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海岸道崩落で厳重警備へ 淡嶋神社の雛流し

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和歌山県和歌山市加太の淡嶋神社(前田智子宮司)の伝統行事「雛(ひな)流し」が3月3日に行われる。昨年9月4日の台風21号により、神社から雛人形を海に流す桟橋までの市道加太47号線の路面と堤防が損壊し、通行止めとなっていることから、安全を確保するため警備を強化し、ことしは厳しい警戒態勢での桃の節句になりそうだ。

雛祭りは元々は同神社の祭りといわれ、祭神・少彦名命(すくなひこなのみこと)にちなんで「少彦名命祭」とも呼ばれる祭事。全国的に有名な雛流しには平日で約5000人、休日にはさらに2倍近くの参拝者が訪れている。本殿で雛納式を終えた後、舟に乗せた雛人形を参拝者が担いで桟橋まで運び、舟を海へと流す際には、堤防に沿って毎年多くのカメラマンらが並び、海に浮かぶ舟を撮影している。

市道は台風21号の高波により崩壊。路面はポールを残して割れ、崩れた堤防は海に浸かった状態となっている。損壊の範囲は約120㍍にわたり、現在も緊急車両などを除き通行止めになっている。

市によると、市道の復旧は雛流しが終わった後、3月中旬までに着工し、工期は9月中旬までを予定している。

過去の雛流しにおいても、波の影響で急きょ舟を流す場所を変更したことがあった。ことしも場所を変更して北の浜から流すことや中止も検討したが、日曜日の開催とあり来場者が例年よりも大きく増えること、神社から北の浜までは1・2㌔と担いで歩くには距離が長いことなどから、例年通りの場所での実施を決めた。

当日は警備を強化し、バリケードも設置する予定。天気は雨と予想されているため、路面の状況も踏まえて対応するとしている。

台風で崩れた市道加太47号線

台風で崩れた市道加太47号線


紀州の侍100人 あがらの和歌山の最新刊

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和歌山の良いところを見つけ、発信し、和歌山のファンを増やそうと出版活動などをしている「紀州文化の会」(大江寛代表)は、書籍シリーズ「あがらの和歌山」の13冊目『紀州の侍』を3月9日に発刊する。各界で活躍する和歌山ゆかりの男性を取り上げる新たな企画で、今後3年間で300人を紹介する予定となっている。

同会は2004年7月に発足。05年から毎年1冊、出版を続け、今回で累計15冊目。「あがらの和歌山」シリーズは07年に開始し、和歌山の歴史を人類が住み始めた時代からたどる『歴史てほんまにおもしゃいでぇ』をはじめ、方言、地名、屋号、昭和などさまざまなテーマを取り上げてきた。

17、18年は多方面で活躍する和歌山の女性を紹介した『紀州の女性』を2年続けて刊行。「男性版も作ってほしい」との声を受けて同会が選んだ約380人にオファーした。5年後、10年後にさらに輝きを放つヒーローが和歌山から現れることを願い、第1弾は和歌山市内53人、紀北地域14人、中紀地域18人、紀南地域10人、県外で活躍する5人の計100人を掲載している。

世界ジュニア相撲選手権で優勝した和歌山県立和歌山商業高校相撲部主将の花田秀虎君や、和歌山弁落語でおなじみの落語家・桂枝曾丸さんをはじめ、スポーツ選手や経営者、神職、料理人など多彩な人が集まった。

1人につき4㌻の構成で、写真と「男らしい性格とは?」「十年後の和歌山はどうなっているでしょうか?」など22問のアンケートの答え、それぞれが思いを語るメッセージを掲載している。

第1、2弾は60歳まで、第3弾は60歳以上を取り上げる計画となっている。

大江代表は「編集を通して現代の侍は家族を大事にする優しい人が多いと感じた。頑張っている和歌山の男性を『知らんわ』で片付ける前に応援してもらいたい」と話している。

B5判434㌻。税込み2480円。3月9日から県内主要書店で販売。問い合わせは大江代表(℡090・1222・6495)。

「和歌山の侍を応援して」と紀州文化の会の皆さん

「和歌山の侍を応援して」と紀州文化の会の皆さん

和歌山を舞台にした映画「Music! My Life」で初監督を務めた原見浩司さん

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 制作開始から約5年の歳月をかけ、完成した作品を上映します。音楽を軸にした短編10作品をつなぎ、一つの物語にまとめました。
 小学生からお年寄りまで、108人が出演。音楽が日々の生活に身近なものであることを実感してもらえるとうれしいです。
    ◇
 上映は3月31日午後5時から県民文化会館小ホールで。上映前の午後1時からは、映画出演・楽曲提供アーティストのステージも。チケット1500円。
 問い合わせはNPO法人つなごら和歌山(℡073・461・5141=日曜を除く午前9時~午後3時)。

2月28日付

台風被害のクレーン更新 和歌山港で稼働へ

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昨年の台風の影響で損傷した荷役機械「ガントリークレーン」に替わる新たな同クレーンが26日、和歌山県和歌山市西浜の和歌山下津港西浜第5岸壁に到着した。クレーンは同日午前7時45分に東京から入港。3月下旬の稼働開始を目指す。

県港湾空港振興課によると、昨年9月4日の台風21号により既設クレーンの竿の部分が損傷。10月からクローラークレーンをレンタルして作業を再開したが、荷役能力の高いガントリークレーンに更新した。

導入したガントリークレーンはレンタルで、持ち上げられる高さが約40㍍、釣り上げ可能重量は約41㌧。レール上を移動できる構造で、1時間あたり30~40のコンテナの積み降ろしが可能。既設のレンタルクレーンに比べると3~4倍の能力となる。レンタル期間は来年3月まで。県は以降の活用に向け、ガントリークレーンの取得手続きを進めている。

和歌山下津港に到着したガントリークレーン

和歌山下津港に到着したガントリークレーン

未来の発展につなげる 尾花市長が施政方針

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和歌山市は26日、開会中の市議会2月定例会に2019年度当初予算案など議案76件を上程した。尾花正啓市長は施政方針演説で、新年度予算を「未来の発展につなげる予算」と位置付け、次期総合戦略の検討や大阪万博が開かれる2025年に向けた発展への施策を語った。

市長は今秋のねんりんピック、20年の東京五輪、21年の国民文化祭とワールドマスターズゲームズ、25年の大阪万博に向けた文化とスポーツの機運醸成や国内外への市のPRを推進すると決意。バス事業者の交通系ICカード導入の支援や加太、和歌浦の観光開発を促進するとし、大阪万博を世界に市をアピールするビッグチャンスと捉え、開学予定の大学と連携した学生の市内就職促進、移住してきた起業者の支援などイノベーション創出の取り組みに意欲を示した。

本町と芦原の認定こども園整備など子育ての取り組みについては、子ども総合支援センターの拡充や学用品の支給額の引き上げなど「投資を拡充し、発達障害や虐待といった子育てに関わる相談支援体制を充実する」と述べた。

この日は、定例会初日に上程された38議案を可決。今後は28日に代表質問、3月1日から6日まで一般質問が行われ、20日に採決を行う。

施政方針演説をする尾花市長

施政方針演説をする尾花市長

3周年を多彩な音楽で ルルホール記念公演

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アーティストの息遣いまで感じられる小規模音楽ホールとして誕生した和歌山県和歌山市狐島の「LURU HALL(ルル・ホール)」は、3月3日でオープン3周年を迎えるにあたり、4月まで2カ月にわたりアニバーサリーコンサートを開催する。

ルル・ホールは2016年オープン。33席のコンパクトなコンサートホールは内田音響設計室が音響設計を手掛け、アーティストと聴衆が近く、臨場感あふれる空間から、これまでに多彩な音楽を発信してきた。

記念コンサートは3月3日から4月28日まで全12公演。チケット販売は通常5000円を3000円で実施する他、3公演を聴くと1公演が無料になるキャンペーンも行う。

初回の3日は、テノールの坂東達也さん、ソプラノの十鳥可奈子さん、ピアノの藤本さえ子さんの「神戸クルーザーコンチェルト」メンバーによる「楽しい歌の世界!」。ボーカリスト神前理恵さんとジャズピアニストぱく・よんせさんのレコーディングライブ(9日)、同ホールでの公演は3回目となる那智勝浦町出身のギタリスト・濱口祐自さん(10日)など、クラシックからジャズ、歌謡曲まで多種多様な演奏会を届ける。

イタリアで活躍するメゾソプラノの小里明子さんとギタリストのヴァルテル・ルーピさんが、日本とナポリの民謡を独自のアレンジで歌う「てぃんさぐプロジェクト」の和歌山初上陸公演(4月6日)などもある。

公演情報はフェイスブック(https://www.facebook.com/Luruhall/)、申し込みはミュージックマート(http://musicmart-ticket.com/)で。問い合わせは同所(℡073・457・1022)。

宮下県教育長が辞任 宮﨑知事室長を後任へ

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和歌山県教委の宮下和己教育長(65)が、体力的な問題を理由に任期途中の3月末で辞任することが分かった。後任には知事室長の宮﨑泉氏(60)を起用する方針で、県は26日、県議会に人事案を提出した。

宮下氏は明治大学卒業、兵庫教育大学大学院学校教育研究科を修了。1978年に高校教諭として県教委採用。生涯学習局長、学校教育局長、県立和歌山商業高校長、桐蔭中学・高校長などを歴任し、2015年4月から現職。現在2期目の途中だった。

宮﨑氏は大阪大学を卒業後、82年に県採用。県教委総務課課長補佐や企業振興課長、人事課長などを務め、15年4月から現職。

宮﨑氏

宮﨑氏


一般会計微減164億円 岩出市19年度予算

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岩出市は26日、2019年度当初予算案を発表した。一般会計は前年度比5100万円(0・3%)減の164億4450万円。財政の健全性を意識しつつ、防災や学力向上などの重点事業に力を入れる編成となっている。特別会計や水道事業会計を含めた全体の予算額は308億40万円で過去最高額。中芝正幸市長は「健全財政を軸とし、引き続き防災や福祉などに力を入れた」と述べた。3月5日開会の市議会に上程する。

【一般会計歳入】
自主財源は前年度比5億9300万円(7・9%)減の69億4100万円。全体に占める割合は42・2%となっている。市税は5000万円(0・9%)増の58億9300万円。基金からの繰り入れ金は5億7400万円(69・5%)減の2億5200万円。依存財源では、地方交付税は2億円(6・2%)増の34億5000万円を見込む。市債は防災行政無線のデジタル化など防災事業の推進により9200万円(11・4%)増の89億6000万円を発行し、19年度末の市債残高は66億4万円を見込んでいる。

【一般会計歳出】
性質別では、義務的経費の扶助費が児童扶養手当や障害者総合支援給付費などの増加により1億6800万円(3・8%)増の46億1100万円、人件費は4100万円(1・7%)減の23億2300万円。投資的経費は、市民プール建設事業や船山地区避難所建設事業の完了などにより2億4800万円(13・3%)減の16億2100万円となっている。

目的別では、防災行政無線のデジタル化などにより総務費が1億6300万円(13・3%)増の13億8700万円、教育費は市民プールの建設など大型事業の完了により4億8300万円(24・9%)減の14億5300万円。

【新規・重点事業】
総合保健福祉センターへの非常用発電機の設置に5915万円、小中学校にデジタル機器を導入する教育情報化推進事業に2206万円、産婦検診や産後ケアなどの育児支援を行う拠点「ぎゅっとふるいわで」の総合保健福祉センターへの開設に1748万円、和歌山バス那賀へのICカードシステム導入経費補助に420万円などとなっている。

19年度から予定していた市内小学校6校と中学校2校の普通教室への空調設置については、18年度の国の補正予算で事業採択されたことを受け、事業費を18年度補正予算案に前倒しで計上した。

飲酒運転の対応強化 県警1次異動253人

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 和歌山県警は26日、春の第1次人事異動(3月8日発令)を発表した。対象は警部以上(一部警部補以下を含む)の警察官と警部相当職以上の職員で、異動規模は例年並みの253人(警察官226人、職員27人)となっている。

 警視正の異動はなく、警視では、東山一樹岩出署長が警察学校長となる他、14署中8署の署長が変わり、本紙エリアでは岩出署長に中島康仁生活安全部参事官、和歌山北署長に津田健治警務部理事官が就任する。

 直面する緊急課題への対応として、サイバー犯罪対策課のサイバーセキュリティ対策係、解析・技術支援係を増強配置し、サイバー空間の犯罪への対応を強化する。悪質運転者対策では、交通企画課に飲酒運転根絶対策係、交通指導課に飲酒運転等取締係を新設する。

 警備課では、G20大阪サミットに伴う専従体制の確立や、国民文化祭などの開催に向けた警衛連絡室の設置などで大規模警備への対応を強化。組織内の指導体制の強化として、監察課に若手警察職員指導室を新設し、警察学校への助教の本格配置を行う。

 また、社会の変化に対応できるしなやかな警察を確立するための対応として、刑事企画課は改正刑事訴訟法への対応を強化し、科学捜査研究所は客観証拠による的確な立証に向けた体制の強化などに努める。

 警部補以下(一部警部以上を含む)と係長以下の職員が対象の第2次異動(3月14日発令)は、前年より21人少ない687人(警察官602人、職員85人)を予定している。

3月1日付

多彩な表現感じて 4日まで四季の会洋画展

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洋画グループ「四季の会」の第15回展が4日まで、和歌山市の和歌山県民文化会館中展示室で開かれている。

同会は中森順一さんを講師に、郷土和歌山に根差した自由な作品を制作。県展や市展などの公募展への出品を目標に創作に励んでいる。

展覧会は2年に1度の開催。13人の会員が風景や人物画など、10号から100号までの油彩や水彩30点を展示している。

作品は、水たまりを描いた詩情漂う写実画、大きな蓮の葉を白みがかった緑の色調で表現したもの、海外の静かな湖など、タッチもモチーフもさまざまで個性豊か。

赤く染まる錦秋の山々を描いた会員の一人、辻本渡さん(67)は「互いに切磋琢磨し、刺激し合いながら楽しく描いています。それぞれが目指す方向性を、絵を通じて感じてもらえれば。いろんなご意見をいただきたいです」と話し、知人が出品しているという岩出市の小山益男さん(68)は「ご本人の印象からすると、絵の雰囲気がずいぶんと違って驚きました。力強いエネルギーを感じます」と見入っていた。

午前10時から午後5時(最終日は4時)まで。

見応えのある作品が並ぶ会場

見応えのある作品が並ぶ会場

見所満載ひなめぐり 15日まで海南駅周辺で

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JR海南駅や周辺の各商店に飾られたひな人形を巡りながら楽しむイベント「第9回紀州海南ひなめぐり」(実行委員会主催)が15日まで開かれ、各店舗の趣向を凝らした展示が訪れる人の目を楽しませている。

中でも規模の大きい展示「ひなみ館」は1号がセンタープラザ、2号はビジネスホテル「プリンスイン海南」内で見ることができる。

センタープラザには、受験勉強中の男びなと女びなが登場して話題に。木目込みや紀州漆器のひな人形なども多数展示され、顔出しパネルで記念撮影も楽しめる。同ホテルには、ミカン狩りをする一行や日方・内海・大野小学校の児童が描いたかわいい絵もある。

その他、周辺の商店では、パーマヘアーにしたり、ウエディングベールをかぶっていたり、眼鏡を掛けていたりと、思わず頬が緩むユニークな人形が並ぶ。

実行委員会の東美智委員長は「面白いディスプレーを楽しみながら、ゆっくりと散策してください」と呼び掛けている。

受験勉強中のひな人形

受験勉強中のひな人形

地域に優しい絆 有功東小が加太で学習発表

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和歌山市立有功東小学校6年光組の児童23人は2月26日、この1年間加太で学び、体験した内容を東京大学生産技術研究所の地域ラボで地域で発表し、協力した漁業関係者らも参加した。

早﨑大輔教諭が担任するクラスの児童は、地域の活性化に取り組む人々の思いや、課題解決に向けた取り組みを探ろうと学習をスタート。1年間に6回現地を訪れ、加太をより身近に感じられるよう、栽培漁業センターから譲り受けたタイの稚魚を学校で大切に育てるなどしてきた。

発表では、せり市場の見学や、タイ釣りの体験、紅葉鯛祭りに参加したことなどを報告。漁師やまちの人、観光客らに加太の良いところ、昔と今で変わった点、大変に感じることなどをインタビューし「観光客は増えているのに、なぜ人口が減っているのか」などの疑問について話し合ったといいう。

活動を振り返り「ご近所さんで助け合っている」「大変そうに思える暮らしも、優しいつながりがあるから大変じゃないんだと感じた」と発表。加太を盛り上げようと、考案したポスターも紹介した。

発表後は海岸で、稚魚から育てたタイ4匹を海に帰し、名残惜しそうに見送った。

西野瑠夏君は「加太の人は、みんな協力しながら暮らしていると思った。自慢のタイもあって、自然もいっぱいで人も優しい。僕も加太に住んでみたい」とにっこり。加太漁協の役員、幸前?泰さん(50)は「加太にこれほど興味を持ち、調べてくれてうれしい。自分たちには当然のように感じていたことも、実は大切なものだと気付かされた。大きくなってからも加太に遊びに来てもらえればうれしい」と話していた。

加太で学んだことを発表する児童たち

加太で学んだことを発表する児童たち

地域密着クラファン ファーボわかやま中央

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地域を盛り上げるプロジェクトに特化したクラウドファンディングサービス「FAAVO(ファーボ)」(https://faavo.jp/)の「わかやま中央」が1日にスタートする。日本最大のクラウドファンディングのプラットフォーム「CAMPFIRE(キャンプファイヤー)」を母体に事業を展開する。

クラウドファンディングは、夢や憧れの仕事を実現するためにインターネットを通じて資金を募る仕組み。FAAVOわかやま中央では、地元を盛り上げたいプレーヤー(人・お店・企業など)が夢や実現したい事業などを同サービスに掲載し、拡散することで、共感した地域住民や出身者などのサポーターが支援を行い、製品や体験などのリターンを受け取ることができる。

資金調達だけでなく、テストマーケティング、PR、ファンづくりなどにも取り組める。

プロジェクトの実現を密接にサポートする「エリアオーナー」制度を採用し、プレーヤーはエリアオーナーと直接会って相談などができるフォローアップも充実。プレーヤーと二人三脚で考え、「どんな人にどんな事業を提供したいか」などを具体的に考え、改良する機会などを提供する。

エリアオーナーでFAAVOわかやま中央代表の奥畑公康さんは「何かをしたい人、お金がないからと諦めてしまっている人たちのために少しでも役に立ちたい。小さな夢から大きな夢までかなえるきっかけになれば。親身になってお手伝いします」と話している。

利用を呼び掛ける奥畑代表

利用を呼び掛ける奥畑代表


一般会計大幅増76億円 紀美野町19年度予算

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和歌山県紀美野町は2月27日、総額76億870万円(前年度比18・6%増)の2019年度一般会計当初予算案を発表した。防災行政無線のデジタル化、神野保育所移築、町道改良など、住みよい生活環境の充実に力を入れている。特別会計、企業会計を含む予算総額は114億3750万円で12・4%の大幅増。町は各予算案を含む53議案を同日開会の町議会定例会に提出した。

【一般会計歳入】
町税は7億7359万円(同1・9%増)、地方交付税は35億5000万円(同1・4%増)を見込む。国庫支出金は3億9061万円(同65・6%増)。町の借金にあたる町債は、11億8950万円(同71・7%増)の大幅増となっている。

【一般会計歳出】
総務費が12億730万円(同60・8%増)、民生費が19億5084万円(同33・1%増)といずれも大幅に増加し、農林水産業費は4億6360万円(同14・2%増)となっている。減ったのは、議会費が7280万円(同14・8%減)、商工費が3848万円(同7・0%減)、公債費が12億1456万円(同3・8%減)となっている。

【主な事業】
新規事業は、教育関連では、老朽化した神野保育所を下神野小学校(神野市場)敷地内へ移築する事業に4億6150万円、みさと天文台内の生涯学習室内にカフェスペースを整備する改修事業に206万円など。安心・安全の取り組みでは、幹線道路とのかみふれあい公園などをつなぐ町道柴目釜滝線改良事業に1億9767万円、消防ポンプ自動車整備事業に1946万円。産業振興では、町内の小中学生が伝統工芸品の棕櫚(しゅろ)ほうきにふれる機会をつくる啓発事業に17万6000円を計上している。

【特別会計等】
国民健康保険事業、のかみふれあい公園運営事業などの7特別会計は計37億280万円(同2・7%増)。昨年9月の台風被害で町内で長期にわたる停電が発生したことを受け、対策費用として可搬式発電機の整備を行う簡易水道事業特別会計は1億9142万円(同12・6%増)に増額。企業会計の上水道事業は1億2599万円(同18・3%減)となっている。

その他の議案では、18年度一般会計補正予算案は1141万円を減額し、補正後の一般会計総額は73億1811万円となる。主な事業は、小川小学校空調設備設置事業に3137万円、固定資産税課税誤り還付事業に516万円などとなっている。

寺本光嘉町長は町議会の開会あいさつで、固定資産税の課税法を誤り、過度に請求していた件にふれ「深く反省し、町民の信頼回復に努めたい」と謝罪。19年度の取り組みについては、改元や消費税増税などに伴い発生する新たな業務、ねんりんピックのおもてなし事業、人口減少対策や観光産業の強化などを挙げ、「しっかりと予算を確保して全力で取り組む」と述べた。

定例会の会期は20日までの22日間。一般質問は6日に予定している。

 

クスッと笑える参考書 mozuさんイラスト

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和歌山県和歌山市のイラストレーター・mozu(モズ)さんが、学習塾の「栄光ゼミナール」全面監修のもと、1日に新興出版社啓林館から発行される国語の参考書『クスッとわらってサクッとつかえる ことわざ』『クスッとわらってサクッとつかえる 慣用句』2冊のイラストを担当した。mozuさんは「参考書っぽくない楽しい一冊。漫画を読むような感覚で、子どもたちに必要な知識が自然と身に付けばうれしいです」と話している。

中学入試に最低限必要な語彙365語を漫画で覚える参考書。ことわざと慣用句について、小学生の身近な日常場面を題材に、具体的な使用例を挙げクスッと笑えるストーリーで紹介している。

イラストには「くすわら家」の6人家族と飼い犬や猫が登場。吹き出しをつけた楽しいやりとりを盛り込みながら、素朴でほんわかとしたmozuさんのイラストが、ふつふつとした笑いを誘う。

小学1年生と5年生の2児の母親でもあるmozuさん。自身の体験も参考に母親目線で表現したという。

入試によく出る言葉だけが厳選され、企画から編集、制作までを、中学受験に実績のある栄光ゼミナールが全面監修している。

制作のきっかけは、出版社からコンペに参加しないかと声を掛けられたこと。塾の生徒や保護者らも選定に関わる中で「絵がかわいくて面白い」などの理由で見事選ばれ、この1年間のほとんどは参考書のイラスト制作に費やしたという。

mozuさんは小さい頃から絵を描くのが大好きで独学で描いていたが、おととし一念発起。イラストレーターを養成する東京のパレットクラブスクールに1年間通い、絵本コースで学んだ。

家族のほのぼの感が伝わるタッチがmozuさんのイラストの魅力。漫画「ちびまる子ちゃん」を見て育った世代でもあり、「自然と影響を受けているのかもしれませんね」とにっこり。

「子ども向けですが、親世代でも『なるほど』と、ためになる内容。ぜひ親子で一緒に楽しみながら、語彙力を高めてもらえれば」と話している。

ともにA5判。「ことわざ」は160㌻、「慣用句」は159㌻。1058円(税込み)。全国の主要書店で販売。インターネット通販アマゾンでも取り扱っている。

発行される参考書を手にmozuさん

発行される参考書を手にmozuさん

3月2日付

女性に強制わいせつ容疑 県警巡査長を逮捕

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女性の胸を触るなどしたとして、県警は1日、和歌山東署留置管理課の巡査長、西村大樹容疑者(27)を強制わいせつ容疑で逮捕したと発表した。

和歌山県警捜査一課と監察課によると、西村容疑者は2月28日午後11時30分ごろ、和歌山市朝日の自宅で、市内在住の20代女性の服の中に手を入れ、下着の上から胸を触るなどのわいせつな行為をした疑い。

西村容疑者と女性は携帯電話のアプリを通じて知り合い、この日に初めて会った。女性が1日午前0時30分ごろに近隣の住民に助けを求め、「アプリで知り合った男に連れ込まれた」と110番通報した。

西村容疑者は「性欲を満たすために無理に胸を触った」と容疑を認めているという。

徳田太志首席監察官は「県民の安全を守る警察官が逮捕されたことは誠に遺憾。被害者をはじめ県民の皆さまに深くお詫び申し上げます。捜査結果を待ち、厳正に対処いたします」とコメントしている。

7200人学びやに別れ 県内公立高校で卒業式

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和歌山県内ほとんどの公立高校で1日、卒業式が行われた。和歌山市西浜の県立星林高校(岩崎博校長)では、普通科と国際交流科の3年生308人が旅立ちの日を迎えた。

普通科の若野礼奈さんと国際交流科の糸山柊太さんが代表して卒業証書を受け取り、岩崎校長は「卒業して明日からまた一歩踏み出す中で、就職や進学の時の勇気の一歩を大切にしてほしい。平成が終わり、22世紀には生活がどう変わるかは想像できない。次の時代を生きる皆さんは、人の心を想像できる力を忘れないで」と式辞を述べた。

答辞では法眼勇太郎さんが「受験を終え、うれしい反面、不安もあり『これから頑張るぞ』と決意した日だった」と入学当初からの学校生活を振り返り、「全力で駆け抜けた3年間。いつか恩返しできるように頑張る」と在校生と教員、保護者に感謝を伝えた。

本年度は県内の公立高校で7292人が卒業する。

卒業証書を受け取る若野さん

卒業証書を受け取る若野さん

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