公益社団法人日本青年会議所・近畿地区協議会・2013年度「徳育」実践委員会(藤田伸行委員長)は、本年度事業として「感謝の心プロジェクト~近畿にひろげよう!おおきにの『わ』~」に取り組んでいる。
相手を思いやり仲間を大切にする精神が薄れつつある現代に、子どもも大人も相手を思いやり敬う精神や感謝の気持ちにあふれた近畿を目指そうと藤田委員長が発案。感謝の心プロジェクトとして初めて「徳育」を広める運動を進めている。
子ども目線で感謝の心を伝えたいと、絵本『アリガトウをみつけよう』(安田真奈・作、はり たつお・絵)を製作し、近畿2府4県の小学校へ出向き、出前授業を行っている。 21日、松江小学校(和歌山市、横瀬勤校長)4年生88人が授業を受け、「ありがとう」を見つけることで仲直りできた父と母の話に聞き入った。
西江遥さん(10)は「ありがとうの大切さが分かった。これからもありがとうを必ず言いたい」と話し、「ありがとう」は相手が優しい気持ちになれる魔法の言葉であることを学んだ。
藤田委員長は「子どもたちが学んだことを家に持ち帰り、保護者(大人)の意識も変えていけたら」と話した。家に帰り児童らがありがとうの気持ちを表した絵は7月13日、京都府立山城総合運動公園に「感謝の心」絵画モニュメントとして展示される。