25日のプール開きを前に、和歌山市雄松町の市立芦原小学校(栩野真一校長、児童75人)で、昨年11月から整備工事を行っていた新しいプールが完成し、15日に地元住民や関係者にお披露目された。
以前のプールは昭和44年9月の完成で、漏水などの傷みが激しくなってきたことや、低学年の児童のための浅い部分がなかったことなどから、地元の芦原地区連合自治会(金井克諭暉会長)などから改築の要望があり事業化した。
完成したプールには、深さ1㍍のコースが5レーンと、深さ60㌢の低学年用プールを設置。市立芦原幼稚園の園児も共同で利用する。
同校体育館で全児童が出席した竣工式があり、尾花正啓市長が「これから水泳の練習も始まるので、新しいプールで安全安心に楽しんでください」と呼び掛けた他、児童会代表の児童が「プールをつくってくださった方々ありがとうございました」と感謝の言葉を述べた。
式典後は、新しい施設前でテープカットを行い祝った他、内部や災害用の浄水システムなどが公開された。
新プール整備の総事業費は2億137万円。設計は城本建築設計事務所(城本章広代表)=同市栄谷=、施工は㈱ワッグ建設(川並眞武社長)=同市吹上=、㈱小薮設備(小藪勇二社長)=同市中之島=。