目と耳が不自由な「盲ろう者」とその支援者でつくるNPO法人和歌山盲ろう者友の会(和歌山市美園町、小杉純弘理事長)は22日、盲ろう者への理解拡大のための上映会を同市七番丁のモンティグレ(ダイワロイネットホテル和歌山)で開き、約40人が障害への理解を深めた。
奉仕団体・和歌山ロータリークラブ(RC、垂井一会長)が社会貢献活動の一環で上映会の費用と、同会のさをり織り工房で使う1年分の糸代、合わせて70万円を寄付し、実現した。
上映前に寄付金の贈呈式が行われ、垂井会長から小杉理事長に目録が手渡された。小杉理事長は「映画を通して、1人でも多くの方に盲ろうという障害について知ってほしい」と話していた。
映画は、盲ろう者の夫と、それを支える妻の2年間を追ったドキュメンタリー『渚のふたり』(韓国、2011年)を鑑賞した。
上映会は7月22日午後7時から、美園町の「T―LABO」でも開く。入場無料。問い合わせは同会(℡073・498・7756)へ。