Quantcast
Channel: わかやま新報
Viewing all 24115 articles
Browse latest View live

市政運営と課題議論 和歌山市議会代表質問

$
0
0

和歌山市議会は2月28日、代表質問を行い、5会派の代表が尾花正啓市長に市政運営や課題についてただした。

至政クラブの吉本昌純議員は、2025年の大阪万博を機に観光誘客と市の発展にどう取り組むのか質問。尾花市長は「新しい観光ビジョンの策定を検討していく。キャッシュレス決済や多言語案内などへの取り組みを進め、多様化した観光客のニーズに応じて地域資源を活用する」と述べ、さらに、最新技術の活用により、充実した医療・介護の高度化など、持続可能で市民が健康に安心して生活できる環境づくりに取り組むとした。

公明党議員団の中尾友紀議員は、児童虐待への対策として市に児童相談所の設置を提案。尾花市長は、強制的な権限を行使する「介入型」の支援は県の児童相談所が担い、市は関係部署の連携による相談や調査など「寄り添い型」の支援を行うことが重要とし、市が児童相談所を設置することには否定的な見解を示した。その上で、本町小学校跡地に「こども総合支援センター」を移転する際に「子ども家庭総合支援拠点」を設置し、虐待の防止と早期対応に努めるとした。

共産党市会議員団の姫田高宏議員は、消費税率引き上げに対する市の認識と対策を質問。尾花市長は、政府が軽減税率やプレミアム付き商品券などの対策を行うとし、市としては国の支援策を周知し、影響の軽減に取り組むと述べた。

誠和クラブの山本忠相議員は、3400億円程度ある市債について認識を質問。尾花市長は、今後も市債残高は横ばいで推移するとの考えを示し、事業の見直しや効率化に取り組み、財政健全化に努めると答えた。

日本維新の会の林隆一議員は、新市民図書館で図書利用券として導入が検討されているTカードの個人情報の取り扱いについて質問。尾花市長は、利用者の個人情報は図書館システム内に保持し、指定管理者のカルチュア・コンビニエンス・クラブ㈱に提供されることはないと答弁した。

各会派が市政の在り方を質問した

各会派が市政の在り方を質問した


伝承と家系図が示す東城跡 川永地区で発見

$
0
0

「ここに中村城主とはっきり書かれていますね」――。和歌山県和歌山市楠本の中村?(しげる)さん(91)の自宅で、日本城郭史学会委員の水島大二さん(72)が中村家系図をのぞき込んだ。

和歌山市東部、紀の川右岸に位置する山口西から楠本にかけての地域で2017年、道路工事に伴う発掘調査が行われ、中世にこの地で勢力を誇ったとされる中村氏の居館「東城」とみられる堀跡が見つかった。乏しい史料と地元の人々の伝承を頼りに30年以上「東城跡」を探してきた水島さんをはじめ、多くの関係者がこの発見を喜び、中村さんも「代々口伝えに聞いてきた東城は本当にあったんだ」と驚いた。

中村さんと水島さんはこのほど、中村家に平安時代から伝わるという家系図を広げて語り合った。「幼い頃から〈トウジョウ〉という言葉を聞かされていた」と中村さんは遠い昔を振り返った。

明治から大正時代にかけて書かれた郷土誌には、「古邸跡(中村喜内ノ家系ニ因ル)一に東城ト云ウ川辺域内ニシテ字北垣内ニ隣スルトコロ(中略)荘司中村氏ノ居城趾ナリト云フ」と、中村氏の居城跡であったことなどが記されていた。

水島さんは「これらは二次史料にすぎず、『中村喜内ノ家系ニ因ル』とされており確証がなかった。だからこそ、史料の元となる家系図が実際にあったということ、またそれをこの目で確認できたことは大変意義のあること」と、家系図を前にして喜んだ。

「今回の発見は、伝承があれば遺構が確認されていなくても、土の下に眠っている可能性があるという良い例になった。私たちは地域の伝承を消滅させないようにしっかりと後世に伝えていかなければならない」と水島さん。まだ見ぬ城跡が今後も発見される可能性に思いをはせる。

今回の堀跡の発見と家系図との一致を受け、水島さんは13日午後1時半から3時半まで、和歌山市川永支所2階会議室で講演する。

同地区の「ふれあい・いきいきサロン」の一環で、テーマは「中村荘の東城と周辺城館」。地域住民に向け、これまで調査してきた伝承や記録、発掘への経緯などを紹介する。

参加無料、申し込みは6日締め切り。問い合わせは同支所(℡073・461・1004)。

家系図を広げ説明をする中村さん㊨と水島さん

家系図を広げ説明をする中村さん㊨と水島さん

紀伊半島一周高速道路が前進 全線事業化へ

$
0
0

紀伊半島一周高速道路の一部、近畿自動車道紀勢線の新宮道路と紀宝熊野道路について国が1日、2019年度新規事業化に向けた評価手続きを開始したことが分かった。認められれば、半島一周の全区間が事業化されることになる。

二階俊博自民党幹事長(衆議院和歌山3区)の事務所によると、新宮道路は新宮市あけぼの―同市三輪崎間の4・8㌔で、事業費は約300億円。紀宝熊野道路は三重県熊野市久生屋町―同県紀宝町神内間の15・6㌔で、事業費は約850億円を見込む。

新規事業化は、各県知事などへの意見照会の後、国土交通省の社会資本整備審議会道路分科会での評価公表、政府予算案の国会審議などを経て決定される。

二階氏は「地元の皆さまと喜びを共にしたい。手続き開始は大きな前進であり、一日も早い高速道路の紀伊半島一周完成に向けて、国、県挙げて頑張る」とコメントしている。

全線事業化が見込まれる近畿自動車道紀勢線

全線事業化が見込まれる近畿自動車道紀勢線

鈴木屋敷復元の弾みに 藤白神社に謡曲奉納

$
0
0

和歌山県海南市藤白の藤白神社境内にある「鈴木屋敷」復元に向けて機運を盛り上げようと、東京の観世流能楽師・鈴木啓吾さんが10日、復曲した鈴木姓ゆかりの能『鈴木三郎重家』の謡曲を同神社に奉納する。屋敷の復元を目指す関係者は「この地で鈴木にちなんだ能の世界にふれられるのは貴重な機会。復元へ、地元にも理解や協力を呼び掛けたい」と意気込んでいる。

鈴木屋敷は、平安時代に熊野から移り住み、122代続いたといわれる鈴木氏が代々生活した屋敷。全国に約200万人いる鈴木姓のルーツとされるが、老朽化が進み、復元に向けた整備が進められている。

鈴木啓吾さんは2016年に同地を訪れて以来、「鈴木姓の自分ができることはないか」と思い立ち、廃曲となり約300年上演されていなかった、鈴木姓にちなんだ古曲『語鈴木(かたりすずき)』を『鈴木三郎重家』として復曲。鈴木屋敷を知ってもらい、寄付を呼び掛けるための勧進能として昨年3月に国立能楽堂で上演した。

当日は午前10時から、拝殿で謡曲「神歌」「鈴木三郎重家」を奉納。その後、境内に設けられた舞台で、鈴木さんが鈴木三郎重家が仕えた源義経に関する仕舞「屋島」を披露。鈴木屋敷復元の会のメンバーも鈴木さんと共に「鈴木三郎重家」の謡の一節を披露する。

また、11時からは県建築士会副会長の中西重裕さん案内のもと、解体を終えた鈴木屋敷を見学する。

当日に向けて、2月24日には鈴木さんが藤白神社を訪れ、舞台に上がるメンバーに謡の手ほどき。手本を示しリズムをとりながら、独特の節回しなどをアドバイスした。

復元の会の神出勝治会長は「市内には鈴木姓が少なく、鈴木さん自身が動いてくれることは大きな力になる。今後も、何とか全国の鈴木さんに助けてもらって復元し、ここから出て行った鈴木さんに、今度は戻って来てもらえるようにしたい」。鈴木さんは「観世流のプロの能楽師で鈴木は私一人。偶然にも廃曲となった『語鈴木』を見つけた際には、一肌脱げと祖先に言われたかのような思いでした。復元事業をさらに勢いづけることができれば」と話している。

鈴木屋敷については、屋敷を含む境内などが国史跡に追加指定されていることから、工事費の総額1億5000万円のうち、6割を国と県、市が負担し、残りは神社が負担。個人からも寄付を募っている。

ことし1月からは、市が企業版ふるさと納税を活用した寄付の呼び掛けを始めた。2020年度に着工し、21年度内の完成を目指している。

境内での観覧や屋敷の見学は無料。申し込み不要。問い合わせは藤白神社内事務局(℡073・482・1123)。

鈴木さん(左奥)指導のもと、謡の声を合わせる復元の会メンバー

鈴木さん(左奥)指導のもと、謡の声を合わせる復元の会メンバー

3月3日付

県内の受章者49人 19年度の消防庁長官表彰

$
0
0

2018年度消防功労者消防庁長官表彰の受章者が決まり、和歌山県からは功労章1人、永年勤続功労章48人が受章した。6日に東京都で表彰式が行われる。

本紙エリアの受章者は次の皆さん。

〔功労章〕井尻智久(紀の川市消防団団長)

〔永年勤続功労章〕和田浩希(和歌山市消防局消防司令長)▽知念義行(同)▽岡本敏也(海南市消防本部消防司令補)▽西岡孝芳(那賀消防組合消防本部消防司令長)▽柏原孝啓(紀美野町消防本部消防司令)▽松下浩道(和歌山市消防団副団長)▽中野廣行(同)▽岡室孝明(海南市消防団団長)▽佐本重秋(紀美野町消防団団長)▽峯宏幸(同分団長)▽??田佳典(県消防学校副校長)

梅の境内に合格祈願の絵馬 和歌浦天満宮

$
0
0

「東風(こち)吹かばにほひをこせよ梅の花 主なしとて春を忘るな」――。学問の神様、菅原道真が愛した梅の花が咲く頃は、受験シーズン真っただ中。道真を祭る和歌浦天満宮(和歌山県和歌山市和歌浦西、小板政男宮司)では、花が見頃を迎えた拝殿前に、合格祈願の絵馬がぎっしりと並んでいる。

境内には、しだれ梅など約30本の梅の木が植えられ、濃いピンクや白のかれんな花が参拝者の目を楽しませている。ことしは平年より気温が高い日が多く、同宮をはじめ県内各地の梅の見頃はやや早くなっている。

同宮には毎年、高校や大学などの受験を控えた学生や家族が合格祈願に続々と訪れる。11日に県立高校の入試が迫り、今週が参拝のピークとなりそう。

梅が咲く境内に絵馬がぎっしり並ぶ

梅が咲く境内に絵馬がぎっしり並ぶ

優しさ持ち社会貢献を 国際厚生学院卒業式

$
0
0

和歌山県和歌山市北野の理学療法士養成校、和歌山国際厚生学院(寺下俊雄校長)で2日、卒業式があり、8期生35人(男29人、女6人)が新たな門出を迎えた。

同校は、県内初の理学療法士養成校として2008年に開校。4年間で専門性の高い技術を身に付け、リハビリテーションの専門職として医療現場を支えている。

本年度の卒業生は全員が地元からの進学者。卒業後は、ほとんどが県内の医療機関や介護福祉施設などへ就職するという。

式では寺下校長が卒業証書と高度専門士称号を授与。一人ひとりと固い握手を交わし、「よく頑張りましたね」「おめでとう」と祝福した。

寺下校長は祝辞で、医療人として社会に出る上で大切なのは「強さ、患者さんに寄り添う優しさ、考えること」だとし「それらを持続する志を持つことが大切。大変な医療界だが、後に『社会に貢献できた』と思えるよう、さっそうと生きてほしい」と言葉を贈った。

在校生の小林準季さんの送辞に続き、卒業生を代表して、小原早絵さん(22)が、指導者や支えてくれた家族への感謝の思いを交えながら「ここで得た知識や経験を生かし、少しでも早く医療に貢献できるよう、社会人として新たなスタートを切りたい」と力強く述べた。

寺下校長㊨と握手を交わす卒業生

寺下校長㊨と握手を交わす卒業生


子育て世代に紀の川市PR 財務事務所有志

$
0
0

和歌山財務事務所(花田一夫所長)の若手職員有志10人によるグループ「TEAMちほめん和歌山」が、紀の川市の魅力を子育て世代にPRしようと、「こどもとおでかけマップ」と「定住プロモーション映像」を自主制作し、2月27日に市役所で林信良副市長に贈呈した。

ちほめんは「地方創生推進メンバー」の略で、グループは2015年6月に誕生。若手ならではの柔軟な発想とフットワークの軽さを生かして地方創生に貢献しようと、20~30代の職員男女各5人が参加している。

県内の自治体と協力し、女性が活躍しやすい社会の実現を目指す活動もしており、18年度は同市が市内の母親に地元の魅力を知ってもらおうと開いたワークショップ「魅力発掘×きのかわママ」に参加。「楽しく子育てできる街 紀の川市」を感じてもらおうと、地図と映像作りに取り組んだ。

「こどもとおでかけマップ」は、市内の公園11カ所を遊具の写真付きで紹介し、駐車場台数やトイレ、自動販売機の設置も表示。市観光協会のフルーツキャラクター「紀の川ぷるぷる娘」もあしらい、特産品のフルーツをPRしている。小さい子どもを持つ母親が安心して子育てできるように、80カ所以上の医療機関の場所と連絡先も一覧表にまとめた。

公園や医療機関の情報は地元の母親たちから積極的に提供があり、メンバーは「東屋から眺める紀の川の景色が美しい公園など、知らない場所をたくさん教えていただきました」と感謝する。

「定住プロモーション映像」は、ドローンによる空撮も行い、夕暮れが美しい紀の川沿いのサイクリングロードを子どもが自転車でゆっくり走る姿や、マップで紹介された公園で子どもたちが遊ぶ姿などを見ることができる。自然の豊かさを前面に出すことで、UIターンの意欲を喚起し、充実した環境を子育て世代にPRしている。

贈呈式で花田所長は「若い職員が一生懸命に作ってくれた。ぜひ活用して、子育て世代の移住定住につなげてもらえたら」と話し、林副市長は「若者の定住に苦労しており、市の魅力をどうPRするかが課題。立派なDVDとマップを頂き、改めて紀の川市の良さを知った」と感謝した。

マップは市役所本庁1階や子育て支援センターで配布し、映像は本庁1階の電子案内板で上映している。

制作したマップとDVDを手に笑顔のメンバーら

制作したマップとDVDを手に笑顔のメンバーら

関電海南発電所を廃止へ 跡地に企業誘致

$
0
0

関西電力㈱は1日、和歌山県海南市船尾の海南発電所を4月1日に廃止すると発表した。今後の電力需給の見通しが安定していることや、設備の老朽化を踏まえ判断した。同社は「今後、発電設備の除却工事や跡地活用の検討を進める」としている。

同発電所は高度成長に伴う需要急増に対応するため、1970年5月から74年4月までに1~4号機の運転を順次開始。計210万㌔㍗の定格出力で、関西の電力需要を支えてきた。

近年、節電や省エネが進展し、2017年4月以降は1~3号機を休止。その後も発電所の取り扱いを検討したが、運用していた4号機も含めた全機の廃止を決めた。

併せて、御坊市塩屋町の御坊発電所2号機(60万㌔㍗)と兵庫県朝来市の奥多々良木発電所3号機(30・3万㌔㍗)も同日から休止することを発表。経済産業省に、休廃止についての発電事業変更届出書を提出するという。

約1年前に関電から廃止の意向を聞いたという仁坂吉伸知事は「長年関西圏の電力供給を支えてきたことはまぎれもない事実。地域経済に大きな貢献をしてくれた」とコメントを発表。同社、海南市と協力し、地元の雇用が減少しないよう取り組んだ結果、跡地への企業誘致のめどがついたとし、「地元の雇用減少という悪影響に歯止めをかける見通しを得ることができた」との考えを示した。

神出政巳海南市長もコメントを発表し、関電に跡地活用の検討を申し入れていたと説明。「非常に残念でさびしい限りだが、苦渋の選択をなされたことについては致し方のないこと。県、関電と協力して跡地活用に対応したい」とした。

廃止が決まった海南発電所

廃止が決まった海南発電所

おひなさまコレクション300点 林さん

$
0
0

和歌山県和歌山市栗栖の林多恵子さん(68)は、「おひなさま」のコレクターとして友人の間ではよく知られた存在。ことしも自宅の玄関やリビングに多種多様な人形を並べ、華やかな桃の節句を迎えた。

室内に並んだ、その数はおよそ300。収集のきっかけは約20年前、めいから、ひな壇飾りを譲り受けたこと。表情の愛らしさに魅了され、以来、旅先などで小さなひな人形を見つけては購入するように。「ご当地のものが特にかわいらしくて。気付けば、こんなにたくさんになっていました。一年ごとに5個ぐらい増えていきます」。

手の平に乗るサイズから、重厚なものまで。紀州びな、木目込み、一刀彫、こけし、貝合わせ、輝く金の人形も。素材も、木や陶器、ガラス、ちりめんなど、さまざま。数あるコレクションの中でも一番のお気に入りは、友人が手作りしてくれた和布の人形という。

「高級なものでなく、手ごろなものがほとんど。見れば、つい欲しくなるんです」とほほ笑む。人形だけでなく、扇子やタペストリー、ポストカード、箸置きや急須に至るまで、ひな人形がデザインされたものは、こまめに収集。この時期だけでなく、端午の節句、クリスマス、正月と、季節ごとに飾り付けを変えて楽しんでいる。

元小学校教諭で、国際交流のボランティアをしていることもあり、来客の日本で暮らす外国人にも好評。すぐに仕舞わず、ひと月ほどは出しておくという。「素材による雰囲気の違いを楽しんでもらえれば。皆さんに見ていただいて、喜んでもらえればうれしい」と話している。

問い合わせは林さん(℡073・471・5722)。

さまざまな種類のひな人形と共に林さん

さまざまな種類のひな人形と共に林さん

みんなの健活プロジェクト 明治安田生命

$
0
0

明治安田生命和歌山支社(川腰藤雄支社長)は、人生100年時代における健康寿命の延伸など、健康増進を狙いとした「みんなの健活プロジェクト」に注力します。「みんなの健活プロジェクト」とは、MYライフプランアドバイザー(営業職員)が地域の顧客に寄り添って、継続的に健康増進をサポートする取り組み。「健康を、いっしょに育てよう。」を合言葉に、地元サッカークラブとの協働による参加しやすい運動の機会や、最新の健康チェックの機会の案内の他、毎年の健康診断結果に基づく「MY健活レポート」によるアドバイスを提供します。また、4月には健康診断結果に応じてメリットがある保険商品を発売予定。川腰支社長は「MYライフプランアドバイザーによる『対面のアフターフォロー』を通じて、お客さまや地域社会の健康づくりを継続的に応援していきたい」としています。

問い合わせ先は同支社(℡073・431・3401)。

海南の自然と文化 5月ウオークイベント

$
0
0

「第8回きのくに海南歩っとウオーク」が5月18・19日の2日間にわたり開催されます。自然や歴史、文化にあふれる「日本遺産のまち海南」を歩き、多彩な魅力が体感できます。市民のおもてなしもあり、体と心がホットになる人気のウオーキングイベントです。

初日は「豊かな自然を歩く」がテーマで、2日目は「歴史と文化を歩く」。それぞれ、最長24㌔㍍から最短の3㌔コースまであるので、参加者が自分の体力に合わせて選べ、休憩や昼食も自由です。

集合場所はいずれも海南市総合体育館で、見所は、初日が藤白神社や国宝の善福院、長保寺など。2日目は亀池公園や宇賀部神社などが盛り込まれています。参加費は1日だけでも、2日間参加でも同額です。14㌔以上のコースなら、600円の特製弁当の申し込みができます。

スタート・ゴール地点やコース上のチェックポイントではおいしい地元グルメが味わえ、地元中学校のブラスバンド演奏が花を添えてくれます。

参加費は事前申し込みがお得で、一般で同市内在住か、勤務している人は500円(当日800円)、市外は1000円(同1500円)。中学生以下は市内外を問わず無料です。

申し込み方法のうち、市教育委員会・市体育協会事務局の窓口、または募集要項の払い込み取り扱い票からの場合は4月5日締め切り、インターネットの専用ページ(http://spoen.net/77955)または電話(℡0570・039・846)での締め切りは4月12日。

問い合わせは事務局(℡073・492・3364)まで。

県産イチゴたっぷりメニュー パスワード

$
0
0

和歌山県産のイチゴを使ったケーキやパフェなどのイチゴメニューが、和歌山市友田町のホテルグランヴィア和歌山1階のホテルズカフェ「パスワード」で楽しむことができます。

目玉はフレンチトーストにイチゴをのせてクリーム、アーモンド、メープルシロップをかけて食べる「ごろっといちごのパンぺルデュ」(単品980円・ドリンク付き1200円)。軽食やデザートにぴったりで、イチゴの上品な甘みが口の中いっぱいに広がります。

そのままのイチゴをぜいたくに頬張る「イチゴ畑」(1000円)はイチゴ好きにはたまりません。家族や友達とシェアするのも良し、一人占めするのも良し。

イチゴの王道「いちごパフェ」(850円)は食後のティータイムにぴったり。イチゴを生クリームと一緒にサンドした「まるごといちごサンド」(1200円)、生地にまりひめのピューレを練り込んでシンプルに仕上げた「まりひめシフォン」(800円)は練乳クリームと共にどうぞ。さまざまなバリエーションで和歌山県産イチゴが堪能できます。

※文中の価格は全て税込みです。

【ホテルズカフェパスワード】和歌山市友田町5の18▽℡073・425・2079▽午前7時半~午後9時(LO午後8時)

甘くて食べ応え十分の県産イチゴが堪能できます(写真はイメージです)

甘くて食べ応え十分の県産イチゴが堪能できます(写真はイメージです)

監視の役割、岸和田城の歴史

$
0
0

「世界に一番近い城下町」として、第26回KIX泉州国際マラソン(ハーフ)のゴール地点となった岸和田城。大阪城と和歌山城の中間地点に位置する岸和田城の歴史をひもとくと、その発展には紀州(和歌山)との深い関係が見えてくる。
岸和田城は岸和田駅から北西へ約700㍍、蛸地蔵駅から北へ約300㍍に位置する。南海電鉄の車窓から天守を見たことがある方も多いだろう。天守は1954年に復元されたもの。城跡は大阪府の史跡に指定され、庭園は国の名勝となっており、桜の季節には多くの観光客でにぎわう。
岸和田城の歴史は、1334年ごろ、和泉国守護の楠木正成(くすのき・まさしげ)のおいにあたる、和田高家(にぎた・たかいえ)が現在の位置から東へ約500㍍の所に岸和田古城を築城したことに始まる。
当地が「岸」という名称であったことから「岸の城」ともいわれ、和田氏が治める地となったことに由来し「岸和田」の地名になったとされる。
その後、和泉国守護が山名氏清(やまな・うじきよ)となり、家臣である信濃泰義(しなの・やすよし)が統治することとなり、城郭を現在の位置へ移築したという。猪伏山(いぶせやま)という小高い丘に位置し、本丸と二の丸を重ねた形が、機(はた)の縦糸を巻く「ちきり」に似ていることから「千亀利(ちきり)城」と呼ばれるようになった。
大きな転機が訪れたのは、秀吉による紀州征伐の頃。紀州征伐の拠点として、岸和田藩の初代藩主となる小出秀政(こいで・ひでまさ)により、5重の天守を持つ本格的な構えに発展。以後、松平氏の時代に城の総構えと城下が、岡部氏の時代には外堀と寺町が整備され、紀州を監視する役目を担った。(次田尚弘/岸和田市)


BRTを公共交通の核に 油流出の汚染賠償で法改正へ

$
0
0

“BRT”ってご存じでしょうか。バス・ラピッド・トランジット(BusRapidTransit)の略で、連節バスやバス専用道、バスレーンなどを組み合わせ、より多くの人を、より速く、より定時性をもって輸送しよう、というバスシステムのことです。2011年の東日本大震災では、岩手県内の鉄道も甚大な被害を受けました。復旧・復興の計画を練る中で、採算を取るのが難しい地方の鉄道路線をどうするかという議論になり、BRTという新しい公共交通機関を中心にしたまちづくりを進めようと、地元自治体、国交省、JR東日本とが協議を重ね、導入に到ったのです(当時私は国土交通副大臣でした)。気仙沼線は2012年12月22日、大船渡線は2013年3月2日から、JR東日本によるBRTの運行が始まりました。
そんな中、昨年12月からこの大船渡線において、自動運転バスを使った実証実験が行われました。3年前の沖縄北方担当大臣時代、私は沖縄県内の公道でバスの自動運転の実証実験導入に踏み切り、実際に試乗しに現地を訪れました。過疎地における公共交通機関の維持は、多くの県市町村が抱えている悩みの一つで、わが和歌山県も例外ではありません。「自動運転のBRTが地方の公共交通機関の核になり、人々の生活を大きく変える」。そんな思いから、何年も前からこの分野には特に注力してまいりました。本音を言えば、大臣時代に沖縄で行った自動運転の実験も、和歌山県で行いたかったぐらいです。実証実験もここのところ数を重ねてきており、そう遠くないうちに社会実装化できる技術進歩がなされると確信しています。その時にわが和歌山県で迅速に対応ができるのか。今からその備えをしておかねばならない、と考えています。
そして、もう一点ご報告。
海洋で事故を起こした船から流れ出た燃料油による汚染について、その賠償を確実にする法改正案が今国会に提出されます。こちらも、国土交通副大臣であった当時から、私は強い問題意識を持っていました。というのも、ご記憶の方もいらっしゃると思いますが、2013年12月に和歌山県串本町沖で韓国船籍が座礁し、燃料タンクの油が海に流れ出るという事故がありました。刻々と広がる油濁汚染を目の当たりにし、漁業者や地域の方から「油の拡散をなんとかしてほしい」という悲痛な声が毎日のように寄せられたことを今でもはっきりと覚えています。
このような場合、まずは船舶の所有会社(最悪の場合は行政機関)が、油濁防止の網を張ったり、座礁船を撤去したりといった対応を取り、保険会社が保険金を支払うというのが本来あるべき姿でしょう。しかし近年、保険契約違反を理由に(例えば出国前の保険会社による検査の際に指摘されていた箇所を修理しないまま出航した、など)、保険会社が保険金の支払いを拒否する事例が発生していました。そのせいで、船舶の所有会社が事故の後始末をせずに放置する、といった事例が全国で発生していたのです。
今回の法改正により、たとえ船舶の所有会社が倒産したとしても、海上保安庁なり県なり行政機関が対応を取った場合、かかった費用について直接保険会社に請求でき、保険金が支払われるようになります。費用が弁済されるかどうかわからないため、迅速な対応を取ることをためらい、結果として被害が拡大するという悪循環は断ち切れるはずです。

3月5日付

小舟に揺られ人形が海へ 淡嶋神社で雛流し

$
0
0

女の子の健康と健やかな成長を願うとともに人形を供養する伝統行事「雛(ひな)流し」が3日、和歌山県和歌山市加太の淡嶋神社(前田智子宮司)で行われ、納められたひな人形が小舟に積まれ、参拝者が見守る中、近くの海岸から流された。

本殿には約5000体のひな人形が並べられ、清めの儀式やおはらいをして祝詞を奏上。人間の身代わりとしてけがれなどを託す形代(かたしろ)を舟に入れた後、みこが参拝者に人形の顔を見せながら、約400体を3艘(そう)の舟に積み込み、女性参拝者が近くの海岸へ運んだ。前田宮司がひな人形の役目をねぎらった後、人形は桟橋から海へ流された。

石川県から初めて訪れた亀田はるみさん(58)は「流れていく姿がどこか寂しく印象的。とても良いものが見られました」、和歌山市の木村喜裕さん(51)は「初めて参加しましたが神事らしく厳か。ひな人形を丁寧に舟に積む姿が心に残りました。来年も参加したい」と話していた。

女性参拝者により雛人形が運ばれた

女性参拝者により雛人形が運ばれた

桃の節句後も華やかに 24日まで粉河雛通り

$
0
0

和歌山県紀の川市のJR粉河駅から粉河寺にかけての粉河とんまか通りを中心に、街をひな人形で彩る恒例のイベント「粉河とんまか雛(ひな)通り」が、桃の節句を過ぎた後も24日まで開かれている。

ひな人形を楽しみながら粉河の街を巡ってもらい、地域活性化につなげようと、地元の女性を中心とする実行委員会(児玉かよ子委員長)が2015年から開いており、ことしで5回目。

通りに面する商店や民家の入り口に、それぞれの家で受け継がれてきたひな人形を設置。合計約2000体にも上り、ひな人形を描いた絵手紙なども展示されている。

同駅前にある築約100年の2階建て古民家・山﨑邸では、地元住民から寄贈された明治~平成のひな人形が1、2階の各部屋に並び、訪れる人を楽しませている。

和歌山市の淡嶋神社から借りた明治26年(1893)制の古今雛(こきびな)や、人形の着物に絹、ひな壇に黒漆を使用した7段飾りなどがあり、実行委員の東美保さん(60)は「女性を中心に多くの方が訪れてくださり、夢中でひな人形を眺める小学生の女の子もいます。伝統家屋にひな人形はよく映えますね」と話している。

期間中は体験教室やコンサートなどのイベントも開催。手すきはがき教室(9日1時半~)、山﨑邸音楽祭(10・17日午後1時~)、着物体験(16日午後1時~、着付け午前11時~)、宮本静さんコンサート(21日午後2時~)などがある。入場料や定員など問い合わせは実行委(℡0736・73・3591)。

黒漆のひな壇に並ぶ人形

黒漆のひな壇に並ぶ人形

統一地方選迫る 県議・市議選の掲示板設置

$
0
0

統一地方選挙に向けて、和歌山市選挙管理委員会は4日、和歌山県議選市選挙区と市議選のポスター掲示場と啓発用の横看板を和歌山城西の丸広場に設置した。

県議選は3月29日告示、4月7日投開票、市議選は4月14日告示、21日投開票の日程で行われる。ポスター掲示場は4月8日に市議選用に表示を切り替える。
大きさは縦200㌢、横810㌢の3段、51区画で再生パルプ耐水ボードを使用。県議は24人分、市議は51人分のポスターを張ることができ、3月27日までに市内590カ所に設置する。選挙啓発用の横看板は縦180㌢、横1100㌢。

4日朝には雨が降り続く中、作業が行われた。市選管は「若い世代の投票率が低い状態にある。多くの人に投票に行っていただき全体の投票率向上に努めたい」と話している。

和歌山城西の丸広場にポスター掲示場と選挙啓発用の横看板が設置された

和歌山城西の丸広場にポスター掲示場と選挙啓発用の横看板が設置された

Viewing all 24115 articles
Browse latest View live


<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>