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入賞作決まる 粉河雛通り絵手紙コンク

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粉河とんまか雛通り実行委員会(児玉かよ子委員長)は3月28日、紀の川市粉河の古民家山崎邸で絵手紙コンクールの表彰式を行った。大賞には助口心優さん(子供の部)と山本美佐子さん(一般の部)が選ばれた。

同通りの商店街など45カ所に飾っている雛人形を巡る「粉河とんまか雛通り」の一環。絵手紙を通して粉河のまちを知ってもらい、活性化につなげようと、初めて開催した。

コンクールでは、「私とおひな様」をテーマにした絵手紙を募集し、北は北海道、南は鹿児島までの全国各地から785通の応募があった。同実行委員会などで審査を行い、両部門から大賞各1点、優秀賞各3点、特別賞各10点と入賞370点(両部門合計)を選んだ。

助口さんの作品は、楽しさが表れているお内裏様とおひな様の表情を描き、「今年のひなまつりは楽しいね」と言葉を添えた。山本さんは、お内裏様とおひな様が笑顔で描かれ、「泣いたり笑ったりの35年。毎日けんかもあるけど、あなたがいちばん元気でいましょうね」と文字にした。いずれの作品も表情の良さが高く評価されたという。

表彰式には、受賞者の他、後援する紀の川市の中村愼司市長や同市商工会の高田亮平会長らの来賓が出席。児玉委員長は「今回の催しを機に、粉河がよりにぎやかになった。皆さんの協力のおかげ。最後まで楽しんでください」とあいさつ。受賞者に表彰状と記念品が贈られた。

受賞者は次の皆さん。

【子供の部】大賞=助口心優(紀の川市)▽優秀賞=廣橋昌依(紀の川市)、吉川愛恵(同)、東香羽(北海道)▽特別賞=中井南太(紀の川市)、東直香(同)、熊井美月(同)、西野巧喜(同)、青戸愛結奈(同)、父川恵太(同)、中村凛(同)、野村有希(大阪府)、塚本千景(北海道)、塚本千尋(同)

【一般】大賞=山本美佐子(大阪府)▽優秀賞=向井喜八(鳥取県)、坂下まるみ(兵庫県)、近藤妙(和歌山市)▽特別賞=松下ひで(静岡県)、秋吉さだこ(福岡県)、田中孝子(同)、西内由紀(高知県)、鳥本郁子(和歌山市)、竹内久美子(愛知県)、金久保嘉子(同)、北村洋子(高知県)、吉田邦子(埼玉県)、鬼塚澄子(福岡県)

表彰を受ける受賞者

表彰を受ける受賞者


ふるさとの観光発信 きのくにフレンズ

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平成27年度の県観光キャンペーンスタッフ「きのくにフレンズ」の3人が決定し、仁坂吉伸知事は1日、県庁知事室でそれぞれに委嘱状を交付した。

新しいきのくにフレンズは、帝塚山大学4回生の遠藤朱音さん(21)=岩出市=、家事手伝いの竹内茉里奈さん(26)=和歌山市=、法政大学4回生の松下香純さん(22)。応募総数18人の中から選ばれた。来年3月までの1年間、県内外でのイベントや式典への参加、マスコミ出演などを行い、県の観光をPRする。

仁坂知事は「皆さん、どうぞよろしく」とにっこり。遠藤さんは「全国の方に和歌山が心から歓迎しているということを精いっぱい伝えたい」、竹内さんは「大好きな誇れる和歌山、ふるさとを世界に伝えたい」、松下さんは「私らしく元気に、愛されるきのくにフレンズを目指したい」とそれぞれ抱負を語った。

初仕事は3日、JR大阪駅で活動する。キャンペーンスタッフは昭和58年度から募集しており、32回目。

(左から)松下さん、竹内さん、遠藤さんと仁坂知事

(左から)松下さん、竹内さん、遠藤さんと仁坂知事

県議選3日に告示 7区で選挙戦突入か

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統一地方選前半戦の県議選(定数42)は3日、告示される。全14選挙区のうち半数の7選挙区で定数を上回る立候補が予定されている。本紙エリアは和歌山市、海南市・海草郡、岩出市の3選挙区が選挙戦に突入するとみられ、紀の川市は無投票の公算が大きい。前哨戦を展開してきた各陣営はいよいよ戦いの本番を迎える。投開票は12日。(顔写真は各選挙区右上から左へ五十音順)

【和歌山市】定数15に対し、現職13、新人4の17人が立候補を表明。党派の別は、自民6▽公明3▽共産2▽民主1▽維新1▽無所属4(自民推薦1、民主推薦1)―。40代以下は3人(27歳、46歳、49歳)で、ほとんどが60歳前後(最高68歳)の年齢層の高い選挙戦となりそう。大きな争点は見られないが、各立候補予定者は地域密着型の政策を掲げ、辻立ちやあいさつ回りに励んできた。3月2日現在の選挙人名簿登録者数(国内外)は30万9705人。前回投票率は45・43%。

【海南市・海草郡】定数3に対して現職3、新人1の4人が立候補を表明し、海南市と海草郡選挙区の合区(平成19年)以来初の選挙戦となる見通し。党派の別は、自民2(公明県本部推薦2)▽共産1▽維新1―。同登録者数は海南市が4万5662人、紀美野町が8706人。

【岩出市】定数2に対し、現職1、新人2の3人が出馬予定。公明県本部の推薦を受ける現新2人の自民候補に、民主の推薦を受ける無所属新人が挑む構図となっている。同登録者数は4万1998人。前回は無投票。

【紀の川市】定数3に自民現職3人(いずれも公明県本部推薦)が立候補を予定し、無投票の公算が大きい。同登録者数は5万4487人。前回は4人が出馬し、投票率は51・69%だった。
立候補の届け出受け付けは午前8時半から午後5時まで、和歌山市は県庁、海南市・海草郡は同市役所、その他選挙区は各振興局で行う。

高野山開創1200年記念大法会始まる

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弘仁7年(816)に弘法大師空海が高野山に密教の道場を開いて1200年目となることを記念し、2日、高野町の高野山真言宗総本山金剛峯寺などで記念大法会(ほうえ)が始まった。主要事業として、江戸時代に焼失した壇上伽藍(だんじょうがらん)の中門が172年ぶりに再建され、初日には開創大法会開白・中門落慶大曼荼羅供が執り行われた。5月21日までの50日間、連日さまざまな法要が予定されている。

中門は天保14年(1843)の大火により焼失。記念大法会に向けて平成22年に工事を開始し、鎌倉時代の建築様式を基に設計され、東西25㍍、南北15㍍、高さ16㍍規模の新たな中門が完成した。

また、かつて中門に安置され、修復された持国天、多聞天に加え、昨年秋には約2年かけて広目天、増長天の二天王を新たに造立。法会初日の早朝には、これまで白い布で覆われていた四天王がお披露目された。

中門の完成を記念して大相撲の白鵬、日馬富士(はるまふじ)の両横綱が奉納土俵入りを披露。参拝者の「よいしょ」の掛け声とともに四股を踏み、力強く地固めした。

また、壇上伽藍大会堂を出発した僧侶ら約400人が中門までお練りし、大勢の参拝者が見守る中、くぐり初めを行った。

壇上伽藍金堂では、僧侶や来賓約400人参加のもと法要が営まれ、本尊の薬師如来(秘仏)が特別開帳された。

大阪府富田林市から訪れた瀬脇宏子さん(79)は「節目の年に高野山に来られたことをうれしく思います。散華も頂き、すがすがしい気持ちになりました」と話していた。

大法会期間中にはこの他、金剛峯寺の持仏本尊開帳、霊宝館保管の国宝・重要文化財の特別公開、壇上伽藍根本大塔への3Dプロジェクションマッピングの投影(5月12日~17日)などがあり、期間中は国内外から約30万人の参拝客を見込んでいる。

僧侶らが中門のくぐり初めを行った

僧侶らが中門のくぐり初めを行った

4月4日付

沖縄映画祭のレッドカーペット歩く 海南

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 海南市が舞台の映画が出品された「島ぜんぶでおーきな祭―第7回沖縄国際映画祭―」(3月25~29日)で、作品の出演者や撮影に携わった地元スタッフらが3月28日、沖縄市のコザ・ミュージックタウン「コザゲート通り」で開催されたレッドカーペットイベントで〝赤じゅうたん〟を練り歩いた。

 吉本興業と海南青年団体連絡会議を中心につくる海南映画制作実行委員会が共同で地域発信型映画を制作(1月28、29日撮影)。映画祭に作品「ISHICHI」を出品し、レッドカーペットへの参加が実現した。

 会場には俳優や芸人が集結し、詰め掛けたファンらで熱気ムンムン。上野遼平監督、市長役のタレント・桂小枝さんと共に実行委員ら10人が紀州漆器組合の法被を着て歩き、カーペットの両側から大きな歓声を受けた。

 エキストラとして出演したご当地ヒーロー「エーワッショー」も同行。観覧客らの注目を浴び、人気を集めた他、ステージでの紹介や観光パンフレットの配布で海南を大々的にPRした。

 海南市の作品は3月29日に上映された。ことしの夏に地元での凱旋上映が企画されている。実行委員の古田充司さんは「芸能人と同じような歓声と歓迎に感動しました」と帰郷後も興奮冷めやらぬ様子。「大勢の人のおかげでできた映画。内容も素晴らしかった。これを機に地域活性化へ何かが生まれれば」と話している。 

レッドカーペットを歩く実行委員ら

レッドカーペットを歩く実行委員ら

10社22人が合同入社式 中小企業家同友会

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 県中小企業家同友会の合同入社式が3日、和歌山市手平の和歌山ビッグ愛で開かれ、参加した10社の22人が新たな一歩を踏み出した。

 式では石橋幸四郎代表理事は自身の人生体験を話し、「人生はマラソン。こつこつとやっていく必要がある。仕事を通じて社会に貢献しているという気持ちを大切に。私生活でも自分を伸ばしてほしい」と述べた。

 先輩社員代表の阿部朋寛さん(早和果樹園)は「仕事に熱中するのが私の楽しみ方。失敗を恐れずにチャレンジしてください」と激励。新入社員代表の林裕さん(ぼん家具)は「一日も早く立派な社員になれるように、最大限の努力をしていきます」と決意表明した。

 その後、参加企業から新入社員にメッセージが贈られた。

バスケ新リーグに入会申込 トライアンズ

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 和歌山トライアンズを運営する一般社団法人プロバスケットボール運営委員会は3日、来年10月(2シーズン後)からのスタートを予定している、トップリーグのNBL(13チーム)とbjリーグ(22チーム)を統合した新リーグへの入会申込書を提出した。

 提出手続きは東京都内で行われ、トライアンズの永広敏之代表理事が、新リーグを運営する一般社団法人ジャパン・プロフェッショナル・バスケットボールリーグの川淵三郎チェアマンに手渡した。トライアンズ側は詳細について、今季終了後の6月初旬に記者会見を開き報告する予定。

 NBLでの来季についてトライアンズ広報は「残ることを前提に、リーグ側と調整を進めている」と説明している。


1万2000本のチューリップ 和歌山高

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約1万2000本のチューリップが彩る、県立和歌山高校(和歌山市新庄)の春の恒例イベント「チューリップフェスタ」が10日まで、同校で開かれている。入場無料。

イベントは毎年、同校育友会や地元の福祉施設らとともに開催し、38回目。

校庭では毎年、赤や黄、白などの花の色を使い分けて人気キャラクターを浮かび上がらせており、ことしは、開催が迫る紀の国わかやま国体・大会のマスコットキャラクター「きいちゃん」に挑戦。同校によると、気温の低い日が続いたせいか、まだきいちゃん部分の花は咲ききっていないが、イベント後半に連れて満開となり、白や赤などの花で形作られたきいちゃんが見られるという。

午前9時から午後4時。問い合わせは同校(℡073・477・3933)まで。4日は同校総合音楽部、書道部、茶道部による発表や、育友会による模擬店が催される。

鮮やかなチューリップが並ぶ花壇

鮮やかなチューリップが並ぶ花壇

県議選告示 紀の川市は現職が無投票当選

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 県議選が告示され、海南市・海草郡(定数3)、岩出市(同2)、紀の川市(同3)の3選挙区でもお願いコールがスタート。各陣営は届け出を済ませた後、選挙事務所で支持者らと共に出陣式。第一声を放ち、街宣カーで選挙区内に繰り出した。

 海南・海草 定数3に対し届け出順に、雑賀光夫(70)=共産現=、尾崎要二(62)=自民現=、二瓶文隆(55)=維新新=、藤山将材(39)=自民現=の4氏が立候補を届け出た。
 平成19年に海南市、海草郡の2選挙区が合区し、現在の選挙区となって以来、無投票が続いていたが、今回初の選挙戦となった。
 県議選に初めて候補を擁立した維新が現職に挑む。東京で区議経験もある二瓶氏が雑賀、尾崎、藤山の現職3氏の地盤をどこまで切り崩せるか注目される。

 岩出市 定数2に立候補したのは届け出順に、山本茂博(62)=自民現=、山﨑雄彦(53)=無新、民主推薦=、川畑哲哉(37)=自民新=の3氏。2議席独占を狙う自民の山本、川畑両氏に民主推薦の山﨑氏が挑む構図だ。前回の同市選挙区は無投票だったため、8年ぶりの選挙戦となる。

 紀の川市 定数3に対し現職3人が立候補。届け出順にいずれも自民の岸本健(44)、山田正彦(73)、服部一(74)の各氏。前回は選挙戦となったが、今回は前哨戦から新人の動きは見られず、同市誕生後初となる無投票が濃厚となっている。

 

県議選告示 和歌山市は定数2人オーバー

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 統一地方選前半戦の県議選(定数42)が3日告示され、全14選挙区で計52人が立候補を届け出た。7選挙区で無投票となる中、和歌山市選挙区(定数15)には4年前の前回と同じ2人超過の17人(現職13、新人4)が出馬。それぞれ防災対策、経済活性化などを訴え、12日の投開票まで9日間の舌戦が展開される。

 無投票となったのは、本紙エリアの紀の川市(定数3)と、有田市、御坊市、新宮市、伊都郡(以上定数1)、有田郡(同2)、日高郡(同3)の計7選挙区。12の議席が有権者の投票を経ずに決まった。

 全県的な情勢をみると、現在28議席の自民は公認29人に推薦2人を加えた31議席への上乗せを目指す。公明は現有と同じ3人を擁立。民主は現職1人の議席維持を図るとともに、2人を推薦。維新が今回初めて3人の候補を立てており、得票が注目される。共産は現有4議席に対して6人が出馬し、議席増を狙う。

 2日現在の県内の選挙人名簿登録者数は82万7646人で、前回選挙の告示前日(平成23年3月31日)より1万9401人減少した。

 本紙エリアは、和歌山市30万9549人(前回比3334人減)、海南市4万5591人(同1981人減)、紀の川市5万4478人(同1168人減)、岩出市4万2001人(同1161人増)、紀美野町8676人(同753人減)。

 和歌山市 現職は、3期を務めて引退する公明の角田秀樹氏(63)の他は全員出馬した。

 東日本大震災直後で自粛ムードが漂った4年前の前回選挙に比べ、前哨戦から各候補者は積極的に早朝の辻立ちや自転車で地域を回る活動などに取り組んできたが、有権者の関心は低く、投票率は過去最低だった前回の45・43%を下回ると見る陣営も多い。

 候補者を党派別にみると、自民6▽公明3▽共産2▽民主1▽維新1▽無所属4(自民推薦1、民主推薦1)――。

 自民は公認の現職6人に加え、無所属新人1人を推薦して党勢拡大を狙う。前回トップ3を独占した公明は角田氏と交代で前市議が出馬し、3議席の現状維持を目指す。前回、議席を2から1に減らした共産は、現職に新人を加えて2議席の回復を図る。維新は初の公認候補を擁立し、議席獲得へ支持を訴える。

 この日、県庁で届け出を済ませた各候補は選挙事務所前などで第一声。ある現職の出陣式では、候補者が「本当に厳しい選挙戦。前回の得票水準にはとても達していないが、必ず追い付いてみせる」と声を張り上げ、支持者らと拳を振り上げ気勢を上げた。

 

支援者と頑張ろうコールをする候補者(和歌山市で)

支援者と頑張ろうコールをする候補者(和歌山市で)

4月5日付

高級魚スマの越冬に成功 県水産試験場

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 県水産試験場(串本町)は、人工ふ化した「スマ」の越冬に成功した。日本ではほとんど水揚げされず、県南部などでたまに定置網に交ざる程度の「幻の高級魚」。同町では1㌔2000円ほどで取引されているという。仁坂吉伸知事は「全身クロマグロのトロみたいな味でむちゃくちゃおいしい」と話し、県の養殖業の振興が期待される。

 スマはスズキ目のカツオに似た魚。種苗の生産技術の開発に当たっては、共食いが多いこと、水槽の底に沈んでしまう「沈降死」、表面張力で水面に張り付いてしまう「浮上死」が課題だった。

 同試験場は、東京海洋大学や串本町の養殖業、㈱丸東などと協力して研究。スマの餌になるシロギスを、スマ1・シロギス10の割合で一緒に飼育することで共食いを抑制。水流の強さを調整することで、沈降死、浮上死の数も軽減した。

 平成25年度は3回の種苗生産で2167尾を生産したが、26年度は1回で2226尾生産できた。その後、餌を配合飼料からイカナゴに代えることで体力アップを図り、低水温に弱いスマの越冬に成功した。

 昨年8月末に産まれた約450尾が3月末現在、全長約35㌢(500㌘)に成長している。今後、約9カ月かけて全長45㌢(1・5㌔)程度の出荷サイズまで育てる。

全長35㌢に成長したスマ

全長35㌢に成長したスマ

がん患者支援イベント 5月に砂の丸で

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 がんの征圧、患者支援などを目指すイベント「リレー・フォー・ライフ(RFL)・ジャパン2015わかやま」(日本対がん協会、実行委員会主催)がことしも5月23、24日の2日間、和歌山市の和歌山城砂の丸広場で開かれる。昨年は県内外から約1500人が訪れ、寄付金約330万円が集まった。

 RFLは昭和60年にアメリカで始まった国際的チャリティーイベント。日本では平成18年の茨城県での開催を皮切りに、全国各地で開かれるようになり、昨年、和歌山で初開催。集まった寄付金は日本対がん協会を通じて、患者・家族のサポートやがん検診の受診率向上といった活動に充てられる。

 当日はがん患者や家族、医療関係者らが24時間夜通し歩く「リレーウオーク」、キャンドルパックにがんに対する思いや願いといったメッセージを託す「ルミナリエ」が会場にともる他、出展ブース、ステージイベントなど多彩な催しがある。

 昨年に引き続き実行委員長を務めるのは、和歌山市出身の南出尚美さん(55)。肝臓がん、乳がんのため抗がん剤治療を受け続けており、先月には乳がん摘出手術を受けたばかり。「昨年閉会する時に『来年も会いましょう!』と皆さんに約束しました。またRFLに参加できることはうれしい」とにっこり。

 「がんを言い出せずに生活している人がいる。RFLを通して、一人じゃないということを伝えたい」。また、「がん患者がもっと外に出やすく、もっと仕事をしやすい環境になれば。社会に向けて、がん患者への理解を深めてもらうきっかけになれば」と力を込める。

 RFLは5月23日正午スタート、24日午後1時閉会。実行委は今月20日まで、リレーウオークの参加チームや運営ボランティア、ブース出展者の募集を受け付けている。申し込み方法など詳しくはフェイスブック(https://www.facebook.com/rfl.wakayama)。問い合わせは事務局(℡070・1340・2178)へ。

「一人じゃない」と実行委の皆さん

「一人じゃない」と実行委の皆さん

【AR】新アゼリア決定 和歌山市観光スタッフ

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 和歌山市の花「つつじ」にちなんだ市観光キャンペーンスタッフ「アゼリア」の3人が決まり3日、市役所で委嘱状交付式が行われ、お披露目された。

 本年度は女性25人から応募があり、書類と面接の審査が行われた。委嘱されたのは、武庫川女子大学4回生の阪本万里奈さん(22)=同市在住=、桃山学院大学2回生の南郷歩美さん(19)=同=、和歌山大学1回生の藤永愛未さん(18)=紀の川市在住=。

 委嘱式では、この日が初の対面となった尾花正啓市長が3人に委嘱状とタスキを手渡し、「市を全国に、世界にPRしてください」と激励した。3人はそれぞれ「県内外の人に市の魅力をPRします」と活動の決意を述べた。

 その後の記者会見で答えた3人の特技は、精神を集中させた「体のバランス感覚」、南郷さんが「絵画とクラリネット」、藤永さんが「書道や英会話」という。3人はこの日、初仕事となる市のPRラジオ番組に出演した。

アゼリアに決まった(左から)藤永さん、南郷さん、阪本さん

アゼリアに決まった(左から)藤永さん、南郷さん、阪本さん


県議選の期日前投票始まる 県内50カ所

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 県議選(12日投開票)の期日前投票が4日、始まった。11日まで県内50カ所で投票できる。開設時間は午前8時半~午後8時(一部除く)。

 和歌山市の期日前投票所の一つ、和歌山商工会議所(西汀丁)には同日朝、開場前から10人ほどの市民が訪れ、1票を投じた。1番に入った同市福島の主婦(60)は「忙しいので早く済ませようと来た。雨でも投票率が変わってくると思う」。市選挙管理委員会は「予報では来週も雨が続きそうだが棄権せずにぜひ投票を」と呼び掛けている。

 前回県議選(平成23年)同市選挙区の期日前投票者数は1万9355人。
             ◇
 同所の他、本紙エリアの期日前投票所は次の通り。

 和歌山市=河北・東部コミュニティセンター▽海南市=市民会館、下津行政局▽紀の川市=市役所本庁、粉河保健センター、那賀保健福祉センター、IT親子ホール、中貴志コミュニティセンター▽岩出市=市役所▽紀美野町=町役場

期日前投票する市民(和歌山商工会議所)

期日前投票する市民(和歌山商工会議所)

和北が2階級制す レスリング高校選抜

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 全国高校選抜レスリング大会(3月26~29日、新潟市立体育館)で、県立和歌山北高校3年生の吉田隆起君が74㌔級、同校2年の三輪優翔君が66㌔級でそろって優勝し、日本一に輝いた。2人は紀の国わかやま国体の強化選手でもあり、秋の国体での活躍に期待がかかる。

 国体に向けて強化を進めてきた「チーム和歌山」の高校生が2階級を制する大活躍を見せた。

 74㌔級の吉田君は大会2連覇を達成。昨年の国体も制し、インターハイも2位と安定した力を持ち、ことしは高校三冠にも期待がかかる。吉田君は「結果を出すことができてよかった。紀の国わかやま国体での優勝はもちろん、国際大会で活躍できるように頑張ります」と力強く語る。

 66㌔級を初めて制した三輪君は、大会決勝で昨年のインターハイ2位、優勝候補の中村剛士君(埼玉・花咲徳栄)と対戦。前半はリードを奪われたが、後半に追い付く試合展開で強敵を倒した。三輪君は「優勝を目標に頑張ってきたのでうれしい。インターハイ、国体も優勝できるように頑張ります」と話した。

 また、大会では各都道府県の代表校がトーナメントで競う学校対抗戦も行われ、日本一2人を擁する和歌山北は、県勢初の3位入賞を果たした。

 この他、55㌔級に出場した和歌山東3年の堀江耐志君、60級に出場した新宮3年の宇井大和君がともにベスト8となり、県の高校生の活躍が光った。

活躍した和歌山北高レスリング部(吉田君は後列左から2人目、三輪君は同5人目)

活躍した和歌山北高レスリング部(吉田君は後列左から2人目、三輪君は同5人目)

ゴルフ全国大会優勝 慶風高の中谷さん

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 文部科学大臣盾争奪第35回全国高校ゴルフ選手権春季大会(3月25、26日、滋賀県大津市瀬田ゴルフコース)女子の部に出場した慶風高校3年生の中谷安結さん(17)=和歌山市新通=が、全国の強豪74人との激戦の末、初優勝した。中谷さんは、6月19日に開幕する女子ツアーのニチレイレディスへの出場権も獲得した。

 同大会は、横峯さくら、諸見里しのぶ、福嶋晃子、古閑美保らも過去の優勝者に名を連ね、日本を代表するプロ選手を数多く輩出してきた歴史ある大会。

 試合のコースは6379ヤードのパー72。中谷さんの初日は、5番で4パットをたたく場面もあったが、1位と2打差の73で2位の好位置につけた。逆転を狙う2日目は、7、8番で連続バーディー、12番で10㍍のバーディーパットをカップに沈めるなど、71のスコアでトップを勝ち取った。

 中谷さんは、大会翌日には慶風高に大会盾や優勝カップを持ち帰り、田原久一理事長に報告。「周りが上手な選手ばかりだったので、落ち着いて自分のプレーを発揮できるように心掛けました」と大会を振り返った。

 田原理事長は「後にも先にも出てこないほどの才能を持った生徒なので、誇りに思っています」と活躍をたたえた。

 中谷選手は、昨年6月に行われた同大会の予選となる関西大会で、出場29人中の4位につけ、全国大会の出場権を獲得。今大会に向けて下半身の強化などを図り、毎日5時間のトレーニングを積んでいた。

田原理事長㊨に優勝を報告した中谷さん

田原理事長㊨に優勝を報告した中谷さん

きい探訪⑩~みなべ町~

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 今週は、正式競技・特別競技の軟式野球と山岳(リード・ボルタリング)が行われるみなべ町を紹介したい。

 みなべ町は平成16年に旧南部町と旧南部川村が合併してできた町。紀州南高梅やその加工品、紀州備長炭などが主な特産品だ。

 みなべICから国道424号を東へ車で約5分の所に、みなべ町うめ振興館がある。道の駅を兼ね、施設1階の歴史ゾーンでは梅と旧南部川村の歴史を紹介。2階の梅資料ゾーンでは南部梅林の大型模型を中心に梅の文化や効果について紹介。3階の「道の駅みなべ川」では特産品の販売コーナーもある。

 20年に内閣府の認定を受け、地元の梅農家がリキュールの梅酒を製造・販売する「紀州みなべ梅酒特区」制度でできた梅酒の販売も行われ、梅の産地ならではのお土産に最適だ。

 軟式野球が行われる「みなべ町千里ヶ丘球場」は、みなべICから西へ車で約15分、海に程近い高台にある。球場近くの「千里浜」は県の史跡に指定され、本州有数のアカウミガメの産地としても有名。太平洋に面した約2㌔の砂浜は熊野古道の一部であり、古くから景勝地として親しまれてきた。きのくに線の特急に乗車すれば、車窓から眺めることができる。車で訪れる際は紀州南部ロイヤルホテルを起点に、西へ約5分。

 山と海の魅力を存分に味わえるみなべ町に、ぜひ立ち寄ってほしい。
      (次田尚弘/みなべ町)

「みなべ町うめ振興館」

「みなべ町うめ振興館」

4月7日付

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