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【AR】書とバイオリン協演 山西さんと北島さん

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 和歌山市の墨象作家・山西未成子さんと、バイオリニスト・北島佳奈さんの2人によるアートパフォーマンス「書と音が奏でる空間」が24日、同市吉田の「bar D」で開かれ、約60人が書と音楽のコラボレーションを楽しんだ。

 山西さんに書を学ぶ西廣真治さん(㈱ちひろ代表)が2人の橋渡しをして実現。山西さんの生徒らの作品が飾られた会場で、北島さんは『愛の挨拶』『タイスの瞑想曲』『いのちの名前』など5曲を演奏した。

 途中、北島さんの演奏をバックに、山西さんの生徒20人が一人1画ずつ筆を入れて「響」の文字を完成させるパフォーマンスも。最後に北島さんが演奏する『マスカーニの間奏曲』にのせ、山西さんが「活(いきる)」の作品を書き上げると、来場者から大きな拍手が送られた。

 山西さんは「曲から感じ取る北島さんの『生きる』と、私の目指したい『活きる』が一体化したことをうれしく思います」。北島さんは「山西さんが書かれている時の音の迫力、心の響きを感じながら演奏できました」と笑顔で話していた。

 同店では6月5日まで、山西さんの作品3点と生徒の作品18点の展覧会を開いている。時間は午前11時~午後2時、5~10時。場所はパルファンビル地下1階。問い合わせは同店(℡073・499・4668)まで。

北島さん㊧の演奏にのせて筆を走らせる山西さん

北島さん㊧の演奏にのせて筆を走らせる山西さん


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