2月24日付
IRの影響や効果議論 地元企業らセミナー
カジノを含む統合型リゾート(IR)に関心のある海外のオペレーターや地元事業者らが一堂に会し、和歌山IRの誘致について話し合うセミナーが19日、和歌山県和歌山市のダイワロイネットホテル和歌山で開かれた。
マカオに本社を置くコンサルタント会社「HOGO」などが主催、県などが後援。カジノ運営会社や和歌山の企業など200社から約300人が参加した。
IR参入による地元への影響や成長をテーマにしたパネルディスカッションで、和歌山大学の小田章名誉教授は「観光学部、経済学部がある和歌山大学からIRを推進するための人材を養成できる。産官学民が一体となって誘致することが、和歌山の発展につながる」と強調。和歌山青果㈱の岸泰宏代表取締役社長は、IR市場が地元の事業や商品を世界に発信する絶好の機会だとし、「地の利を生かした新鮮かつ豊富な食材を安定供給できることは、和歌山ならではの強み」と述べた。
また㈱湊組の笹本昌克代表取締役社長は、和歌山が人口流出県であり、労働人口の減少を指摘。「IRができれば他府県からの人口流入が期待できる。地域活性化の起爆剤となりうる」と期待した。
キャピタル&イノベーション㈱の小池隆由代表取締役社長は、地元企業がコンソーシアムに入り、事業計画を立てる重要性を説明。IR内に設置が義務付けられている五つの中核施設のうち、「観光の魅力増進施設」と「送客施設」のアイデアがIR区域整備計画策定の上で差別化のポイントだとの見解を示し、「ストーリーを実例で作り、地域社会の支援を得ることが重要」と話した。
この他、IR事業者によるパネルディスカッションでは地元企業との連携について意見を交わし、IRコンサルタントによるディスカッションもあった。
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IR参入の効果などを話すパネルディスカッション
1553人が無事故達成 北署がコンテスト表彰
和歌山北署管内の事業所で無事故・無違反を競う「2018セーフティ・コンテスト100日」の表彰式が21日、和歌山県和歌山市湊の新日鐵住金㈱和歌山製鉄所内で行われた。
安全運転の意識向上と地域の事故防止のため、同署と県交通安全協会和歌山北支部が共催し、22回目。昨年の9月23日から12月31日まで100日間実施し、41事業所128チーム、2グループ、3家族の1553人が表彰された。
チームの代表者は森田浩文署長と川合末幸支部長から賞状を受け取った。森田署長は「ことしも多くのチームが参加し、無事故・無違反の達成率が97・6%と素晴らしい結果になった。今後も皆さんと協力して交通安全の取り組みを進めていきたい」、川合支部長は「100日を達成できたのは喜ばしいこと。これからも継続してもらいたい」と祝福。
事業所チームで受賞した河西運輸㈱の小栗正典さんが「一層の交通安全に努めることを宣言します」と安全運転宣言を述べた。
表彰を受けた事業所は次の通り。
㈱有石▽泉鋼管工事㈱▽エア・ウォーター㈱オンサイト和歌山工場▽同ケミカルカンパニー▽NSハートフルサービス㈱▽大阪精機工作㈱▽大阪富士工業㈱和歌山支店▽おべ工業㈱和歌山支店▽河西運輸㈱▽休暇村紀州加太▽㈱紀洋▽鴻池運輸㈱▽㈱サニコン▽山九㈱▽三起工業㈱▽三友工業㈱▽新日鐵住金㈱和歌山製鉄所エネルギー工場▽同中径製管工場▽新日鐵住金㈱製鋼整備室▽同和歌山製鉄所物流室▽同中径製品工場▽新日鐵住金㈱製鋼工場▽住友精密工業㈱▽㈱大亜建設工業▽㈱高橋組▽日鉄住金テックスエンジ㈱▽日鉄住金テクノロジー㈱和歌山事業所▽日鉄住金ビジネスサービス和歌山㈱▽日鉄住金物流㈱▽日鉄住金パイプライン&エンジニアリング▽日鉄住金スラグ製品㈱和歌山事業所▽ノーリツプレシジョン㈱▽㈱日ノ本組▽マジオドライバーズスクール▽㈱湊組▽㈱明松▽㈱ヤマサキ和歌山営業所▽友和協力会▽ユタカ工作㈱▽㈱建▽和歌山共同火力㈱
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森田署長㊧から賞状を受け取る受賞者
美しいバレエに感動 指導者ら高齢者と交流
パールバレエスクール(和歌山県岩出市清水、岩田珠季主宰)のインストラクター4人が21日、紀の川市桃山町市場の岡整形外科を訪れ、同外科のデイケアを利用している高齢者にバレエを披露した。
同スクールはバレエを鑑賞する機会が少ない人にバレエの魅力を伝えようと、県内各地の特別支援学校や福祉施設などへ年数回出向いている。同外科への訪問は初めて。
インストラクターらは80~90代の利用者9人を前に、チャイコフスキーの「くるみ割り人形」の音楽に乗って、パッセやアラベスクなどの優雅な踊りを約5分間披露。利用者らは演技の美しさに何度も「すごいなぁ」と声を上げていた。
踊った後は一緒に記念撮影し、インストラクターらは利用者一人ひとりと握手。「ありがとう。また来てね」と声を掛けられたインストラクターらは「ありがとうございます」と、笑顔を見せていた。
鑑賞した桃山町の橋本哲さん(83)は「バレエを生で見るのは初めて。見ていてとても格好良かったです」と話していた。
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軽やかに演技を披露するインストラクターら
髙嶋仁さん特任教授に 4月~環太平洋大
昨年8月に智弁和歌山高野球部の監督を勇退した髙嶋仁さん(72)が、4月から環太平洋大学(岡山市)の特任教授に就任し、スポーツの指導者を目指す学生にアドバイスを送る。
髙嶋さんは監督として甲子園通算68勝の最多記録を持つ名将。現在は同部の名誉監督として月数回程度グラウンドで部員を指導している。
同大は、高校野球の強豪として知られる創志学園高(同市)を運営する学校法人が2007年に創立。体育学部があり、硬式野球部は昨年11月の明治神宮大会で近畿大や法政大などの名門校を破り準優勝。元西武内野手の安藤信二さんが監督を務めている。
髙嶋さんによると、スポーツの指導者を目指す学生を対象に月に1回、指導者に求められる能力や高校野球の現状などを講義するという。
髙嶋さんは「野球部にはプロ野球出身の指導者もおり、技術的な指導はしない。指導者になりたいという子に高校野球はこんなんやでという話をしたい」と意欲を示している。
新市民会館 再入札も不調 開館遅延へ
和歌山市は22日、2021年4月に開館を予定している和歌山市の新市民会館「(仮称)市民文化交流センター」の建設工事で、再入札の開札を行ったが応札業者がなく、再び不調に終わったことを明らかにした。これにより、着工や開館が遅れる見通しとなった。
新市民会館は現在の市民会館(伝法橋南ノ丁)の老朽化に伴い、市立伏虎中学校跡地(七番丁)への移転を計画。ことし3月に着工し、2年間を工期に完成させる予定だった。
建設工事の入札は本体(税抜き予定価格72億円)、電気設備(同8億円)、機械設備(同12億円)の三つの工事に分けて実施。1月25日に、市内に営業所を持つ事業者の参加などを条件に開札したが、本体工事の応札者がいなかったため見送っていた。
2回目の入札は、一括発注(同92億円)と条件を緩和し、19日から21日まで入札を受け付けたが、応札者がゼロとなった。
尾花正啓市長は「前回に引き続き、今回についても入札が不調になったことは誠に残念。開館が遅れる見通しとなったが、ただちに対応を検討してまいります」とコメントした。
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新市民会館の建設予定地
JR新型車両お披露目 来月から運行「227系」
JRグループのダイヤ改正に伴い、3月16日からJR和歌山線(和歌山―王寺)に導入される新型車両227系が23日、和歌山駅から橋本駅までを走行した。沿線では祝福のボードや旗、のぼりを手にした住民らが走行する列車に向かって大きく手を振り、和歌山駅では大勢の鉄道ファンらが新型車両を写真に収めていた。
新型車両は同線と桜井線(奈良)に3月16日から順次導入され、ことしの秋には全ての車両が新型に変わる。和歌山線への新型車両の導入は1989年以来30年ぶりで、車体やシートには両県の豊かな自然や歴史を表現する緑色が使われている。
この日はJR西日本和歌山支社と沿線自治体などで構成する「和歌山線活性化検討委員会」がイベント「新型車両に手を振ろう!」を開催。午前10時10分ごろに4両編成の新型車両が和歌山駅1番ホームに姿を見せると、地元住民や鉄道ファンらが車両の近くに駆け寄り、次々と記念撮影。沿線にある学校や企業、報道機関などの関係者約150人を対象とした試乗会では、同支社の伊藤義彦支社長が「旧型車両は平成の時代と共に歩んだ。新型も長く皆さまに愛され続けるように努力していきたい」とあいさつ。県立那賀高校放送部の部員らが車内の様子や線路沿いから車両に手を振る人の様子を動画で撮影した。
沿線では、「おめでとう」と書かれた祝福のボードと旗を手にした住民や青年会議所、観光協会の関係者らが新型車両に手を振った。橋本駅では一般向けの車両見学会も開かれ、シートに座った人らは「シートがクッションみたいで気持ちいい」「中が広くてきれい」「和歌山線でイコカが使えるなんてうれしい」などと笑顔を見せ、駅前で飲食店を営む女性は人でごった返すホームの様子を眺め「橋本駅にこれだけ人が集まるのは秋祭りの時くらいでは。すごい」と感激していた。
同支社によると、新型車両は車内でICカードが使える車載型IC改札機や英語による案内放送、LED照明などを導入した他、窓を大きくすることで車内からの眺めを楽しみやすくなっており、またトイレのバリアフリー化により障害のある人や高齢者が使いやすくなっているという。
京都府大山崎町から訪れた高校3年生の上野裕太さん(18)は「227系が和歌山線に導入されるのは意外でぜひ見たいと思い来ました。形がきれいでぜひまた乗りに来たいです」と話していた。
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新型車両と記念撮影する親子連れ(和歌山駅)
世界に一番近い城下町 岸和田城でスポーツツーリズム
17日に泉州地域で「第26回KIX泉州国際マラソン」が開催され、多くのランナーが汗を流した。
同マラソンは堺市西区の浜寺公園をスタートし、フルマラソン(5000人)はりんくう公園、ハーフマラソン(1000人)は岸和田城がゴールとなる。
ことしからハーフマラソンが新設され、スポーツツーリズムの一環として岸和田城をゴール地点に設定。歓声に沸く岸和田城のハーフフィニッシュ会場を取材した。
スタート時刻から間もなく、岸和田城周辺には市民らが沿道へ続々と集まり、「世界に一番近い城下町」と書かれたスティックバルーンを両手に声援。伝統文化である「だんじり」の和太鼓の音が響くなど、ご当地ならではのもてなしでランナーが続々とゴール。城内には地元の店舗が軒を連ね、訪れた観客や走り終えたランナーらでにぎわった。
トップの選手は1時間10分を切るタイムでゴール。城内に設けられた特設ステージでは表彰式が行われ、閉会のあいさつをした永野岸和田市長は「平成最後のKIX泉州国際マラソンで岸和田城をゴールとしたハーフマラソンが誕生。平成という時代が終わるとともに、新たな時代の幕開けになったと思う。歴史と伝統のある岸和田城をゴールに選んでもらったことに感謝している。地元の団体や市民が協力し世界の方々を迎えようと一丸となった取り組みになった。これからも、ハーフマラソンを皆さんの愛で育て、さらに素晴らしく感動ある大会に育てたい」と話した。
スタートとゴールの地点が異なる大会では、ランナーの着替えの輸送や受け渡しなど、ボランティアスタッフによる運営支援が不可欠。ランナーを迎え地域の魅力を伝えたいという地域の思いを感じる大会だった。
(次田尚弘/岸和田市)
2月26日付
河津桜が早くも満開 和歌浦の8の字公園で
和歌山県和歌山市和歌浦南の8の字公園で、河津桜が早くも見頃を迎えている。
河津桜は早咲きの桜の品種で、オオシマザクラとカンヒザクラの自然交配種と考えられている。同公園では毎年、一緒に植えられたソメイヨシノに先駆けて2月下旬から3月初旬ごろに咲き始めるが、ことしは2月上旬から咲き始め、例年よりもかなり早い開花となった。
花はソメイヨシノよりも色が濃くて大きく、満開になると木全体が華やかな印象になる。公園を整備する地域の「8の字会」が植えている季節の花とともに楽しめる。
河津桜の見頃は3月上旬まで。
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濃い色の花がきれいな河津桜
春を目指し4学部1500人受験 和大前期入試
国公立大学の一般入試前期日程が24日に全国で行われ、和歌山大学(和歌山県和歌山市栄谷)でも1513人が試験を受けた。
同大学の学部別志願者数は、教育学部295人(前期定員100人)、経済学部599人(同180人)、システム工学部447人(同170人)、観光学部172人(同55人)の計1513人。後期日程は3月12日に行われ、2427人が志願している。
試験会場では受験生が注意事項を聞いてスマートフォンの電源を切り、筆記用具を用意して開始の合図を待っていた。
合格発表は3月6日、午前9時に大学構内の掲示板、正午にホームページで公開される。
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試験開始を待つ受験生
死に方は決められない 養老孟司さんが講演
高齢者と病気への向き合い方について考える市民フォーラム「生き生き楽しい長寿を目指して!」が23日、和歌山県和歌山市小松原通の県民文化会館大ホールで開かれ、『バカの壁』シリーズの著書などで知られる養老孟司東京大学名誉教授らが約950人の来場者を前に講演した。
実行委員会主催。毎年1回開かれており、今回が15回目。
養老さんは「長寿を阻む壁乗り越えて」と題して講演。自分の死に方について考えることに疑問を示し、「自分の死に方は自分で決められると考えているのだろうが、それは思い込みではないか。皆さんは自分がどう生まれてくるか決められなかったはず」と話した。
現代人が頻繁に医療機関を受診することについても「過剰ではないか」との考えを示し、自身は40代で糖尿病となった後も医師の治療を受けておらず、「食べる量を減らして歩けば大丈夫と思っている」と紹介。健康を意識しすぎる現代の在り方にも疑問を投げ掛けた。
日赤和歌山医療センター第二泌尿器科部長の玉置雅弘さんや泌尿器科医の林正さんらを交えて開かれた公開討論では、会場から「〝ぴんぴんころり〟が目標だが、これから具体的に何をすれば良いか」との質問があり、林さんは「今したいことを全力でやれば良いのでは」、玉置さんは「ちょっとうまくいかないことがあっても笑い飛ばすくらいの気持ちが大事ではないか」と答えていた。
雑賀埼灯台に万国旗 天皇陛下在位30年慶祝
天皇陛下在位30年の慶祝行事として、24日に和歌山県和歌山市の雑賀埼灯台に万国旗が飾られた。海上保安庁が全国の灯台や海上交通センター53カ所で実施。県内では同所と串本町の潮岬灯台で行われた。
和歌山海上保安部によると、旗の装飾は同市加太の友ケ島灯台の一般公開時などに行っているが、一般公開していない雑賀埼灯台を万国旗で装飾するのは珍しい機会という。また、停泊中の巡視船でも国際信号旗と万国旗で飾る満船飾を行い、巡視艇では日本国旗が飾られた。
雑賀埼灯台では風が吹き寄せ、飾られた万国旗は終始たなびいていた。
展望台のみの公開にもかかわらず、ツーリング中の観光客やウオーキングの地域の住民らが訪れ、展望台から海を眺め、旗がたなびく灯台を写真に収めていた。
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万国旗で彩られた雑賀埼灯台
爽やか「みかんバウム」参戦 神戸の博覧会
社会福祉法人一峰会(山添高道代表)が運営するバウムクーヘン専門工房「おかし工房sawa」(和歌山県海南市野上新)の商品が、28日から3月6日まで、神戸そごうで開かれる「バウムクーヘン博覧会」に出品される。大手洋菓子店も出品し、全国の“バウムファン”が注目するイベントに、和歌山らしさにあふれた「手むき有田みかんバウムクーヘン」が参戦する。
同工房は障害のある人が通う福祉事業所。「手むき有田みかんバウムクーヘン」は約5年前に開発した商品で、一粒一粒の果実の薄皮を、白い筋が残らないよう手作業で丁寧に取り除き、濃縮した果汁を使用。手間はかかるが、外皮や筋の雑味が混ざらず、爽やかな果実の風味が生かせるよう工夫した。黄身の色が濃い「紀州うめたまご」を使用していることもあり、見た目にも美しいオレンジ色に仕上がっている。
同イベントで特に人気が高いのが全国47都道府県の商品を食べ比べることができる「バウムクーヘンBAR47」。“みかんバウム”は、1月に行われたネット上の事前投票ですでに、食べたいランキング第1位を獲得するほど注目されている。
同工房の関係者が昨年のイベントを視察したところ、最長で2時間待ちとなるほどの盛況ぶりだった。出品を目指してイベント主催者に掛け合ったところ「おいしくて、和歌山の特徴が分かりやすい」と高く評価され、ことしの参加に至った。
同工房の拔井友希所長は「とてもジューシーな風味に仕上がったのは、細やかな作業の手間を惜しまず作っているからです。晴れやかな舞台に商品が並ぶことは、事業所職員の励みにもなります」と話している。
販売コーナーでは、2015年の「スウィーツ甲子園」で優勝を飾り県産品5種類を活用した「紀州五色バウム」も販売される。
みかんバウムは660円(税別)、五色バウムは1200円(同)。
同商品の近隣の販売場所は、紀の川サービスエリア上り・下り▽黒潮市場マリーナシティ、和歌山駅店▽近鉄百貨店▽海南駅▽ホテルアバローム紀の国▽よってって貴志川・岩出・狐島▽花山温泉――など。
問い合わせは同事業所(℡073・485・2890)。
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博覧会に出品される2種のバウム
味覚ゾーン整備へ 四季の郷公園刷新第1弾
2022年度に全体のリニューアルオープンを予定している和歌山県和歌山市明王寺の四季の郷公園で、エントランス部分に設け、食を楽しむ「味覚ゾーン」の整備が本格的に始まる。市が事業計画に示している「農ふれあい」「自然体感」「味覚」の三つのゾーン構成のうち最初の着手となり、道の駅として20年4月のオープンを目指す。市は19年度当初予算案に関連事業費5億1177万円を計上している。
同公園は1991年に開園。25・5㌶の敷地に植物とふれあえる自然観察の森と緑花果樹園がある自然と農業のテーマパークとして親しまれている。
レストランなどの運営に当たる事業者グループの選定には市で初めて、官民連携のパブリック・プライベート・パートナーシップ(PPP)により、民間事業者が設計から運営までを担うDBO方式を採用し、構成企業9社を決めた。
事業者グループ「四季の郷パークマネジメント共同体(仮)」は、日本旅行㈱と㈱JR西日本コミュニケーションズを代表とし、㈱MuFF、㈱KUUMA、㈱アール・エステートサービス、和歌山電鐵㈱、城善建設㈱、㈱サンライズ、proyect g oficinaの各社が参加。企業間で分担、連携して設計や建設、管理運営を行う。
味覚ゾーンのコンセプトは、縄文時代をイメージし、自然の中で食を学び、獲(狩)り、食べる「フード・ハンター・パーク」。持続可能なエネルギー循環を生むオンリーワンの道の駅を目指す。
施設はレストランと農産物直売所を整備。レストランは、現在のネイチャーセンターを活用し、駐車場付近に設ける。地元食材を活用した郷土料理を提供し、園内で収穫した野菜や果物をその場で味わえるバーベキュースペースも設置。飲食スペースは現在の40席から90席に拡大する。
直売所では、県内の契約農家との独自ネットワークで豊富な農産物を販売。食品の加工なども行い、契約農家などによる農業の6次産業化を図る「ラボラトリー・テストキッチン」を導入する。売り場面積は現在の90平方㍍から250平方㍍に大きく広げる。
公園全体では、山東地区の魅力を後世に残していく道の駅としての活用を協議。県外や外国の観光客が体験や食を目的にゆっくり滞在できるような設備を検討していく。
今後は、事業者グループと市で基本協定を締結し、3月に設計・建設に着手。来年4月のオープンを目指す。
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整備が始まる「味覚ゾーン」のイメージ(和歌山市提供)
統計不正問題の本質 ―再発防止策を議論すべき
厚生労働省の統計不正問題が明らかになりました。毎月勤労統計の中で、本当は従業員500人以上の事業所は全て調べるところ、2004年から東京都でサンプル調査に切り替え、統計委員会にウソの報告をしていたこと。賃金構造基本統計調査では、事業所に行って聞き取り調査すべきところを郵送調査で済ませていたこと。どちらも法律違反です。しかも、長年、そのことを隠し、省内のガバナンスがまったく働かなかったことが問題です。
さらには、問題の発覚をおそれ、昨年からサンプル調査の数字を勝手に補正した結果、2018年の賃金の伸び率が異常に高く出ることを知りながら、そのことも隠して発表していました。アベノミクスのおかげで、賃金上昇は最近では最高の伸び、実質賃金はプラスになったと大本営発表する始末。正しく計算しなおすと、2018年の実質的な賃金は逆にマイナスになることを政府は認めました。
景気判断や政策の基礎となるべき統計をごまかしていたら、国民は何を信じて良いかわかりません。外国からも、日本の統計がウソで固められているとなると、投資もできなくなります。本当に、許せない暴挙です。
統計部門そのものが軽視され、予算や人員が大幅にカットされてきた経緯や、民間企業が自らの負担で政府統計に協力することの持続可能性などを考えれば、再発防止のための建設的な議論が必要です。統計部門の重要性を再確認の上、予算や人員を手厚くし、総務省にある統計委員会の権能を強化すべきです。
また、森友学園や加計学園でみられた、首相周辺の縁故によるえこひいきや、役人のそんたくによる公文書の書き換えなども、その原因をたださなければ意味がありません。これらは政府のガバナンスの問題であり、間違った政治主導の結果、役人組織の自立性が低下したことによるものです。原因の一つは、2014年から導入された内閣人事局による幹部公務員の任命方法の基準が明確でないこと。また、幹部候補者名簿が国際標準では2、3倍の倍率の人数にしてそこから選択すべきところ、審議官以上の600人の名簿になっているため、恣意的な任命が可能になり、そんたく行政を生んでいるのです。
今後は、責任の追及だけではなく、再発防止のための制度の根幹を変えるような骨太な議論が必要です。
2月27日付
ナノハナにミツバチ 四季の郷公園に春景色
和歌山県和歌山市明王寺の四季の郷公園でナノハナが満開を迎え、一足早く春の訪れを告げている。
今月の県内は平年を上回る気温の日が多く、暖かな陽気に恵まれ、花々の開花も少し早め。同園のナノハナは園内の北側、花時計周辺を明るい黄色で彩っており、蜜を求めてミツバチも花から花へと飛び交っている。
四季折々の花が楽しめる園内では、中央部の果樹園でウメが見られ、ツバキはそろそろ終盤。ハボタンやパンジーなども咲いている。
週末には親子連れらが多く訪れ、芝生の多目的広場でボール遊びをしたり、アスレチック遊具を楽しんだりしている。
大阪管区気象台によると、今後1週間も平年より暖かい日が続く見込み。
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満開を迎えているナノハナとミツバチ
大阪場所に向け決意 春日野部屋が知事訪問
大阪府のエディオンアリーナ大阪で開催される大相撲三月場所(大阪場所、3月10~24日)を前に、和歌山県海南市出身の春日野清隆親方と御坊市出身の岩友守親方、ジョージア出身の大関・栃ノ心関が25日、県庁に仁坂吉伸知事を訪れた。
元関脇の春日野親方は、現役時代に栃乃和歌として活躍し、引退後、春日野部屋を継承。元木村山の岩友親方は前頭七枚目を最高位に、引退後は同部屋付き親方となった。
栃ノ心関は、前頭三枚目として臨んだ昨年の一月場所で幕内優勝力士となり、大関に昇進した。ことし1月の初場所では右太もも肉離れの影響で、5日目に休場届を提出。本場所は昨年の秋場所以来、2度目のかど番となる。
毎年、大阪場所を前に表敬訪問しており、仁坂知事は「ものすごく期待している。一生懸命応援したい」と激励。春日野親方は「大阪場所は愛着がある。県民の皆さんが喜んでもらえるよう、うちの力士たちが活躍してくれるのを望む」と述べた。
栃ノ心関は2月からリハビリを開始。「だいぶ良くなった」とけがの状態を説明し、「残り2週間で力をつけ、しっかり頑張りたい」と意気込みを語った。
県は昨年、三月場所の幕内優勝力士に知事賞を贈呈。ことしも賞状や賞金50万円、優勝杯などの贈呈を予定している。
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仁坂知事を訪れた春日野親方㊧と栃ノ心関
日本とモンゴルの友好を 親善協会設立準備
日本とモンゴルの親交を深めようと、日本モンゴル平和友好親善交流協会(仮称)の設立に向けて、関係者が準備を進めている。このほど、在大阪モンゴル国総領事館のダワードルジ・デルゲルツォグト総領事が和歌山市内を訪れ、情報交換した。
今回の訪問は、和歌山放送のディレクター、藤本喜八郎さんが昨年11月、大阪で両国の交流イベントに参加し、総領事と親しくなり、両国の親善に向けて意気投合したのがきっかけ。
7月には関西国際空港とモンゴルの首都ウランバートルを結ぶ直行便の就航が予定されており、今後モンゴルと日本、関西の結び付きが強くなると期待される。モンゴルには、ワインにも使われる果実「チャツルガン」があり、新たな特産物として近年注目度が高まっているという。
総領事は日本への留学経験があり、横浜国立大学で経済学を学び、同大学院修了。帰国後は自然環境・観光副大臣、エネルギー省の事務次官などを務め、2016年に着任した。 この日は和歌山放送を訪れて設立準備会の会合を持ち、ワインギャラリーひろせ(和歌山県和歌山市紀三井寺)の広瀬晋作代表が担当する番組「ナイト・広瀬晋作のうきうきワインの玉手箱」にも出演。食文化などについて紹介した。日本に対する印象を「とても近い国に感じている」とし、「観光でもビジネスの分野でも、両国の交流が広がり、関係が一層良くなることを願っています」と話した。
協会の正式な設立の時期は未定だが、会長に中村栄三和歌山放送社長、副会長に広瀬代表が就く予定。中村社長は「定期便が結ばれることで、関西への観光客が増えることも期待できる。文化的、経済的な交流を含めた友好の一助になればうれしい」と話している。
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デルゲルツォグト総領事(前列㊥)を囲み、中村社長㊨、広瀬代表ら