県京奈和自動車道建設促進協議会(会長=大橋建一和歌山市長)の平成25年度通常総会が21日、同市七番丁のモンティグレ(ダイワロイネットホテル和歌山)で開かれ、27年の紀の国わかやま国体開催までに同自動車道の県内全線開通を強く要望する決議を採択するなどした。
協議会は沿線7市町と12の経済団体で構成。総会には約70人が出席し、24年度の事業報告や本年度の事業計画などを審議、承認した。
決議では、同自動車道は経済や防災、住民生活などの向上に欠かせない重要な道路とした上で、国の事業計画では27年度中としている県内全線の開通を同年の国体開催までに実現すること、府県間道路など他の基幹道路とリンクした整備、開通に伴い予想される渋滞対策などを求めている。
役員改選も行われ、大橋会長と副会長の中村愼司紀の川市長、中芝正幸岩出市長、岡本章九度山町長の3人はいずれも再任された。