平成23年5月に田辺市で開催された全国植樹祭を契機に、植樹祭の意義を後世に伝え、県の森林や樹木を守り育て、緑豊かな和歌山を将来に引き継いでいこうと、県は24日、岩出市東坂本の県植物公園緑花センターで「わかやま森林と樹木の日」記念行事を行った。
県では「和歌山の森林及び樹木を守り育てる条例」を制定し、条例における記念日として5月22日を「わかやま森林と樹木の日」と定めている。記念行事はことしで4年目を迎え、同市では初めての開催となる。
式典には仁坂吉伸知事や県議会議員、根来小学校の児童らが参加した。仁坂知事は「県で森林と樹木を守り育てる運動を、植樹祭の感激を忘れないようにしながら続けていきたい」とあいさつ。来賓を代表して前芝雅嗣県議会議長と中芝正幸岩出市長があいさつした。
その後の記念植樹では、全国植樹祭で天皇皇后両陛下がお手播きされたオガタマノキ、クマノミズキ、トガサワラの苗木を仁坂知事らが植樹。緑豊かなふるさとへ、気持ちを新たにした。
同条例に基づき、森林や樹木を守り育てる活動について顕著な功績があった個人や団体に贈られる「県緑花功労賞」の表彰もあり、日本たばこ産業㈱と市立根来小学校が表彰を受けた。