アーチェリー競技のロンドン五輪銀メダリスト・古川高晴選手(30)=近畿大学生物理工学部職員=と、全国高校総体女子で優勝経験を持つ国内トップクラスの古田悠選手(19)=近畿大学2回生=の次の国際大会に向けた壮行会が14日、和歌山市毛見の和歌山マリーナシティホテルで開かれ、関係者約50人が集まり2選手を激励した。
県アーチェリー協会(会長・世耕弘成参院議員)が主催。古川選手は、ことし5月に開かれたワールドカップ上海大会の男子団体で、強豪の韓国を破り、2年連続優勝を手にしており勢いに乗る。次は、7月26日に開幕する第48回世界選手権大会(デンマーク)に出場する。古田選手は、7月4日からの第28回ユニバーシアード競技大会(韓国)に日本代表として臨む。
壮行会では、「紀の国わかやま国体を前に機運を高める絶好の機会になりました」との世耕会長からの激励メッセージが読み上げられた他、県協会の副会長を務める山下直也県議と中芝正幸岩出市長が2選手に応援の言葉を贈った。
激励を受けた古川選手は「自分は和歌山に来てから多くの人に支えられたことで成績が伸びました」と感謝の言葉を述べ、「世界選手権で団体ベスト8に入れば、来年のリオデジャネイロオリンピック(平成28年夏)に出場できるので、世界選手権でもメダルを狙い、オリンピックの出場権を獲得したい」と意気込んだ。古田選手は「日本代表で満足せずに、世界で戦いメダルを持って帰って来られるように頑張ります」と決意を述べた。