ことし60周年を迎えた吉本新喜劇は、全国47都道府県とアジア5カ国を巡る「吉本新喜劇ワールドツアー~60周年 それがどうした!~」を敢行。4月6日には和歌山市の和歌山県民文化会館で公演を行う。14日には和歌山公演の座長を務める「すっちー」が、同市福町の和歌山新報社を訪れ「ベテラン勢に若いメンバーが加わり、次の時代をつくっていこうというタイミング。昔からの変わらない部分と、新しく吹く風を感じて」とPRした。
コテコテの大阪の笑いで、子どもからお年寄りまで幅広い世代に愛される吉本新喜劇。和歌山では、すっちーと川畑泰史の2座長が新喜劇の楽しいメンバーを引き連れて公演。通常の約50分の新喜劇とは違い、場面転換を交えた見応えのある90分の舞台を届ける。
出演は島田一の介、Mr・オクレ、今別府直之、松浦真也、浅香あき恵、住みます芸人の「わんだーらんど」ら。
「どこからがアドリブでどの部分が芝居か、境界がないのが新喜劇の魅力の一つ」と、すっちー。人気キャラクター「すち子」と、吉田裕との掛け合いが楽しい「乳首ドリル」ネタにも期待。和歌山公演でも、テンポのよいボケとツッコミで展開するドタバタ劇が楽しめそうで「純粋に面白いなぁと笑って見てもらえるのが一番ですね」。
ロケなどで和歌山を訪れる機会も多いすっちーは、大の梅干し好きで「甘くない、酸っぱいものがいい」という本格派。幼い頃から、はりはり鍋やクジラベーコンなど、クジラ料理が食卓に並び、捕鯨の文化などにも関心があるという。
「舞台はボケる人が目立つようになっていますが、『新喜劇』の名の通り、いろんな芝居をする人や、役割の人がいて成り立っています。全員でコケたり、ボケたり。みんなで笑いをつくっている、ぜひそのチームワークの良さを見て」と話している。
全国で公演後、10月から12月にかけて中国やシンガポール、マレーシアなど5カ国での公演を予定している。
和歌山公演は午後3時半開演。チケット前売り5500円、当日6000円(全席指定)。チケット購入や問い合わせは専用ダイヤル(℡0570・550・100)。