5日の「環境の日」を前に、環境保全活動が他の模範となる団体・個人をたたえる「わかやま環境賞」の表彰式が1日、県庁正庁で行われ、県内4団体と1人に仁坂吉伸知事から表彰状が贈られた。受賞者の活動を県民に広く紹介しようと平成14年に創設した表彰制度で、ことしで14回目。
ことしは、わかやま環境大賞にNPO法人「自然体験学習支援センター」(和歌山市)=サンゴ群集を主とした海洋環境調査・保全活動、環境教育=、わかやま環境賞に「橋本ひだまり倶楽部」(橋本市)=森林保全活動、環境教育=、澤田充弘さん(同)=特定外来生物オオキンケイギクの駆除=、菖蒲谷区衛生自治会(同)=可燃ごみ削減の取り組み=、特別賞に「紀の川東洋台浜木綿クラブ資源集団回収グループ」(和歌山市)=資源集団回収によるリサイクル活動=が選ばれた。
式では国歌と県民歌を斉唱した後、仁坂知事が各団体の代表らに表彰状を手渡し、「地域に根差した創意工夫された長年の活動に敬意を表します。さらなるご活躍を」と式辞。県議会の前芝雅嗣議長が「和歌山の美しい環境を守るため、これからもたゆまず頑張っていただきたい」と祝辞を述べた。
受賞者を代表し、同センターの加納朋尚理事長(41)は「受賞者一同、大変うれしく光栄。和歌山の海が、日本の海、世界の海へと広がるように活動を続けていきたい」と謝辞を述べた。