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福井国体の優秀団体や指導者表彰 県体育協

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公益社団法人県体育協会は18日、和歌山県和歌山市友田町のホテルグランヴィア和歌山で、昨年の福井国体で優秀な成績を収めた競技団体や指導者を表彰した。

表彰を受けたのは優勝の6団体、2~8位入賞の優秀競技16団体、種別または種目8位入賞までの22競技団体の指導者。また同協会へ10万円以上を寄付した13の企業や団体、個人とネーミングライツ1企業に感謝状を贈呈した。

同協会会長の仁坂吉伸知事は「わかやま国体の熱を消さず一生懸命やってくれている。この調子で頑張ってほしい」とあいさつし、各表彰の代表者に表彰状や感謝状を授与した。

今回の優勝競技団体表彰や感謝状を受けた団体や企業は次の通り。

〔優勝競技団体表彰〕県カヌー協会(鈴木太雄会長)▽県ソフトテニス連盟(松原秀機会長)▽県レスリング協会(高橋征夫会長)▽和歌山陸上競技協会(林泰行会長)▽県ボクシング連盟(門弘会長)▽県弓道連盟(田中康雄会長)

〔感謝状贈呈〕寄付金=医療法人スミヤ▽㈱オークワ▽㈱カナセ▽㈱紀陽銀行▽㈱島精機製作所▽㈱山長商店▽㈱ヤマヨテクスタイル▽新日鐵住金㈱和歌山製鐵所▽中田食品㈱▽プラム食品㈱▽堀畑光久▽県ゴルフ連盟▽有限会社田辺自動車学校◇ネーミングライツ=㈱松源

表彰状を受け取る競技団体の関係者

表彰状を受け取る競技団体の関係者


農業の現状を発信 情報紙コラムで土橋さん

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和歌山県紀の川市下丹生谷の果樹農家「たつみフルーツ」の土橋弘幸さん(34)が、地元の生産者や直面する課題などを広く消費者に知ってもらおうと、発信する活動に取り組んでいる。2月からは地域情報紙「きのかわトークニュース岩出・紀の川版」でコラムの掲載をスタート。「若い農業者から、お客さまとの接点を持つのが難しいという話をよく聞く。地元の方に農業の現状を知ってもらい、身近に感じてほしい」と話す。

土橋さんは下丹生の農家に生まれ、会社員を経て2016年8月に就農。約2㌶の畑で桃や柿、キウイなどを栽培しており、桃は周辺で栽培する農家の少ないゴールデンピーチが中心で、「味や風味はマンゴーのよう。ジューシーで歯応えがあります」と魅力を語る。

しかし、昨年9月の台風21号で下丹生地区も大きな被害を受け、ゴールデンピーチをはじめ多くの果樹が倒れるなどした。「後継者不足による耕作放棄地の増加が問題となっている上に、これだけ被害が出ると廃業を考える農家も出かねない」と話し、「農業人口の減少や高齢化が進み、1人の農家がやめると産地に大きな影響が出る」と心配する。

土橋さんは若い農業者と販売促進などについて意見交換する中で「一般のお客さまともっとつながりたい」との声を多く聴いた。「生産物を届けるだけでなく、農業者自身が情報を発信することも重要」と考えるようになり、地元密着の「きのかわトークニュース」に協力を依頼。市の主力産業である農業の活性化に貢献できればと同紙も快諾した。

同紙の杉山多栄子さん(53)は「こつこつ農業を頑張っておられる地元農家の姿を発信し、農業をしてみたいと考えている若い人を応援したい」と話す。

同紙は和歌山市から奈良県五條市にかけての紀の川沿いをエリアに、新聞折り込みで約14万5000部を発行。コラムは「農園の社長ココロザシ」と題し、農業を志した理由や紀の川市産の桃を取り巻く環境などについて、毎月1回、11月まで連載する。

「農業の現場の状況を報告し、紀の川市の桃の魅力を発信することで、離農していた人が戻ってきてくれたり、農業者が世代を超えて互いの状況を理解し合えたりすることにつながれば」と土橋さんは意気込んでいる。

自身の桃畑で杉山さん㊧に台風21号の被害を説明する土橋さん

自身の桃畑で杉山さん㊧に台風21号の被害を説明する土橋さん

県の人事異動1318人 IR推進へ担当職員増

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和歌山県は20日、4月1日付発令の職員の人事異動を発表。部長級は知事室長に細川一也県東京事務所長が就任するなど昇任17人を含む19人。異動規模は前年度(1340人)より22人減の1318人。人事ローテーションの長期化を図り、業務の継続性を重視した例年並みの規模となっている。異動者の昇任は32人増の321人で、うち女性は8人増の63人。

級別の異動規模は次長級37人(うち昇任34人)▽課長級222人(同77人)▽課長補佐級416人(同113人)▽係長級328人(同80人)▽一般職296人――。新規採用者は前年度比1人減の128人で、うち女性は52人。

今回の異動による女性職員の登用は、次長級に3人、課長級に8人。部長級への登用はなかった。

2018年度末の知事部局退職者数は144人(うち定年104人)。退職手当は総額25億8789万円。1人当たり平均額は1889万円、定年退職者の平均額は2167万円。

主な組織改正は、21年に開催する「第36回国民文化祭・わかやま2021」や「第21回全国障害者芸術・文化祭わかやま大会」の一体開催に向けた準備を進めるため、文化学術課に国民文化祭・障害者芸術文化祭推進室を設置。農村環境の保全や活用、伝統農法の維持継承などを推進するため、農林水産総務課には里地・里山振興室を設置する。

また、カジノを含む統合型リゾート(IR)の誘致を推進する体制強化のため、IR推進室長を専任で配置し、担当職員を増員するとしている。

【事務職・部長級】
知事室長(県東京事務所長)細川一也
危機管理監(県土整備部都市住宅局長)森田康友
県参事人権局長事務取扱(企画部人権局長)原田武男
環境生活部長(環境生活部県民局長)田中一寿
福祉保健部長(福祉保健部福祉保健政策局長)宮本浩之
商工観光労働部長(商工観光労働部企業政策局長)稲本英介
商工観光労働部労働政策参事(商工観光労働部労働政策参事・次長待遇)大山茂
会計管理者(環境生活部環境政策局長)飯島孝志
海草振興局長(総務部危機管理局長)西山進
伊都振興局長(教育委員会教育総務局長)山本和秀
有田振興局長(有田振興局長・次長待遇)谷中一良
西牟婁振興局長(県参事・県立医科大学事務局次長)新谷幹雄
県議会事務局長(海草振興局長)中川敦之
人事委員会事務局長(伊都振興局長)新谷垣内真琴
労働委員会事務局長(会計局長)太田恭弘
監査委員事務局長(西牟婁振興局長)鈴木孝志
県参事・県土地開発公社専務理事(総務部総務管理局長)青木茂二
県立医科大学事務局長(商工観光労働部商工労働政策局長)稲葉信

【技術職・部長級】
農林水産部長(農林水産部農業生産局長)角谷博史

【退職・部長級】
藤川崇(危機管理監)
山田成紀(環境生活部長)
山本等士(福祉保健部長)
山西毅治(商工観光労働部長)
原康雄(農林水産部長)
中西淳(会計管理者)
土井安児(那賀振興局長)
田村公一(県議会事務局長)
岡本勝年(人事委員会事務局長)
児玉征也(労働委員会事務局長)
岡﨑秀紀(監査委員事務局長)
水上勇人(県参事・県土地開発公社専務理事)
出口博之(県立医科大学事務局長)

3月23日付

多彩な体験楽しく 海南ふれあい福祉フェス

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「第8回ふれあい福祉フェスティバル」が21日、和歌山県海南市下津町下津の拝待体育館で開かれた。福祉への関心を高めてもらおうと市社会福祉協議会と海南・海草障害者地域自立支援協議会が共催。、来場した親子連れら約400人は、小雨の降る中、館内の多彩な催しや屋外の飲食などを楽しんだ。

来場者には、福祉作業所が制作した焼き菓子が振る舞われ、パンやケーキなどを館内で販売。黒板作り教室やゲームコーナー、エア遊具の「ふわふわパンダ」など、さまざまなブースがあり盛況だった。

盲導犬や介助犬としての働きを終えた犬の支援団体「日本サービスドッグ協会」のブースでは、幼児や高齢者らが犬とふれあい、笑顔を見せていた。屋外にもフランクフルトやポップコーン、豚汁などの出店が並び、にぎわった。

イベントを担当した同協議会地域福祉係主事の角田彩さん(27)は「異世代の交流を目的に開催しました。雨の中、多くの人が来てくれてうれしいです」と話していた。

犬とふれあう幼児ら

犬とふれあう幼児ら

夢をのせた鉄道写真 山本君の卒業記念展

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この春、岩出小学校を卒業した山本勇気君の写真展「ぼくが見たモノ 夢、希望、未来へ…」が26日から31日まで、和歌山市満屋のギャラリー&カフェ・アクアで開かれる。乗るのも撮るのも大好きという鉄道ファンの山本君の初の個展。列車を中心に、風景や動物を写した約30点を展示予定で「写真を見て、そこへ行ったような気分になってもらえるとうれしい」と話している。

電車が好きになったきっかけは1年生の時、寝台特急トワイライトエクスプレスで旅をしたこと。絵や写真が好きな母親のめぐみさんの影響で、コンパクトデジタルカメラで撮影するように。「車窓からいろんな風景が見えるのは楽しいし、車輪のきしむ音や、ガタンガタンという振動も子守唄のように心地いい」。

休日に、知人から譲ってもらったJR貨物の制服を身に着けて撮影へ。「ご安全に」と書いたパネルと一緒に出掛け、運転士が手を振ってくれたりするのも喜び。全国各地で撮りためた写真は、1万枚以上になった。

作品は夕暮れに浮かび上がる沿線の工場群や、京都鉄道博物館の扇形車庫をモノクロで捉えたもの、ターミナルで休憩中の貨物列車を迫力のアングルで写したものなど。紀州鉄道(御坊市)の停車中の旧車両と、背後から近づく新車両とを一枚に収めたショットもある。

「菜の花畑で有名な1両編成の『いすみ鉄道』や『トワイライトエクスプレス瑞風(みずかぜ)』も撮ってみたい」と夢は膨らみ「鉄道だけでなく、いろんな風景の撮影に挑戦したい」と笑顔で話している。

午前10時から午後5時まで。同店(℡073・463・4640)。

JR貨物の制服姿で作品と山本君

JR貨物の制服姿で作品と山本君

新学年へ期待膨らませ 公立小学校で修了式

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和歌山県内の公立小学校の多くで22日、本年度の修了式が行われ、児童は新学年への期待に胸を膨らませながら、春休みを迎えた。

海南市立日方小学校(柳瀬充男校長)では、1~5年生136人(男子67、女子69人)が元気に校歌を歌い、担任の教員から通知表を手渡され、笑顔で1年を締めくくった。

体育館での式で柳瀬校長は、18日の卒業式を振り返り、「各学年ごとに任された仕事がきちんとできていました」と児童の努力をたたえた。また、新入生の世話や合宿など、各学年の取り組みを挙げながら、「活躍の中心は皆さんですが、周囲の人への感謝を忘れないでください」と話した。

その後、4月に初めて上級生となる1年生が鍵盤ハーモニカや鈴を手に、入学式で新入生を歓迎する歌「友だちになろうよ」を全員で練習し、明るく澄んだ歌声を響かせた。

1年生は小学校での初めての1年間を終え、クラスで担任の中野広美教諭から通知表を受け取った。「なわとび頑張ったね」などと声を掛けられると、「ありがとうございます」とにっこり。一斉に通知表を開いて出席日数を確認すると、毎日休まず登校した6人に拍手を送っていた。

通知表を受け取り笑顔の1年生

通知表を受け取り笑顔の1年生

七つ道具の準備整う 県議選の告示近づく

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29日告示、4月7日投開票の県議選に向け、和歌山県選挙管理委員会は22日、立候補者に交付する選挙運動用物資、いわゆる「七つ道具」を点検した。

街頭演説用の標旗や選挙運動員用の腕章、選挙運動用拡声器表示板など。予備を含め106セットを用意する。

この日は和歌山市選挙区の候補者に交付する七つ道具を点検。職員らがそれぞれに汚れや誤字などの不備がないかを入念に確認した。

19日までに行われた事前審査の状況では、全14選挙区に53人が立候補を予定し、定数42を上回っている。本紙エリアでは和歌山市18人(定数15)、海南市・海草郡4人(3)、岩出市4人(2)と3選挙区で選挙戦の公算が大きくなっている。

立候補の届け出は29日午前8時半から午後5時まで。和歌山市選挙区は県庁北別館2階大会議室で、その他は選挙区を所管する各振興局、海南市・海草郡は海南市役所で受け付ける。

不備がないかを点検する県選管職員

不備がないかを点検する県選管職員


最高の応援を届ける 市高吹奏楽部も練習中

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第91回選抜高校野球大会が23日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で始まる。開幕試合に登場する市立和歌山には、オリジナルの応援ソングで選手たちを後押しする頼もしい吹奏楽部の存在がある。甲子園での演奏を夢見て練習を続けてきた部員たちは「最高の応援を届ける」と張り切っている。

「そーれチャンスだ市高」――。同校のチャンステーマ「レッツゴー市高」が流れると応援席が活気づく。校名が市立和歌山商だった1990年ごろから受け継がれる伝統の曲だ。現在は全部で7曲の応援歌があり、全てオリジナル。3年ぶりの出場となる選抜大会に向け、2月上旬から練習を重ねてきた。

部員は1、2年生計16人。昨年8月の県吹奏楽コンクールで金賞を受賞している実力校だが、平日は定時制の授業が始まる午後4時50分までに練習を切り上げなければいけないため、20~30分しか練習時間を確保できない日が多く、昨年3月までは毎日指導する顧問もいなかったという。

昨年4月に顧問となった英語科の岩田奈穂教諭(24)は、星林高OGで10年以上吹奏楽の経験があり、高校時代は米国に留学してジャズやマーチングなどを学んだ。部員とは年齢が近いこともあり、コミュニケーションも活発で、練習中に演奏で気になる点があるとタクトを手に「今よりも低い音を出そうね」「もう1回やってみようか」などと小まめに声を掛けている。

部員のうち半数の8人は入学まで吹奏楽の経験がなく、トロンボーンを担当する下絵図真紀さん(2年)は「最初の数カ月はとにかく音を出すのがやっとだった」と振り返る。下絵図さんは甲子園での演奏に憧れて市高を志望。部長でピッコロを担当する片井小夏さん(2年)も「昔から高校野球を見るのが好き」。2人は昨夏の甲子園で入場行進のマーチング隊の一員に加わって演奏し、圧倒するような甲子園の広さや観衆の多さに「思わず鳥肌が立った」という。

片井さんは4番打者の柏山崇外野手や1番を任される山野雄也内野手と同じクラス。「野球部は授業中も元気が良く、クラスのムードメーカー。15日の組み合わせ抽選会当日は『めっちゃ緊張するわ』と言っていました」と選手たちの素顔を語る。

試合の序盤や攻撃開始時に演奏する曲として、今大会から新曲「Next31」を導入。「次の打者につなげる」「平成から次へ」の意味合いを込めたアップテンポな曲となっている。開幕戦の演奏にはOB・OG部員も参加し、星林高吹奏楽部約40人も友情応援に駆け付ける。

片井さんは「開会式もアルプスで見られるのでうれしい。岩田先生が市高に来てくれて練習のレベルも高くなった。野球部に私たちの思いを込めた最高の応援を届けたい」と意気込んでいる。

岩田教諭㊨の指揮で練習する部員ら

岩田教諭㊨の指揮で練習する部員ら

クラシックを身近に 本紙連載100回記念

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和歌山で演奏会を開く音楽家らが執筆する本紙毎週木曜付「とらふすクラシック」の連載100回記念コンサートが21日、和歌山県和歌山市本町のフォルテワジマ大ホールで開かれ、約220人がクラシック音楽を身近に楽しんだ。10月に初開催される「きのくに音楽祭」のプレコンサートと位置付け、出演者は全てボランティア、入場料の代わりに寄付を募り、収益は全て同音楽祭の運営に寄付する。

コンサートでは、連載の題字を担当する書家の山﨑瀟さんが「皆さんが平穏無事に暮らせるように」との願いを込めて、「無事」の2文字を舞台上で書き、連載に登場してきた8人の演奏家が多彩なクラシック音楽を演奏した。

第1部は、この日が334回目の誕生日のJ・S・バッハの楽曲を、金谷幸三さんがギター、山名敏之さんがチェンバロで奏でた。

第2部は「きのくに音楽祭への誘い」と題し、紀州徳川家第16代当主・頼貞が集め、現在は県に寄託されている音楽資料コレクション「南葵音楽文庫」にゆかりのある作曲家・パーセルの歌曲をソプラノ歌手の谷野裕子さんが山名さんのチェンバロ伴奏で歌い、ピアニストの瀧本裕子さんのベートーベン、金谷さんとフルート奏者の岡本万貴さんによる武満徹、同音楽祭プロデューサーのピアニスト・宮下直子さんによるプロコフィエフの演奏が続いた。

第3部では、バッハと同じ誕生日で、生誕180年を迎えたロシアの作曲家・ムソルグスキーの代表作、組曲「展覧会の絵」を、碇理早さん、山名さん、上野絵理子さん、瀧本さん、宮下さんの5人がピアノで弾きつなぐ新しい試みが披露された。

来場者からの寄付と、会場で行われた物販の収益は合わせて21万8000円となり、記念コンサート実行委員会の梅田千景・和島興産社長から、きのくに音楽祭の高橋巧二実行委員長に寄付金として贈呈された。

梅田社長は「これからも気楽にクラシックが聞ける環境をつくっていきたい」と話し、高橋実行委員長は「たくさんの寄付と出演の演奏家の皆さんに感謝したい。寄付は有効に使いたい」とあいさつした。

出演した8人の演奏家の皆さんと梅田社長(左から6人目)、高橋委員長(同7人目)

出演した8人の演奏家の皆さんと梅田社長(左から6人目)、高橋委員長(同7人目)

3月24日付

介護報酬を不正請求 エモン指定取り消し

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実際は提供していない介護保険サービスの費用を不正に請求したなどとして、和歌山市は22日、訪問介護と居宅介護支援の事業所を運営する㈱ヱモン(東蔵前丁)の指定を取り消す処分を行った。

市指導監査課によると、同社は2016年2月から17年10月にかけて、介護保険に基づかない家政婦の派遣サービスとして提供していた家事の支援などについて、介護サービスとして虚偽の提供記録を作成し、不正に介護報酬を請求、受け取っていた。不正請求額は642万1052円に上り、市はこのうち、時効が成立していない325万4421円の返還を求めている。

17年8月に同社の元従業員から不正が行われている旨の通報があり、市はことし1月まで監査を進めてきた。同社は監査に対し、改ざんしたホームヘルパーのスケジュール表など事実と異なる書類を提出した他、代表らが聴取にうその答えをしたとされ、この2点も指定取り消し処分の主な理由となっている。

同社は04年5月に訪問介護事業者の指定を受けていた。

焼け跡から1遺体発見 岩出市で民家火災

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22日午前11時ごろ、和歌山県岩出市中黒の民家で火事があった。火は約4時間30分後に消し止められたが、現場から性別等不明の遺体1体が発見された。

岩出署によると、現場は国道24号中黒交差点から北東約400㍍。木造2階建てモルタル瓦葺家屋が全焼し、延べ約130平方㍍が燃えた。延焼はなかった。

警察や消防から車両15台が出動した。民家には一家3人が住んでおり、そのうちの1人の60代男性が行方不明であることから、火災原因や死因、身元について調査を進めている。

アユの放流始まる 6月の解禁へ貴志川で

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貴志川のアユ釣り解禁日(6月1日)を前に、貴志川漁業協同組合(木元伸彦組合長)は23日、貴志川上流でアユの稚魚を放流した。

山間の澄んだ川で元気に泳ぎ始めた稚魚は、解禁日を迎える頃には、20㌢前後に成長するという。

同組合の職員らは早朝から、県内水面試験地養魚場(同市桃山町)で人工ふ化させたアユの稚魚195㌔を、水槽を載せた4㌧トラックに積み込み貴志川上流域へ。

上神野・国吉・長谷毛原の3地区の河川を巡回し、65㌔ずつの稚魚を、計9地点の橋の上から放流した。7~13㌢の稚魚は、トラックの水槽からホースを通って川へ流れ込むと、ピチピチと跳ね、元気に泳いだ。

木元組合長(63)は「ことしも多くの人にアユ釣りや、おいしい塩焼きを楽しんでもらえたら」と話していた。稚魚の放流は4月中も2度にわたり行う予定。

橋の上からホースで放流

橋の上からホースで放流

アルプスが新曲で後押し 県勢100勝に沸く

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市和歌山ナインを後押ししようと、3塁側アルプス席には生徒や保護者ら約2000人がバス22台で詰め掛けた。アルプスはオレンジ色のメガホンを手に、選手の名前を呼びながら声援を送った。

吹奏楽部とバトン部がオリジナル曲に加えて新曲「Next(通称N)31」を初回や8回などに織り交ぜ選手を後押し。「次の打者につなげる」「平成から次へ」という意味合いが込められたアップテンポな曲でアルプスからリズムをつくり選手を盛り立てた。

米田航輝主将の父・隆英さん(48)は「お世話になった人に恩返しをするつもりで自分たちのプレーを出して悔いのない市高らしい野球をしてほしい。息子には『自分の野球をするように』と声を掛けました」と見守った。

吹奏楽部部長の片井小夏さん(17)は「次も応援したいんでぜひいっぱい点を取って勝ってほしい。Next31は特別な曲なので選手も違う気持ちでプレーできるように演奏したい」、2年生(新3年)の赤山春葵さん(17)は「同じクラスの柏山君や山野君、下井田君に活躍してほしい。大きな声を出して応援します」と話した。

1回裏に早速Next31を披露すると、それに応じるかのように市和歌山ナインが奮起。劇的なサヨナラ勝ちとなった瞬間は抱き合って喜びを分かち合った。

新曲を混ぜながら市和歌山ナインを後押ししたアルプス

新曲を混ぜながら市和歌山ナインを後押ししたアルプス


平成最後のセンバツ開幕 県勢2校も行進

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第91回選抜高校野球大会が23日、阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)で開幕した。2年連続13回目の出場となる智弁和歌山と、3年ぶり6回目の市和歌山の選手たちが堂々と入場行進し、平成最後となる夢舞台へ踏み出した。

開会式ではシンガー・ソングライターの槇原敬之さん作詞・作曲の「世界に一つだけの花」と「どんなときも。」に合わせ、前回優勝の大阪桐蔭(大阪)を先頭に入場。準優勝の智弁和歌山は2番目に登場し、黒川史陽主将(3年)を先頭に力強く行進した。出場校は南から順に入場し、市和歌山は14番目に登場。米田航輝主将(3年)を先頭に「イチ、ニー」と息の合った声を掛け、憧れの甲子園の土を踏みしめた。

大会会長の丸山昌宏毎日新聞社社長は「忘れてはいけない歴史がある。昨年の西日本豪雨や胆振(いぶり)東部地震など災害が多発し、阪神淡路大震災や東日本大震災など未曽有の災害に見舞われた」と平成を振り返り、「平成最後の甲子園。自分の力を信じ仲間との絆を信じて精いっぱい戦ってください」とあいさつ。

日本高野連の八田英二会長は「皆さんのはつらつとしたプレーが大正から昭和、平成へと続いてきた高校野球の素晴らしさを次の時代に伝えていくことになる。試合に全力を尽くしてください」と激励した。

出場校を代表して広陵(広島)の秋山功太郎主将(3年)が「平成を締めくくる大会。多くの先輩が紡いできた伝統を受け継ぎ新たな時代を築いていきます。応援してくれる人にありがとうの気持ちで平成最後の甲子園を最後まで諦めず戦います。高校生らしいはつらつとしたプレーで笑顔の花を咲かせることを誓います」と宣誓した。

開会式終了後、4期連続の甲子園となる智弁和歌山の黒川主将は「またこの場所に戻ってこられてうれしい。喜びをかみしめ、甲子園の偉大さを感じながらプレーしたい。とてもワクワクしている」と話した。

開会式後の開幕戦で市和歌山は呉(広島)と対戦。智弁和歌山は6日目の第1試合で熊本西(熊本)と顔を合わせる。

大会は休養日を含む12日間。順調に進めば4月3日に決勝が行われる予定。

準優勝旗を手に智弁ナイン

準優勝旗を手に智弁ナイン

息の合った行進を見せた市和歌山ナイン

息の合った行進を見せた市和歌山ナイン

市和歌山サヨナラ勝ち 14年ぶり春の勝利

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第91回選抜高校野球大会は23日、開会式後の開幕試合で市立和歌山が呉(広島)と対戦し、延長11回の接戦の末、3―2でサヨナラ勝ちを収め、2回戦へ駒を進めた。8番・片上が中前打へ勲章打。県勢センバツの100勝目を決めた。投げてはエース・岩本が2失点の完投でチームの春14年ぶり勝利に貢献した。

市立和歌山 1x

(延長11回)

〔呉〕沼田仁―秋山〔市〕岩本―米田

▽3塁打=沼田歩(呉)▽2塁打=山野(市)

市高は1回裏、山野の安打と下井田の内野安打で無死1、3塁とし、緒方の内野ゴロの間に1点を先制。5回裏は四球と単打で1死1、2塁の好機をつくり、緒方の左前適時打で1点を加えた。11回裏は1死から山田の右前打に敵失が絡んで2塁へ進むと、片上がスライダーを中前に運び、山田が生還。激闘に終止符を打った。

先発の岩本は130㌔前後の直球と緩いカーブで相手打線のタイミングを外す投球を見せ、7回2死まで無安打。延長11回を被安打2、9奪三振の完投でチームの勝利を引き寄せた。

半田真一監督は「開幕ゲームでどうなるかと思ったが、選手たちは同点に追い付かれた後も明るくプレーしてくれた。岩本はテンポ良く打たせて取る投球をしてくれた」とたたえ、岩本は「とにかく疲れました。立ち上がりは緊張したが序々に自分のペースで投げられるようになった。追い付かれても切り替えて投げることができた」と充実感を漂わせた。

市高は大会6日目の第2試合で、高松商(香川)と春日部共栄(埼玉)の勝者と対戦する。

11回裏、サヨナラのホームに滑り込む山田

11回裏、サヨナラのホームに滑り込む山田

徳川頼宣と岸和田藩・岡部宣勝

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前号では、岸和田城から紀州征伐へと向かった秀吉軍と、根来衆・雑賀衆の攻防を取り上げた。
紀州征伐は終わりを迎え、副将として参陣していた秀吉の弟・秀長が、秀吉の命により和歌山城を築城。天正14年(1586)、秀長の家老を務めた桑山重晴(くわやま・しげはる)が3万石で城代となる。
その後、慶長5年(1600)の関ヶ原の戦いで武功を上げた桑山氏は大和新庄藩(布施藩)へ転封となり、同じく武功を上げた浅野幸長(あさの・よしなが)が37万6千石で初代紀州藩主として入城。慶長10年(1605)、天守が建てられたという。元和5年(1619)、浅野氏は広島藩に転封となり、代わって家康の十男・頼宣が55万5000石で入城。御三家の一つ、紀州徳川家の成立となる。
元和7年(1621)、頼宣は兄で2代将軍であった秀忠より銀5000貫をもらい、城の改修と城下町の拡張を開始するも、外堀を拡張し総構えにしようとの画策が幕府より嫌疑をかけられ中止。「堀止」の地名が残る由来でもある。
岸和田城では、寛永17年(1631)に岡部宣勝(おかべ・のぶかつ)が6万石で入城。和泉岸和田藩の初代藩主となり、以後13代にわたり、岡部氏の居城となった。
一説によると、宣勝は時の将軍・徳川家光からの信頼が厚く、幕府により紀州徳川家を監視する目的であったという。
江戸城で宣勝と頼宣が出会った際、頼宣が「岡部氏が和泉に居られるのは、われらのおさえのためと聞いているが」と尋ねた。それに対し、宣勝は「大身のあなたをおさえるなどとんでもない。せいぜい、足の裏に米粒が付いたくらいのことでしょう」と、小藩の意地を込め返答したという。
紀州藩のお目付け役。岸和田城と和歌山城の深い関係が見えてくる。
(次田尚弘/岸和田市)

3月26日付

地域の平穏祈る 和歌浦天満宮で春季例大祭

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和歌浦天満宮(和歌山県和歌山市和歌浦西、小板政男宮司)の春季例大祭が25日に行われ、神楽の奉納や祝詞の奏上など厳かな神事で地域の平穏無事を祈った。

同宮の春季例大祭は、祭神である菅原道真公の命日(旧暦2月25日)に近いこの時期に毎年行われており、今回は氏子や地域住民ら約30人が参列した。

曇天ながら時折晴れ間がのぞく中で神事は進められ、集まった氏子らは筆塚の前に並び、神職からおはらいを受けた後、本殿に移動。太鼓の音が響き渡り、神職が魚や果物、野菜などを神前に供えた。小板宮司が祝詞を奏上し、神職に続き氏子一人ひとりが玉串をささげた後、巫女(みこ)が神楽「浦安の舞」を奉納し、世の中の平穏無事を祈った。

神事の後は、神職と氏子らが本殿の前で笑顔で記念撮影するなどし、境内は温かい雰囲気に包まれた。

参列者の前で神楽を奉納する巫女

参列者の前で神楽を奉納する巫女

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