与党が圧勝した21日の参院選で、比例区から3選を目指した自民元職の大江康弘さん(59)は議席に届かなかった。
大江さんは、平成13年は自由党、19年は民主党から当選。今回は自民の公認を得るため5月に議員辞職して臨んだ選挙戦だったが、支持を広げられず、県内の個人名での得票は、前回の3万14票を下回る2万9452票にとどまった。
22日午前4時30分ごろ、落選が確定的となった大江さんは和歌山市屋形町の選挙事務所に姿を見せ、集まった約30人の支援者に「選挙区候補のような支援体制をつくってもらいながら、それを生かせず、申し訳ない。6年間の自分の政治活動への批判、負の部分が多かった」と頭を下げた。