中学生が日頃の思いや決意を主張する「少年メッセージ2015海草地方大会」が20日、紀美野町神野市場の文化センターで開かれた。優秀賞に大谷花さん(下津第二2年)、弓庭かなみさん(長谷毛原3年)、瀨藤祐紀さん(下津第一3年)、川実菜さん(亀川3年)の4人が選ばれ、7月25日に同センターで開かれる県大会への出場を決めた。
同地方大会には1015点が寄せられ、審査を通過した海南、紀美野の両市町の代表生徒10人が発表。美里中3年がボランティアとして大会の進行を務めた他、アトラクションでは野上中吹奏楽部の演奏が大会に花を添えた。
優秀賞に選ばれた大谷さんの「その人の歴史」では、祖母と会話をした思い出を題材に、人それぞれが持つ歴史から学ぶことがあることを発表。弓庭さんは「大切な地域にできること」として、日頃の地域の支えに感謝し、将来は支える側になることを決意した。瀨藤さんは「自分を変えてみる」と題して、自分を変えるために美化委員長に立候補した実体験を話し、自分から行動することの大切さを熱弁。川さんの「地球と私達の未来~単なるポイ捨てが招く悲劇~」では、ごみのポイ捨てによって地球上の生命や地球を痛めつけていると環境問題について考えた。
奨励賞、入賞は次の皆さん。
【奨励賞】峰愛美(野上2年)「この時間は今しかない」▽田中愛都(東海南2年)「魂が込もった言葉」▽折口幸祐(美里3年)「激動の一年間とこれから」
【入賞】森脇あいり(巽3年)「今、私たちがするべきことは」▽牧野有里(海南3年)「私が学んだこと」▽松尾和花(第三3年)「理想の自分」