紀の国わかやま国体のデモンストレーションスポーツ「スポーツ吹矢」が19日、湯浅町の湯浅スポーツセンターで開かれる。和歌山市新庄の社会福祉法人哲人会「小倉園」(岩橋秀樹理事長)からは6人の職員が「一般の部」に出場し、上位入賞目指して意気込んでいる。
スポーツ吹矢は、3分間の試合時間内に、筒に入れた矢を5本、息の力で円形の的に目掛けて飛ばす競技。的の中心部が7点で、外側に向かうごとに5、3、1点と得点は下がっていき、選手は合計得点を競い合う。一般の部には約250人が出場する。
小倉園から出場するのは、倉理行園長(61)、勝部洋和さん(47)、山本明さん(42)、岡山浩之さん(43)、宮村三美さん(50)、磯間千代子さん(68)の6人。スポーツ吹矢は年齢や障害に関係なく多くの人が気軽にできる競技であることから、同施設の利用者に知ってもらおうと始めた。
国体に向けて、全員の気持ちを一つにするためにユニホームを作り、仕事の合間を縫っては練習に励んできた。
髙倉園長は「必ず入賞をすることを目指して頑張りたい」と話し、勝部さんは「初めての大会ですが優勝を狙っている」と闘志を燃やし、宮村さんは「せっかく和歌山でできる国体なので、大会を楽しみたい」と笑顔を見せている。