来年秋に開幕するバスケットボール男子の統合新リーグ「JPBL(ジャパン・プロフェッショナル・バスケットボールリーグ)」入りを目指している和歌山トライアンズのリーグ参入の審査結果の公表が29日に迫った。ブースター団体「和歌山トライアンズをこよなく愛する者達の集い」(竹末憲司代表)は24日、これまでに集めた直筆や電子の署名計5778人分をリーグ側に手渡し、初年度からの参入を強く求めた。
新リーグへの参入届けが保留とされるなど厳しい状態ながらも、同団体メンバーは、これまでと同様にボランティアでチームのPR活動を継続。ブースターが店舗を訪問してのポスター掲示活動も、今月22日時点で飲食店などを中心に182店舗にまで広がった。チームは7月18日、ホームのノーリツアリーナ和歌山でトライアウトを行うなどして、現在4人と選手契約を結んでいる。29日の参入の審査結果発表に向けて、希望の光はまだ消えていない。
リーグ側に提出した今回の署名には、記入者のコメントも掲載。「未来の子どもたちのためにも和歌山のバスケ文化を盛り上げていきたい!」「プロバスケの迫力と楽しさを教えてくれたトライアンズをただ残したい」「和歌山の元気をトライアンズから発信しよう!」などの声があった。
リーグ側にブースターの思いを届けた竹末代表は「初年度の参入が仮にかなわなかったとしても、引き続き署名活動など戦略を練りながら活動を継続させたい」としている。