第21回ふるさと海南まつりが13日、JR海南駅前で開催され、御輿(みこし)やイケメンのコンテストで盛会。「今は弱くてカッコ悪い」まちのヒーローお披露目に全体があぜんとする場面はあったが、他会場は多くの市民や帰省客らでにぎわい、音楽や踊りで沸いた。
国道370号会場は海南、第三、東海南中学校生らの吹奏楽コンサートで幕を開け、ご当地ソングだった「カイナンマン」が登場。歌を披露したが、ヒーローらしくない出で立ちな上、悪役に倒されて観客をぼうぜんとさせ、「どうなる、これでいいのか、日本一のヒーロー目指し、長い修行が始まる」との言葉を残して姿を消した。今後、進化していくという。
「子どもみこし・山車コンテスト」には手作りの御輿や山車(だし)5基が出場。それぞれ威勢よく声を張り上げて練り、日方小動物チームが最優秀賞に輝いた。駅前広場会場では「イケメンPRスタッフ」のグランプリが決定。投票の結果、ブルーの武部隼さん(21)=藤白=が選ばれた。
海南下津高校の「高校生カフェ」も人気。日用家庭用品や漆器の特産市、企業・各種団体の出店コーナーには大勢の人が詰め掛けていた。