「紀の国わかやま国体」総合開会式に臨席のため来県される天皇、皇后両陛下を県民こぞって迎えようと、官民でつくる天皇陛下奉迎県委員会(名誉顧問=仁坂吉伸知事)が8月31日、発会した。
同会は9月25~27日、両陛下の車両が通る県内各所の道路沿いで国旗小旗(計2万本)を配り、道路に向けて横断幕を掲示。総合開会式当日の26日夕には、みなべ町の小目津公園に町民ら1000人の参集を呼び掛け、両陛下が宿泊されるホテルに向かってちょうちんを振って「天皇陛下万歳」を唱える。
発会式が和歌山市美園町の県JAビルで開かれ、役員ら約50人が出席。中家徹会長は「県民挙げてお迎えし、国民に対し常にお心を寄せられる両陛下に心から感謝の誠をささげよう」とあいさつ。仁坂知事は「素晴らしい皇室を仰いでいる幸せをかみしめながら、感謝を申し上げながら奉迎したい。皆さんもぜひよろしく」と呼び掛けた。