プロバスケットボールチーム「和歌山トライアンズ」で昨季プレーした和歌山市出身の寺下太基選手(35)は、バンビシャス奈良(bjリーグ)との契約に基本合意した。16日に同チームが発表し、併せて、9月26日に開幕する紀の国わかやま国体に、寺下選手が和歌山県代表として出場することも公表された。
チームホームページに寄せたコメントで寺下選手は「プロ生活11年目のシーズンを歴史のある町、そして参入3年目の若いチームでプレーすることを今から凄くワクワクしています」と期待感を表現。チーム側は、国体出場の経緯について、「地元和歌山や支えてくれた方々に恩返しができていないという思いから、国体出場を希望する寺下選手の意思は、チームの『地域に貢献する』という理念につながることから、球団として承諾しました」と経緯を説明している。
寺下選手は、県立和歌山工業高校、大阪産業大学を卒業後、松下電器スーパーカンガルーズや新潟アルビレックス、滋賀レイクスターズなどでプレーし、昨季は和歌山トライアンズで活躍した。bjリーグのシーズンは、NBLと同様に10月からスタートする。