和歌山県は20日、4月1日付発令の職員の人事異動を発表。部長級は知事室長に細川一也県東京事務所長が就任するなど昇任17人を含む19人。異動規模は前年度(1340人)より22人減の1318人。人事ローテーションの長期化を図り、業務の継続性を重視した例年並みの規模となっている。異動者の昇任は32人増の321人で、うち女性は8人増の63人。
級別の異動規模は次長級37人(うち昇任34人)▽課長級222人(同77人)▽課長補佐級416人(同113人)▽係長級328人(同80人)▽一般職296人――。新規採用者は前年度比1人減の128人で、うち女性は52人。
今回の異動による女性職員の登用は、次長級に3人、課長級に8人。部長級への登用はなかった。
2018年度末の知事部局退職者数は144人(うち定年104人)。退職手当は総額25億8789万円。1人当たり平均額は1889万円、定年退職者の平均額は2167万円。
主な組織改正は、21年に開催する「第36回国民文化祭・わかやま2021」や「第21回全国障害者芸術・文化祭わかやま大会」の一体開催に向けた準備を進めるため、文化学術課に国民文化祭・障害者芸術文化祭推進室を設置。農村環境の保全や活用、伝統農法の維持継承などを推進するため、農林水産総務課には里地・里山振興室を設置する。
また、カジノを含む統合型リゾート(IR)の誘致を推進する体制強化のため、IR推進室長を専任で配置し、担当職員を増員するとしている。
【事務職・部長級】
知事室長(県東京事務所長)細川一也
危機管理監(県土整備部都市住宅局長)森田康友
県参事人権局長事務取扱(企画部人権局長)原田武男
環境生活部長(環境生活部県民局長)田中一寿
福祉保健部長(福祉保健部福祉保健政策局長)宮本浩之
商工観光労働部長(商工観光労働部企業政策局長)稲本英介
商工観光労働部労働政策参事(商工観光労働部労働政策参事・次長待遇)大山茂
会計管理者(環境生活部環境政策局長)飯島孝志
海草振興局長(総務部危機管理局長)西山進
伊都振興局長(教育委員会教育総務局長)山本和秀
有田振興局長(有田振興局長・次長待遇)谷中一良
西牟婁振興局長(県参事・県立医科大学事務局次長)新谷幹雄
県議会事務局長(海草振興局長)中川敦之
人事委員会事務局長(伊都振興局長)新谷垣内真琴
労働委員会事務局長(会計局長)太田恭弘
監査委員事務局長(西牟婁振興局長)鈴木孝志
県参事・県土地開発公社専務理事(総務部総務管理局長)青木茂二
県立医科大学事務局長(商工観光労働部商工労働政策局長)稲葉信
【技術職・部長級】
農林水産部長(農林水産部農業生産局長)角谷博史
【退職・部長級】
藤川崇(危機管理監)
山田成紀(環境生活部長)
山本等士(福祉保健部長)
山西毅治(商工観光労働部長)
原康雄(農林水産部長)
中西淳(会計管理者)
土井安児(那賀振興局長)
田村公一(県議会事務局長)
岡本勝年(人事委員会事務局長)
児玉征也(労働委員会事務局長)
岡﨑秀紀(監査委員事務局長)
水上勇人(県参事・県土地開発公社専務理事)
出口博之(県立医科大学事務局長)