海南市の伝統工芸「紀州漆器」とまちの魅力を寺社などを巡って味わう「第6回かいなん夢風鈴まつり」(8月1日~15日)の開催に向け、実行委員会(志場泰造委員長)は16日、市内2カ所に2015年モデルの「夢風鈴」が当たるカプセル自動販売機「夢風鈴ガチャ」を設置した。ことしはエメラルド(緑)、琥珀(黄)、ルビー(赤)の宝石をイメージした新色の風鈴3種類が当たる。
設置したのは、同市黒江の紀州漆器伝統産業会館「うるわし館」とJR海南駅構内の市物産観光センター「かいぶつくん」で、各所60個の風鈴を用意。1口3000円の個人協賛でメダル1枚をもらえ、いずれかの風鈴が当たる引き換えチケットの入ったガチャに挑戦できる。協賛金はまつりの運営費に充てられる。
3種いずれも紀州漆器の技法で制作。志場委員長(35)は「紀州漆器協同組合青年部が本来の漆器のイメージからは離れ、涼やかな透明感を漆器で表現しました。風鈴の音色とともに漆器の良さを感じてもらえたら」と話している。
まつりではガチャ設置箇所と市内の寺社10社の計12カ所を回るスタンプラリーを実施。8月1日午前9時からは、うるわし館で出発式があり、芸人「わんだーらんど」の漫才やご当地ヒーロー「カイナンマン」のショーなどが催される。