和歌山市関戸の北村廣造さん(86)の写真展「輝跡・和・日常」が8月5日まで、同市西高松のカメラの西本車庫前本店で開かれている。
北村さんはカメラを始めて約4年ながら、国展で2年連続の入選を果たすなど、すでに数々の賞を受賞している。
今回の作品の印刷には、手すき和紙の保田紙を使用。光沢紙とは違い、ふんわりとした柔らかい印象に仕上がっている。
会場には、入道雲がもくもくと上がった凪(なぎ)、浜辺に寄せる波しぶき、桜のある風景など、光のきらめきや自然の美しさを捉えた作品26点が並ぶ。
撮影場所は、ほとんどが和歌山。特に海にカメラを向けることが多く、季節の良い頃には、毎日のように浜の宮ビーチなどへ出掛け、刻々と表情を変える海を眺めているという。
意欲的に公募展へ出品する北村さんは「挑戦する気持ちはやまないですね」と笑顔。「何事もその場で体験して、写真に残したい」と話している。
午前10時から午後5時。問い合わせは同店(℡073・424・5171)。