県内の他、大阪や京都で更衣室荒らしなどを繰り返したとして、岩出署などは21日、和歌山市本脇の無職、寺下晃生容疑者(38)を窃盗などの容疑で和歌山地検へ追送検し、捜査を終結したと発表した。
同署によると、寺下容疑者は平成23年1月12日ごろからことし2月23日までの間、静岡県から宮崎県にわたる2府6県で、昼間、大学や高校の運動部の無施錠になっている更衣室などに侵入し、財布などを盗む計99件の窃盗を繰り返した疑い。
被害者総数は306人、被害総額は約570万円に上るという。
寺下容疑者は全ての犯行を認め、盗んだ現金について「小遣いとして使った」と供述しているという。