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青洲の里に農産物直売所整備へ 駐車場も

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 和歌山県紀の川市は、西野山の道の駅「青洲の里」に農産物直売所を設置し、駐車場も新たに整備する。開会中の市議会定例会に関係議案を上程している。

 市農林振興課によると、新鮮な農産物の販売を通じて市の魅力を多くの人にPRし、農家の販売先の拡大などを目的としており、喫茶コーナーの設置や軽食のテイクアウトも検討している。売り場面積は300平方㍍程度になる見込みで、現在の駐車場の隣りにある市有地に建設する。併せて新駐車場の整備も進める。

 2020年度内の着工、完成を予定しており、19年度までに建物の設計を行う。市議会定例会に上程している18年度一般会計補正予算案に設計委託料として515万6000円を盛り込んだ他、限度額1210万円の債務負担行為を19年度に設定している。

 同課は「市が誇るフルーツや野菜を多く扱い、紀の川市に行ってみようと思うきっかけになる直売所にしたい」と話している。

農産物直売所の建設が計画されている市有地

農産物直売所の建設が計画されている市有地


最優秀は小林君、末廣さん 海草地方陸上

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 第49回海草地方陸上競技選手権大会が和歌山県和歌山市の紀三井寺公園陸上競技場で開かれ、308人(男子188人、女子120人)が参加した。今大会の最優秀選手は、男子八百㍍と三千㍍の2種目で優勝した東海南中3年の小林正知君と、女子百㍍ハードルで大会新記録を達成し、4×百㍍リレーでも優勝した海南中3年の末廣千愛さんが選ばれた。6種目で大会新記録が誕生し、スタンドは歓声に沸いた。

 本紙エリアの各種目の優勝者と大会新記録は次の通り。 

 【男子】

 《共通》百㍍=中野翔大(星林)10秒91◇八百㍍=藤原啓史(近大生物理工)2分3秒64◇千五百㍍=藤原啓史(近大生物理工)4分20秒09◇走幅跳=田中俊樹(W・A・S)6㍍67◇やり投=宮井達真(海南)42㍍53

 《1、2年》百㍍=口広健慎(のかみAC)、山崎友善(紀の国AC)18秒21

 《3、4年》百㍍=二川晴斗(のかみAC)15秒73

 《5、6年》百㍍=橋爪利玖(紀の国AC)14秒33◇八百㍍=辻本幸星(紀の国AC)2分34秒39

◇走幅跳=小川幸輝磨(のかみAC)3㍍49

 《30歳代》◇走高跳=堀井卓(29SA)1㍍70

 《50歳代》百㍍=芝田真一郎(和歌山マスターズ)16秒17

 《4年以下》八百㍍=上田悠以(のかみAC)2分56秒36◇走幅跳=南出悠人(海南アスリート)3㍍20

 《小学生》4×百㍍R=紀の国AC(坂本悠、橋爪利玖、辻本幸星、木村龍翔)59秒34◇ジャベリックボール投=唐門渉(のかみAC)32㍍88

 《中学生》百㍍=石本真都(海南中)12秒55◇二百㍍=辻健吾(海南中)25秒97◇四百㍍=岡本幸治(下津第二中)1分11秒98◇八百㍍=小林正知(東海南中)2分14秒06◇三千㍍=小林正知(東海南中)10分19秒42
◇百十㍍H=辻健吾(海南中)17秒59◇4×百㍍R=海南中(竹中周平、辻健吾、石本真都、奥野竜士)48秒26大会新◇走幅跳=松田遼(海南第三中)4㍍85(追い風参考)◇砲丸投=北畠青空(野上中)5㍍14

 《高校生》砲丸投=武田伊央(海南)9㍍62

 《60歳以上》5千㍍=谷口久起(和歌山陸協)23分32秒06
◇走高跳=長谷利明(海南陸協)1㍍35◇走幅跳=長谷利明(海南陸協)3㍍81

 《40歳代》百㍍=富永大樹(29SA)11秒66大会新◇千五百㍍=鹿嶋孝二(和歌山マスターズ)4分35秒10◇五千㍍=石川悦久(和歌山陸協)20分13秒38◇走高跳=小向耕平(和歌山マスターズ)1㍍70◇走幅跳=小林英之(和歌山マスターズ)5㍍95

 〔小学生百㍍記録会〕1、2年=岡中亮祥(紀の国AC)18秒68◇3、4年=溝川雄生(紀の国AC)15秒63◇5、6年=田中佑希(和歌山陸上クラブ)13秒55

 〔中学生百㍍記録会〕津名弘文(智弁中)11分68

 【女子】

 《共通》百㍍=前島瑠華(和歌山大)12秒92◇二百㍍=喜多茉央(海南)28秒12◇四百㍍=喜多茉央(海南)1分05秒47◇千五百㍍=林静里奈(箕島)5分01秒66◇三千㍍=林静里奈(箕島)10分37秒89◇百㍍H=伊東咲和(海南)18秒35◇4×百㍍R=のかみACA(小川知加、三宅多希、上村千香、東優子)1分06秒13◇走高跳=伊東咲和(海南)1㍍25◇砲丸投=垣内優里(海南)11㍍11◇やり投=山中弓月(和歌山マスターズ)30㍍64

 《1、2年》百㍍=小川笑凜(のかみAC)16秒79大会新

 《3、4年》百㍍=吉本朱里(のかみAC)16秒12

 《5、6年》百㍍=森本祐加(紀の国AC)15秒02◇八百㍍=高木日夏里(紀の国AC)2分35秒87◇走幅跳=愛宕美裕(海南アスリート)3㍍55

 《30歳代》走高跳=山中弓月(和歌山マスターズ)1㍍25

 《4年以下》八百㍍=橋本みやび(ゆうゆうスポーツクラブ海南)3分16秒49◇走幅跳=愛宕花梨(海南アスリート)3㍍13

 《小学生》4×百㍍R=のかみACA(和田悠里、安田絢、田村真央、佐藤未来)1分01秒75◇ジャベリックボール投=田中悠菜(のかみAC)26㍍92

 《中学生》百㍍=成川咲菜(下津第二中)13秒18◇二百㍍=三上菜乃花(海南中)27秒30◇八百㍍=菱山愛里(海南中)2分20秒43大会新◇千五百㍍=松木樺菜(亀川中)5分09秒73◇百㍍H=末廣千愛(海南中)15秒57大会新◇4×百㍍R=海南中(菱山愛里、三上菜乃花、吉田風夏、末廣千愛)52秒75◇走幅跳=成川咲菜(下津第二中)4㍍78◇砲丸投=桶谷侑永(海南第三中)9㍍87

 《40歳代》千五百㍍=山﨑知香(和歌山マスターズ)5分02秒54

 〔小学生百㍍記録会〕1、2年=佐藤莉唯奈(紀の国AC)18秒68◇3、4年=古谷優奈(木本小学校)15秒52◇5、6年=原陽菜佳(和歌山陸上クラブ)13秒67

最優秀選手の小林君㊨と末廣さん

最優秀選手の小林君㊨と末廣さん

元気な長寿800人集う 紀美野町敬老会

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 2018年度紀美野町敬老会が、地区別に2日間にわたって開かれ、8日は神野市場の文化センターに旧美里町から約300人、9日は動木の中央公民館に旧野上地区から約500人が参加。模範老人や100歳以上を表彰し、落語や演歌のショーを楽しみ長寿を喜び合った。

 主催者の寺本光寿町長は、4日の台風21号により町内各地で倒木などによる被害が起きたことにふれ、出席者にお見舞いを伝え、「災害に強いまちづくりに取り組みます。きょうはご長寿を喜び合えてうれしいです」とあいさつした。

 式典では、地域福祉に貢献している模範老人や、自宅で高齢者の介護をしている敬老篤行者の表彰に続いて、100歳以上を特別表彰。桂枝曾丸さんの落語や演歌歌手の北山たけしさんらによるショーもあり、参加者を楽しませた。

 表彰されたのは次の皆さん。

 【模範老人】《野上地区》井村幸美▽橋本巌▽前川繁和▽瀨畑茂雄▽楠木貞男▽田代賢一▽中西嘉代▽藤田光宏▽西田博子▽堀口和夫▽津村惠子▽加納国孝▽殿垣内容子▽蓑谷美貴子▽北雅允▽中谷英幸《美里地区》小西康之▽福岡恵美▽平林久和▽橘本博 

 【敬老篤行者】《野上地区》中原貴久美▽家本チヱ▽籔本サワ子

 【特別表彰】《野上地区》的場愛子▽室ふぢの▽永嶒ミスヨ《美里地区》仲屋ソノ子

模範老人を表彰する寺本町長

模範老人を表彰する寺本町長

中学生の主張や表彰 岩出青少年育成大会

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 岩出市青少年育成市民大会が8日、荊本の市民総合体育館小ホールで開かれ、市内の中学生による意見発表や吹奏楽の演奏、青少年育成活動に取り組む団体への表彰などが行われた。

 市青少年育成市民会議が主催。青少年の健全育成推進に向け、地域のつながりを深めようと毎年開いており、ことしで13回目となった。

 司会は那賀高校放送部らが行い、大会では、子どもの安全確保に向けた見守り活動やあいさつ運動などに取り組む3地区の青少年育成会に表彰状、「絆」をテーマにした小中学生のポスターで優秀作品に選ばれた小学生6人と中学生2人に賞状が贈られた。

 中学生による「少年の主張」の作文発表では、「あなたの行動で未来は変わる」「変わらない命の重さと思い」などと題して、4人が社会を変えるために行動を起こすことの大切さや命の尊さなどを訴えた。

 アトラクションでは、井上真翔君(那賀高校1年)と太田匠君(向陽高校1年)のコンビ「アウチ」が漫才を披露。岩出中学校吹奏楽部は、WANIMAの「やってみよう」や「学園天国」、「星野源メドレー」などを演奏。軽快なリズムに来場者から手拍子が送られた。

 表彰を受けた団体、個人と少年の主張の発表者は次の皆さん。

 【青少年育成会表彰】大町区青少年育成会▽森第一青少年育成会▽山田区青少年育成会

 【「絆」小・中学校ポスター優秀作品】安保禄佳(小学1年)▽井邉美莉(同2年)▽山本愛華(同3年)▽西永慶太郎(同4年)▽山本緋巳(同5年)▽永家伶(同6年)▽田中葵(中学1年)▽河村春菜(同3年)

 【少年の主張】根来謙三(岩出中2年)▽鍛治彩菜(岩出第二中2年)▽前田千歩(岩出中3年)▽中東沙妃(岩出第二中1年)

軽快な音色を響かせた岩出中学吹奏学部

軽快な音色を響かせた岩出中学吹奏学部

デマンド型タクシー拡大 加太コース延伸

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 交通が不便な地域の移動手段確保のため、和歌山県和歌山市は13日から、加太地区でデマンド型乗り合いタクシーの試験運行を始める。昨年実施した実証運行の結果などを基に、ルートを延ばして利便性や乗合率の向上を目指す。さらに、小倉、湊、和佐の3地区でも今月から11月にかけて順次、実証運行を実施し、経路や価格、運行時間などを検証する。

 デマンド型乗り合いタクシーは、需要が少なく公共交通の定時運行が困難な地域などで広がっている制度。タクシーの車両を利用するが、路線バスのように運行ルートや停留所が設定され、予約に応じて運行する。

 市交通政策課によると、加太地区では昨年8、9月の2カ月間、実証運行を行っており、その結果やアンケートでの要望を基に、今回の試験運行では停留所の増設、ルートの延伸などを実施。南海加太駅から坂田のバス停を経由し、松源西庄店に至る3・8㌔のルートを延長。一日4往復8便で、運賃は200~600円、小島住吉系統、淡嶋神社系統、サニータウン系統の3経路を運行する。来年3月31日までを予定している。

 実証運行は、小倉地区で5日に始まっており、24日まで運行予定。JR和歌山線の紀伊小倉駅と辻岡医院を経由する上三毛自治会館系統、勝宝台系統、金谷自治会館系統の3路線で運行する。一日4往復8便で、200円~400円。

 湊地区では27日から10月16日まで実施し、土入橋のバス停に接続する鹿島建設前からガーデンパーク和歌山前までの路線で運行する。一日4往復8便で、200円~300円。

 和佐地区では10月19日から11月7日まで実施し、和歌山線の布施屋駅に接続する下和佐自治会館系統、禰宜自治会館系統の2路線で運行する。一日4往復8便で、200円~300円。

 各地区での運行状況を分析し、ルート、所要時間、運賃の妥当性、安全性などを検証する。同課は積極的な利用を呼び掛けている。

 タクシーの予約、問い合わせは第一交通(℡073・452・2351)。
延伸された加太地区の試験運行ルート

9月13日付

パークゴルフ秋大会 ねんりんピックのプレ

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来年11月に開催される「ねんりんピック紀の国わかやま2019」のプレイベント「パークゴルフ『秋』大会」が11月11日午前8時半から、和歌山県紀美野町西野ののかみふれあい公園で開かれる。

パークゴルフは専用クラブを使い、カップインするまでの打数を競いながら、世代を問わず楽しく遊べるスポーツ。ねんりんピック本大会と同じ会場でのプレ大会で、本大会への関心を高める。

36ホールのストロークプレーで競い、男女各3位までの表彰やホールインワン賞などがある。中学生以上が対象で、参加費は1人1500円(保険、会場使用料込み)。

申し込みは町ホームページでダウンロードできる所定の用紙に必要事項を記入し、持参、郵送、ファクスのいずれかで町パークゴルフ協会事務局(町役場教育委員会生涯学習室内、〒640―1192紀美野町動木287、FAX073・489・5400)へ。28日締め切り。問い合わせは同会(℡073・489・5915)。

古墳時代の海の民と社会 風土記の丘特別展

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和歌山県立紀伊風土記の丘(和歌山市岩橋)で29日から、秋期特別展「黒潮の海に糧をもとめて―古墳時代の海の民とその社会―」が開かれる。

古墳時代に海と関わりを持って生活していた海の民の暮らしや社会を表す600点を展示する。海の民は漁業や塩作り、交易などを行い、釣り針やタコ壺など漁労の道具や製塩土器、副葬品として埋葬された珠文鏡などが並ぶ予定。

海の民に関する遺跡は県内最大の西庄遺跡(和歌山市)をはじめ県内各地に存在しており、西庄古墳から見つかった鹿角製の釣り針も展示。同時に展示される神奈川県三浦半島で見つかった釣り針と形が同じであることから、海の民の活動の広がりも知ることができる。

期間中、10月6日午後1時半から、兵庫県立考古博物館の和田晴吾館長による特別講演会「古墳時代の漁撈(ぎょろう)について」を開催。先着60人。事前申し込みが必要。

特別展講座、ワークショップも行う。講座は10月20日「紀伊の海人と古代豪族」、27日「尾張・三河の土器製塩」、11月3日「三浦半島の洞穴遺跡―洞穴内埋葬から見る古墳時代―」、10日「房総半島の海人の首長墓」、ワークショップは10月14日「製塩土器づくり」、11月18日「古代の塩づくり」――。いずれも午後1時半から。先着30人。事前の申し込みが必要。

申し込みの受付日時、特別展の詳細など問い合わせは同館(℡073・471・6123)。

西庄遺跡の鹿角製釣り針(風土記の丘提供)

西庄遺跡の鹿角製釣り針(風土記の丘提供)


秋はフェリーで徳島へ キャンペーン開催中

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徳島県のマスコットキャラクター「すだちくん」らが11日、わかやま新報本社(和歌山県和歌山市福町)を訪れ、南海フェリーに割引乗船して徳島観光を楽しめる「おどる宝島!パスポート」キャンペーンをPRした。

訪問したのは、すだちくんを隊長に、徳島県次世代交通課の日下真里奈主事、南海フェリー㈱の薮中亮宏営業部長。

徳島県と同社は11月30日まで、高野山と四国霊場をつなぐ「海の遍路道」・南海フェリーの利用促進キャンペーンを実施。往路乗船券購入時のパスポートスタンプ押印で、マイカー乗船に限り、往路フェリー運賃が10%、復路が20%割引になる。

また自転車の場合、通常旅客運賃とは別に必要な特殊手荷物運賃700円が無料になる。

期間中はアニメファンに人気のイベント「マチ☆アソビ」(10月6~8日)、「秋の阿波おどり」(11月2~4日)も開催。パスポートの提示で、徳島県内の630カ所の施設で、割引きサービスなどのさまざまな特典が受けられる。

ゆったりと音楽を楽しめるジャズフェリーも9月23日限定で周航。PR隊は「鳴門の渦潮は秋も見ごろ。紅葉シーズンに、ぜひ徳島の自然を楽しんで」とアピールした。

パスポートは和歌山城の市観光案内所などで配布。キャンペーンの詳細はウェブサイトで。

「お得に徳島観光を楽しんで」とすだちくんら

「お得に徳島観光を楽しんで」とすだちくんら

委員会が原則公開に 和歌山市9月議会から

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和歌山市議会の9月定例が12日に開会し、2018年度一般会計補正予算案をはじめ議案17件、報告関係6件、決算関係2件が上程された。

補正予算案は、民有ブロック塀撤去促進のための補助制度拡充や杭の瀬児童館の解体撤去・駐車場整備工事など総額28億5494万円の増額。補正後の一般会計は1543億4581万1000円となる。

7月の市長選で2期目の当選を果たした尾花正啓市長は所信表明を行い「1期目は成長の種をまき、未来への基礎をつくった4年間だった。2期目は子育て環境や福祉の充実、災害対策強化に取り組み、全ての人が安心して暮らせるまちを実現したい」として重点施策を紹介した。

議員発議で市議会委員会条例の改正案が提出、可決され、委員会が原則公開されることになり、今後は届け出がなくても傍聴できる。また、インターネットでの委員会のライブ中継も開始。終了後もアーカイブで5日以内に配信する。動画は市議会ホームページ(http://www.city.wakayama.wakayama.jp/gikai/index.html)から。

会期は10月4日までの23日間。一般質問は14日と18~21日、常任委員会は25~28日と10月1日。4日に委員会報告、討論、採決となる。

2期目の所信表明をする尾花市長

2期目の所信表明をする尾花市長

台風21号の停電長期化陳謝 関電和歌山支社

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台風21号から1週間以上が経過し、県内で約3000軒の停電が復旧していない状況を受け、関西電力和歌山支社の近藤忠司支社長は12日午前、和歌山県庁で記者会見を開き、陳謝した。

近藤支社長は冒頭で「長時間にわたり停電を発生させまして、県民の皆さまに大変ご迷惑をお掛けしていることを改めてお詫び申し上げます」と頭を下げた。

台風の被害では、200本程度の電柱損壊や電線の断線があり、県内で大規模な停電が発生。工事車両が進入できない山間部では復旧が遅れているが、現在は東京電力や四国電力の応援を受けるなど、1000人体制で作業にあたっている。停電が続く田辺市龍神村や紀美野町、有田川町には発電機車を配備したという。

近藤支社長は長期化する停電の原因について「倒壊樹木が道路をふさいだことが復旧の遅れの原因となっていると申し上げてしまったが、決して主因ではない」と言及。「甚大な設備被害や、強風、飛来物の影響で電柱が倒壊、高圧配電線が至る所で断線した」と述べ、「樹木倒壊を、道路が復旧できないことにつなげてしまった」と訂正した。

また当初、7日におおむね復旧するとしていたが、いまだ停電中の地域があることを改めて謝罪。全面復旧の時期については明確にせず、「最大限やれることをやりたい」と話した。

関西電力は停電中の全戸対象に、ポータブル発電機を貸し出す。詳細は送配電ダイヤル(0800・777・3081)。

会見で停電について説明する近藤支社長㊨

会見で停電について説明する近藤支社長㊨

和歌山の独自性に感嘆 海外若手シェフ来県

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30歳以下の若手料理人が世界一を競う国際コンクールで優勝経験がある外国人シェフ2人が、7日から10日まで和歌山県内などを訪れ、特産食材や工芸品の産地を視察し、生産者と交流した。8日には海南市船尾の「紀州漆器伝統産業会館 うるわし館」を訪問し、伝統の紀州漆器の絵付けを体験した。

来県したのは、ネスレグループの飲料メーカー、サンペレグリノ社(イタリア)が主催するコンクール「サンペレグリノ ヤングシェフ」の第1回(2015年)チャンピオン、アイルランド出身のマーク・モリアティさん(26)、第2回(16年)王者でアメリカ出身のミッチ・リーンハードさん(31)の2人。産地視察は、ネスレ日本㈱と県の協力で行われた。

2人は、みなべ町で梅、御坊市でしょうゆ、古座川町でアユやジビエ、那智勝浦町で酢などの生産現場を見学し、料理を味わった後、料理を盛り付ける器についても学ぼうと、うるわし館を訪問。紀州漆器協同組合の田村彰男専務理事から紀州漆器の特徴や工程の説明を聞き、蒔絵(まきえ)が施された漆器を実際に手にすると、「とてもすてきです」と感激した様子で見入った。

さらに2人は蒔絵の絵付けも体験。繊細な手先を持つシェフらしく、器用に筆を使って接着剤を図柄にのせ、着色粉をかけ、作品を仕上げると満足そうな表情を浮かべた。

県内視察について2人は「生産現場では、昔ながらの方法を守っていることが高い品質を支えていることが分かった」と話し、紀州漆器に関しては「シンプルで美しく、小さな漆器の箱にチョコレートを詰めて提供してみたい」と笑顔。さらに「グローバル社会によってトレンドが似通ってきている中、大切なのは唯一であること。和歌山にはその独自性が多く存在する。自分自身を含め、地域の伝統文化を見直す必要があると思う」と話していた。

海南を後にした2人は高野山に宿泊して精進料理を楽しみ、10日には大阪のフランス料理店に勤務する18年コンクール優勝者、藤尾康浩さんを訪問した。

2人の視察旅行の様子は、同行取材した㈱料理通信社(東京都)がウェブで紹介し、世界の料理業界に発信される。

県食品流通課の赤坂武彦課長(54)は「訪問を通じて和歌山を気に入ってくれたようでうれしい」と話していた。

田村専務理事㊨から紀州漆器の説明を受けるリーンハードさん㊧、モリアティさん

田村専務理事㊨から紀州漆器の説明を受けるリーンハードさん㊧、モリアティさん

9月14日付

小学生の茶会 JC茶道同好会が参加募る

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 発足から30周年を迎えた和歌山青年会議所茶道同好会は10月21日、和歌山県和歌山市岡山丁の岡公園内にある茶室・岡陽軒(こうようけん)で、小学生を対象にした茶会を開く。

 茶道の精神や素晴らしさを若い世代の子どもたちに伝えようと、記念事業として企画した。

 無料。午前11時から午後4時まで。定員60人(保護者1人同伴)。希望者は10月10日(消印有効)までに、はがきに住所、名前、電話番号を記入し、林和世方和歌山青年会議所茶道同好会宛て(〒640―8137和歌山市吹上1の3の8)へ送る。問い合わせは同好会事業部副会長の西廣さん(℡090・4374・3641=午前9時~午後11時)。

祖父母にはがき投函 敬老の日前にみちる保

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 17日の「敬老の日」を前に、和歌山県和歌山市毛見のみちる保育園(池永善弘園長)で13日、はがきの差し出し式が行われ、年中~年長児の約90人が祖父母に宛てたはがきを特設ポストに投函した。

 毎年の恒例行事。差し出し式には県のPRキャラクター「きいちゃん」も参加した。

 園児たちは「お願いします」と園内に設けられた手作りのポストに、絵やメッセージを書いたはがきを投函。和歌山南郵便局の配達員が訪れ、ポストのはがきを収集した。園児は「いってらっしゃい」と手を振り、見送った。

 年長児の黒田実乃里さん(5)と稲川結士君(5)は「おじいちゃんとおばあちゃんと散歩している絵を描いた」と笑顔で話していた。

 同郵便局によると、はがきは14日以降に届くという。

はがきをポストに投函する園児

はがきをポストに投函する園児


高校生議長が決意 世界津波の日サミット

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 10月31日、11月1日に和歌山県内で開かれる「世界津波の日2018高校生サミットin和歌山」で高校生議長を務める中井充歩さん(日高高3年)と伊森安美さん(串本古座高2年)が12日、県庁南別館の宮下和己県教育長を訪問した。

 サミットは国内から49校187人、海外48カ国から300人が参加。2日間を通して「災害から命を守る~『稲むらの火』発祥の地、和歌山で濱口梧陵の精神を共に学ぶ~」をテーマに、レセプションや防災講演会が行われる。

 2人は8月22日に東京都千代田区の衆議院第二議員会館で行われた記者会見で議長を務めることが発表された。サミットでは総会の進行や大会宣言の取りまとめなどを全て英語で行う。

 中井さんは「記者会見を終えて、議長になったと実感した。英語力を磨いて、自分の伝えたいことを本番で言えたら」、伊森さんは「世界から来た人に和歌山の恵みを満喫してもらいたい。役割の大きさを実感したので、サミットまでの1カ月間頑張りたい」とそれぞれ意気込みを述べた。

 宮下教育長は「2人だけでなく、和歌山の高校生がみんな一緒の思いだと思ってもらえるとうれしい。緊張すると思うが、楽しい時間を過ごしてもらいたい」とエールを送った。

宮下教育長(手前)と議長の仕事について話し合う伊森さん㊧、中井さん

宮下教育長(手前)と議長の仕事について話し合う伊森さん㊧、中井さん

県産しょうゆとミカン カップ麺など商品化

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 和歌山県産しょうゆを使用し、和歌山ラーメンの有名店「井出商店」(和歌山市田中町)が監修したカップ麺と、有田みかんを使った「バニラヨーグルト 有田みかん」が、全国の量販店やコンビニエンスストアなどで発売される。

 県は、わかやま産ブランドの向上と販路開拓を目的に、大手食品メーカーへの県産品採用に向けた取り組みを実施。しょうゆは、日本全国の名店の味をカップ麺として商品化するサンヨー食品㈱(東京都港区、井田純一郎社長)、有田みかんは看板商品「バニラヨーグルト」を展開する日本ルナ㈱(京都府八幡市、伏見浩二社長)で採用された。

 カップ麺は、スープにこだわったシリーズ「サッポロ一番 名店の味」で、同店監修のもと再現。濃厚な豚骨のうま味に芳醇(ほうじゅん)な県産のしょうゆを合わせた濃厚豚骨しょうゆ味に仕上げた。1個(114㌘)税別205円。25日から通年販売する。販売目標金額は約6億円。

 バニラヨーグルトは、2014年に商品化。昨年は販売されなかったが、再販売となった。伊藤農園(有田市)の園地を指定し、特別栽培で収穫したミカンを使用。ミカンの酸味とまろやかな甘味が楽しめる。1個(100㌘)84円、3個237円(いずれも税別)。17日から約6カ月間販売する。目標金額は約4億円。

 県食品流通課は「食品メーカーとの共同開発製品を推進し、県産品の素晴らしさを発信していきたい」と話している。

県産しょうゆを使用した「井出商店」カップ麺

県産しょうゆを使用した「井出商店」カップ麺

夜市で台湾を満喫 16日東ぶらくり、築地浜

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 台湾で人気の夜に開かれる屋台「夜市(よいち)」を地元で楽しめる「わかやま『夜市』」が16日午前11時から午後10時まで、和歌山県和歌山市の東ぶらくり丁と築地浜通りで開かれる。

 夜にかけて露天や屋台が並ぶ夜市は、観光客も多数訪れる台湾の夜の文化。和歌山市での開催は和歌山日台交流協会が主催し、ことしで3回目。これまでは七曲市場を会場としていたが、今回は新たに東ぶらくり丁と築地浜通りで開くこととなった。

 ことしも昨年に続いて「台湾らしさ」が色濃く感じられる屋台やイベントを企画。東ぶらくり丁には30のブースが出店し、築地浜通りの各店舗では夜市限定の特別メニューを販売する。商店街の中は看板やちょうちんが並び、夜市の雰囲気を再現する。

 毎年人気の小龍包や煮込んだ豚肉をご飯にかけるルーロー飯の他、土産として人気のパイナップルケーキや台湾かき氷などスイーツも充実。人の顔と同じくらい大きなフライドチキン「豪大大雞排(ハオダダージーパイ)」や家庭の味である台湾そうめんも初出店する。

 台湾のアクセサリーや本、占い、マッサージの店舗や台湾の関連企業も並ぶ。

 期間中は台湾の神様「三太子」の姿をしたパフォーマーによるショー(午後5時、9時)や中国の伝統楽器・二胡の演奏(4時、7時)、ライチの種飛ばし大会(1時)などイベントも多彩。種飛ばし大会は子ども、男性、女性の部門別に開催し、当日会場でのエントリーで、優勝すると台湾グルメや雑貨などの景品がもらえる。

 荒天中止。問い合わせは同協会事務局(メールinfo@wanittai.org)。

「夜市」でにぎわう七曲市場

「夜市」でにぎわう七曲市場

災害時の行動確認 和歌山市議会BCP研修

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 大規模災害などが発生した際に安全を確保し迅速に組織の機能回復を図るため、和歌山市議会は12日、緊急時業務継続計画(BCP)の研修会を市役所で開き、議員や職員ら約70人が災害時の避難や行動基準、議会運営の在り方などを学び合った。

 市議会では昨年9月、各会派の代表議員によるBCP策定協議会を設置。東北や九州など被災地の県・市町村議会を視察し、災害時の運営や体験を調査してきた。今回の研修では、6月に完成した計画書の内容説明と、市消防局警防課の西井正治副課長から豪雨被災地の広島県での支援活動の報告があった。

 市議会のBCPは、市内で震度6弱以上の地震の発生、大津波警報の発令、豪雨や大規模なテロ、感染症などが発生したときに発動するよう設定。発動すれば市議会災害対策会議を設置し、市災害対策本部に議員が得た被災情報を提供する他、市と連携して国や県など関係機関に要望活動を行うことや、市災害対策本部から受けた被災情報を全議員に伝達することなどが定められている。

 研修ではBCPの内容の説明があり、通信手段が断たれた際の災害伝言ダイヤルや無料通信アプリ「LINE」での連絡体制、情報収集表の書き方も解説。議席に設置される折り畳み式ヘルメットの調節方法、頭や首に装着できるハグライトの使い方の講習も行われた。

 西井副課長は報告で、7月に緊急消防援助隊県大隊として派遣された広島市での捜索活動の体験を語った。他県の隊とのミーティングや、連日続いた猛暑の中での宿泊生活、実際に捜索した川の現場や遺留品を写真で紹介した。

折り畳み式ヘルメットをかぶる市議ら

折り畳み式ヘルメットをかぶる市議ら

9月15日付

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