和歌山市紀三井寺の名草小学校(山本紀代校長)で17日、津波災害を想定した避難訓練が行われ、児童らはより安全を確保できる学校の裏山まで避難した。
休み時間に実施するのは初めてで、児童が正しい情報を聞き取り、自分の判断で行動する力を養うことを狙いとして、実施した。
震度6弱の地震発生が伝えられると、児童は運動場や校舎内で安全な場所に身をかがめた。揺れが治まり大津波警報発令の情報を耳にすると、裏山を目がけて歩いて避難。5分23秒で全児童399人が避難を終えた。
防災担当の和田拓史教諭は「初めてにしてはスムーズにできた。本当の津波の際には、自分で判断し、自分の身をしっかり守ってほしい」と話した。