毛原中=に、前回初当選を果たした南昭和(502票)を加えた現職4人の激戦となっている。美野、向井中、上柏は票固めに加え新たな得票を求めて町内を奔走。南は前回の6位からさらに上位を目指そうと町内各所で演説会を開いている。

他の地区では、現職の伊都堅仁(408票)=小畑=、美濃良和(503票)=三尾川=、七良浴光(567票)=東野=、田代哲郎(379票)=動木=、北道勝彦(390票)=吉野=、前回元職から返り咲いた西口優(492票)=小畑=が前回票をまとめにかかり、実績をアピールして地盤を固める。

新人は廣瀨隆一=奥佐々=、桐山尚己=四郷=、藤井基彰=吉野=の3人。現職に及ばない知名度を高めようと、世代交代などを訴えながら、町内全域を繰り返し巡回している。

前回トップで今回は出馬していない現職議員と、前回の落選者の票を合わせた約1000票の行方が結果を大きく左右するとみられるが、町で初の政策発表会に参加した町民は「消去法で絞り込んでいるが、誰に投票するかはまだ決めていない」と話すなど、最後まで予断を許さない状況となっている。

紀美野町議選13候補のポスター

紀美野町議選13候補のポスター

和市議選ラストスパート 期日前は2万人超

$
0
0

21日に投票を迎える和歌山市議選の戦いは残り一日となり、45人の候補の舌戦にもますます力が入る。個人演説会、街頭演説、選挙カーでのお願いコール、自転車でのアピール、電話作戦などさまざまな方法を尽くして最後の票の上積みに全力を注いでいる。

ある現職陣営は「今回は準備する時間があまりなかった」と話す。今回は選挙前の定例市議会が閉会した3月20日から告示の4月14日までは24日間だが、前回(2015年)は3月18日から4月19日までの31日間あり、準備期間の短さから、選挙事務所の開設や告示前の活動を充実させられなかったという。

また、一般的には長く在任している議員には実績ができ、支持も安定する傾向があるが、近年の投票率の低下に比例するように、支援者の拡大は難しくなっている。前回上位で当選したベテランは、個人演説会で「投票率が低い中で『この人は当選するでしょ』と思われてしまうと票が流れてしまう。だから投票に行くよう呼び掛けてほしい」と訴えた。

一方、新人候補の戦い方は現職とは異なる。ある候補は自身の出身校の近くに事務所を構え、卒業生に向けてアピール。別の候補は自身が関係する医療関係者らを中心に訴えを展開している。子育てや教育に関する政策を重視する候補は、ファミリーの多い新興住宅地での街宣を強化するなど、ポイントを絞った活動に取り組む。選挙カーを持たない候補もいて、バイクで市内各地を走って街頭演説を繰り返す。

街宣や演説だけでなく、選挙カーを降りて自転車や歩いてのアピール、立礼で歩行者やドライバーに手を振るなどの地道な活動が最後まで欠かせない。

期日前投票は18日(4日目)現在で前回より9141人多い2万4520人が済ませている。投票率は前回が42・97%。上昇を予想する陣営は少ない中、会場が増設された期日前投票に、投票率を引き上げる効果は期待できるのか。

個人演説会で訴える候補

個人演説会で訴える候補


4月21日付

升席でゆったり和歌祭 特別観覧席を受付中

$
0
0

 5月12日に和歌山市の和歌浦一帯で行われる紀州東照宮の祭礼「和歌祭」をじっくり楽しんでもらおうと、和歌祭魅力発信事業実行委員会は30日まで、特別観覧席の申し込みを受け付けている。

 特別観覧席は和歌浦漁港内に設置し、テントの下でゆっくりと祭礼の行列などを楽しめる。升席で、机、弁当、お茶が付いて1人5000円。4人以上の申し込みの人には無料駐車券1枚が付く。当日は午前11時から受け付けを開始し、観覧は正午から午後2時半ごろまで。

 申込用紙に必要事項を記入し、郵送かファクスで同実行委事務局(〒641―0022和歌山市和歌浦南1丁目1496の5、㈲ベイサイド和歌浦内、FAX073・446・5983)に送る。

 問い合わせも同事務局(℡073・446・3308)。

白浜で本格サイクルを 県内初ジャイアント

$
0
0

 高品質でコストパフォーマンスの高いスポーツサイクルを提供する世界最大の自転車メーカー「ジャイアント」の「ジャイアントストア南紀白浜店」が17日、オープンした。リゾートホテル「SHIRAHAMA KEY TERRACE ホテルシーモア」の1階にあり、全国で39店舗目、和歌山県内では初の出店となった。

 店内には、ロードバイクやクロスバイクの展示に加え、スポーツサイクルを楽しむために必要なアクセサリーやパーツ類も豊富に取りそろえている。

 特にレンタサイクルが充実しており、スポーツサイクル初心者でも安心して乗ることができる、今話題のスポーツE―BIKE「ESCAPE RX―E+」を中心にラインアップ。レンタサイクルで気軽にサイクリングを楽しみたい人から、スポーツサイクルを本格的に楽しむための自転車選びや購入後のメンテナンスまで、しっかりサポートしてくれる。

 同ホテルの中峯宏総支配人は「白浜には車窓からは見えない素晴らしい景色がたくさんあります。ぜひ自分で風を感じながら自然の魅力を見つけてもらいたい」と利用を呼び掛けている。

レンタサイクルの4割が安心の電動アシスト付き

レンタサイクルの4割が安心の電動アシスト付き

テロから地域守る イオンと和大前駅で訓練

$
0
0

 6月に大阪で開かれるG20サミットや2020年東京オリンピック・パラリンピックなどに向けた国際テロ対策の一環として、和歌山県警と和歌山北署は18日、和歌山市中の大型商業施設、イオンモール和歌山と最寄り駅の南海和歌山大学前駅でテロ対処合同訓練を行い、警察と関係機関の約50人が非常時の連携を確認した。

 県警警備課、機動隊、地域指導課、同署の警察官と、同店、同駅の職員が参加。訓練は、同店敷地内を暴走する車が歩いていた買い物客3人をはね、運転していた男が店内に逃走し、爆発物が入ったリュックサックを置き去りにし、さらに同駅から電車で逃走を図るという想定で行われた。

 事故を目撃した同店職員が、日時や場所、負傷者の有無、運転手の特徴などを110番通報。駆け付けた警察官に「身長170~180㌢くらいの男で、20~30代。黒いキャップと白いマスクを着用し、赤いリュックサックを持っていた」などと説明した。

 同駅では、男が改札を強引に突破し、ホームに向かうところを目撃した駅職員が通報。警察官が不審な動きをする男を発見し、職務質問したところ、ナイフを振り回して抵抗したため制圧した。男が「爆弾を仕掛けたからな」などと叫んだため、警察は爆発物を捜索し、店内に不審なリュックサックが置かれているのを発見。同店の職員が店内の客を誘導して避難させた。

 駆け付けた機動隊員は防護服を着用し、特殊な機材でリュックサックの中身を確認した後、マジックハンドを使って爆発物を処理した。

 同署の津田健治署長は「大変意義のある訓練だった。G20などがあるので、引き続き訓練を重ね、不測の事態にも対応できるように関係機関と協力していきたい」と話した。

マジックハンドで爆発物を処理する機動隊員

マジックハンドで爆発物を処理する機動隊員

改元の特殊詐欺に注意を 県警が街頭啓発

$
0
0

 「令和」への改元に伴い、キャッシュカードの変更手続きが必要などと持ち掛け、カードをだまし取る新たな手口の特殊詐欺被害が全国で発生していることを受け、県警は19日、和歌山市新生町のイズミヤ和歌山店で被害防止の啓発を行い、買い物客らに注意を呼び掛けた。

 和歌山県警本部生活安全企画課員と特殊詐欺被害防止アドバイザー、防犯アドバイザー、和歌山東署員、市地域安全推進員会東支部会員ら約30人が参加。

 「『改元のためキャッシュカード変更手続きが必要』は詐欺!! 新元号『令和』でもキャッシュカードは使えます」と書かれたものと、特殊詐欺の主な手口を一覧にしたもの、詐欺被害防止に有効な迷惑電話防止機能付き電話の紹介の3種類、計1500枚のチラシとポケットティッシュを用意し、参加者は店の出入り口で買い物客に声を掛けながら手渡した。

 生活安全企画課の﨑口忠次席は「改元に伴いキャッシュカードが使えなくなるなどという特殊詐欺が全国で相次いでいる。警察官が暗証番号を聞いてキャッシュカードを預かることは絶対にないので、注意してほしい。一人でも多くの人に特殊詐欺の手口を知ってもらいたい」と話していた。

 県警によると、県内では2日、紀の川市の70代女性の携帯電話に「元号が変わるので、市役所で手続きをしてもらいたいことがある」などと持ちかける不審な連絡があったことが報告されている。

 県内のことしの特殊詐欺被害は、3月末時点で5件発生しており、同課は「十分に注意し、少しでも不審に感じた場合は警察に相談してほしい」と呼び掛けている。

買い物客に啓発チラシなどを配る参加者

買い物客に啓発チラシなどを配る参加者

投票率は前回並みか微減か 紀美野町議選

$
0
0

 定数12に対し現職10人、新人3人の計13候補が立候補している紀美野町議選は21日、投開票が行われる。開票作業は午後8時15分に始まり、10時ごろには大勢が判明する見通し。低下傾向にある投票率は、2015年の前回(74・06%)並みか、やや下がるとの見方が強くなっている。

 任期満了に伴う町議選は前回から定数を12としている。3月25日の立候補予定者説明会に現職10人、新人3人の13陣営が出席。事前審査直後の4月11日には町で初めて政策発表会が開かれ、12候補が出席して有権者の関心を高めた。16日から5日間にわたる舌戦がスタートし、各候補は、街宣カーを中心に路地や山里を繰り返し巡回し、町の課題解決への政策を訴えてきた。

 投票は21日午前7時から、旧野上町内と旧美里町の一部を合わせて11カ所で午後7時まで、旧美里町内10カ所で6時まで、計21投票所で行われる。開票状況の発表は9時に第1回があり、以降は30分ごと。早ければ第2回、順調に作業が進めば10時の第3回で当落が判明するとみられている。

 投票率は、2006年の合併後初の選挙(定数16―候補17)が79・71%。前々回(定数14―候補16)は78・52%、前回(定数12―候補13)は74・06%と徐々に下降する傾向にある。今回は、世代交代の必要性の是非を巡って関心は高まっているとの声もあるが、有権者の高齢化などが影響し、投票率アップには結び付かないとの見方もあり、前回と同程度か、やや下回るとみられている。

 町選挙管理員会(吉田元重委員長)は前回から、全投票所の投票記載台に「つえホルダー」を設置。つえを利用する高齢者らが記入しやすい環境づくりに努めている。

 期日前投票は19日に564人が済ませ、初日から3日間の合計は1257人となっている。

投票記載台に設けられた「つえホルダー」

投票記載台に設けられた「つえホルダー」

午後11時半ごろ大勢判明へ 和歌山市議選

$
0
0

 統一地方選後半戦の和歌山市議選は21日に投開票を迎える。定数38に45人(現職32人、新人13人)が立候補する7人オーバーの激戦となり、再選を目指す現職と切り崩しを図る新人が、市内各地で有権者への訴えを繰り広げてきた。7日間の選挙戦に、有権者はどのような審判を下すのか。大勢判明は午後11時半ごろとみられる。

 立候補者の党派別は、自民党7人、立憲民主党1人、国民民主党2人、公明党8人、共産党6人、日本維新の会2人、幸福実現党1人、無所属18人。

 期日前投票は19日現在で3万1891人と前回より1万1793人増えており好調。一方で、7日に投開票が行われた和歌山県議選では市選挙区の投票率は前回を下回っており、今回の市議選も、前回の投票率42・97%から低下するとの見方が強い。統一地方選では初めて選挙権を得た18・19歳の投票率も注目されるが、県議選では県全体で27・25%と低調だった。

 各候補が開く集会や演説会は、出歩く高齢者が少ない夜の時間帯が多いにもかかわらず、参加者に占める高齢者の割合は高まり、参加人数は減っているとする陣営は少なくない。若い世代に支持を広げたいが、「関心を持ってくれているのか分からない」という陣営の声もある。

 自身のPRの合間に、選挙カーから「期日前投票に行きましょう」「投票に行ってください」と呼び掛ける候補も見られた。票を獲得するためには、まず投票所に足を運んでもらうこと、投票率を上げることが不可欠と考える陣営もいるが、有権者の関心は低調とみられ、票の行方は不透明だ。

 20日は市内98カ所の投票所で設営作業が行われ、木広町の市立新南小学校体育館では、市職員が投票箱や記入台を設置していた。

 投票は午前7時から午後8時(加太地区会館大川分館、滝畑地区公民館は6時)まで。開票作業は午後9時半から手平の和歌山ビッグホエールで行い、22日午前0時に終了予定。

投票箱を設置する市職員(新南小学校)

投票箱を設置する市職員(新南小学校)


岸和田市の歴史文化ゾーン

$
0
0

前号では、城下のにぎわいを現世に残す、岸和田市の「だんじり」の見どころと醍醐味を取り上げた。
22の町会が所有する地車が勇壮に狭い街並みを走る光景は、テレビでご覧になった方も多いだろう。市が歴史的な建築物が建ち並ぶ「歴史文化ゾーン」と位置付けた本町地区は、岸和田城の西側に位置する4・9ヘクタールの地域。紀州街道を中心に、かつての城下町の趣を残すこの地域は、大阪と和歌山をつないだ歴史や文化を考察するうえで貴重な存在。今週は、岸和田市内を通る紀州街道とまちづくりの取り組みを紹介したい。
紀州街道は、大阪市中央区の「高麗橋(こうらいばし)」を起点とし、和歌山市の「京橋」へと続く、大阪城下と和歌山城下をつなぐ主要路として整備。豊臣秀吉により大阪と堺を結ぶ「住吉街道」として整備が始まり、住吉大社への参詣道とされていた。
高麗橋は現在の大阪メトロ堺筋線「北浜駅」の近く。大阪から堺へと続く街道であることから現在も「堺筋」の名が残る。堺筋線の終着駅となる「天下茶屋」は、天下取りの秀吉が訪れた茶屋が存在したことからその名が残る。
紀州街道が整備される以前は、本コーナーで紹介したことがある「高見峠(たかみとうげ)」を通り伊勢へと向かうのが、紀州藩の参勤交代のルートとされていたが、元禄14年(1701)からは紀州街道を通るルートへと変更されたことから、この頃から紀州街道を軸とした、大阪と和歌山の基幹となる道路が整備されたといえる。
岸和田市の本町地区は当時の面影を残し、木造家屋と石畳を思わせる舗装路が特徴的。街道側の建築物は中二階建てで、城側は城が見えないよう一階建てとなっており、当時のまちづくりの工夫を感じさせられる。(次田尚弘/岸和田市)

3新人が全員当選 少数激戦お紀美野町議選

$
0
0
支援者と喜びの万歳三唱をする桐山さん(中央)

支援者と喜びの万歳三唱をする桐山さん(中央)

任期満了に伴う紀美野町議選は21日、投開票され、新町議12人が決まった。世代交代の必要性を巡り、有権者の関心の高まりを指摘する声も聞かれた今回の選挙は、新人の藤井基彰さん、桐山尚己さん、廣瀨隆一さんがそろって初当選。現職は9人が議席を守り、七良浴光さんが601票でトップ。南昭和さんが涙をのみ、明暗を分ける結果となった。

前回と同じ定数は12議席。票の流れが読みづらい中で現職10人、新人3人が激しい選挙戦を繰り広げた。中でも美里・長谷毛原地区では前回と同様、4人が立候補して大激戦の様相を呈したが、前回は5位で初当選を果たした南さんの票が伸び悩んだ。

告示前の11日、町内初の立候補者政策発表会には13候補のうち12人が出席。町議の定数削減や世代交代を巡る意見の違いが明らかになった。今回の選挙全体の結果をみると、前回と比べて現職4人が得票を伸ばし、6人が減らした。

党派別では、共産は美濃良和さん、田代哲郎さんが議席を維持し、公明は引退する現職の議席を廣瀨さんが守り、無所属が9人となった。

投票率は70・71%

紀美野町議選の開票作業は中央公民館で行われ、投票率は70・71%(男69・94%、女71・36%)で、前回(2015年4月)の74・06%を下回った。

告示前に初めて立候補者による政策発表会が開かれるなど、変化を求める機運はあった。県内でも高齢化率が高く、世代交代を期待する声も聞かれたが、投票率アップにはつながらなかった。

当日有権者数は7973人(3636人、女4337人)で、棄権したのは2335人だった。

期日前投票は、17~20日の4日間で2034人(男837人、女1197人)だった。

混戦も市民の関心は低調 和市議39人決まる

$
0
0
初当選し支援者と万歳する中庄谷さん

初当選し支援者と万歳する中庄谷さん

統一地方選後半戦の和歌山市議選は21日、投開票が行われ、45人が立候補する混戦を勝ち抜いた新市議38人が決まった。票が読みにくいとの声が多い中、有権者の関心は低調で、投票率は40・80%にとどまった。トップ当選は前回に続いて無所属現職の寒川篤さんで、13人が挑んだ新人の中では、日本維新の会の中庄谷孝次郎さんが最上位で当選を勝ち取った。

当選者は現職32人、新人6人。党派別では自民7人▽立憲民主1人▽国民民主2人▽公明8人▽共産5人▽維新2人▽無所属13人―。国民民主が現有議席を増やす結果となった。女性の当選者は7人で、前回より1人減少した。

雨の告示日から始まった選挙戦はその後、最終日まで汗ばむほどの晴れ続き。各陣営は駅前やショッピングモールなどでの街頭演説、自転車、徒歩での街宣など、晴天をフル活用してアピール合戦を繰り広げてきた。

目立った争点はなく、各候補は、大学立地や再開発が進む南海和歌山市駅周辺、日本遺産「和歌の浦」、和歌山南スマートインターチェンジといった市の資源を活用した雇用拡大や定住促進、観光開発、子育て環境の整備など、それぞれの政策を掲げて訴えたが、投票率は低下し、かろうじて40%台を維持。市民の関心の低下を防ぐことはできず、次の4年間に課題を残す結果となった。


投票率低下40・80%

和歌山市議選の投票は21日、市内98カ所で行われ、中之島の県立体育館で即日開票された。投票率は40・80%(男40・56%、女41・01%)で、前回(2015年4月)の42・97%を下回った。

統一地方選前半の県議選では、同市選挙区の投票率が41・43%に低下。市議選でも当初から低下が予想されていた通り、有権者の関心は高まらなかった。

当日有権者数は30万7458人(男14万3725人、女16万3733人)で、18万2005人が投票しなかった。

地方、国政ともに増加傾向が続いている期日前投票は、15~20日の6日間で4万5545人(男2万32人、女2万5513人)が行い、前回の2万7539人に比べ1・65倍に増加した。

天守閣の青空高く 園児がこいのぼり掲揚

$
0
0

 子どもたちの成長と健康を願い、和歌山市の和歌山城天守閣中庭にこいのぼりが揚げられている。

 1970年から続く恒例行事で、ことしで50回目。7㍍の吹流しとまごい、6㍍のひごい、5㍍のこごいが空を泳ぐ。近隣の広瀬幼保園(立本治園長)の年長児24人が揚げた。

 天守閣に登ってきた園児はポールの横に並び、童謡「こいのぼり」を歌いながら力いっぱい綱を引き、3匹のこいを上げた。

 こいを揚げた武藤志暢ちゃん(5)は「ひもを引っ張って揚げるのが楽しかった。こいのぼりがカラフルでかわいい」と笑顔で話していた。

 こいのぼりは「こどもの日」の5月5日ごろまで楽しめる。

揚がったこいのぼりに喜ぶ子どもたち

揚がったこいのぼりに喜ぶ子どもたち

休暇村×加太線 めでたいでんしゃ車内販売

$
0
0

 リゾートホテル「休暇村紀州加太」は、南海電鉄が運行する「めでたいでんしゃ」内で、鯛コロッケと鯛コロッケバーガーの車内販売を始めた。

 加太線沿線の魅力を発信する「加太さかな線プロジェクト」の一環で、同ホテルと南海電鉄のコラボ企画。同ホテルの料理人が考案した、鯛の切り身と鯛のだしを使った鯛コロッケ(200円・税込み)と鯛コロッケバーガー(400円・同)の2種類を、総支配人の義本英也さんらが自ら販売している。義本さんはかつて新幹線で車内販売の経験があり、今回のプロジェクトでは、その経験を生かせると意気込みを見せている。

 「めでたいでんしゃ」は、2016年に誕生した鯛をモチーフにした電車で、ピンク色の「さち」と水色の「かい」が夫婦として運行しており、ことし3月31日には新たに「こども」が誕生し、赤い「めでたいでんしゃ」が加わったばかり。

 販売期間は6月2日までの土日祝日で、加太駅発の午前9時24分・10時27分・11時27分、和歌山市駅発の9時55分・10時55分・11時55分の列車で取り扱っている。

鯛コロッケとバーガーを手に義本総支配人(休暇村紀州加太提供)

鯛コロッケとバーガーを手に義本総支配人(休暇村紀州加太提供)

Viewing all 24090 articles
Browse latest View live


<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>